日本とJAPANの違い ……

変態オッサン、若かりし頃の体験談……………

外国(特にヨーロッパ)に住んだ経験をお持ちのお方なら、誰もが以下の様な“違和感”を感じた経験があるかと思われます。

 

❇️ 1 ) 自動車、オートバイ、家具、家電、腕時計etc.販売されている“日本製品”のデザインが、日本で販売されている製品よりも優れているのでは?と感じる。

❇️ 2 ) 映画、音楽etc.公開されている“日本芸術作品”の広告デザインが、日本版よりも優れているのでは?と感じる。

 

結論から云えば、上記は何も“正解”で御座います。

1 ) に関しては、かつて色々な企業の広報さんに尋ねたところ、「国や地域によって“求められる機能やデザイン”が異なります。確かに“欧米輸出用デザインの方が良い”と仰るお客様もいらっしゃいますが、欧米仕様をそのまま国内で発売致しますと、実は意外と評判が悪い場合も多くて、“全世界統一デザインは難しい”というのが率直な感想です。」

2 ) に関しては、映画業界の方曰く「地域性を尊重するという観点から、公開地域の制作会社に“プロモーションを一任する”のが一般的なヤリ方です。」との御言葉。

 

ビジネスを展開する“国や地域の需要”に合わせて、商品機能や仕様を細かく変更するのは重要な戦略でありますし、“ジャパンらしいホスピタリティー(おもてなし)”であるとも言えますが、しかしながらコレによって、同じ“MADE IN JAPAN”なのに複数のバージョンが存在してしまう、謂わば“ねじれ現象”が生じてしまいます。

つまり、我々が国内で見ている“日本”と外国の方々が見ている“JAPAN”の間には、常に“若干の相違点”がある事を知っておく必要があります……………

 

そんな“若干の相違点”を理解するのに最適なエキシビジョンが、4月から“ロングラン開催中”でありまして、訪れた友人から「貴重な資料がお手軽料金で見られるのでオススメ。」との報告あり。

よって、本日はココに紹介させて頂きます(以下引用)。

 

 

【 黒澤明監督の世界30か国の映画ポスター84点が国立映画アーカイブに集結、『七人の侍』『羅生門』など 】( FASHION PRESS )

展覧会「国立映画アーカイブ開館記念 没後20年 旅する黒澤明 槙田寿文ポスター・コレクションより」が、旧・東京国立近代美術館フィルムセンターの国立映画アーカイブにて、2018年4月17日(火)から9月23日(日)まで開催される。

「旅する黒澤明」展では、世界的な映画史上の巨匠・黒澤明監督作品のポスターを、黒澤明研究家である槙田寿文の所蔵品より84点紹介。西欧諸国やアメリカをはじめ、東欧、アジア、ラテンアメリカ、中近東など世界30か国のポスターを一度に見られる貴重な展示となる。また、黒澤明監督と海外との関わりを示す資料など61点も展示し、その卓越した国際性にフォーカスを当てる。展覧会最大の目玉は、日本初展示となる、1962年の作品『七人の侍』の8枚組ポスター。西ドイツの名デザイナー、ハンス・ヒルマンによる、238×332cmにも及ぶ大作だ。( 2018年4月3日 )

 

 

『 蜘蛛巣城 ( イタリア版 )  1959 』

 

『 羅生門 ( 西ドイツ版 )  1959 』

 

『 酔いどれ天使 ( ポーランド版 )  1960 』

 

『 赤ひげ ( キューバ版 )  1966 』

 

『 生きる ( アルゼンチン版 )  1950年代 』

 

 

正に“我が国が世界に誇る”黒澤 明さん作品の「 外国版ポスター展 」。

“黒澤 明”さんと“AKIRA KUROSAWA”さんの違いが分かる、実に興味深い作品展でありますし、例え“日本版オリジナル”を知らなくとも、充分に見応えのある“歴史的 アート ポスター ラインナップ”……………

 

是非とも、コノ機会に御覧頂きたいと思います。

 

 

【 開催概要 】

会期:2018年4月17日(火)~9月23日(日)
❇️ 休室日:月曜日、8月7日(火)~12日(日)、9月4日(火)~7日(金)
開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)
会場:国立映画アーカイブ ※旧・東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(7階)

住所:東京都中央区京橋3-7-6
料金:一般 250円(200円)/大学生 130円(60円)/シニア・高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、MOMAT パスポート所持者、東京国立近代美術館及び国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料 ※( )内は20名以上の団体料金。

❇️ TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)

 

 

ところで1985年、パリ サンジェルマンでのお話。

偶然入ったBARのトイレで『 戦場のメリークリスマス / 監督 : 大島 渚  1983 』のポスターを発見。

余りにもカッコ良く、何ともディープ インパクトだったのを今でもハッキリと覚えております。

 

 

『 戦場のメリークリスマス ( FURYO : フランス版 )  1983 』

 

 

因みに、東京から来ていた当時の彼女が「戦争映画なのに、何でタイトルが“不良”なのか理解不能。」と言っておりましたが……………

“不良”ではなく“俘虜 ( フリョ : 捕虜と同意語 )”でありますので、今にして思えば“彼女こそ理解不能”で御座いました!

 

 

❇️ 本日のオマケ。

 

 

『 戦場のメリークリスマス ( MERRY CHRISTMAS MR. LAWRENCE : イギリス版 )  1983 』

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

罪と罰 ……

2017年度末から本年度に掛けて発生した事件で、“進展”もしくは“終息”を待って御紹介したいと考えていた“ある案件”がありましたが、マス メディア並びに在米メル友からも新情報が提供されませんので、本日ココに取り上げさせて頂きます。

2017年、ハリウッドの超大物プロデューサー、ハーヴェイ ワインスタインさんが“セクハラ問題”で失脚。余波は世界中のあらゆるジャンルへと飛び火して、現在“世界的 #MeTooムーブメント真っ只中”なのは御存知の通りでありますが、今回の案件は“バイ セクシャル問題”も含んでおり、事態はチョット複雑であります(以下引用)……………

 

 

【 今度の性被害者は男性モデル!ヴォーグ誌が著名写真家を「クビ」に 】( Newsweek )

米ヴォーグ誌が、セクハラ疑惑の渦中にある著名なファッション写真家2人を「クビ」にした。13日にニューヨーク・タイムズ紙は、写真家のマリオ・テスティーノ(63)とブルース・ウェバー(71)のセクハラを告発する多くの男性モデルの声を伝えた。これを受けてヴォーグのカリスマ編集長アナ・ウィンターは、テスティーノとウェバーには「当面の間」仕事を依頼しないと発表した。

テスティーノに対しては13人の男性モデルおよび元アシスタントがセクハラ被害を訴えているほか、ウェバーに対しては15人の男性モデルから、性的な行為を強制されたほか、撮影の最中に必要もないのに裸にさせられたとの声が上がっている。ウェバーは、カルバン・クラインのセクシーなCMを撮影したことでも知られる。「セクハラは絶え間なく続いた」と、テスティーノと90年代に一緒に仕事をした元アシスタントは述べている。( 2018年1月15日 )

 

 

当ブログではスッカリお馴染みのブルース ウェーバーさん。

今現在“存命している写真家”の中で、ファッション フォトグラフに於いては間違いなく“世界の頂点に君臨する写真家”で御座います。

 

 

左からブルース ウェーバーさん、アナ ウィンターさん ( ヴォーグUSA 編集長 ) 、ラルフ ローレンさん ( デザイナー ) 、何とも豪華な“モード界 大御所3ショット”。

 

そんなブルース ウェーバーさんと“双璧を成す存在”のマリオ テスティーノさん。

[ Mario Testino : ペルー ( 現在はイギリス国籍 ) , 1954〜 ]

 

 

ブルース ウェーバーさんの芸風が“グラマラス”や“スキャンダル”という表現に象徴され、“緊張感”と“説得力”を強烈にアピールした写真であるのに対して、マリオ テスティーノさんの世界観は、“ブルース ウェーバーさんを若干ソフトにした感じ”と云えば分かり易いかと思います。故に“2大ファッション フォトグラファー”と称されるお二人でありますが、マリオ テスティーノさんに関しましては、故 ダイアナさんのポートレイトが特に有名かと……………

 

 

『 DIANA / MARIO TESTINO  1997 』

 

 

因みに、ヘアメイク時代の私にとってマリオ テスティーノさんは、ブルース ウェーバーさん同様に“憧れのスーパー フォトグラファー”として、極めて特別な存在でありました。

 

 

『 GUCCI / MARIO TESTINO  1996 』

 

『 MICHAEL KORS / MARIO TESTINO  2015 』

 

 

現時点では“アメリカ版のみ”でありますが、ブルース ウェーバーさんとマリオ テスティーノさんが“天下のVOGUE誌”から締め出されたという事実は……………

 

❇ メジャー リーグ ベースボールに例えた場合。

「 ニューヨーク ヤンキース 」さんと「 ロサンゼルス ドジャース 」さんの2球団が、ペナントレース中に“協会を不可逆的脱退”に相当。

❇ F1 グランプリに例えた場合。

「 フェラーリ 」さんと「 メルセデス AMG 」さんの2チームが、シーズン中に“連盟を不可逆的脱退”に相当。

 

つまり、モード界の歴史に残る大事件であると同時に、ファッション エディトリアル界にとって“前代未聞の大損失”なので御座います!

 

 

『 British Vogue / MARIO TESTINO  2016 』

 

『 French Vogue / MARIO TESTINO  2016 』

 

『 American Vogue / MARIO TESTINO  2015 』

 

 

確かに“セクハラ”は許し難い重大犯罪でありますので、ペナルティーとしてソノ後一定期間の活動禁止は妥当な処分かと思われます。

しかしながら、一部マスコミ報道で炎上している様に“数十年前の行為をほじくり返して、当該人物の全功績を否定する”のが、はたして妥当な“罪と罰”でしょーか?……………

 

 

『 British GQ / MARIO TESTINO  2015 』

 

『 VANITY FAIR / MARIO TESTINO  2014 』

 

 

マリオ テスティーノさんによる作品群は、例えどんな事があろうとも“翠玉の如く輝き続ける”と、信じて疑わない変態オッサンでありました。

 

 

『 MICK JAGGER and KEITH RICHARDS / MARIO TESTINO  2014 』

 

 

 

 

 

( 写真2〜5はネットから拝借。写真1、6〜14はマリオ テスティーノさんのTwitterから拝借。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イメージは雄弁に語る ……

1980年代、パリでのお話。

TVで拝見したPORSCHEさんCMに、思わず目が釘付けになってしまった私……………

 

ソノCMは、高速走行する『 PORSCHE 911 』の激しく揺れる“リヤ ウイングのみ”をクローズアップで捉えており、ナレーションもBGMも文字情報も一切無し。当時は空冷式だった『 PORSCHE 911 』の乾いたエンジン音だけが大音量で響き渡り、最後に画面がブラック アウトすると、中央にシンプルな字体で“PORSCHE、誰にも似ていない”と表示されました。

渡仏前に自動車メーカーさんCMを何度もやらせて頂きましたが、我が国の自動車メーカーさんCMは、どちらかと云えば俳優さんをメインとした作品や、スペック等のアピール ポイントを説明する作品が殆どでありました……………

“イメージのみ”で完結した上に、“PORSCHE”と云う自動車メーカーの特徴を充分に表現したコノ秀逸なCMは、私にとって正にエポックメイキングな企業広告で御座いました。

 

帰国後に某自動車メーカーさんスタッフとお酒を御一緒した席で、例の『 PORSCHE 911 』CMについてお話をしましたら、広報のお方曰く「ウチもヨーロッパ向けCMでは“イメージ寄りの作品”を展開しておりますが、国内向けCMでソレをやってしまうと、株主さんや下請け企業さんから“もっと分かり易いCMを作って欲しい”と言われてしまうんですよ。」との御言葉……………

ジャパンとヨーロッパでは広告を取り巻く環境が著しく違いますし、世界的なCM(広告)コンペティションに於いて、見事にグランプリを獲得したジャパニーズCM(広告)も数多く存在致します。よって双方を単純に比較して云々するべき事柄では御座いません。但し“自動車CM”に関する限りは、俳優さんの魅力を前面に押し出したり、あるいはアピール ポイントを詳しく説明するジャパニーズCMを見慣れた方々にとって、ヨーロッパ自動車メーカーさんCMは、極めて新鮮に感じられるかと思います。

そこで本日は、そんな“イメージCM模範例”を御紹介致します……………

 

『 PORSCHE 911R 』

時代は随分と変わりましたが、やはりPORSCHEさんCMのインパクトは相変わらず鮮烈であります。特に“宇宙一強力なブレーキ”と呼ばれるストッピング パワーと、“RR(リヤエンジン、リヤドライブ)”のメリットを最大限に発揮したロケットスタートにより、『 PORSCHE 911R 』の魅力を巧みに表現した作品で御座います。

 

『 Mercedes-Benz SLK 』

ニコ ロズベルグさん(元F1 ワールド チャンピオン)を起用した本作品は、“映画仕立ての艶っぽい演出”を用いながら、運動性能上最大の基本である“走る、曲がる、止まる”をスタイリッシュに表現しております。

 

『 BMW M4 』

ジャパンだったら間違いなく“危険運転を誘発する”との理由で、大問題となってしまう“誠にスキャンダラスな作品”で御座います。過去に当ブログでも取り上げましたが、BMWさんは今やAppleさんと並ぶ“世界で最も進歩的な企業”の感があり、豪華絢爛な製作陣を使ったショート ムービーやユーモラスな広告写真のアプローチを見る限り、“表現力とイメージングに長けた企業の代表格”と言っても過言ではありません。

 

 

 

結局のところ、詳しく説明するよりも“イメージ”で五感に訴えた方が、ポリシーがより明確に伝わるのが自動車(特にスポーツカー)広告であると、改めて実感した訳でありますが、“ブランド イメージを決定するのは、企業側ではなくお客様(消費者)側である”点をPORSCHEさん、Mercedes-Benzさん、BMWさんは良〜〜く解っていらっしゃるんだと思われます。

 

ところで以下の広告は、2014年にケッコー話題となったBMWさん広告であります。

“パチモン(BMVV)ではなく、BMW純正パーツのみ御使用下さい”というメッセージを、“遊び心満載”で表現した実に愉快な企業広告かと……………

 

 

最後に、BMWさんへ変態オッサンから“切実な御願い”が御座います!

“純正パーツのお値段”を、もーチョットお安くして頂けませんか?……………

 

 

 

 

( 写真は全てネットから拝借。)

広告写真の行く末 ……

旧ブログで以前、ヨーロッパ(特にフランス)で過敏になりつつある“CGリタッチによる広告規制”について取り上げましたら、男女それぞれの立場から様々な御意見を頂き誠に有難う御座いました。

 

ソノ際に問題となっておりましたのは……………

✳ 1 ) 「CGリタッチによって肌を美化した化粧品広告は、消費者に“使用すると誰もが美しい肌になる”との誤解を与えるもので、詐欺的要素が強く望ましくない。」

✳ 2 ) 「CGリタッチによって体型を補正したファッション広告は、消費者に無理なダイエットを促し、“健康被害に繋がる懸念がある”ので望ましくない。」

ソノ時点ではフランスを中心とした風潮でありましたが、つい先日“風潮ではなく法律として制定”されてしまい、話は更に複雑な様相に突入致しました(以下引用)。

 

 

【 商業写真でモデルの体型を加工したら…フランスで新法律が施行 】( HUFFPOST )

商業写真のモデルの体型を、フォトショップなどの写真加工ソフトを用いて修正した場合に、「photographie retouchée(修正写真)」というマークをつけることを義務付ける法律が、フランスで施行された。体型を細くしたり、肉付けしたりといった加工に適用される。「France24」など複数のメディアが報じた。

法案自体は2016年1月に議会で可決されていたが、10月1日から施行されることになった。違反した場合には、最大3万7500ユーロ(日本円で約500万円)の罰金が課されるという。フランス政府は、子どもたちや若者が晒されている”現実離れしたボディイメージ”を少しでも減らすための法律施行だとしている。( 2017年10月2日 )

 

 

私は、1982年〜1999年迄の17年間ヘアメイクを仕事としておりましたが、晩年は主にCMや広告が中心でありまして、化粧品会社さんのビューティー ショットも数多くやらせて頂きました。素人見には“一切手を加えていない写真”に見えても、実際には“眼球の白目をより白くする”とか、“肌をより滑らかにきめ細かくする”etc.の修正技術(CGリタッチ)は、1990年代既にポピュラーなテクニックとして採用されておりました。私の記憶によればアドバタイジング フォトの約80%、エディトリアル フォトの約40%がCGリタッチされていた様に思います。

そーやって創造された画像は、物理的には確かに“実態と違う付加価値”を伴って世間に露出する訳でありますが、「◯社の広告はいつも極端に写真が修正されているので、◯社の商品は信用出来ない。」と決めるべきは消費者側でありますので、はたして法律で規制するべき事案でしょーか?……………

 

例えば、ある画家が風景画を描いていると致します。

“電柱と電線が気になったので省略して描いた”としても、ソレこそが“画家としての個人センス”であり、クリエイターとして極めて真っ当な芸術表現だと考えます。ですから上記フランス案件に関しましては、商品がもし“医薬品(又は医薬部外品)の類い”であるならば理解出来ますが、ファッション性の高い商品に該当する今回の規制は、“クリエイティビティー”や“イマジネーション”といった広告の“最重要要素”を著しく削いでしまい、広告(並びに芸術表現)に大きな“足枷”を掛けてしまうのは間違いありません。

 

 

『 CHANEL No.5 / Photo : Baz Luhrmann , Model : Nicole Kidman  2005 』

『 CHANEL No.5 L’EAU / Photo : Karim Sadlit , Model : Lily-Rose Depp 2016 』

『 Dior DIORSHOW MASCARA / Photo : Craig McDean , Model : Ondria Hardin 』

『 LANCOME / Photo : Charles Helleu , Model : Emma Watson  2013 』

 

 

特筆すべきはコレが、“モードの本家フランス”主導で行われている規制である点。つまりフランスは、もはや“広告表現に於いて先進国から脱落”したも同然であり、よってフランス広告の魅力は、今後一気に急降下するかと思われます。

因みに、私のパリ在住経験から言わせて頂けば、フランスという国は“決定事項がエスカレートするお国柄”であります。ですからCGリタッチに始まった規制が、いつの間にか“商業モデルの美容整形禁止”に発展して、そして挙げ句の果てには「 整形インターポール 」的な組織が誕生し、“整形疑惑”のあるモデルさんや女優さんの情報管理を行うのでは?と、ヒジョーに心配になってしまった変態オッサンで御座います!

但しフランスは、“決定事項が長続きしないお国柄”でもありますが……………

 

 

『 SAINT LAURENT / Photo : Hedi Sliman , Model : Freja Beha Erichsen  2013 』

『 Calvin Klein underwear / Photo : Mario Sorrenti , Model : Christy Tarlington  2013 』

 

 

ところで、『 CHANEL No.5 L’EAU 』モデルのLily-Rose Depp(リリー ローズ デップ)さんは、かのジョニー デップさんとバネッサ パラディさん“元御夫婦”のお嬢様であり、何と“親子二代で天下のCHANELミューズ就任”という偉業を成し遂げました。

“親に迷惑をかける二世タレントさんが多い”我が国に比べると、“何かが決定的に違う”のかも知れません……………

 

 

✳ 今回使用させて頂いた写真は、飽くまでも“美しい広告写真の一例”として御紹介したものであり、決して“修正写真の一例”では御座いません。

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

 

トップモード、勇気ある試みなれど ……

元々はイタリアの老舗バッグ ブランド(但しオバサン御用達)を、1994年にクリエイティブ ディレクターに就任した“アメリカ人”トム フォードさんが、世界の超一流トップモードに昇華させたGUCCIというブランド。

ソノ後はクリエイティブ ディレクター(総監督)が、アレッサンドラ ファキネッティさん(トム フォードさん後任の重圧から1年で辞任)〜フリーダ ジャンニーニさん〜そして現在のアレッサンドロ ミケーレさんと交代しながら、ソレに伴ってブランド イメージも若干変化致しました。例えるならば、ギタリスト(又はヴォーカリスト)が代わる度に、音楽性がマイナー チェンジし続けたロック バンドと同様かと思われます……………

 

本日は先ず、有名ファッション フォトグラファーであるグレン ルックフォードさん( Glen Luchford : イギリス , 1968〜 )が監督された、『 GUCCI Fall & Winter Campaign / Glen Luchford  2017 』を御覧下さい。

 

 

今回のモチーフとなりましたのは、1966年にアメリカでTVシリーズとしてスタートした『 STAR TREK ( スター トレック ) 』で御座います。我が国では『 宇宙大作戦 』として放送され、実は私もケッコー夢中になったのを覚えております。当時の私(小学校低学年)にとっては、何はともあれ“SFと云えば即ち『 宇宙大作戦 』”でありました。

そんな上記プロモーション ムービーは、確かに“広告として斬新かつインパクト大”なのは間違いなく、ソノ点だけを考えても秀逸なキャンペーン ビジュアルで御座いますが、私が気になるのは“GUCCIさんの様な高級トップモード ブランド”が、こんなポップでキッチュなキャンペーンを展開する事に対する、言ってみれば“イメージング対価”なので御座います……………

 

 

極めて簡単に言うならば、もしFerrariさんやRolls-Royceさんが、“アメリカン コミック”や“ジャパニーズ アニメ”をモチーフにしたワールド キャンペーンを展開した場合、“世界中のユーザーさん並びに熱狂的な支持者さん”が、はたして好意的な捉え方が出来るか否か?的な問題であります。

しかも、現クリエイティブ ディレクターであるアレッサンドロ ミケーレさんは、過去にも“パチンコ屋さん”や“デコレーション トラック”をフィーチャーし東京で撮影された、何ともエキゾチックなプロモーション ムービーを発表して、モード界のみならず多方面で話題になったお方で御座います。

つまりGUCCIさんには、今後“キワモノ路線”が定着してしまう可能性が……………

 

 

1986年3月、パリの経験談で御座います。

私は山本耀司さん( Yohji Yamamoto , 1943〜 )のコレクションを拝観しておりました。ステージ前半で唐突に音楽がストップしてしまい、以降は全く無音の“異次元空間”を、男女のモデルさんがランウェイを“出て来ては帰る”を繰り返す一種異様なトランス状態に。

ステージ終了後にお聞きした話によれば、サウンド システムが故障して音楽再生が不可能になってしまい、とっさの判断でステージの続行を決断したとの事でありました(本当のアクシデント)。

私はてっきり、山本耀司さんが綿密に計算した“無音パフォーマンス”だと思っておりました。何故ならば無音状態によって、観客の五感はコスチュームのシルエットや質感により集中出来て、通常のコレクション形式よりも、コスチュームの美しさ&プロポーションが一層際立った結果に……………

 

結局のところ、コスチューム自体に“キョーレツな力強さ”が存在するならば、余計なファクターは一切必要ないので御座います!

 

 

そこでGUCCIさんに於れましては、“キワモノ路線”から“王道路線”への軌道修正を、是非とも御検討頂きたく願う変態オッサンでありました。

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

広告写真の王道 ……

若い頃に17年間“ヘアメイク”という仕事をさせて頂きましたが、キャリアの後半はCM(広告)が多かったので、必然的にCM監督さんやCMプロデューサーさんとお酒を御一緒する機会が多く、楽しく勉強させて頂いたのは誠に有り難い経験だと感じております。色々なお方から教えて頂いた結果、自分なりに考える“理想的なCM(広告)”は、説明的な演出やナレーションに頼る事なく、自然な演出とストーリー テリングによって、何となく“良い商品なんだろーなぁ”と感じさせる作品で御座います。

例えるならば、50代以上のお方にしか御理解頂けなくて恐縮でありますが、80〜90年代のMarlboro( マールボロ )さんのCMであります。「 Marlboro Country 」とネーミングされた一連のシリーズは、巧みな演出と美しい映像及び音楽から「 タバコって美味いねぇ。」と心底思わせてくれたモノであり、当時は喫煙者だった私も、Marlboroさん製品を購入しまくった経験が御座います。但し、残念ながら近年の禁煙ブームによって、タバコ メーカーさんCM(広告)を拝見する機会は、今後も増える事は無いかと思われます……………

撮影業界を辞めて18年も経過致しましたが、未だにCM(広告)が気になってしまう変態オッサンが、テーマ性と写真のインパクトから“サスガ”と唸ってしまったのがLouis Vuittonさんの広告であります。

 

 

上から「 キース リチャーズ編 」「 カトリーヌ ドヌーブ編 」「 ゴルバチョフ 元ソ連大統領編 」( 全て2007年作品より )

 

上記は、有名写真家アニー リーボビッツさん( Annie Leibovitz : アメリカ , 1949〜 )による“旅”をテーマにしたシリーズ。アニー リーボビッツさんはドキュメント フォトグラフ出身でありまして、後にファッション フォトグラファーとして“天下のVOGUE誌”専属となったお方であります。よってソノ芸風は、ドキュメンタリー タッチで存在感大のポートレイトを得意としており、このキャンペーンは正に“ハマり役”なので御座いました。

因みに、キース リチャーズさんは「ルイ ヴィトンのギター ケースを作ってくれるんなら、ギャラなんかいらねぇよ。」と、言ったとか言わなかったとかの逸話が残っております。

 

そんなLouis Vuittonさんの最新広告「 SERIES 7 」は(以下引用)……………

 

【 ルイ ・ヴィトンの新広告キャペーンにソフィー・ターナーが登場! 】( Harper’s BAZAAR )

ルイ・ヴィトンの2017-18秋冬広告キャンペーン「Series 7」が公開された。
今回は、粗野なエレメントとはっきりとしたラインが特徴のインダストリアルな世界がテーマ。ブルース・ウェーバーが映画のような理想の舞台を背景に誰も見たことのないキャラクターやパワフルなヒロインを捉え、ロマンチックなバレエ仕立てのストーリーを展開。そのストーリーにおいて予期せぬ侵入者を演じ、ニコラ・ジェスキエールのイマジネーションをモデルとして体現したのが、そうそうたる著名人たち。(2017年7月9日)

 

 

 

何と“あの”ブルース ウェーバーさん( Bruce Weber : アメリカ , 1946〜 )入魂ヴィジュアルで御座います!

Louis Vuittonさんという“名門ハイ ブランド”の重厚さを残しながらも、カジュアルで若々しく落とし込んだ世界観の妙技。ハイ ブランドの共通した課題である“ブランドのリフレッシュ(若返り)”が重要な問題である点を考慮し、セレブ モデルの魅力を充分に昇華させた、極めて見事な“戦略的広告”だと感心致します。

しかしながらブルース ウェーバーさんと云えば、モノクロ作品が余りにも秀逸でありますので、今回のキャンペーン フォトに対しては、“カタログ撮影定番のグレー バックで新鮮味に欠ける”との御意見多数でありますが、ライティングと構図の巧みさは如何にも“ブルース ウェーバー節”でありまして、広告写真王道の安心感と説得力に関しては、ブルース ウェーバーさん監督の以下ショート ムービーを御覧になれば、誰もが納得して頂けるかと思います……………

 

『 Louis Vuitton Series7 / Bruce Weber ( 2017 ) 』

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

デザインよりも重要なブランド姿勢 ……

ヘアメイク時代、私にとって最大の憧れだった“スーパー フォトグラファー”ブルース ウェーバー(Bruce Weber,1946〜)さん。

実は1996年1月、ニューヨークに於いて“最初で最後の接近遭遇”がありました。当時私はブック(作品ポートフォリオ)を持ってニューヨークのエージェンシーを廻っておりましたので、“ダメ元”でブルース ウェーバーさんのエージェントに「ブックを見て頂けませんか?」とお電話致しましたところ、案の定「ブルースは時間が取れないので、3〜4ヶ月後に改めて御連絡下さい。」とアッサリ断られてしまいました……………

ブルース ウェーバーさんと云えば、「 カルバン クライン 」さんや「 ラルフ ローレン 」さんのワールド キャンペーンが余りにも有名ですが、それらの広告写真に見られる“セクシュアルかつスキャンダラスな写真”こそが、ブルース ウェーバーさんの真骨頂でありました。

ところが、そんな“ブルース ウェーバー ワールド”の中でも「 アバクロンビー&フィッチ ( Abercrombie&Fitch ) 」さんキャンペーンは世界観が異なりました。

 

まるで“名門高校のドキュメンタリー”ライクな写真群。

コノ“新生ブルース ウェーバー ワールド”は、新たな魅力満載で御座いましたが(以下引用)……………

 

【 かつての「憧れブランド」アバクロ、衰退の裏に潜む差別主義 】(Forbes JAPAN)

かつては米国で最もホットなブランドだった──。グランジファッションの流行が過ぎた去った1990年代後半、十代の若者たちが求める軽快でカジュアルな、東海岸のアイビーリーグを思わせるスタイルを売りに登場したアバクロンビー&フィッチ(A&F)は、当時の米国のファッションを特徴付ける存在となった。だが、A&Fとその姉妹ブランドであるホリスターはその後、凋落の一途をたどっている。どちらもすでに過去を象徴するものとして、すっかり魅力を失ってしまった。ロイターが5月10日に報じたところによれば、A&Fは投資顧問会社ペレラ・ワインバーグ・パートナーズに依頼し、身売り先を探しているところだ。同じ記事によると、同社の営業利益は2015年の7280万ドル(約83億1400万円)から、翌年には1520万ドルに減少している。(2017年5月14日)

 

簡単におさらいさせて頂きます。

「 アバクロンビー&フィッチ 」さんは、1892年にデイビット T アバクロンビーさんがアウトドア ショップとしてニューヨークに開業。かの“文豪”アーネスト ヘミングウェイさんも常連という名店でありましたが、1992年にマイケル ジェフリーズさんがCEOに御就任されて以降は、カジュアル ファッション ブランドに大変身致しました。

ところが、マイケル ジェフリーズさんは白人系アメリカ人優先雇用により“人種差別の疑いで集団訴訟”された他にも、多数の“差別に関わる訴訟”で訴追されており、「 アバクロンビー&フィッチ 」さんというブランドは、残念ながら常に“反社会的”な話題を提供し続けました。随分と昔、カール ラガーフェルドさんやジャンニ ヴェルサーチさんが「私の服が着たければ、私の服にあなたの体型を合わせるべきだ。」的な発言をなさいましたが、カジュアル ファッション ブランドCEOであるマイケル ジェフリーズさんも、過去のインタビューで同様の発言をなさっております……………

 

2009年、我が国に「 アバクロンビー&フィッチ 銀座店 」がオープンした際も、“ストア モデル”と呼ばれるイケメン店員さんに関してや、“香水の香りがキツ過ぎる”と近隣店舗からクレームが殺到した事や、“約1億2000万円”と言われた1ヶ月分賃料の高さがケッコーな話題になりましたが、肝心な“ブランド ポリシー”の話題は少なかった様な気が致します。

 

そして2010年、“鳴り物入り”でオープンさせたジャパン2店舗目の「 アバクロンビー&フィッチ 福岡店 」は、既に旗艦店ではなくアウトレット店になっておりますし、2010年以降のアメリカ国内店に限っても、何と“約300店を閉店”したとの情報も……………

 

そこで、私なりに「 アバクロンビー&フィッチ 」さんの敗因を分析させて頂きますと、以下の物理的要因が考えられます。

✳ 1 ) アジア地域にビジネス展開するのが遅過ぎたのでは?

✳ 2 ) ファブリック、縫製クオリティーに対して商品価格が高過ぎたのでは(特にアジア地域)?

✳ 3 ) エンターテインメント性を重視し過ぎたのでは?

 

しかしながら、最も重要な問題は“ブランド背景”にあったのだと思います。

例えば私は若い頃、“高田 賢三さんの服しか着ない時期”が約20年間続きました。何故ならば、高田 賢三さん御本人のお人柄に感銘を受け“こんな方がデザインした服を着れて幸せだ”と感じ、よって着る事自体がヒジョーに心地良かったからで御座います。

つまり“商品”というのは、“ブランド(企業)背景並びに姿勢”を含めての“商品”なのであります。同じジャンルに限っても、世界中に選択肢が無限大に存在する現在、「 アバクロンビー&フィッチ 」さんの商品がソノ点で魅力不足なのは否めません……………

 

モノ選びのポイントはデザイン、性能、使い勝手に加えて、“ブランド姿勢”を重要視したいと思う変態オッサンでありました!

 

⬆ スーパー フォトグラファーなのに、意外と知られていないブルース ウェーバーさん御本人のお顔。因みに、首から下げていらっしゃる愛機は「 PENTAX ( 6×6 ) 」かと思われます。

 

( 写真は全てネットから拝借。)

 

改めて実感するトム フォードさんの偉大さ ……

『 イヴ サンローラン  ( YSL ) 』ブランドと云えば最近は“口紅が特に有名”であります。『 イヴ サンローラン 』ブランドの口紅は、昔からソノ発色の良さには定評があり、ヘアメイク時代の私もケッコー使わせて頂きましたが、化粧品部門がロレアル(フランス)さんに買収されて以降は“破竹の勢い”で売れ続けており、今ではスッカリ『 イヴ サンローラン 』ブランドの代名詞となりつつあります。

しかしながら、云うまでもなくイヴ サンローラン( 本名 : Yves Henri Donat Mathieu – Saint – Laurent / 1936〜2008 )さんが1962年パリに設立したメゾンでありまして、長期に渡って“モード界の帝王”として君臨なさいました。御本人他界後の現在もトップ モード系“スーパー ファッション ブランド”のひとつで御座います。

因みに、イヴ サンローランさんから“パリ コレクション 大トリの座”を初めて奪い取ったのが、正に“我が国の誇り”であり私がパリ時代に最もお世話になった高田 賢三さんであります。

そんな“老舗(しかも良家)”『 イヴ サンローラン 』ブランドが、2015年の「 不健康な痩せ過ぎモデル広告事件 」by ASA(イギリス広告基準協議会)に続いて、今度は「 女性蔑視広告事件 」by ARPP(フランス広告規制局)で話題となってしまいました(以下引用)。

 

【 サンローランの広告に批判殺到、女性の「品位を傷つける」】(ロイター)

3月6日、フランスの広告規制当局は、高級ファッションブランド、イブ・サンローランに対し、広告キャンペーンの一部写真を変更するよう要求した。「女性の品位を傷つけている」との苦情が50件寄せられたためという。写真はパリの新聞スタンドに貼られたサンローランの広告。(2017年3月7日)

 

先ずは“先進資本主義国に於いて、公的機関がたった50件のクレームで一流企業に警告指導するんかいな?”並びに“コノ広告に対して、猥褻性や差別性を感じた国民が圧倒的過半数居るんかいな?”と、思いっ切りツッコミたいところでありますが、本日の本題はソレでは御座いません。

 

2012年にエディ スリマン( Hedi Slimane / フランス、1968〜 )さんが『 イヴ サンローラン ( 現ブランド名 : サンローラン パリ ) 』のクリエイティブ ディレクター(総監督)に就任なさいました。

そして2015年の「 不健康な痩せ過ぎモデル広告事件 」が発生致します。

エディ スリマンさんは、上記広告写真の引責辞任なのか2016年に“電撃辞任”してしまいます。後任にアンソニー ヴァカレロ( Anthony Vaccarello / イタリア、1982〜 )さんがクリエイティブ ディレクターに就任なさいまして、コーリアー ショアーさん撮影による“誠に美しいスーパー ナチュラル広告写真”を発表し、世界中に“イヴ サンローラン新時代の到来”を予感させたのでありました。

ところが、今回の「 女性蔑視広告事件 」で御座います。“迷える良家”本当にダイジョーブなのでしょーか?……………

 

近代モード界の画期的な事例としては、トム フォード( Tom Ford / アメリカ、1961〜 )さんが1990年代にGUCCIのクリエイティブ ディレクターとして服のデザイン、広告イメージ、店舗デザインetc.の全てを統括し、かつての“イタリア おばさん向けブランド”を見事にリフォームして、モード界に“前人未到の大金字塔”を打ち立てました。よって以降のファッション ブランドは、デザイナーに服飾デザインだけではなく“トータル イメージング”を要求するのが業界トレンドとなりました。

実はコレが“最も重大なミステイク”なのであります……………

 

何故ならトム フォードさんはGUCCI退社後、「 A Single Man 」「 Nocturnal Animals 」という2本の映画を監督なさいましたが、共に世界中で高評価を得たお方であり正に“天才トータル ビジュアル プロデューサー”なのであります。つまりトム フォードさん以外のお方に、トム フォードさん同様の業績を求めるなんぞ“地球上では不可能”なので御座います。

世界中のファッション ブランド オーナーさんに於かれましては、どーか“デザイナーさんは服のデザインに集中して頂き、広告イメージに関しては専任アート ディレクターさんに一任する環境構築”を御検討下さいませ。

失礼ながら、変態オッサンからの切実なお願いであります……………

 

ところで、段取りの悪さ故にか最近は全く話題にも上らない「 TOKYO OLYMPIC 2020 」でありますが、私はトム フォードさんに“エグゼクティブ プロデューサー”として是非とも御参加頂きたいと思います!

( 写真は全てネットから拝借。)