Xの誘惑 ……

Appleさんモバイル ラインナップの中で、iPad(並びにiPad Pro)は今後も教育や医療現場での需要が更に見込めると思いますが、iPhoneに関しましては既に世界中のエンド ユーザーに行き渡っておりますし、我が国の様な“キャリア主導による長期ローン制度”を採用しているお国は、欧米諸国には殆ど存在致しません。つまり、例え熱心なAppleさんユーザーであっても、かなりの“新し物好き”でもない限り“最新型iPhone定期購入者”にはなり得ず、iPhoneの爆発的売上げはもう期待出来ないかと思われます。

Apple現CEOであるティム クックさん( 本名 : Timothy Donald Cook , 1960〜 )は単なるパワー セレブではなく、社会奉仕活動でも有名な文化人であり、極めて尊敬に値する素晴らしいお方で御座いますが、失礼ながら“エンジニア、デザイナー兼プランナー”としては、創設者スティーブ ジョブズさんには遠く及びません。よって“ネタ切れ状態”のiPhoneブランドは、今後“何かしらの路線変更”を迫られておりました……………

 

そんなAppleさんが選択したのは、誰もが予想した“高級(高性能)路線”へのシフトで御座いました(以下引用)。

 

【「iPhone X」の本質はデザインにあらず──その新機能の数々の「先」にある未来 】( WIRED )

アップルは2017年9月12日(米国時間)、新本社のお披露目と同時に3つの新しいiPhoneを発表した。そう、3つのモデルである。「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」は既存モデルのアップグレードで、デザインは基本的に同じ。そして第3のモデルが、デザインが完全に刷新された「iPhone X」(アイフォーン テン)だ。

筐体はガラスとステンレスでつくられており、懐かしのiPhone 4を思わせる。上部に出っ張りのあるスクリーンには慣れが必要かもしれないが、目をひくポイントでもある。「Super Retina Display」と名づけられたスクリーンは有機EL(OLED)を採用しており、解像度は1125×2436ピクセル。サムスン製であるとされている。そして本体価格は999ドル(約11万円)からで、10月27日に予約が始まり、出荷は11月3日になる。

この新しいiPhoneは、多くの重要なアイデアを一歩先へと進めた。無線充電にしてもそうだろう。どのような規格を採用しても、それを妥当であると思わせてしまう力がアップルにはある。さらにiPhone Xは、これからARの時代がやってくるという力強い宣言でもある。それは、すでにやってきているのかもしれない。( 2017年9月13日 )

 

Appleさんは、昔から“ブランド イメージの住み分け”が決してお上手ではなく、過去にも高級モデルを発売した事によって、同時発売中のエントリー モデルが売り上げ急降下という失態経験多数で御座いました。ソノ点を考慮致しますと、今回発表された3機種中最も高級な「 iPhone X 」の発売日だけ先延ばしにしたのは、(実際の理由はさて置き)誠に賢明な判断であったと考えます。

 

 

コノ「 iPhone X 」最大の特徴は、限りなく“ベゼルレスのデザイン”でありますが、ソレだけではSAMSUNGさん他“Android陣営の後追い”でもあり、新製品としてのインパクトにはイマイチ不十分で御座います。そこで今回Appleさんが「 iPhone X 」に込めたのは、新OSを中心とした環境がユーザーに与えてくれる、誰も知らない“未知なる体験”なのかも知れません。

 

因みに私はメール、ブログ、インターネットetc.を全てiPadに依存するヘヴィー ユーザーであり、「 iPad Pro 10.5 」と「 iPhone 6s 」を一つのiTunesで共有しております。謂わば“家庭内インフラ”が完全にAppleさん仕様で御座います。加えて「 iPhone 6s 」のローンが丁度11月に完済致しますので、ド貧乏人の私でさえ「 iPhone X 」は“次期主力スマートフォン最有力候補”でありました。

 

但し、“ヒジョーに魅力的なダーク ホース”が登場する迄は(以下引用)……………

 

【 折り畳みディスプレイのGalaxy Noteを2018年発売、サムスンモバイル社長が明言 】( engaged 日本版 )

韓国で行われているGalaxy Note8のメディア向けイベントの中で、Samsungのモバイル事業責任者 コ・ドンジン氏が、以前から噂されている折り畳めるディスプレイを搭載したスマートフォンを2018年にリリース予定だと発表しました。( 2017年9月12日 )

 

SAMSUNGさんの超目玉“アップネクスト名”も、何と「 Galaxy X ( ギャラクシー エックス ) 」!

 

そこで、“X(テン)”を選ぶべきか?……………

 

 

はたまた、“X(エックス)”を選ぶべきか?……………

 

✳️ 上記はSAMSUNGさん制作による公式ビデオではありません。飽くまでも“第三者制作によるイメージ ビデオ”で御座います。

 

ところで「 iPhone X 」の重要パーツは、全て“SAMSUNGさん製”との事でありますから、もし「 iPhone X 」がバカ売れした場合SAMSUNGさんは、「 Galaxy X 」を生産する時間すら無くなってしまうのでは?と、余計な心配で悩む変態オッサンでありました。

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

“Xの誘惑 ……” への2件の返信

  1. タイトル「Xの誘惑……」、実にイイですなぁ…。
    本文を拝見するまで、「X」のルビはてっきり「テン」と早合点しておりましたが、「エックス」の意味もあったとは誠に驚きです。
    「iPhone X」の発売日まで1ヵ月を切りましたが、仰る様に新OSと複合した未知なる体験への期待、誠に魅力的ですなぁ。
    SAMSUNGさん、私の個人的な感想では「折りたたみディスプレイ」はここ数年、毎年の様に「来年発売予定」と耳にタコ状態でありますが、今度こそはと期待したいと思います。
    ところで、従来の指紋認証に代えて「iPhone X」で登場する顔認証。骨折療養中のトム・クルーズさんの愛機(?)をdevilotaさんのフェイスでアンロック出来てしまうのでは(!?)、と余計な心配をしております。

    1. 誠に勝手ながら、全く同じコメントでしたので1つ削除させて頂きました……………
      因みにSAMSUNGさんの『 Galaxy X 』に関しましては、引用記事の他に“在韓邦人同胞”からも情報アリでしたので、来年コソ“本当に発売される”と思います!!
      ところで問題の「 顔認証システム 」でありますが、精度の信頼性は一体どーなんスかねぇ?……………
      おそらく“私と三又又三さん”、或いは“私とキラー カンさん”の判別は不可能かと思われます!

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