広告写真の行く末 ……

旧ブログで以前、ヨーロッパ(特にフランス)で過敏になりつつある“CGリタッチによる広告規制”について取り上げましたら、男女それぞれの立場から様々な御意見を頂き誠に有難う御座いました。

 

ソノ際に問題となっておりましたのは……………

✳ 1 ) 「CGリタッチによって肌を美化した化粧品広告は、消費者に“使用すると誰もが美しい肌になる”との誤解を与えるもので、詐欺的要素が強く望ましくない。」

✳ 2 ) 「CGリタッチによって体型を補正したファッション広告は、消費者に無理なダイエットを促し、“健康被害に繋がる懸念がある”ので望ましくない。」

ソノ時点ではフランスを中心とした風潮でありましたが、つい先日“風潮ではなく法律として制定”されてしまい、話は更に複雑な様相に突入致しました(以下引用)。

 

 

【 商業写真でモデルの体型を加工したら…フランスで新法律が施行 】( HUFFPOST )

商業写真のモデルの体型を、フォトショップなどの写真加工ソフトを用いて修正した場合に、「photographie retouchée(修正写真)」というマークをつけることを義務付ける法律が、フランスで施行された。体型を細くしたり、肉付けしたりといった加工に適用される。「France24」など複数のメディアが報じた。

法案自体は2016年1月に議会で可決されていたが、10月1日から施行されることになった。違反した場合には、最大3万7500ユーロ(日本円で約500万円)の罰金が課されるという。フランス政府は、子どもたちや若者が晒されている”現実離れしたボディイメージ”を少しでも減らすための法律施行だとしている。( 2017年10月2日 )

 

 

私は、1982年〜1999年迄の17年間ヘアメイクを仕事としておりましたが、晩年は主にCMや広告が中心でありまして、化粧品会社さんのビューティー ショットも数多くやらせて頂きました。素人見には“一切手を加えていない写真”に見えても、実際には“眼球の白目をより白くする”とか、“肌をより滑らかにきめ細かくする”etc.の修正技術(CGリタッチ)は、1990年代既にポピュラーなテクニックとして採用されておりました。私の記憶によればアドバタイジング フォトの約80%、エディトリアル フォトの約40%がCGリタッチされていた様に思います。

そーやって創造された画像は、物理的には確かに“実態と違う付加価値”を伴って世間に露出する訳でありますが、「◯社の広告はいつも極端に写真が修正されているので、◯社の商品は信用出来ない。」と決めるべきは消費者側でありますので、はたして法律で規制するべき事案でしょーか?……………

 

例えば、ある画家が風景画を描いていると致します。

“電柱と電線が気になったので省略して描いた”としても、ソレこそが“画家としての個人センス”であり、クリエイターとして極めて真っ当な芸術表現だと考えます。ですから上記フランス案件に関しましては、商品がもし“医薬品(又は医薬部外品)の類い”であるならば理解出来ますが、ファッション性の高い商品に該当する今回の規制は、“クリエイティビティー”や“イマジネーション”といった広告の“最重要要素”を著しく削いでしまい、広告(並びに芸術表現)に大きな“足枷”を掛けてしまうのは間違いありません。

 

 

『 CHANEL No.5 / Photo : Baz Luhrmann , Model : Nicole Kidman  2005 』

『 CHANEL No.5 L’EAU / Photo : Karim Sadlit , Model : Lily-Rose Depp 2016 』

『 Dior DIORSHOW MASCARA / Photo : Craig McDean , Model : Ondria Hardin 』

『 LANCOME / Photo : Charles Helleu , Model : Emma Watson  2013 』

 

 

特筆すべきはコレが、“モードの本家フランス”主導で行われている規制である点。つまりフランスは、もはや“広告表現に於いて先進国から脱落”したも同然であり、よってフランス広告の魅力は、今後一気に急降下するかと思われます。

因みに、私のパリ在住経験から言わせて頂けば、フランスという国は“決定事項がエスカレートするお国柄”であります。ですからCGリタッチに始まった規制が、いつの間にか“商業モデルの美容整形禁止”に発展して、そして挙げ句の果てには「 整形インターポール 」的な組織が誕生し、“整形疑惑”のあるモデルさんや女優さんの情報管理を行うのでは?と、ヒジョーに心配になってしまった変態オッサンで御座います!

但しフランスは、“決定事項が長続きしないお国柄”でもありますが……………

 

 

『 SAINT LAURENT / Photo : Hedi Sliman , Model : Freja Beha Erichsen  2013 』

『 Calvin Klein underwear / Photo : Mario Sorrenti , Model : Christy Tarlington  2013 』

 

 

ところで、『 CHANEL No.5 L’EAU 』モデルのLily-Rose Depp(リリー ローズ デップ)さんは、かのジョニー デップさんとバネッサ パラディさん“元御夫婦”のお嬢様であり、何と“親子二代で天下のCHANELミューズ就任”という偉業を成し遂げました。

“親に迷惑をかける二世タレントさんが多い”我が国に比べると、“何かが決定的に違う”のかも知れません……………

 

 

✳ 今回使用させて頂いた写真は、飽くまでも“美しい広告写真の一例”として御紹介したものであり、決して“修正写真の一例”では御座いません。

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

 

ポルノ王 VS 変な髪型王 ……

本日は冒頭から引用にて失礼致します(以下引用)。

 

【 ポルノ王がトランプの首に11億円の懸賞金!】( Newsweek 日本版 )

米アダルト雑誌「ハスラー」の発行人でポルノ業界の重鎮のラリー・フリントが、10月15日付けのワシントン・ポストに驚きの広告を出稿したのだ。

「 トランプを弾劾に追い込むタレこみに1000万ドル!」

同紙の日曜版に掲載された全面広告には「ドナルド・トランプの弾劾と罷免につながる情報の提供者に、最大1000万ドル(約11億円)を与える」という文言が謳われている。広告を掲載したワシントン・ポストは記事としてもこのニュースを取り上げている。

民主党支持者のフリントがこのようなアクションを起こすのは今回が初めてではない。フォーチュン誌によると、フリントは1970年代から「議員の不倫関係の証拠提供者に最大100万ドルを支払う」と掲げていた。カリフォルニア州知事選に出馬したこともある。2012年の大統領選で共和党の候補者だったミット・ロムニーの納税申告の不正を暴くなど、右派政治家の私利私欲に走った政権運営を暴露するムーブメントを先導してきた。そのため、保守派からは疎まれる存在として知られる。( 2017年10月16日 )

 

ラリー フリントさん( 本名 : Larry Claxton Flynt , Jr.  1942〜 )は、成人向け男性誌『 Hustler ( ハスラー ) 』の創刊者として誠に有名なお方で御座いますが、『 Hustler 』はライバル誌であります『 PLAYBOY 』や『 PENTHOUSE 』に比べて“露骨な性表現”をウリとしており、故にラリー フリントさんは世界中で“ポルノの帝王”と呼ばれ、御自身の半生が映画となった程のパワー セレブであります。

 

『 THE PEOPLE VS. LARRY FRYNT / 監督 : ミロシュ フォアマン , 主演 : ウディ ハレルソン  1996 』

 

ジャーナリズムの中心に居る人間が、自分の足でネタを探すのではなく、上記の様に“ゴシップ情報を金銭で募集する”のが妥当か否か?……………は別として、ラリー フリントさんは自らが被告である“猥褻事件裁判 ( 1978 )”に出廷の際、反対派の銃撃を受けて下半身麻痺の後遺症を負いましたが、ソノ後も自らのポリシーを貫く謂わば“骨太ジャーナリスト”でもあり、大物議員の不正を暴いた実績も複数回御座います。よって今回の暴挙も、“ラリー フリントさん流メッセージ”として注目に値すると思います。

と言いますのは、「トランプなんかが大統領になったら、オレはさっさとカナダに移住するよ。」と仰っていたニューヨーク在住アメリカ人メル友が、最新メールによれば「おそらくトランプは罷免されるので、オレはもう少し様子を見る事にしたよ。」との御言葉。

 

つまり可能性としては極めて低くとも、“トランプ大統領は任期途中で罷免される”と信じているアメリカ国民が、相当数存在するのは事実であります……………

 

 

当ブログ(旧ブログ時代も含む)は、徹底して“反トランプ主義”を貫いております。何故ならばドナルド トランプさんは“実業家としては超一流”、“悪役レスラーとしては一流”でありますが、“大統領としての資質は皆無”であると考えるからで御座います。

例えば、我が国にとって最大の“防衛懸念事項”である「 北朝鮮問題 」に関しましても、本来は“ジャパンと北朝鮮の問題”なのでありますが、ドナルド トランプさんのお陰で、現実的には“アメリカと北朝鮮の問題(但しジャパンに影響大)”にすり替わってしまいました。

 

つい先日、ドナルド トランプさんが被災地を訪問した映像を拝見致しましたが、改めて“ホントーに頭もセンスも悪いオッサンだなぁ”と呆れてしまいました。やはり“絶対にアメリカ大統領になってはいけなかった人”であり、アノ様なお方がアメリカ大統領になり得たのは、「 イギリスのEU脱退問題 」に端を発した特有の“世界的ムーブメント”が根底にあったからだと考えます。

つまり“何を求めるのか”ではなく、“現状と真逆の環境ならば良い”という(主に若者を中心とした)“新しいイデオロギー”で御座います……………

 

 

ところで元々争点が曖昧な上に、更に“何でもアリ”の様相が加わった感があるジャパンの「 衆議院議員総選挙 2017 」。各政党代表さんの主張を聞けば聞く程に、何故か“興味が削がれる”のが最大の特徴かと思われます。

そんな「 衆議院議員総選挙 2017 」で何かと話題の小池百合子さん。実は小池百合子さんとドナルド トランプさんには、興味深い共通点があるのを御存知でしょーか?……………

 

✳️ 御二人共に“他人にケンカを売るのが大好き”でありまして、しかも残念ながら“ケンカを売る相手”及び“ケンカを売るタイミング”が、殆どの場合に於いて“間違っている”点で御座います。

 

 

確かに小池百合子さんはスター性があり、かつ“己の演出がヒジョーに巧みな政治家”ではありますが、選挙運動の大舞台で「 排除 」というワードを発した瞬間に、小池百合子さんは“全ての有権者にケンカを売ってしまった”と感じた変態オッサンであります……………

 

因みにドナルド トランプさんが、もし「 駐日アメリカ大使 」に長女イヴァンカさんを任命して下さるのならば、私は“元ヘア ドレッサー”として、ドナルド トランプさんの変な髪型に関する“あらゆる相談”に応じる所存で御座います!

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

Girls’ Generationが教えてくれた事 ……

2010年夏、渋谷。

毎日利用していた地下鉄 渋谷駅構内で、1枚の巨大ポスターに目が止まりました。

 

『 New Beginning Of Girls’ Generation / Girls’ Generation  2010 』

 

見知らぬガールズ グループ9人組のDVD広告でありました。私は「こんな“コンパスみたいにキレイな脚”、アジア人で居る訳ねぇーだろ。最近の広告写真はCG修正ヤリ過ぎだわな。」と思いながら、東急田園都市線に乗り込んで帰宅。後日“実は殆どCG修正していなかった”と判明して改めてビックリ致しましたが……………

 

2010年秋、六本木。

1998年の『 U2 東京ドーム ライブ 』で知り合い、以後“飲み仲間”となった某イギリス人のお方が「このアジアン ガールズ グループって“スパイス ガールズの完成形”かもね。」と仰って、私に1枚のCDをプレゼントして下さいました。数ヶ月前に渋谷で遭遇した、“アノ9人組ガールズ グループ”のジャパン デビュー曲でありました。

 

『 GENIE ( ジャパニーズ バージョン ) / Girls’ Generation  2010 』

 

我が国では一般的に“少女時代”と呼ばれております、コリアン ガールズ グループGirls’ Generationさん。当ブログに於いて詳しくお伝えするのは、おそらくコレが最後になると思います。私に教えて下さったのがイギリス人のお方でありますので、本日は“Girls’ Generationさん”で統一させて頂きます。

“48年間 洋楽一筋”であった私にとって、戴いたCDは自らが所有した“人生初 日本語版CD”というインパクトも大でありましたが、付属DVDで観た“ダンス&ヴォーカルの新鮮さ”にスッカリ魅了されてしまいました。挙げ句の果てには、その後発売された殆どのアルバム、DVDを購入し、ジャパン ツアーには計5回(1st-2回、2nd-3回)も参戦してしまう程“骨抜き状態”の重症に……………

 

『 Girls’ Generation Japan 1st Tour  2011 』に初参戦した際に印象的だったのは、観客の約70%が20代らしき女性ファンでありましたが、残り約30%男性ファンの中に、意外にも50代〜60代の所謂“洋楽ロック世代”らしきオッサン風のお方がケッコー多かった点であります。そして男性ファンの割合は、ソノ後ツアー毎に多くなったので御座いました。

 

『 Girls‘ Generation Japan 3rd Tour  2014 』

『 Girls’ Generation Japan 4th Tour  2015 』

 

✳️ Girls’ Generationさんの功績

1 ) 洋楽(特にロック、EDM系)ファンを獲得した功績。

プロデューサーに“超大御所”テディー ライリーさん。エンジニアにマイルス ウォーカーさん、トム コインさんetc.といった“グラミー賞 常連さん”を中心として、日米韓のトップ クリエイターにより創造された“世界品質サウンド”は、ヘッドフォン爆音リスニングで感じる“サウンド レイヤー”が正に洋楽でありました。

2 ) 政治問題に影響されない“民間交流”を成し遂げた功績。

ジャパン ツアーにはコリアから参戦のファンも多く見られました。しかも皆さん“イングリッシュ御堪能”につき、開演前にコリアン ファンと会話する機会が何度かありました。某コリアン大統領による「 竹島上陸事件 」後の“最も冷め切った日韓関係中”に行われた『 Girls’ Generation Japan 2nd Tour  2013 』では、ある20代コリアン青年が「反日家が居るのは国会とTV局だけですから、是非とも安心してソウルにいらして下さい。喜んで“Girls’ Generationグッズ ショップ”に御案内致します。」と、素晴らしい笑顔でメール アドレスを渡して下さいました。

3 ) アジアン グループとして広く“欧米ファン”にアピールした功績。

ジャパン ツアー会場では、時折“欧米マスメディア クルー”も見掛けましたし、意気投合した欧米ファンとビールで盛り上がり過ぎて、開演に遅れそーになった経験も御座いました。ある30代アメリカ人男性は「Girls’ Generationは欧米に拠点を移すのではなく、飽くまでもアジアを拠点にする事で、“音楽マーケットの中心をアジアに呼び込む気構え”でやって欲しい。」との御言葉でした。

3 ) ファッション性の高い企業(ブランド)と数多くコラボした功績。

VOGUE、ELLE、Marie Claireといった有名ファッション誌の表紙を飾った他にも、ファッション性の高い世界中の企業(ブランド)広告でイメージ モデルとなり、アジアを代表する“ファッション アイコン”の確立に成功致しました。

 

『 CASIO / BABY – G  2013 』

『 CASIO / BABY – G  2014 』

 

ところで先日、所属事務所であるSMエンターテインメントさんより「スヨン、ティファニー、ソヒョンの3人が脱退し、今後は“5人制Girls’ Generation”として活動を続行する。」との公式発表がありました。2014年にジェシカさんが脱退して、以降は“8人制Girls’ Generation”となりましたが、個人的にはヒジョーに違和感がありましたし、Girls’ Generationとしては“機能不全”に陥っていた感が御座いました。そしてコノ度、更に3人が脱退した“5人制Girls’ Generation”は、もはや私にとって“Girls’ Generationではない別の物体”としか言いようがありません……………

 

よって変態オッサンは、本日限りでGirls’ Generationを“精神的卒業”致します。

ソレに伴って、当ブログで使用させて頂いておりました“スヨンさんヘッダー写真等”は、近日中に一新致しまして“マイナー リニューアル オープン”させて頂きます。読者のお方で“キレイなネェちゃんの写真サイト”と覚えて下さった方々には申し訳御座いませんが、御理解のほど宜しく御願い致します。

 

『 Girls’ Generation / Girls’ Generation  2011 』

『 Girls’ Generation Ⅱ 〜 Girls & Peace 〜 / Girls’ Generation  2012 』

 

 

『 LOVE & PEACE / Girls’ Generation  2013 』

『 THE BEST / Girls’ Generation  2014 』

 

 

✳️ Girls’ Generationさんが教えてくれた事。

「 年齢に関係なく“青春”は何度でも訪れる。」

何故ならGirls’ Generationさんは、まるで高校時代に“学校をサボってレッド ツェッペリンを聴きまくった”に匹敵する熱中事態でありました。つまり、“オレもまだまだイケるんじゃねーの”と思わせてくれたので御座います。

 

✳️ 最後に。

Girls’ Generation現メンバー及び元メンバーの方々、Girls’ Generationを通して知り合った全ての方々、並びに“さいたまスーパーアリーナ トイレ”でお会いした芸能人の方々……………

皆様の御健康と御幸せを心よりお祈り申し上げます。7年間、誠に有難う御座いました!

 

 

⬆️ Girls’ Generationの“キラー チューン”「 GENIE 」のベスト パフォーマンス ライブ。

『 GENIE / Girls’ Generation : Live at Madison Square Garden , New York  2012 』( ジャパニーズ バージョンではなくコリアン バージョンなのが何とも悔しい。)

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Xの誘惑 ……

Appleさんモバイル ラインナップの中で、iPad(並びにiPad Pro)は今後も教育や医療現場での需要が更に見込めると思いますが、iPhoneに関しましては既に世界中のエンド ユーザーに行き渡っておりますし、我が国の様な“キャリア主導による長期ローン制度”を採用しているお国は、欧米諸国には殆ど存在致しません。つまり、例え熱心なAppleさんユーザーであっても、かなりの“新し物好き”でもない限り“最新型iPhone定期購入者”にはなり得ず、iPhoneの爆発的売上げはもう期待出来ないかと思われます。

Apple現CEOであるティム クックさん( 本名 : Timothy Donald Cook , 1960〜 )は単なるパワー セレブではなく、社会奉仕活動でも有名な文化人であり、極めて尊敬に値する素晴らしいお方で御座いますが、失礼ながら“エンジニア、デザイナー兼プランナー”としては、創設者スティーブ ジョブズさんには遠く及びません。よって“ネタ切れ状態”のiPhoneブランドは、今後“何かしらの路線変更”を迫られておりました……………

 

そんなAppleさんが選択したのは、誰もが予想した“高級(高性能)路線”へのシフトで御座いました(以下引用)。

 

【「iPhone X」の本質はデザインにあらず──その新機能の数々の「先」にある未来 】( WIRED )

アップルは2017年9月12日(米国時間)、新本社のお披露目と同時に3つの新しいiPhoneを発表した。そう、3つのモデルである。「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」は既存モデルのアップグレードで、デザインは基本的に同じ。そして第3のモデルが、デザインが完全に刷新された「iPhone X」(アイフォーン テン)だ。

筐体はガラスとステンレスでつくられており、懐かしのiPhone 4を思わせる。上部に出っ張りのあるスクリーンには慣れが必要かもしれないが、目をひくポイントでもある。「Super Retina Display」と名づけられたスクリーンは有機EL(OLED)を採用しており、解像度は1125×2436ピクセル。サムスン製であるとされている。そして本体価格は999ドル(約11万円)からで、10月27日に予約が始まり、出荷は11月3日になる。

この新しいiPhoneは、多くの重要なアイデアを一歩先へと進めた。無線充電にしてもそうだろう。どのような規格を採用しても、それを妥当であると思わせてしまう力がアップルにはある。さらにiPhone Xは、これからARの時代がやってくるという力強い宣言でもある。それは、すでにやってきているのかもしれない。( 2017年9月13日 )

 

Appleさんは、昔から“ブランド イメージの住み分け”が決してお上手ではなく、過去にも高級モデルを発売した事によって、同時発売中のエントリー モデルが売り上げ急降下という失態経験多数で御座いました。ソノ点を考慮致しますと、今回発表された3機種中最も高級な「 iPhone X 」の発売日だけ先延ばしにしたのは、(実際の理由はさて置き)誠に賢明な判断であったと考えます。

 

 

コノ「 iPhone X 」最大の特徴は、限りなく“ベゼルレスのデザイン”でありますが、ソレだけではSAMSUNGさん他“Android陣営の後追い”でもあり、新製品としてのインパクトにはイマイチ不十分で御座います。そこで今回Appleさんが「 iPhone X 」に込めたのは、新OSを中心とした環境がユーザーに与えてくれる、誰も知らない“未知なる体験”なのかも知れません。

 

因みに私はメール、ブログ、インターネットetc.を全てiPadに依存するヘヴィー ユーザーであり、「 iPad Pro 10.5 」と「 iPhone 6s 」を一つのiTunesで共有しております。謂わば“家庭内インフラ”が完全にAppleさん仕様で御座います。加えて「 iPhone 6s 」のローンが丁度11月に完済致しますので、ド貧乏人の私でさえ「 iPhone X 」は“次期主力スマートフォン最有力候補”でありました。

 

但し、“ヒジョーに魅力的なダーク ホース”が登場する迄は(以下引用)……………

 

【 折り畳みディスプレイのGalaxy Noteを2018年発売、サムスンモバイル社長が明言 】( engaged 日本版 )

韓国で行われているGalaxy Note8のメディア向けイベントの中で、Samsungのモバイル事業責任者 コ・ドンジン氏が、以前から噂されている折り畳めるディスプレイを搭載したスマートフォンを2018年にリリース予定だと発表しました。( 2017年9月12日 )

 

SAMSUNGさんの超目玉“アップネクスト名”も、何と「 Galaxy X ( ギャラクシー エックス ) 」!

 

そこで、“X(テン)”を選ぶべきか?……………

 

 

はたまた、“X(エックス)”を選ぶべきか?……………

 

✳️ 上記はSAMSUNGさん制作による公式ビデオではありません。飽くまでも“第三者制作によるイメージ ビデオ”で御座います。

 

ところで「 iPhone X 」の重要パーツは、全て“SAMSUNGさん製”との事でありますから、もし「 iPhone X 」がバカ売れした場合SAMSUNGさんは、「 Galaxy X 」を生産する時間すら無くなってしまうのでは?と、余計な心配で悩む変態オッサンでありました。

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)