世界一でなければ……

子供の頃、GUINNESSさんと云う有名ビール メーカー ( Guinness & Co. : アイルランド , 1756 〜 ) が「 ギネスブック ( 正式名称 : GUINNESS WORLD RECORDS , 1956〜 毎年発行 ) 」なる“世界記録本”を出版している事情が理解出来なかった私は、イギリスのスラングで“世界一”の事をGUINNESSと呼ぶのだと思っておりました……………

ソノ後暮らしたパリで、レ アール ( Les Halles : パリ1区 ) に“安くて旨いBAR(ツマミも充実)”を発見。某有名ヘアドレッサーの弟子だった私は、師匠の仕事仲間であるファッション フォトグラファーや、スタイリスト(エディター)の御弟子さん達と毎晩通いました結果、BARのイギリス人バーテンダーさんから「GUINNESSは世界一の“黒ビール メーカー”で、ソコが発行している“世界記録本”がギネスブックだよ。」と教わった次第で御座います。

 

 

❇️ 因みに、上記はレ アール名所『 ポンピドゥー センター ( 正式名称 : Centre national d’art et de culture Georges Pompidou ) / Place Georges Pompidou , 75004 Paris , France ) 』

決して“建築足場”が残っている状態ではなく、こーいうデザインでなのであります。正にギネス級の“難解建造物”。 )

 

 

そんなギネスブックには、実に意外な“珍記録”も色々と掲載されておりますので、本日はソノ一部を御紹介させて頂きます ( 以下「 BuzzFeed News , 2018年10月12日 」より )。

 

 

❇️「 世界最高齢 クラブDJ 」……………岩室 純子さん ( aka DJ SUMIROCK : ジャパン ) 83歳。

77歳でDJの世界に足を踏み入れた“超遅咲きDJ”岩室 純子さん。我が国の高齢者はエネルギッシュだと改めて実感。

 

❇️「 移動中の車上でサッカーボールをコントロールした世界最長時間 」……………アッシュ ランドウェルさん ( イングランド ) 93秒間。2014年11月15日に達成。  

こんな“危険でアホアホしい記録”に挑戦する人が、はたして世界中に何人いらっしゃるかは不明。

 

  

❇️「 世界最多数のブロック コレクション 」……………フランク スモーズさん ( オーストラリア ) 3837点。2017年5月9日達成。

正直なところ“意外と少ない”気が致します。

 

❇️「 ゴーカート世界最高速度 」……………トム バングナルさん ( イギリス ) 時速180km。2017年9月5日に達成。

ココで云う“ゴーカート規定”が不明ではありますが、速いのは間違いありません。

 

 

こーやって拝見すると“世界的な偉業”には変わりませんが、チョット笑ってしまう様な“世界記録”山積みで御座いますが、何れにしても“真面目にふざける精神”はイギリス人らしいのかも知れません……………

 

 

❇️ 「 1分間に製造可能なソーセージの世界最高数 」……………バリー ジョン クロウさん ( アイルランド ) 78個。2017年4月3日に達成。

てっきり“ドイツ人のお方”だと信じて疑いませんでした。ところで私は、“アイルランド ソーセージ”を食した経験がありません。

 

❇️ 「 犬による1分間に飛んだダブルダッチの世界最多回数 」……………ジェロニモとその飼い主サマンサ バレーさん ( アメリカ ) 128回。2014年4月7日に達成。

人間だけではなく“人馬(人犬)一体”の記録は更に難易度アップ。

 

❇️ 「 世界最大の編み針 」……………エリザベス ボンドさん ( イギリス ) 4.2メートル。2017年6月13日に達成。

何故に“編み針”だったのかお訊きしたい。

 

❇️ 「 猫の足に積めるサイコロの世界最多数  」……………ビビと飼い主のL.C.ショーさん ( マレーシア ) 10個 ( 写真は9個 ) 。2017年6月18日に達成。

何故に“こんなレア ジャンル”に挑戦したのか全く意味不明。

 

 

❇️ 変態オッサンなりの総括。

モンティ パイソン ( Monty Python ) に代表される“ブリティッシュ センス”は誠に理解不能でありますが、イギリス人が拘る“世界一”と“真面目にふざける精神”には素直に頭が下がります。

やはり“世界一”には大きな意味がありますし、ソノ探究こそが“現代のジャパン”に最も欠けている点ではないでしょーか?……………

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

MADE IN JAPAN ……

個人的に“MADE IN JAPAN”の偉大さを実感した瞬間(1980年代のお話)。

 

❇️ 1 ) フランス版「 Marie Claire 」や「 ELLE 」等の“超一流ファッション誌”カヴァー フォトを手掛ける某有名フォトグラファーさんが、何とNikonさんのセカンドライン(廉価ブランド)であるNikomatを使用しておりました。驚いた私は、失礼を承知の上で「そのカメラ(ブランド)、ジャパンではアマチュア フォトグラファーしか使いませんよ。」と言いましたら「Nikonは下級機でも“プロ クォリティー”だから全く問題ない。Nikomatは軽くてコンパクトだから、むしろロケにはコッチの方が向いているかも知れない。何れにしても“MADE IN JAPAN”だからね。」

❇️ 2 ) パリコレ等の音楽を手掛ける某有名DJ兼プロデューサーさんが「先日TOKYOで楽器店廻りをしたんだけど、4000フラン(当時のレートで約10万円)以下のギター(アコースティック&エレキ)でも、充分に“プロ クォリティー”なのは驚いた。フランスのギタリストはFenderやGibsonには拘らないので、皆んなに話したら興味津々だったよ。さすが“MADE IN JAPAN”だって。」……………

 

ロック史上に残るライブ レコーディング名盤『 Made in Japan / Deep Purple  ( 1972 ) 』。

 

 

『 Made in Japan ( 日本盤は“Live in Japan” ) / Deep Purple  ( 1972 ) 』

 

 

“Deep Purple元リーダー”ジョン ロードさんが晩年、イギリス音楽誌のインタビューで「何故、アルバム タイトルを“LIVE IN JAPAN”じゃなくて“MADE IN JAPAN”にしたのか?と何度も訊かれたけれど、私には“MADE IN JAPAN”ってワードが近い将来、世界中で“ブランドとして流行する予感”があった。だから敢えて“MADE IN JAPAN”にしたんだよ。」……………

 

 

ジョン ロードさん ( Jon Lord : イギリス , 1941〜2012 )

 

 

結局のところ、ジョン ロードさんの予感は見事に的中。

1970年代〜1990年代の工業製品に於いて、“MADE IN JAPAN”のプレステージと破壊力は誠に凄まじく、特に電気製品とカメラに関しては「ヨーロッパ製品もイイけど“MADE IN JAPAN”じゃないと意味がない。」的なムーブメントが世界中に浸透しておりました。

 

 

『 SONY Radio  ( 1981 ) 』

 

『 SONY Walkman  ( 2代目 : 1981 ) 』

 

『 Nikon F  ( 1959 ) 』

 

『 Nikon F3  ( 1980 ) 』

 

 

時が過ぎて2018年、残念ながら“MADE IN JAPAN”は「 詐称と不信の象徴 」に成り下がってしまったのであります(以下引用X2)……………

 

 

【 日産・スバル「完成検査不祥事」と「カビ型不正」の“恐ろしさ” 】( YAHOO!JAPAN ニュース )

昨年秋以降、日産自動車の無資格完成検査、神戸製鋼のデータ改ざん問題を契機に、大企業をめぐる不祥事が多発している。データ改ざん等の問題は、三菱マテリアル、東レ等にも波及し、多くの素材・部品メーカーで、同様の不祥事が表面化する一方、自動車メーカーの完成検査をめぐる問題は、日産、スバルでの、燃費・排ガス検査をめぐる不適切な検査が明らかになるなど、引き続き社会の注目を集めている。

私は、かねてから、組織の問題行為を、個人の利益のために個人の意思で行われる単発的な問題行為としての「ムシ型」と、組織の利益のために、組織の中で長期間にわたって恒常的に行われる「カビ型」の二つがあることを指摘してきた。( 2018年9月30日 )

 

【 KYB免震改ざん  原発や観光施設も使用 全国に動揺拡大 】( 毎日新聞 )

油圧機器メーカーKYB(東京都港区)とその子会社による免震・制振装置(オイルダンパー)のデータ改ざん問題を受け、両社のダンパーを使った施設を抱える役所や企業は17日、慌ただしく確認作業に追われた。より高い安全性が求められる原子力発電所の関連施設や外国人などでにぎわう観光施設も含まれ、関係者には動揺が広がった。( 2018年10月17日 )

 

 

因みにKYBさんは、第二次世界大戦中の「 零式艦上戦闘機 ( 通称“ゼロ戦” ) 」油圧ダンパーを独占供給していたメーカー。現在は“自動車用ショックアブソーバー”で世界第2位のシェアを誇り、旧車の存続率が不明ながらも、一説によれば“地球上の自動車3.5台に1台”がKYBさん製ショックアブソーバーを装着しているとの試算もあります。

つまり、世界中に甚大な影響を与え得る“MADE IN JAPAN”大失態なので御座います。

 

 

 

 

そこで変態オッサンは考えました。

1970年代〜1990年代、我が国が工業製品で世界を席巻出来た理由は、ライバル(中国や韓国)を気にせず、時間と資金を投入した“モノ造り”が可能だったからであります。ところがソノ後、中国や韓国に対抗して“生産性並びに低コスト”を最優先した結果、諸々のシステムが破綻して、もはや“MADE IN JAPAN”のアドバンテージが完全消滅……………

もし本当に“ジャパン アズ No.1”に返り咲きたいのであれば、“生産性並びに低コスト”で中国や韓国に対抗するのを諦めて、“高技術並びに高級路線”に徹底するしか“生き残る道”は無いと思われます。

 

よって今こそ、“MADE IN JAPAN”を考え直す時期なのは間違いありません!

 

 

『 SONY Xperia Z  ( 2013 ) 』

 

 

❇️⬆️ 「 “MADE IN JAPAN”の先進性と素晴らしさ 」を凝縮したCM。

“モノ造り”に関わる全ての方々に観て頂きたい秀逸な作品。デヴィッド ボウイさんのヴォーカルが泣かせます。

 

こんなCMをジャパンでも放送する様になったら、SONYさんも“完全復活”なんですがねぇ……………

 

 

『 MADE IN JAPAN ー AKIO MORITA and SONY ー / Edwin M.Reingold その他著  ( 1986 ) 』

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

破壊衝動は創造衝動 ……

現代的には多少“不謹慎な表現”ではありますが、1960年〜1980年代に“映画のテロリスト”と呼ばれたジャン リュック ゴダールさんにつきましては、今更説明の必要もないかと思われます……………

 

ジャン リュック ゴダールさん [ Jean-Luc Godard ( 別名義 Hans Lucas )  : フランス並びにスイス国籍 , 1930〜 ]

 

 

“ヌーヴェルバーグ(ニューウェーブ)の騎手”としてフランス映画界を牽引し、世界中の映画監督に多大な影響を与えたジャン リュック ゴダールさんは、所謂“アヴァンギャルド”なイメージ満載でありますが、2002年には我が国の「 高松宮殿下記念 世界文化賞 」を受賞しており、名実共に“現代を代表する偉大なアーティスト”で御座います。

 

しかしながら、1980年代に私がパリで実感した“予想外な実態”は……………

 

❇️ 1 ) 実は“ゴダールはフランスの誇り”と言いながらも、“ゴダール作品を1本も観た事がないフランス人”が多い。

❇️ 2 ) 実は“極一部のインテリ層フランス人”しか作品内容を理解していない。

 

つまり、自国でさえ“大衆改革”を成し遂げておらず、決して“映画のテロリスト”とは言い難いのが現実であります。

 

 

『 Le Mépris ( 軽蔑 ) / 監督 : Jean-Luc Godard  1963 』

 

『 Made in USA ( メイド イン USA ) / 監督 : Jean-Luc Godard  1966 』

 

 

先日、以前からチョット気になっていた“正体不明のアーティスト”が、“本物のアート テロ”とも云えるデモンストレーションを敢行致しましたが、何故かジャパンでは話題になっておりません(以下引用)。

 

 

【 1.5億円で落札の絵がシュレッダーに 作者の反応は… 】( 朝日新聞 DIGITAL )

素性が知られていない著名なストリートアーティスト、バンクシーの代表作がロンドンでオークションにかけられ、約104万ポンド(約1億5500万円)で落札された。だが、その直後、絵画が勝手に動き始め――。5日にロンドンであった競売大手サザビーズのオークションには、赤い風船に手を伸ばす少女が描かれた2006年の絵画が出品され、バンクシーの作品では過去最高額に並ぶ104万2千ポンドで落札された。

だが、落札直後、作品が突然、自動的に額縁からすり抜けて下側に動き始め、細かく裁断された状態に。バンクシーは自身のインスタグラムに動画を投稿し、「数年前に内密にシュレッダーを仕込んでいた」と種明かしした。サザビーズの担当者は「どうやら私たちは『バンクシーされた』ようだ」と声明を発表。ただ、事前に裁断を知っていたのかなどは明らかにしていない。バンクシーは投稿した動画に、ピカソの言葉を引用してこんなメッセージも載せた。「破壊衝動は創造衝動でもある」と。( 2018年10月8日 )

 

 

キース へリングさん ( Keith Haring : アメリカ , 1958〜1990 ) やジャン ミシェル バスキアさん ( Jean-Michel Basquiat : アメリカ , 1960〜1988 ) がかつてそうだった様に、バンクシーさん ( Banksy : 国籍 , 年齢 , その他一切非公開 )も“グラフィティ(違法街頭落書き)”からスタートし、ロンドンを中心に活動するストリート アーティストでありますが、バンクシーさんの特徴は“覆面芸術家”を徹底している点で御座います。

故に正体は“某ロックバンドのフロントマン説”とか、“イスラエル在住イギリス人説”とか、1人ではなく“5〜6人の芸術集団説”とか、ミステリアスな魅力は更に拡がり続けております……………

 

 

『 無政府主義のネズミ 』

 

『 バスルームの窓からぶら下がる裸の男 』

 

『 分離壁に描かれた絵 』

 

 

“社会風刺”がバンクシーさんのメインテーマでありますが、「 メトロポリタン美術館 ( ニューヨーク ) 」の様な有名美術館に“無断展示”したり、大手CDショップに“無断陳列”したりと、ソノ表現手段は多種多様の反則技。

活動範囲に関しましても“イギリス〜アメリカ〜中東etc.”と誠にワールドワイドであり、正に“史上最強のストリート アーティスト”で御座います。

 

 

『 少女と爆弾 』

 

『 ネズミ 』

 

『 倒れるまで買う 』

 

 

❇️ 因みに、今回の「 サザビーズ バンクシー シュレッダー事件 ( 仮称 ) 」……………

サザビーズと云えば“超一流オークション ハウス”。そんなサザビーズのスタッフが、“シュレッダーが仕込まれた怪しい額縁”に気付かないハズはなく、加えて、ハンマー プライスと同時にシュレッダーをスタートする為には、“バンクシーさん自身が会場で遠隔操作した”と考えるのが妥当であります。

つまり、「最初から“シュレッダー粉砕ありき”のオークションだった。」と私は確信しております。

 

 

『 1億5000万円超の絵画がシュレッダーに  ( 2018 ) 』

 

 

ところで、“某女優さんとの熱愛報道”で話題沸騰中の“某社長”さんは、過去に“数百億円”でバスキアさんの作品を落札した後、インタビューで「世界平和に貢献した。」と仰っていた気が致します。

確かに“超高額購入”によって市場は刺激されますし、多くの方々に“喜びと驚き”を提供したのは間違いありませんが、例えば“同額を難民に寄付”した方が遥かに世界平和に貢献出来たのでは?と、失礼ながらヒジョーに違和感を感じました……………

 

バンクシーさんの“反骨精神溢れる芸術作品”が、“ああいう方々”に高額購入されない事を願う変態オッサンで御座いました!

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

俯瞰視点 ……

当ブログで以前も紹介致しました「 FIA フォーミュラE 選手権 ( FIA Formula E Championship ) 」は、謂わば“電気自動車版 F1”の世界選手権シリーズで御座います。

改めて若干復習させて頂きますが、フォーミュラEは現在のところ全チーム“同一シャーシ(ダラーラ製スパーク)”を使用しており、RENAULT、AUDI、CITROËN etc.製エンジン(モーター)を搭載したマシンに、ミシュラン製タイヤで争われます。F1に比べて“イコール コンディション”的要素が強い分、勝敗のカギは“ドライバーのテクニックとチーム戦略”に負う部分が多く、言い換えるならば、F1の様な“チーム政治力や大人の事情”が及ぼすファクターが少ないモーター スポーツであります。

但し、物理的なマシン スペックは“F2とF3の中間”に位置するものであり、故に“F1で通用しないドライバーの巣窟”と揶揄されたりもしますが、ル マンで華々しい経歴を持ち、現在フォーミュラEで奮闘中のアンドレ ロッテラーさん ( André Lotterer : ドイツ , 1981〜 ) 曰く「加速、ハンドリング、ブレーキング、あらゆる意味で“異次元”の新カテゴリー。」との事……………

加えて、環境問題を含めた“新時代モーター スポーツ”としての注目度も高く、今後一層の盛り上がりが期待されます。

 

そんなフォーミュラE、12月開幕「 シーズン5 ( 2018〜2019 ) 」に新規参戦するBMWさんのマシンが先日公開されました。

 

 

『 An amazing story in 2.8 seconds ー BMW i Motorsport  2018 』

 

 

因みに、上記マシンの紹介記事を初めて拝見した時は“ドイツ語記事”でありました。よって、ドイツ語が全く理解不能な私にとっての第一印象は「“ホワイト&ブルー”が、BMWさんのイメージ カラーであるのは知っているが、何故こんな“中途半端で統一性が無いカラーリング”なのだろーか?」と違和感満載で御座いました。

ドイツ車好きの知人も「“あのカラーリング”はイマイチだよなぁー。」で意気投合致しましたが、最近“日本語記事”を拝見して重大な事実が判明(以下引用)……………

 

 

【 BMWがフォーミュラEに参戦──BMW iで培ったノウハウをフル活用 】( GQ JAPAN )

BMW iFE.18のカラーリングはなかなか斬新だ。BMWモータースポーツの基本カラーである白とブルーを基調としながらも、それらがブロック状に切り分けられていて、一見したところ連続性があまりないようにも思える。

ところがこのデザインは、フォーミュラEのレースを研究し尽くした結果、生まれたものだとBMWモータースポーツでチーフデザイナーを務めるミハエル・スカリーは説明する。「フォーミュラEのレースは都市部の狭いサーキットで行なわれます。このため観客は、普通のレースよりもやや高めの近い位置からレースを望むことになります」 。そこでスカリーらは、一般的なレーシングカーではあまり重視されない上方から見下ろした際のデザインを中心に検討。各スポンサーのロゴは上から見てもしっかり認識できるように工夫したという。( 2018年9月30日 )

 

 

フォーミュラEは、排気ガスや騒音と無関係な事から“環境への優しさ”をパワー プッシュしており、景観名所での“市街地開催”がウリの一つであります。

つまり観衆は、アパートやビル等“高い場所”から観覧するのが一般的であり、ソノ点を踏まえて“俯瞰(上から見下ろす)目線”でデザインされたので御座います!

 

 

 

 

❇️ 1980年代、六本木。

某 アパレル企業社長さんとお酒を御一緒した際「最前線のクリエイターは“対面する世界”に集中しているので、我々経営陣は“俯瞰から客観的に捉える”のを徹底しなければ、芸術もビジネスも成り立たない。」と仰いました……………

 

改めて“俯瞰視点の重要性”に気付かされた変態オッサンであります。

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)