この国に専門職は存在しないのか? ……

昔、ヘアメイクとして大手出版各社のファッション雑誌をやらせて頂いた頃、不思議に感じていた“Why Japanese People?”的疑問がありました……………

ファッション雑誌エディターのお方が、人事異動によって“或る日突然”経理部門に移ってしまったり、ファッションとは全く無縁のポジションで長年経験を積んだお方が、同様に“或る日突然”ファッション雑誌エディターとなってしまうので御座います。

本来、ファッション雑誌エディターという御職業は、“服飾プロフェッショナル”という点ではスタイリストさんと同じであります。よって欧米ファッション雑誌の場合は、エディターのお方がスタイリストさんも兼ねるのがポピュラーなスタイルで御座います。ところが、上記の様な“我が国特有の環境下”に於いては、例えば、せっかくプロフェッショナルとしての経験やスキルが身に付いたとしても、明日には他セクションに飛ばされてしまう可能性が高いのでありますから、本気で“仕事に精進しよー”なんて気持ちは持てませんよね?加えて出版社サイドも、本気で“プロフェッショナルを育成しよー”なんて気持ちは希薄かと思われます……………

結局のところ、プロフェッショナルを取り巻く“環境&意識”が、ジャパンと欧米諸国では大きく異なるのだと実感致しました。確かにジャパン特有の伝統技術etc.は、職人技(プロフェッショナル)として欧米を圧倒的に凌ぐ緻密さがありますが、飽くまでも“欧米伝来品”であるファッション絡みのジャンルでは、残念ながら“10年は遅れているのでは?”と感じる事も少なくありませんでした。

しかし、ソレが“国益や国民の幸せ”を直接左右して、立法にも関わる御職業の方々であれば、話は更に何倍も深刻なので御座います(以下引用✖️2)。

 

【 震災発言の今村復興相が辞任 国会審議に影響 】(日本経済新聞)

今村雅弘復興相は26日午前、東日本大震災の被害について「まだ東北でよかった」と被災地軽視と受け取れる自身の発言の責任を取り、安倍晋三首相に辞表を提出した。首相は受理し、事実上更迭した。後任には衆院福島5区選出の吉野正芳衆院議員が就任した。野党は首相の任命責任を追及し、国会審議の取りやめを求めるなど、国会日程に影響を与えている。(2017年4月26日)

【 トランプに「無能」と言われた稲田防衛相の「首の皮一枚」 】(週刊現代)

「安倍首相は表向き、『稲田大臣には引き続き任務にあたってもらう』と言っているが、内心ではクビにするかどうか逡巡している。それは、2月中旬にフロリダの別荘を訪問した際、トランプ大統領から、『あの役立たずの女性防衛相を早く交代させてくれ』と言われたからだ」(2017年4月18日)

 

ところで、暴言連発によって“やっと辞任(実質上の更迭)”して下さった今村 雅弘さんは、天下の「 東京大学 ( 法学部 ) 」御出身でありますが、御自分のお立場で最大限求められていた“他人に寄り添う心”に関しては“ド素人”でしたし、稲田 朋美さんも天下の「 早稲田大学 ( 法学部 ) 」御出身ながら、“危機管理という言葉さえ知らないのでは?”と思わせる程の“ド素人”で御座います。

つまり、未だ復興途上で必死に頑張っておられる東北の方々にとって重要なポストである「 復興大臣 」並びに、北朝鮮問題による緊張状態真っ只中の現在、コレ又重要なポストである「 防衛大臣 」は正に『 ジャパン 最重要大臣 ビッグ2 』とも云えますが、そんな最重要ポストを占めたのが、“IQは高いが文化レベルの低いオッサン&オバサン”だった訳であります……………

ジャパン首相さんの“ダサい人選センス”には、改めて呆れ果てた変態オッサンでありました!

 

因みに先日、今村 雅弘さん辞任のお陰で国会が1日休会致しましたが、聞くところによれば、国会を1日休会すれば“約2億円”の費用が無駄になるとの事(モチロン血税)。

いっその事“組閣”を立候補制にして、大臣志望の国会議員さんが得意分野をアピールした選挙運動を行なった後、与党内で投票により決定なさっては如何でしょーか?……………

 

( 写真1〜2はネットから拝借。写真3〜4は自身のインスタグラムより。)

 

 

 

変える必要が無いデザイン ……

1981年秋のお話で御座います。

私は“時速無制限区間”が多い事で世界的に有名な、ドイツ アウトバーン走行中の“ダイムラー ベンツ製観光バス”に同乗しておりました。ソノ観光バスは時速100kmオーバーで走行しておりましたが、ソレを数台の「 PORSCHE 911 」がいとも簡単に追い抜いて、アッと云う間に見えなくなってしまいました……………

「今のポルシェ、一体何キロ出してんだよ?」と驚いたのはモチロンでありますが「何でドイツ人は皆んなレーシング ドライバー並みなんだよ?」と、ドライビング テクニックの巧みさにも驚きました。観光ガイドのお方に尋ねましたら「ドイツでは通常の自動車教習所を卒業した後、殆どの人が改めて“高速自動車教習所”に入学します。F1が開催される国際サーキットも、レースが無い日は低料金で一般に解放されています。つまりドイツでは、誰もがハイ レベルのドライビング テクニックを容易に習得出来るんです。」との御言葉。

さすがに“ガソリン自動車を発明したお国”だけあって、ドイツの自動車文化は、我が国とは比べ物にならない程にディープで、しかも国民の生活に完全密着しておりました。加えて「ドイツ人にとって、ポルシェはホントーに特別な車です。“いつかはポルシェ”が人生テーマみたいなモノなんですよ。」と、ステキな笑顔で誇らしげに仰ったのが印象的でした。

 

“名車”と呼ばれるお車は、コノ世に“星の数程”存在致します。 “変える必要が無いデザイン ……” の続きを読む

既にそこにある危機 ……

本日は冒頭から引用で失礼致します(以下引用)。

 

【 金正恩氏殺害も選択肢? 米、ソウル南方に核再配備も検討 特殊部隊を北朝鮮に潜入も 米NBC報道 】(産経ニュース)

米NBCテレビは7日、国家安全保障会議(NSC)が北朝鮮政策見直しの中で検討している北朝鮮の体制転換に関し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の殺害が選択肢として上がっていると伝えた。在韓米軍への戦術核兵器の再配備とともに、すでにトランプ米大統領に報告されたという。複数の情報機関や軍の高官が明らかにした。NSCはトランプ氏の指示を受けて「あらゆる選択肢」を対象にした政策見直しを実施。北朝鮮指導部を排除する計画は「斬首作戦」と呼ばれ、金委員長のほか核・ミサイル開発計画に責任を持つ高官の殺害が検討されているという。(2017年4月9日)

 

専門家を含む我が国多くの方々は、アメリカが本当に北朝鮮に対して“直接的武力行使”なんてしないだろーと考えていらっしゃいます。何故なら自ら“世界警察”の看板を降ろしてしまったアメリカが、国連決議無しに北朝鮮を武力攻撃しよーものなら、国際社会から孤立してしまうのは容易に想像出来るからであります。よって、いくら“強硬派”のドナルド トランプさんとは云え、さすがに「 そんな“愚行”に及ぶハズがない 」というのが大多数の御意見かと思われます。

しかしながら、ドナルド トランプさんにとって北朝鮮問題は、既に次のフェイズに移行しているのかも知れません……………

ドナルド トランプさんは先日、トランプ陣営“影の大統領”とまで呼ばれたスティーブ バノンさんを「 国家安全保障会議 ( NSC ) 」常任メンバーから追い出しました。一説にはスティーブ バノンさんは、シリア攻撃には大反対だったと言われております。そしてソノ数日後には、“北朝鮮唯一のスポンサー”である中国、習近平国家主席との晩餐会中に、“一発約7000万円”のトマホーク ミサイルを“59発”もシリアにブチ込んでしまったので御座います。

まるでオリバー ストーンさん映画の様なコノ演出で、あたかも習近平さんに「北朝鮮問題に関しても、ハナから中国には何も期待してないゼ。」とアピールしたのだと思われます。

つまり、ドナルド トランプさんにとっての武力行使は、もはや“エグゼクティブ ディシジョン”ではなく、単なる政治行動の一つなのであります。

ところで、万が一にも北朝鮮がアメリカによって攻撃された場合、先ず最初に“火の海”になるのは、アメリカ同盟国でもある隣国ジャパンなのでありますが、世界で唯一“国防ド素人のオバさん”が防衛大臣を務め、国会では連日“大阪のオモロイおっさん事件(籠池劇場)”でヒジョーに盛り上がっているジャパン。こんな状態で本当に大丈夫なのでしょーか?(以下引用)……………

 

【 北朝鮮、6度目の核実験準備が完了か 衛星画像で分析 】(CNN)

米ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究所の北朝鮮問題研究グループ「38ノース」は12日、北朝鮮の豊渓里(プンゲリ)核実験場で6度目の核実験の準備が全面的に整った兆候が見られるとの分析結果を発表した。同グループのアナリストであるジョセフ・ベルムデス氏がCNNに明らかにした。商業用衛星の撮影画像を分析した結論で、過去6週間における同核実験場での動きは準備が最終段階にあることを示唆していると指摘した。(2017年4月13日)

 

着々と“北朝鮮包囲網”を固めつつあるドナルド トランプさん。おそらく、アメリカ国防長官さんが韓国を訪れる時コソが、北朝鮮に対する“直接的武力行使”をアメリカが決定した瞬間だと私は考えますが、因みに某アメリカ シンクタンクによれば、ジャパンには「“約20人”もの北朝鮮諜報部員が常駐している。」との“誠に興味深い噂”もあります。

『 “脇が甘くて投げやりの首相” & “ド素人のオバさん防衛大臣” 』コンビのジャパンが、もし北朝鮮に攻撃されてしまったら?と考えただけでも背筋の凍る想いが致しますが、国民の“危機管理意識”が問われているのは“正に今”なので御座います。

 

そもそもヨーロッパ各国の首脳さんが、ドナルド トランプさんとは距離を置いて静観している中、ジャパンの首脳さんだけが早速お会いして「ドナルドと親友になったゼ。」と蜜月振りを世界にアピールなさいました。そんな“親友”ドナルド トランプさんから「シンゾー、北朝鮮を攻撃するからユーも手伝ってくれ。」と頼まれたら……………

我々ジャパニーズは、長らく“アメリカ軍基地があるから安心だ”と考えておりましたが、今後は“アメリカ軍基地があるから、戦争に巻き込まれる可能性がある”と改めなければいけません。

変態オッサンに今出来るのは、コノ“御二人のヘアスタイル”がジャパンで流行しない事を祈るのみであります!

 

( 写真は全てネットから拝借。)

フランス人とフランス語とフランス車 ……

1985年春のお話で御座います。

若干23歳だった好青年(現変態オッサン)が、溢れんばかりの夢と希望とヤル気を抱えて、花の都パリに渡ったのであります。1年半程ヘア アシスタントとして修行しながらも、時折は自らもヘア ドレッサーとしてお仕事をさせて頂きました。当時“モード界の頂点”に君臨なさっていたデザイナーの高田 賢三さんにお世話になったり、著名な女性ファッション フォトグラファーのサッシャ(Sacha)さんにお世話になったりと、一生涯忘れられない誠に貴重な経験をさせて頂いたので、故にパリ(フランス)は“私の人生に於ける先生”と言っても大袈裟ではなく、正に“世界で唯一の特別な街”になったので御座います。

80年代のフランスには、正直なところ“それなりの人種差別”が確実に存在致しました。例えばクリーニング店、肉屋、郵便局etc.で私が列に並んでいても、私より後ろの白人さんが先に呼ばれたり、プライベートでフランス系のエアラインを利用すると、食事の際に私には「肉と魚どちらに致しますか?」と尋ねてくれなかったりといった具合であります……………

しかしながら60年代、70年代に渡仏されたジャパニーズの先輩方は、おそらく更に何倍もの御苦労に耐えて、そして“パリのジャパニーズ”として、現地にしっかりと根付いたパリ ライフを満喫していらっしゃいました。そもそも人種、宗教、文化の異なる人間が同じ国で暮らすからには、世界観の相違による衝突は当然でありますし、それらを総括して“異国アナザー ライフの醍醐味”ではないかと考えます。

但し、私が仕事、プライベートを通して痛感致しました「 フランス人(正確には“パリのフランス人”)3大特徴 」は以下の通りで御座います。

✳️ 1 ) 決して己の非を認めない。

✳️ 2 ) 決して他人の主張に耳を傾けない。

✳️ 3 ) 決して自分の手は汚さずに他人を貶める。

どんなお国(街)であっても、“実際に住んでみなければ判らない良い点並びに悪い点”は必ずありますが、私にとって上記の3点は誠に耐え難い苦痛として全身を蝕み、やがてパリは“私の人生に於ける先生”であると同時に、“2度と住みたくない街世界一”というダブル タイトル ホルダーとなってしまいました……………

 

因みに、私が今現在“ヨーロッパで最も気に入らないオバサン”が、そんなパリで今話題になっていらっしゃいます。ソノお方はフランス政党「 国民戦線 」党首であるマリーヌ ル ペンさん(48歳)で御座います(以下引用)。

 

【 フランス大統領選「ルペンの乱」起きるか、リスクに備える仏銀行 】(Newsweek)

フランスの銀行は、4月の同国大統領選で極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が予想以上に善戦し、信用収縮や取り付け騒ぎなどの波乱に見舞われるリスクを想定した準備を迫られている。ルペン氏は、自分が勝利すればユーロ離脱(フレグジット=Frexit)を問う国民投票を実施し、中央銀行の紙幣増刷により財政支出を賄い、商業銀行に小規模企業への貸し出しを義務付け、銀行が顧客に課す手数料を半分に削ると約束している。

世論調査によると、4月23日の第1回投票ではルペン氏が得票率25─30%で第1位となるが、5月7日の決選投票では中道系独立候補のマクロン前経財相が勝利する見通しだ。(2017年4月5日)

 

取り越し苦労で済む事をお祈り致しますが、「 イギリスのEU離脱 」「 アメリカのドナルド トランプ大統領誕生 」という歴史的番狂わせを考えますと、コノお方が次期フランス大統領に御就任される可能性大かと思われます!

私が危惧しておりますのは右派、左派云々ではなく、ドナルド トランプさんやマリーヌ ル ペンさんの様な、謂わば“激情的ナショナル リーダー オールスターズ”による国際政治のシナリオであります。チョット考えただけでもヒジョーに疲れます。どちらかと云えば“コンサバ冷静路線”のフランス銀行でさえ、どーやら今回は私と同様の御心配をされている事からも、ソノ重大性が御理解頂けるかと……………

 

ところで、パリ時代の私にはギリシャ系フランス人の“大師匠”とジャパニーズの“師匠”がおりましたが、1986年秋に帰国するに当たり、御二人から「1年半住んでみて、君にとってパリは如何なものだったかね?」と尋ねられました。

私は「パリ モードは大好きですが、フランス人とフランス語とフランス車は嫌いデス。」とお答えしたのを、何故か今でもハッキリと覚えております……………

 

 

( 写真は全てネットから拝借。)