決してマスメディアのトップニュースにはなり得ませんが、TOYOTAさん、NISSANさん、HONDAさんetc.世界に誇る自動車メーカーが数多く存在する我が国では、自動車メーカーさんが“特別なパトカー”を都道府県の警察に寄贈する事があります。コレは謂わば“法執行機関による製品テスト”的側面を持ち合わせておりますが、自動車メーカーさんにとっては、重要なイメージング戦略の一つなので御座います。
記憶に新しいところでは、栃木県警察さんが先日「 NISSAN GT-R 」のパトカーを公開してカーマニアの間で話題となりました。しかも今回は“自動車メーカーさんからの寄贈”ではなく、“県民からの寄付”という点でも脚光を浴びました(以下引用)。
【 栃木県警察、R35型「GT-Rパトカー」を初公開 】( Car Watch )
栃木県警察は6月15日、日産自動車のスポーツモデル「GT-R」を警察車両として採用した「GT-Rパトカー」を初公開した。GT-Rパトカーは県民からの寄付により寄贈されたもので、同日、栃木県庁で福田富一栃木県知事が参加するセレモニーが行なわれた。栃木県警では、今回公開されたGT-Rパトカーは高速道路でのパトロールや交通安全イベントへの参加などに活用する考え。なお、6月16日の「県民の日記念イベント」で栃木県庁 昭和館前に展示される予定。( 2018年6月15日 )
御存知の様に、公道に於いてパトカーは“合法的最速車両”であります。詳細スペックは非公開ながら、市販車に比べてへヴィーなチューニングが施されているのは容易に想像出来ます。
加えて、一般人にとっては“乗車する機会が皆無の車両”でもあり、故にベールに包まれた“ミステリアスな雰囲気”が、王道と一線を画す“マニアックなクルマ好き”を刺激するのだと思います。
( お陰様で私は、過去に何度か“乗車させられた経験”があります。)
そこで本日は、“思わず乗りたくなる”魅力満載のパトカーを世界中から厳選して、極めて独断と偏見に基付いた「 ワールド ポリスカー ベスト10 」を御紹介致します。
例えば諸外国でレンタカーを運転中に、以下の車両がルームミラーに映った際には、素直に“投降”なさって弁護士さんを呼ぶのが宜しいかと……………
❇ 10位
『 PORSCHE 911カレラ S / ドイツ警察 』
やはり“ドイツ警察さん&PORSCHE ポリスカー”は、既に“ドイツ名物”として定着した感が御座います。
余りにも有名なアウトバーン ( Autobahn : ドイツ 〜 オーストリア 〜 スイスを結ぶ長距離高速道路 ) 用には、更に“超強力なPORSCHE ポリスカー”も御用意されております。
❇ 9位
『 BMW X5 / イギリス警察 』
以前からBMW ポリスカーでお馴染みの「 スコットランド ヤード ( ロンドン警視庁 ) 」さんで御座います。
現在は“多様なBMW ポリスカー ラインナップ”を誇りますが、昨今流行りの“SUV ポリスカー”が実にお洒落でポイントアップ。
❇ 8位
『 DODGE バイパー / アメリカ警察 』
アメリカン ポリスカーと云えば“大型セダン”のイメージが強力でありますが、こんな“超ファンキーなポリスカー”を採用している州も御座います……………さすがUSA。
❇ 7位
『 HONDA NSX / イギリス警察 』
“ジャパンが誇るスーパー スポーツカー”初代NSX(後期型)が、遠く離れたイギリスの地で“美し過ぎるポリスカー”に変身で御座います。
❇ 6位
『 FERRARI 348ts / コロンビア警察 』
失礼ながら“財政的 貧乏イメージ満載”のコロンビア警察さんが、FERRARI ポリスカー、しかも“オープンカー”とは誠に驚きで御座います……………
因みに、パトライトはタルガ バー部分に固定されておりますので、“頭に載せてゴムバンドで固定”する必要はありません。
❇ 5位
『 FERRARI 612スカリエッティ / イギリス警察 』
間違いなく“最も渋いFERRARI”で御座います……………
イギリス警察さんには「 高級スポーツカー 特殊選定部隊 」が稼働中であると確信した瞬間。
こーやって5位〜10位を振り返りますと、全くノーマークだったコロンビア警察さんの“意外性”と、イギリス警察さんの“強気”が印象的で御座いますが……………
❇ 4位
『 LAMBORGHINI ガヤルド / イタリア警察 』
イタリア在住知人によれば、LAMBORGHINI ポリスカーは当初“移植臓器運搬その他、特にスピードを要する任務用”に導入されたとか……………
何れにしても、担当ポリスマンさんは気分最高のクルージングで御座いまして、真面目に任務を遂行しているのか極めて疑問。
❇ 3位
『 McLaren MP-4-12Cスパイダー / イギリス警察 』
遂に“少量生産ハイパー スポーツカー”が登場。
McLarenさんではお買い得モデルに属する「 McLaren MP-4-12C 」とは云え、お値段は“約3000万円なり”で御座います。見たところルーフ上にパトライトが固定されており、電動ルーフがオープン可能なのか気になるところ……………主にハイウェイ パトロールで活躍中。
❇ 2位
『 BUGATTI ヴェイロン / ドバイ警察 』
御想像通りドバイ警察(金満)さんは、何と“オーバー2億円”のBUGATTI ヴェイロン他、アイキャッチ フォトに使用したLAMBORGHINI アヴァンタドールを含む“大量のハイパー ポリスカー”を所有。
しかもメーカーさんからの寄贈ではなく、殆どが“ドバイ警察 自腹購入”なので御座います……………“世界一太っ腹”なポリス カー事情。
しかしながら、世界には“コレよりも更に上”が……………
❇ 1位
『 CAPARO T1 / イギリス警察 』
上記車種に関しましては、殆どのお方が御存知ないかと思われますので、若干説明させて頂きます。
「 CAPARO ( キャパロ ) T1 」とは……………
イギリスの“独立系 ハンドメイド スポーツカー メーカー”CAPAROが生産するスーパー スポーツカー。
最高出力500馬力、最高速度322km/hは今更ぶったまげる程のスペックではありませんが、車体乾燥重量(ガソリン、オイル等の液体重量除く)は“驚異の470kg”により、0〜100km/h到達時間“僅か2.5秒”を実現。
つまり、ルックスもスペックも正に“まんまレーシング カー”なので御座います。
こんな“恐ろしい物体”をポリスカーに採用するなんて、イギリス警察さんの“度胸とセンス”には、ブラボー以外の言葉が見つかりませんが、“まんまレーシング カー”に乗って、一体何をどーやって取り締まるのでしょーか?……………
「 Brexit ( ブレグジット ) : イギリスのEU脱退 」に改めて納得した変態オッサンでありました!
「 CAPARO T1 ポリスカー 」
❇ ところで、北海道警察さんへ御提案させて頂きます。
“日本一長い直線道路”を有する北海道の特徴を考慮して、是非とも「 CAPARO T1 ポリスカー 」導入の御検討を御願い致します……………
( 画像は全てネットから拝借。)
ぶったまげました…
CAPARO T1。さすが、Brexitのお国ですなぁ。仰る様にコレに乗って、一体何をどう取り締まるのでしょうか。摩訶不思議でございます。仰る様に、もしイルクーツク警察へ導入されれば、devilotaさんの様な暴走車両(?)を確実に捕獲できますから、投資効果絶大だとは思いますが…。また栃木県の様に、devilotaさんからの寄贈という手もあるのではないかと…。
「 CAPARO T1 」“お値段7000万円〜”らしいっス……………
御存知の様に、欧米では日本と違ってポリスマンさんが1人で運転している場合がありますが、「 CAPARO T1 」の場合は不審者を拘束したら“容疑者とタンデム乗車”デスからねぇ……………
但し“あんな化け物”が常時走行していたら、ビビってスピードを落とすでしょーから、“抑止力”にはなると思いますが“7000万円〜”のポリスカーが国会で問題視されない点が誠に驚きで御座います!!!
因みに、私が最後に乗車した(させられた)ポリスカーは「 クラウン セダン 」で、助手席のコンピューター パネルは“T社製”でありました。