Appleさんの優越と恍惚 ……

当ブログでは先月、私が“次期主力スマートフォン候補”としてAppleさんの「 iPhone X ( アイフォーン テン ) 」と、SAMSUNGさんから2018年に発売されるであろう「 Galaxy X ( ギャラクシー エックス ) 」のどちらを選択するかで悩んでいる旨をお伝え致しましたら、ソウル在住メル友から“例の「 Galaxy X 」発売は来年秋頃になるかも?”とか、地元在住知人から“某携帯キャリア ショップで美人店員さん発見”とか、東京在住友人から“「 iPhone X 」のFace IDは正に快適”etc.情報を多数戴き、誠に有難う御座いました。

戴いた情報をマジメに精査致しましたところ、今回は“僅差の判定”によって「 iPhone X 」の勝利となりまして数日前に入手、現在使用中であります……………

製品の詳細インプレッション並びに機能解説に関しましては、“デジタル系パワー ブロガーの方々”等が、既にネット上で多くの御意見を披露されておりますので、是非ともそちらを御覧頂きたいと思います。

 

そこで本日は“祝「 iPhone 」発売10年周年”を、極めて雑に総括させて頂きますが、先ずは初代「 iPhone ( 2G、ジャパン未発売 ) 」CMと最新「 iPhone X 」CM比較を……………

 

『 iPhone  2007 』

『 iPhone X  2017 』

 

初代「 iPhone 」CMでは、“如何に直感的な操作が可能か”という点をアピールしており、ソレこそが現在にも続く“Appleさん最大のウリ”でありますが、対して最新「 iPhone X 」CMでは、“如何に多機能で便利か”という点をパワー プッシュしております。しかしながら、良〜〜く見ると何か違和感を感じませんか?……………

実は「 iPhone X 」CMでパワー プッシュされている機能自体は、ソノ殆どが、SAMSUNGさん他ライバル メーカーさんも採用している“既存の技術”でありまして、さして目新しいモノでは御座いません。Appleさんと云えば“先進”とか“斬新”というイメージが強烈ですが、実際には“既存の技術”を練りに練り上げ、“技術的完熟状態”で一気に発表する事によって、謂わば“後出しジャンケン”で相手を木っ端微塵に粉砕し、結果的に“絶対王者”となる戦法に長けているので御座います。

因みに我が国のSONYさん、SHARPさんは過去に“先勝”を継続した経験が災いして、コノ“後出しジャンケン”を若干苦手としている様に感じます……………

 

 

「 iPhone X 」は私にとって5台目のiPhoneとなりますが、デザインと質感、操作性その他諸々に於いて、間違いなく“歴代最高のiPhone”であると確信致します。

但し、余計なお世話でAppleさん事情を垣間見た場合、「 iPhone X 」はメイン パーツがSAMSUNGさん製で構成されており、フラッグシップ モデルの割には利益率が圧倒的に低いと聞いております。加えて、Appleさんが確立した“デザインと技術開発だけ自社で行ない、生産は別メーカーに丸投げする”というビジネス モデルが、今後数十年間も通用する保証は何処にも御座いません。

現に“ヘンテコな髪型の大統領”は、“アメリカの一流メーカーはアメリカ国内で生産するべし”をスローガンに掲げており、万が一そんな事態にでも発展したならば、Appleさん製品の価格は数倍に跳ね上がり、そして株価は数分の1に下落してしまうと思われます。

 

つまり、Appleさんが今回「 iPhone X 」で高級路線にシフトした作戦が、Appleさんの将来を大きく左右してしまうかも知れません……………

 

『 Apple Park ( アップル本社 : カリフォルニア州 クパチーノ ) 』

 

ところで「 iPhone X 」御購入予定の皆様に、変態オッサンから一つだけ御忠告申し上げます。

御購入後に、携帯キャリア ショップや公共施設の“高速Wi-Fi”を利用して初期設定を行うお方も多いでしょーが、最大のウリであるFace ID(顔認証機能)を設定する際には、ディスプレイに向かって“何度も顔を上下左右に振り回す行為”が必要となります……………

 

✳️ よって、周辺のお客様から見れば“ヒジョーに危ない人”そのものであり、場合によっては“110番通報”される可能性も御座います。くれぐれも御注意下さい!

 

 

 

( 画像1〜6はネットから拝借。画像7〜8は自身のスクリーン ショットより。)

Xの誘惑 ……

Appleさんモバイル ラインナップの中で、iPad(並びにiPad Pro)は今後も教育や医療現場での需要が更に見込めると思いますが、iPhoneに関しましては既に世界中のエンド ユーザーに行き渡っておりますし、我が国の様な“キャリア主導による長期ローン制度”を採用しているお国は、欧米諸国には殆ど存在致しません。つまり、例え熱心なAppleさんユーザーであっても、かなりの“新し物好き”でもない限り“最新型iPhone定期購入者”にはなり得ず、iPhoneの爆発的売上げはもう期待出来ないかと思われます。

Apple現CEOであるティム クックさん( 本名 : Timothy Donald Cook , 1960〜 )は単なるパワー セレブではなく、社会奉仕活動でも有名な文化人であり、極めて尊敬に値する素晴らしいお方で御座いますが、失礼ながら“エンジニア、デザイナー兼プランナー”としては、創設者スティーブ ジョブズさんには遠く及びません。よって“ネタ切れ状態”のiPhoneブランドは、今後“何かしらの路線変更”を迫られておりました……………

 

そんなAppleさんが選択したのは、誰もが予想した“高級(高性能)路線”へのシフトで御座いました(以下引用)。

 

【「iPhone X」の本質はデザインにあらず──その新機能の数々の「先」にある未来 】( WIRED )

アップルは2017年9月12日(米国時間)、新本社のお披露目と同時に3つの新しいiPhoneを発表した。そう、3つのモデルである。「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」は既存モデルのアップグレードで、デザインは基本的に同じ。そして第3のモデルが、デザインが完全に刷新された「iPhone X」(アイフォーン テン)だ。

筐体はガラスとステンレスでつくられており、懐かしのiPhone 4を思わせる。上部に出っ張りのあるスクリーンには慣れが必要かもしれないが、目をひくポイントでもある。「Super Retina Display」と名づけられたスクリーンは有機EL(OLED)を採用しており、解像度は1125×2436ピクセル。サムスン製であるとされている。そして本体価格は999ドル(約11万円)からで、10月27日に予約が始まり、出荷は11月3日になる。

この新しいiPhoneは、多くの重要なアイデアを一歩先へと進めた。無線充電にしてもそうだろう。どのような規格を採用しても、それを妥当であると思わせてしまう力がアップルにはある。さらにiPhone Xは、これからARの時代がやってくるという力強い宣言でもある。それは、すでにやってきているのかもしれない。( 2017年9月13日 )

 

Appleさんは、昔から“ブランド イメージの住み分け”が決してお上手ではなく、過去にも高級モデルを発売した事によって、同時発売中のエントリー モデルが売り上げ急降下という失態経験多数で御座いました。ソノ点を考慮致しますと、今回発表された3機種中最も高級な「 iPhone X 」の発売日だけ先延ばしにしたのは、(実際の理由はさて置き)誠に賢明な判断であったと考えます。

 

 

コノ「 iPhone X 」最大の特徴は、限りなく“ベゼルレスのデザイン”でありますが、ソレだけではSAMSUNGさん他“Android陣営の後追い”でもあり、新製品としてのインパクトにはイマイチ不十分で御座います。そこで今回Appleさんが「 iPhone X 」に込めたのは、新OSを中心とした環境がユーザーに与えてくれる、誰も知らない“未知なる体験”なのかも知れません。

 

因みに私はメール、ブログ、インターネットetc.を全てiPadに依存するヘヴィー ユーザーであり、「 iPad Pro 10.5 」と「 iPhone 6s 」を一つのiTunesで共有しております。謂わば“家庭内インフラ”が完全にAppleさん仕様で御座います。加えて「 iPhone 6s 」のローンが丁度11月に完済致しますので、ド貧乏人の私でさえ「 iPhone X 」は“次期主力スマートフォン最有力候補”でありました。

 

但し、“ヒジョーに魅力的なダーク ホース”が登場する迄は(以下引用)……………

 

【 折り畳みディスプレイのGalaxy Noteを2018年発売、サムスンモバイル社長が明言 】( engaged 日本版 )

韓国で行われているGalaxy Note8のメディア向けイベントの中で、Samsungのモバイル事業責任者 コ・ドンジン氏が、以前から噂されている折り畳めるディスプレイを搭載したスマートフォンを2018年にリリース予定だと発表しました。( 2017年9月12日 )

 

SAMSUNGさんの超目玉“アップネクスト名”も、何と「 Galaxy X ( ギャラクシー エックス ) 」!

 

そこで、“X(テン)”を選ぶべきか?……………

 

 

はたまた、“X(エックス)”を選ぶべきか?……………

 

✳️ 上記はSAMSUNGさん制作による公式ビデオではありません。飽くまでも“第三者制作によるイメージ ビデオ”で御座います。

 

ところで「 iPhone X 」の重要パーツは、全て“SAMSUNGさん製”との事でありますから、もし「 iPhone X 」がバカ売れした場合SAMSUNGさんは、「 Galaxy X 」を生産する時間すら無くなってしまうのでは?と、余計な心配で悩む変態オッサンでありました。

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)