賢者 VS 巨大企業 ……

FERRARIさんと云う企業は、“市販車販売部門”よりも“レース部門”の方が実質的な経営規模が大きく、よってF1運営元のFIA(国際自動車連盟)によれば、F1に於けるFERRARIさんは“レース専門企業”の扱いでありまして、現在の“ワークス チーム(自動車メーカー直営チーム)”は、“RENAULTさんとMERCEDES-AMGさんだけ”との見解で御座います。

オリンピック同様に、“近代F1”が商業主義にドップリ浸かっているのは皆さんも御存知の通り。しかしながら本来のF1は、“上限のないスポーツカー実験室”的な側面が強く、誠にピュアなモーター スポーツでありました。

FERRARIさんが、“孤高のレーシング集団”としてモーター スポーツ史に存在を確立出来たのは、マス企業ではなく“小〜中規模プロフェッショナル集団”であった点が大きく、時代の流れetc.を考慮すると、FERRARIさんライクな“モーター スポーツに特化した企業”は、今後2度と現れない様な気が致します……………

そんなモーター スポーツ史の中で、1960年代に“打倒FERRARI”に全身全霊を掛けた「 小規模プロフェッショナル VS 大規模マス カンパニー 」の構図があったのを御存知でしょーか?……………

一般大衆車で大成功を収めたFORD社が、更なるイメージ向上の為に“モーター スポーツ”進出を決定した際、FORD社の目玉政策は何と“FERRARI社買収”でありましたが、“全イタリア国民”の反対により断念。そこで自社製レーシング カーによる“打倒FERRARI”を画策。舞台に選ばれたのが「 ル マン24時間レース ( 24 Heures du Mans ) 」でした。

その“トゥルー ストーリー”を描いた書籍はいくつも存在し、映画化権を所得したという話も何度か聞きましたが、何故か今迄映画化されなかったので御座いますが、コノ度“超一流キャスト&スタッフ”により待望の映画化が実現。

『 フォード VS フェラーリ ( FORD VS FERRARI ) / 監督 : ジェームズ マンゴールド 2019 』

❇️ 2020年1月、全国一斉ロードショー予定。

1996年の「 ル マン24時間レース 」、“FERRARI 330P3とFORD GT-40Mk.IIの死闘”を描いた本作品。

カー エンジニアのキャロル シェルビー(「 AC コブラ 」生みの親)役がマット デイモンさん。レーサーのケン マイルズ役がクリスチャン ベイルさんという、“どー転んでも面白いに違いない”と断言出来るキャスティングであります!

因みに私は、“映画館すら無いド田舎”に住んでおり、試写会にも参加出来ません。よってトレーラー(予告編)を観た個人的な感想に加えて、本編を観た欧米人メル友の感想を参考にした、謂わば“独自の無責任オススメ”をウリとしております。ソレにしても本作品。公開時期がアメリカ本国で12月と迫っているにも拘らず、いつも以上に“事前情報に乏しい”のでありますが、公開中の“公式トレーラー”を観ただけでも、充分に面白さを“予感”させてくれます。

『 FORD VS FERRARI / James Mangold ( 2019 ) 』

ところで……………

「 ル マン24時間レース 1966 」の資料を調べてみましたら、8台のGT-40Mk.IIがワークスマシンとしてエントリー。5台のGT40Mk.Iがプライベーターマシンとしてエントリーしており、最終的には、“ブルース マクラーレン(F1 マクラーレン チーム創設者) / クリス エイモン組”のGT-40Mk.IIが優勝しております。

つまり、主人公クリスチャン ベイルさん演じるケン マイルズ選手、実は優勝していない訳でありまして、ソノ辺りのストーリー展開が如何なものかと、ヒジョーに気掛かりな変態オッサンで御座いました……………

( 画像は全てネットから拝借。)

クール ビューティーとマッスル ビューティー ……

ヘアメイク時代に各自動車メーカーさんCMを担当させて頂き、広報の方から貴重な情報をお聞きした際、特に印象的だったお話がありました。

「大型セダンよりもスポーツカーの方が企画、製作、製造に関してお金が掛かります。加えて、購入層が限定されるので売り上げは低い。つまり、FERRARIさんやLAMBORGHINIさんの様な“小規模専門メーカー”ではなくて、“大手大衆車メーカー”がスポーツカーを発売する事自体、実はビジネス上“非常にリスキーな行為”なんですよ。」……………

例えるならば「大型旅客機よりも戦闘機の方が企画、製作、製造が大変だから高価になってしまう。」原理に近いのだと思います。

故に、“グループ企業内で共同開発、並びに共通パーツを多く使用する事でコストを削減する”という方法が、世界中でポピュラーになりつつあります。

❇️ 記憶に新しいところでは「 Lamborghini Huracán ( ウラカン ) 」& 「 AUDI R8 V10 」……………

「 Lamborghini Huracán Performante ( 2017 ) 」

「 AUDI R8 V10 ( 2016 ) 」

お互いのメーカーさんが公表している情報は極めて限定的でありますので、詳細の程は明らかではありませんが、上記の2台は“パワートレイン、シャシーetc.”を共用しております(Lamborghiniさんが製作)。それぞれが“自社流”にアレンジしているとは云え、謂わばれっきとした“兄弟車種”であり、ドライブ フィーリングもさぞ近いのでは?と想像出来ます。

御存知の様に、LamborghiniさんとAUDIさんは共に“ Volkswagen グループ”に所属しておりますので、共同作業は比較的スムースに行われたと思われますが、資本無関係メーカーの場合は、あらゆる意味で困難が伴うに違いありません。

BMWさんとTOYOTAさんが「次期BMW Z4とTOYOTA SUPRAは、共通プラットフォームを使用した素晴らしいスポーツカーになる。」と発表して話題になったのは、確か2014年頃だったと記憶しております。但し、コンセプトは同様ながらも両社の間にはかなりの温度差があったらしく、ドイツ モータースポーツ関連誌には、幾度となく「BMWとTOYOTAによるプロジェクトが頓挫した。」的な記事が掲載されました……………

❇️ 昨年、BMWさんから「 新型Z4 」が正式発表された後も「やはり“兄弟車種”SUPRAは無しか?」と噂されておりましたが、先日やっと公の場に登場致しました。

誠に失礼ながら、「 先代プリウス 」あたりからTOYOTAさんのデザインは方向性が変わり、“攻め方が間違っているのでは?”と感じていた私は「 新型SUPRA 」が、“TOYOTAさんの原点に立ち戻ったデザインになる”と勝手に期待しておりましたので、こんな“超マッチョ「 新型SUPRA 」”には、正直なところ“違和感満載”で御座います……………

確かに「 SUPRA 」は、“抑揚のあるデザイン”が特徴でありましたが、2019年デザイン トレンド及びTOYOTAさんの“スポーツカー戦略”に当てはめた場合、いささか“視点がズレている”と思えて仕方ないのであります。

❇️ 因みに、兄貴分の「 BMW Z4 」は……………

“BMWさんとTOYOTAさんの違い”と言ってしまえば、確かにソノ通りでありますが、“一歩先のデザイン”を踏まえた上で、敢えて“半歩先のデザイン”を選択するデザイン ポリシーは、BMWさんを筆頭として“ドイツ勢”の方が進んでいると感じますし、ソレは“ジャーマン デザイン”に共通するセオリーなのかも知れません。

何れにしても、予価は「 新型SUPRA 」が“約500万円〜”、「 新型BMW Z4 」が“約600万円〜”と云われておりますので、そんなシロモノを気軽に購入可能なのは、当サイト プロデューサーの“秀津風親方さん”位であり、私には全く無縁の物体で御座いますが……………

❇️ ジャーマン デザインの特徴は、“引き算による美しさ”だと改めて実感した変態オッサンでありました。

( 写真は全てネットから拝借。)

実は冬こそオープンカー ……

❇️ 1981年〜2013年、東京のお話。

 

真夏の“熱帯地獄”にFERRARI、PORSCHE等の高級オープンカーを、汗だくで運転している“オシャレなお兄さん”を拝見する度「もし北海道に帰る事になったら、夏の北海道で“是非ともオープンカーに乗りたい”。空気が乾燥しているので“ムチャクチャ快適”に違いない。」と心の中で叫んでおりました。

1981年に上京した際には、“旅行以外では2度と北海道には戻らない”と決心致しましたが、東京生活には予想外の“山&谷”があり過ぎました。一時的に“成功しかけた時期”もありましたが、離婚したり破産廃業した後は14年間ものバイト生活……………

気が付けば母親が他界し、残された父親も“要介護状態”となってしまった2013年、恥ずかしながら32年振りの“北海道人”に回帰。

 

約2年間の“父親介護生活”終了後、かねてからの夢だった“オープンカー購入”を決意致しましたが、予算の関係上“老体(1998年製)『 BMW Z3 』”になってしまいました。加えて、当初3年間の“膨大な出費(車検並びに修理)”で銀行口座があっけなくスッカラカンに……………

それでも“日本一湿度が低い夏”のオープン走行は、何にも変え難い快感でありまして、天気が良い日は“北海道に戻って大正解”と心から実感致しました。

 

 

 

 

しかしながら、唯一の悩みは「 オープンカー シーズン 」が余りにも短いので御座います(6月〜9月)。

“冬タイヤ”に交換すると同時に「 オープンカー シーズン 」はアッサリと終了。毎年10月以降の“オフシーズン”は極めて憂鬱な気分になります。

 

 

 

 

ところが先日、オーストリア人メル友 ( 因みに『 AUDI R8 スパイダー 』御愛用 ) からメールあり。

 

❇️「BMW Z3の調子はどーだい?いよいよ“コアなオープン ドライブ シーズン”突入だね。本当にワクワクするよ。」by “ウイーンの走り屋 ( 仮称 )”……………

 

詳しく訊いてみると「オープンカーは、“シートヒーターをMAXにして冬に乗る”のが最も爽快。“お尻がホットで頭がクール”って最高だよね。」との御言葉。

 

“なるほど納得”で御座いますが、そんなの北海道でやったら“命に関わる危険性”を含みますし、ヴィジュアルとしては“危ないオッサン”にしか見えません。運が悪けりゃ“110番通報”されるかと思われますが、「 オープンカー 」は“非降雪地帯で冬に乗るプレジャー ビークル”だという新解釈。

 

 

『 アストンマーチン ヴァンキッシュ ヴォランテ ( ASTON MARTIN Vanquish Volante )  2016 』

 

『 ポルシェ 918 スパイダー ( PORSCHE 918 Spyder )  2013 』

 

『 ブガッティ ヴェイロン グランスポーツ ヴィテッセ ( BUGATTI Veyron Grand Sport Vitesse )  2011 』

 

 

昔、我が国の“某 有名ロック ヴォーカリスト”さんに「ロックンローラーは“1年中オープンで走らないとダサい”よね?」と言われて、返事に困った変態オッサンでありますが、ヨーロッパ(少なくともオーストリア)では、一般人の素人さんでも“1年中オープンで走らないとダサい”のかも知れません。

 

❇️ 以下に「 オープン走行基本ビデオ 」を御紹介致しますので、御参考にして頂ければ幸いです。

但し“夏バージョン”で御座いますのでコスチューム、シチュエーションその他は、御自分でアレンジの程を宜しく御願い致します……………

 

 

『 ASTON MARTIN Vanquish Volante ー The Ultimate Volante ( ASTON MARTIN 公式プロモーション ムービー ) 』

 

 

“非降雪地帯”にお住まいの皆様、是非とも充実した“オープンカー ライフ”をお楽しみ下さい!

 

 

 

 

 

( 画像1、4〜10はネットから拝借。画像2、3は自身のインスタグラムより。)

前衛とクラシックの融合 ……

映画ファンにとっては「 007シリーズ 」のボンドカーとして特に有名なAston Martinさん ( Aston Martin Lagonda Limited : イギリス , 1913〜 )。

イギリス(ヨーロッパ)を代表する高級スポーツカー メーカーとして、自動車産業の歴史に輝かしい栄光を刻み続けておりますが、FERRARIさんやPORSCHEさんに比べると、あらゆる意味で“一味違う香り”の名車かと……………

 

 

『 Aston Martin DB5 & Mr. Sean Connery 』

『 Aston Martin DB5 & Mr. Daniel Craig 』

 

 

チョットだけAston Martinさんの“おさらい”をさせて頂きますと、生産量並びに企業規模に関しましては、LAMBORGHINIさんとFERRARIさんのちょうど中間に位置しており、極めて“ハンドメイドに近い工法”を得意とする高級スポーツカー メーカーで御座います。

しかしながら、ソノ知名度はスーパー スポーツカーの中ではマイナーの部類に属し、故に1970年代に大勃発した所謂“スーパーカー ブーム”の際にも、名前が登場する事は殆ど無かったと記憶しております。つまりAston Martinさんは、謂わば“軟派モーター ファンを排他するオーラ”を発散しており、ある種“別世界のブランド”として認識されている訳であります。

 

 

 

 

ところで……………

ファッション フォトグラフに興味をお持ちで、ブルース ウェーバーさんやマリオ テスティーノさんを御存知のお方でも、ニック ナイトさんは御存知ないのが現状かと思われます。

 

 

ニック ナイトさん ( 本名 Nicholas David Gordon Knight OBE : イギリス , 1958〜 )

 

 

1980年代、我が国が世界に誇るYohji Yamamoto ( 山本 耀司 ) さんのワールド キャンペーン フォトによって、一躍“スター フォトグラファー”に躍り出たニック ナイトさん。

 

 

『 Yohji Yamamoto / Nick Knight  1986 』

『 Yohji Yamamoto / Nick Knight  1988 』

 

 

今にして思えば、ファッション フォトグラフに於いて“CGリタッチ”が本格導入される以前でしたので、誰もが“初めて目にするヴィヴィッドな作品群”はおそらく、“ライティングとプリント テクニック”によって生み出されたのであろうと想像致します……………

 

 

『 Nick Knight  2018 』

 

 

 

1980年代、ファッション フォトグラフに大革命を起こし、最近では“イギリス王室 公式写真”を手掛ける等、多様なジャンルで“イギリス(ヨーロッパ)を代表するスーパー フォトグラファー”ニック ナイトさん。

2017年にはジャパンで個展が開催されたにも拘らず、一般知名度は乏しいままであり、未だに“日本語版ウィキペディア”すら存在しておりません。

 

そんな“Aston Martinライクなフォトグラファー”ニック ナイトさんが、コノ度「 Aston Martin DBS Superleggera 」プロモーション ビデオの“監督及び撮影”を担当。

只今“絶賛公開中”なので御座います。

 

 

 

『 Beautiful is Absolute ー The new DBS Superleggera / Nick Knight  2018 』

 

 

上記作品のポイント……………

❇ 1 ) ニック ナイトさんが自動車メーカーのプロモーション ビデオを撮るならば、メーカーはAston Martinさん以外には考えられない。

❇ 2 ) Aston Martinさんがプロモーション ビデオを制作するならば、監督はニック ナイトさん以外には考えられない。

正に“世界最強タッグ”に相応しい「 Nick Knight ✖ Aston Martin 」のコラボレーション!

 

 

因みに、某友人 ( 30代女性、国際A級ライセンス所有、自称“北川 景子さん似” ) の独り言……………

「私の夢は40歳〜60歳でFERRARIやPORSCHEを乗り継いで、60歳を過ぎたら“真っ赤なAston Martin”に乗る事です。」

 

 

『 Aston Martin DBS Superleggera  2018 』

 

 

変態オッサンは“あと4年で60歳”を迎えますが、どー頑張っても「 Aston Martin DBS Superleggera ( お値段“約3500万円” ) 」は買えそうにありません。

よって、当サイト プロデューサーの“秀津風親方さん”に是非とも御購入頂きたいと思います……………

 

 

 

 

 

( 画像1〜7はネットから拝借。画像8〜9はニック ナイトさんのインスタグラムより。画像10〜13はネットから拝借。)

狙われたら最期 ……

決してマスメディアのトップニュースにはなり得ませんが、TOYOTAさん、NISSANさん、HONDAさんetc.世界に誇る自動車メーカーが数多く存在する我が国では、自動車メーカーさんが“特別なパトカー”を都道府県の警察に寄贈する事があります。コレは謂わば“法執行機関による製品テスト”的側面を持ち合わせておりますが、自動車メーカーさんにとっては、重要なイメージング戦略の一つなので御座います。

記憶に新しいところでは、栃木県警察さんが先日「 NISSAN GT-R 」のパトカーを公開してカーマニアの間で話題となりました。しかも今回は“自動車メーカーさんからの寄贈”ではなく、“県民からの寄付”という点でも脚光を浴びました(以下引用)。

 

 

【 栃木県警察、R35型「GT-Rパトカー」を初公開 】( Car Watch )

栃木県警察は6月15日、日産自動車のスポーツモデル「GT-R」を警察車両として採用した「GT-Rパトカー」を初公開した。GT-Rパトカーは県民からの寄付により寄贈されたもので、同日、栃木県庁で福田富一栃木県知事が参加するセレモニーが行なわれた。栃木県警では、今回公開されたGT-Rパトカーは高速道路でのパトロールや交通安全イベントへの参加などに活用する考え。なお、6月16日の「県民の日記念イベント」で栃木県庁 昭和館前に展示される予定。( 2018年6月15日 )

 

 

御存知の様に、公道に於いてパトカーは“合法的最速車両”であります。詳細スペックは非公開ながら、市販車に比べてへヴィーなチューニングが施されているのは容易に想像出来ます。

加えて、一般人にとっては“乗車する機会が皆無の車両”でもあり、故にベールに包まれた“ミステリアスな雰囲気”が、王道と一線を画す“マニアックなクルマ好き”を刺激するのだと思います。

( お陰様で私は、過去に何度か“乗車させられた経験”があります。)

 

そこで本日は、“思わず乗りたくなる”魅力満載のパトカーを世界中から厳選して、極めて独断と偏見に基付いた「 ワールド ポリスカー ベスト10 」を御紹介致します。

例えば諸外国でレンタカーを運転中に、以下の車両がルームミラーに映った際には、素直に“投降”なさって弁護士さんを呼ぶのが宜しいかと……………

 

 

❇ 10位

『 PORSCHE 911カレラ S / ドイツ警察 』

やはり“ドイツ警察さん&PORSCHE ポリスカー”は、既に“ドイツ名物”として定着した感が御座います。

余りにも有名なアウトバーン ( Autobahn : ドイツ 〜 オーストリア 〜 スイスを結ぶ長距離高速道路 ) 用には、更に“超強力なPORSCHE ポリスカー”も御用意されております。

 

❇ 9位

『 BMW X5 / イギリス警察 』

以前からBMW ポリスカーでお馴染みの「 スコットランド ヤード ( ロンドン警視庁 ) 」さんで御座います。

現在は“多様なBMW ポリスカー ラインナップ”を誇りますが、昨今流行りの“SUV ポリスカー”が実にお洒落でポイントアップ。

 

❇ 8位

『 DODGE バイパー / アメリカ警察 』

アメリカン ポリスカーと云えば“大型セダン”のイメージが強力でありますが、こんな“超ファンキーなポリスカー”を採用している州も御座います……………さすがUSA。

 

❇ 7位

『 HONDA NSX / イギリス警察 』

“ジャパンが誇るスーパー スポーツカー”初代NSX(後期型)が、遠く離れたイギリスの地で“美し過ぎるポリスカー”に変身で御座います。

 

❇ 6位

『 FERRARI 348ts / コロンビア警察 』

失礼ながら“財政的 貧乏イメージ満載”のコロンビア警察さんが、FERRARI ポリスカー、しかも“オープンカー”とは誠に驚きで御座います……………

因みに、パトライトはタルガ バー部分に固定されておりますので、“頭に載せてゴムバンドで固定”する必要はありません。

 

❇ 5位

『 FERRARI 612スカリエッティ / イギリス警察 』

間違いなく“最も渋いFERRARI”で御座います……………

イギリス警察さんには「 高級スポーツカー 特殊選定部隊 」が稼働中であると確信した瞬間。

 

 

こーやって5位〜10位を振り返りますと、全くノーマークだったコロンビア警察さんの“意外性”と、イギリス警察さんの“強気”が印象的で御座いますが……………

 

 

❇ 4位

『 LAMBORGHINI ガヤルド / イタリア警察 』

イタリア在住知人によれば、LAMBORGHINI ポリスカーは当初“移植臓器運搬その他、特にスピードを要する任務用”に導入されたとか……………

何れにしても、担当ポリスマンさんは気分最高のクルージングで御座いまして、真面目に任務を遂行しているのか極めて疑問。

 

❇ 3位

『 McLaren MP-4-12Cスパイダー / イギリス警察 』

遂に“少量生産ハイパー スポーツカー”が登場。

McLarenさんではお買い得モデルに属する「 McLaren MP-4-12C 」とは云え、お値段は“約3000万円なり”で御座います。見たところルーフ上にパトライトが固定されており、電動ルーフがオープン可能なのか気になるところ……………主にハイウェイ パトロールで活躍中。

 

❇ 2位

『 BUGATTI ヴェイロン / ドバイ警察 』

御想像通りドバイ警察(金満)さんは、何と“オーバー2億円”のBUGATTI ヴェイロン他、アイキャッチ フォトに使用したLAMBORGHINI アヴァンタドールを含む“大量のハイパー ポリスカー”を所有。

しかもメーカーさんからの寄贈ではなく、殆どが“ドバイ警察 自腹購入”なので御座います……………“世界一太っ腹”なポリス カー事情。

 

しかしながら、世界には“コレよりも更に上”が……………

 

 

❇ 1位

『 CAPARO T1 / イギリス警察 』

上記車種に関しましては、殆どのお方が御存知ないかと思われますので、若干説明させて頂きます。

 

 

「 CAPARO ( キャパロ ) T1 」とは……………

イギリスの“独立系 ハンドメイド スポーツカー メーカー”CAPAROが生産するスーパー スポーツカー。

最高出力500馬力、最高速度322km/hは今更ぶったまげる程のスペックではありませんが、車体乾燥重量(ガソリン、オイル等の液体重量除く)は“驚異の470kg”により、0〜100km/h到達時間“僅か2.5秒”を実現。

 

 

つまり、ルックスもスペックも正に“まんまレーシング カー”なので御座います。

こんな“恐ろしい物体”をポリスカーに採用するなんて、イギリス警察さんの“度胸とセンス”には、ブラボー以外の言葉が見つかりませんが、“まんまレーシング カー”に乗って、一体何をどーやって取り締まるのでしょーか?……………

 

「 Brexit ( ブレグジット ) : イギリスのEU脱退 」に改めて納得した変態オッサンでありました!

 

 

「 CAPARO T1 ポリスカー 」

❇ ところで、北海道警察さんへ御提案させて頂きます。

“日本一長い直線道路”を有する北海道の特徴を考慮して、是非とも「 CAPARO T1 ポリスカー 」導入の御検討を御願い致します……………

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

罪と罰 ……

2017年度末から本年度に掛けて発生した事件で、“進展”もしくは“終息”を待って御紹介したいと考えていた“ある案件”がありましたが、マス メディア並びに在米メル友からも新情報が提供されませんので、本日ココに取り上げさせて頂きます。

2017年、ハリウッドの超大物プロデューサー、ハーヴェイ ワインスタインさんが“セクハラ問題”で失脚。余波は世界中のあらゆるジャンルへと飛び火して、現在“世界的 #MeTooムーブメント真っ只中”なのは御存知の通りでありますが、今回の案件は“バイ セクシャル問題”も含んでおり、事態はチョット複雑であります(以下引用)……………

 

 

【 今度の性被害者は男性モデル!ヴォーグ誌が著名写真家を「クビ」に 】( Newsweek )

米ヴォーグ誌が、セクハラ疑惑の渦中にある著名なファッション写真家2人を「クビ」にした。13日にニューヨーク・タイムズ紙は、写真家のマリオ・テスティーノ(63)とブルース・ウェバー(71)のセクハラを告発する多くの男性モデルの声を伝えた。これを受けてヴォーグのカリスマ編集長アナ・ウィンターは、テスティーノとウェバーには「当面の間」仕事を依頼しないと発表した。

テスティーノに対しては13人の男性モデルおよび元アシスタントがセクハラ被害を訴えているほか、ウェバーに対しては15人の男性モデルから、性的な行為を強制されたほか、撮影の最中に必要もないのに裸にさせられたとの声が上がっている。ウェバーは、カルバン・クラインのセクシーなCMを撮影したことでも知られる。「セクハラは絶え間なく続いた」と、テスティーノと90年代に一緒に仕事をした元アシスタントは述べている。( 2018年1月15日 )

 

 

当ブログではスッカリお馴染みのブルース ウェーバーさん。

今現在“存命している写真家”の中で、ファッション フォトグラフに於いては間違いなく“世界の頂点に君臨する写真家”で御座います。

 

 

左からブルース ウェーバーさん、アナ ウィンターさん ( ヴォーグUSA 編集長 ) 、ラルフ ローレンさん ( デザイナー ) 、何とも豪華な“モード界 大御所3ショット”。

 

そんなブルース ウェーバーさんと“双璧を成す存在”のマリオ テスティーノさん。

[ Mario Testino : ペルー ( 現在はイギリス国籍 ) , 1954〜 ]

 

 

ブルース ウェーバーさんの芸風が“グラマラス”や“スキャンダル”という表現に象徴され、“緊張感”と“説得力”を強烈にアピールした写真であるのに対して、マリオ テスティーノさんの世界観は、“ブルース ウェーバーさんを若干ソフトにした感じ”と云えば分かり易いかと思います。故に“2大ファッション フォトグラファー”と称されるお二人でありますが、マリオ テスティーノさんに関しましては、故 ダイアナさんのポートレイトが特に有名かと……………

 

 

『 DIANA / MARIO TESTINO  1997 』

 

 

因みに、ヘアメイク時代の私にとってマリオ テスティーノさんは、ブルース ウェーバーさん同様に“憧れのスーパー フォトグラファー”として、極めて特別な存在でありました。

 

 

『 GUCCI / MARIO TESTINO  1996 』

 

『 MICHAEL KORS / MARIO TESTINO  2015 』

 

 

現時点では“アメリカ版のみ”でありますが、ブルース ウェーバーさんとマリオ テスティーノさんが“天下のVOGUE誌”から締め出されたという事実は……………

 

❇ メジャー リーグ ベースボールに例えた場合。

「 ニューヨーク ヤンキース 」さんと「 ロサンゼルス ドジャース 」さんの2球団が、ペナントレース中に“協会を不可逆的脱退”に相当。

❇ F1 グランプリに例えた場合。

「 フェラーリ 」さんと「 メルセデス AMG 」さんの2チームが、シーズン中に“連盟を不可逆的脱退”に相当。

 

つまり、モード界の歴史に残る大事件であると同時に、ファッション エディトリアル界にとって“前代未聞の大損失”なので御座います!

 

 

『 British Vogue / MARIO TESTINO  2016 』

 

『 French Vogue / MARIO TESTINO  2016 』

 

『 American Vogue / MARIO TESTINO  2015 』

 

 

確かに“セクハラ”は許し難い重大犯罪でありますので、ペナルティーとしてソノ後一定期間の活動禁止は妥当な処分かと思われます。

しかしながら、一部マスコミ報道で炎上している様に“数十年前の行為をほじくり返して、当該人物の全功績を否定する”のが、はたして妥当な“罪と罰”でしょーか?……………

 

 

『 British GQ / MARIO TESTINO  2015 』

 

『 VANITY FAIR / MARIO TESTINO  2014 』

 

 

マリオ テスティーノさんによる作品群は、例えどんな事があろうとも“翠玉の如く輝き続ける”と、信じて疑わない変態オッサンでありました。

 

 

『 MICK JAGGER and KEITH RICHARDS / MARIO TESTINO  2014 』

 

 

 

 

 

( 写真2〜5はネットから拝借。写真1、6〜14はマリオ テスティーノさんのTwitterから拝借。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明暗を分けた盟友 ……

例えば自動車のFERRARIさん、時計のPATEK PHILIPPEさん、カメラのLEICAさんetc.所謂“老舗名門ブランド(メーカー)”は、紆余曲折を乗り越えて現在に至っている訳でありますが、最も重要なファクターは“時代に合わせて変化(進化)する事”で御座いまして、ソレ無くして、次の時代に存続させ“伝統”を死守するのは不可能かと思われます。

エレキ ギターで有名なFenderさんが、高級オーディオやアパレル分野に進出し、徹底したクオリティー コントロール並びにイメージングによって、順調な進化を遂げておりますのは以前お伝え致しました。

ところが、エレキ ギターの盟友Gibsonさんの状況は、Fenderさんと余りにも異なっておりました(以下引用)……………

 

 

【 米楽器メーカー ギブソンが倒産する可能性は? ギターを取り巻く音楽業界の“今”を読み解く 】( Real Sound )

2018年2月、アメリカの楽器メーカーであるギブソンが、倒産する可能性に直面しているという報道は、ギターファンのみならず多くの音楽ファンを驚かせた。2月19日付の「ナッシュビルポスト」によれば、今年8月はじめに3億7500万ドル(約400億円)にのぼる負債の返済期日を迎え、さらに状況によっては7月末までに銀行借入金が1億4500万ドル(約155億円)増えることもあるという。(参考記事:Gibson brings back ex-CFO | Nashville Post)

ギタリストのレス・ポールと共同で設計したレスポールモデル(Les Paul Model)をはじめ、フェンダー社(Fender Musical Instruments Corporation)と並んで多くのギタリストに愛されるギターを生み出し、音楽シーンの側にいたことは説明するまでもないだろう。1902年に創業した伝統あるこの偉大なる楽器メーカーの不振は、「若者のロック離れ、ギター離れ」といった近年の音楽シーンの時流を象徴しているというマスメディアの声も少なくはない。反面で、フェンダーの業績は好調であるというし、日本のヤマハ株式会社は先日、アメリカを起点としたギター事業の拡大を発表したばかりだ。ギターを取り巻く楽器業界の今は、一体何が起こっているのか? ユーザーは何を求めているのだろうか? ( 2018年4月18日 )

 

 

Gibsonさんに於かれましては、我が国のONKYOさんとTEACさんを事実上買収した件(2012年〜2013年)が記憶に新しいところであります。よってFenderさん同様に、経営状態が順調であり次のフェイズに移行中である。と、勝手に思っておりましたが、実情はヒジョーに厳しい経営難に追い込まれており、某アメリカ人メル友によれば「残念ながらGibsonというメーカーは、夏には既に存在していないかも知れない。」との御言葉。

 

 

「 Gibson  Les Paul 」

「 Gibson  SG 」

「 Gibson  Flying V 」

「 Gibson  Explorer 」

 

 

ロックに興味がないお方であっても、誰もが御存知であろう上記商品群は正に“エレキ ギターのマスター ピース”とも呼べる逸品で、当然ながら超一流ギタリストさん御用達で御座います。

 

 

かのジミー ペイジさん ( 元 Led Zeppelin ) や……………

プレイスタイル&ファッションが個性的なスラッシュさん ( Guns N’ Roses ) や……………

スティーブン タイラーさんとの不仲説が囁かれるジョー ペリーさん ( Aerosmith ) や……………

羽生結弦さんで御馴染み「 パリの散歩道 ( Parisienne Walkways ) 」の故 ゲイリー ムーアさんや……………

 

 

代表モデル“レスポール”だけに限っても、コレ程のスーパー ギタリストさんから圧倒的に支持されております。

つまりGibsonさんは、ピアノ メーカーで云えばスタインウェイ ( Steinway & Sons : アメリカ , 1853〜 )さんやベヒシュタイン ( Bechstein : ドイツ , 1853〜 )さんライクな“グレイト メーカー”と言っても差し支えない存在。

 

 

 

 

カルヴィン ハリスさんの様な“DJ兼プロデューサー”が、トップスターとして君臨する現代のミュージック シーン。

“ギター ヒーロー”で思い浮かぶのは、スラッシュさんが最後ではないかと感じます。確かに記事でも指摘されている通り、若者の“ロック離れ&ギター離れ”は時代の象徴であります。しかしながら、ライバル ギター メーカーのセールスが好調な点を考慮するならば、やはりGibsonさんの戦略が、時代のニーズに対してベクトルがズレていたと言わざるを得ません……………

但しGibsonさんが消滅してしまうのは、ロック界のみならず音楽業界にとって“極めて重大な損失”で御座いますので、誠に僭越ながら、変態オッサンからひとつ提案させて頂きます。

 

✳ Gibsonユーザーである有名ミュージシャンの方々出資による「 ( 株 ) スーパー ギタリスト オールスターズ ( 仮称 ) 」を設立して、Gibsonさんの筆頭株主となって実効支配し、今後も経営継続するのが宜しいかと思います!

 

 

 

では最後に、“代表取締役就任予定(?)”のスラッシュさんが、Gibson レスポールを低く構えてカッコ良〜〜く登場する「 Dream On 」を御堪能下さい ( スティーブン タイラーさんのYAMAHA グランド ピアノにも御注目 )。

 

 

『 Dream On / STEVEN TYLER feat SLASH  2014 』

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

小宇宙 ……

我が国ではCASIOさんの『 G-SHOCK 』に代表される“ソーラー電波式リスト ウォッチ”がスッカリ定着した感があり、よって5〜6年に1度の電池交換さえ行えば、誰もが“1秒の誤差もない正確な時間”を手に入れられる環境にあります。

今後もタイムピース(主にリスト ウォッチ)は、より“多機能なケアレス ツール”に発展すると予測されますが、例えどんなに「 EV ( 電気自動車 ) 」が進化発展を遂げても「 クラシックカー 」の魅力が失われないのと同様に、機械式(自動巻及び手巻き)リスト ウォッチは、永遠に色褪せる事なく輝き続けると思われます。何故ならば“アナログ機械の魅力”は、人間の五感を刺激する“ある種の魔力”を秘めているからで御座います。

 

ところで皆さん、「 複雑時計 ( 又は複雑機構時計 ) 」という言葉を御存知でしょーか?……………

基本的には、以下の3点が“複雑時計3大機構”でありますが、内2機構以上が搭載されたリスト ウォッチは、“グランド コンプリケーション ウォッチ”と呼ばれております。

 

 

✳ 1 ) 永久カレンダー ( Perpetual Calendar )

“閏年や31日未満の月”を、機械が勝手に自動調整してくれる機能。

✳ 2 ) ミニッツリピーター ( Minute Repeater )

ボタンを押すと“時間や分”を鐘の音で知らせてくれる機能。

✳ 3 ) トゥールビヨン ( Tourbillon )

重力脱進機を常時回転させ、時計の“姿勢差によって生じる誤差”を最小限に抑えてくれる機能。

 

 

上記は何も“1700年〜1800年代に必要とされた技術”でありまして、現在は“数千円のデジタル ウォッチ”であっても、3大機構無しに極めて高精度かつ多機能をアッサリ実現しております。但し、そんな現代だからこそソノ様な“特殊技術”は、時計メーカー(時計職人)さんにとって重要アピール ポイントなので御座います。

実は、全てアブラアム ルイ ブレゲ ( Abraham – Louis Breguet : スイス , 1747〜1823 )先生の発明でありますが、特にトゥールビヨンに関しましては、製作可能な職人さんが“世界に十数人しか存在しない”と言われており(“ジャパンが世界に誇る”浅岡 肇さん含む)、別メーカーからリリースされた違う作品であっても、製作した職人さんは同一人物である場合が多く、当然ながら“トゥールビヨン搭載リスト ウォッチ”は、殆ど天文学的お値段になってしまうのであります。

( 因みにアイ キャッチ画像の懐中時計は、そんなブレゲ先生が何とマリー アントワネットさんの御注文で製作したものの、完成時には注文主さんが既に断頭台で処刑されており、残念ながら納品出来なかった“悲運の懐中時計”『 BREGUET : Marie Antoinette No.160  ( 1827 ) 』を、最新技術で忠実に再現した『 BREGUET : Marie Antoinette No.1160  ( 2008 ) 』)

 

 

『 BREGUET : 5347BR / 2A / 9ZU , クラシック グランドコンプリケーション ダブル トゥールビヨン  価格未定 』

『 BREGUET : 7087BR / G1 / 9XV , トラディション ミニッツリピーター トゥールビヨン  ¥53,870,400 』

『 PATEK PHILIPPE : Ref.5175  ¥309,000,000 』

『 PATEK PHILIPPE : 5016A  ¥900,000,000  ( ❇ 某オークションにて、俳優ブラッド ピットさんが落札 ) 』

 

 

“FERRARIさん”どころか……………

 

『 FERRARI : LA FERRARI ( ラ フェラーリ )  約 ¥200,000,000 』

 

“BUGATTIさん”が軽〜〜く買えてしまうコノお値段。

 

『 BUGATTI : CHIRON ( シロン )  約 ¥350,000,000 』

 

 

しかも宝石を散りばめた派手な装飾は一切無し、つまり純粋に“複雑メカの技術代”なので御座います!

更に近年、PATEK PHILIPPEさんやBREGUETさん等の所謂“雲上トラディショナル メーカー”ばかりではなく、カーボンファイバー、チタン、化学繊維を斬新にフィーチャーした“新進アヴァンギャルド ブランド”も登場致しました。

 

高級宝飾デザイナーだったリシャール ミル ( Richard Mille : フランス , 1951〜 )さんが、2001年スイスに創設したRICHARD MILLE。

コンセプトはズバリ“腕時計のF1”。偉大な有名アスリートが商品名となっております。

 

 

『 RICHARD MILLE : RM53-01 , パブロ マクドナウ  ¥110,484,000 』

『 RICHARD MILLE : RM70-01 , アラン プロスト  ¥101,520,000 』

『 RICHARD MILLE : RM27-03 , ラファエル ナダル  ¥96,120,000 』

 

 

東京に住んでおりました頃、何度かPATEK PHILIPPEさんetc.製トゥールビヨンを“腕に当てさせて頂いた経験”がありますが、重力脱進機が回転する様子は誠に圧巻で御座いまして、まるで腕に“小宇宙が出現したかの如き興奮”と、文字盤に吸い込まれる“不思議な感覚”を今でもハッキリと覚えております……………

 

正に、世界中でも“選ばれし極一部のお方”しか所有出来ないハイパー リスト ウォッチ。

しかしながら、ショップで手に取る権利は“世界中全ての人間”にあります。

 

 

 

 

“天才職人さんの超絶技法”を、是非とも御自分の五感で感じ取って頂きたいと思います。

 

 

『 PATEK PHILIPPE : Ref.5216 / webChronosTV 』

 

 

ところで変態オッサンは、かつてBREGUETさんの“数少ないステンレス製エントリー モデル”を所有しておりましたが、破産廃業により手放したのは云うまでもありません……………

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

 

空力の決死圏 ……

以前、“過去30年間に渡り『 F1 GRAND PRIX IN JAPAN 』皆勤賞”某友人のお話をさせて頂きました。

ソノ際は、レギュレーションの変更に伴って“如何にF1エンジン音が変化したか?”が争点でありましたが、某友人は又「昔に比べて“子供連れの観客”がめっきり減ったんだよね。やはり“今のF1デザイン”では子供が憧れないんだろーねぇ。」と危惧しておりました……………

レギュレーション自体は、業界全体の競争力を高めるべく改善(進化)しておりますが、世界中のあらゆる事例に関して“大人の事情”が存在致します。つまりレギュレーションの変化が、即ち“ファン フレンドリー”に繋がらないのが現実であります。

 

✳ 《 F1 GRAND PRIX 2018 》ポイント

1 ) 「 グリッド ガール 」の廃止。

_ 個人的には“大反対”で御座います。

2 ) 「 HALO ( ヘイロー : 頭部保護デバイス ) 」の導入。

_ 車体が反転した場合に“脱出し難い”との指摘あり。

3 )  「 レッドブル トロロッソ HONDA 」でHONDAさんの面目躍如なるか?

_ 誠に失礼ながら“予想外に速い”との情報あり。

4 ) 「 Alfa Romeo 」ブランドの復活。

_ 実際にはFERRARIさんによる“サブ ブランド”で御座います。

5 ) 「 エアロダイナミクス 」の新展開。

_ より“高次元かつ複雑怪奇”に。

 

 

先ずは極めて雑に説明させて頂きます。

近年のF1レギュレーションは、“環境への配慮”並びに“資金潤沢チームの独り勝ち回避”故に、パワーとスピードに対して“抑制傾向”にあります。にも拘らずコース レコードが毎年更新されるのは、空力特性を必死に研究して、主に“コーナリング スピード”を向上させているからで御座います。

ソレに必要不可欠なのが、フロント ウイングに代表される“ウイング類”でありますが、F1の空力哲学は航空機とは謂わば真逆理論によって、ボディーを“地面に押し付ける力(ダウンフォース)”を基本としております。しかしながら“地面に押し付ける力”が強ければ強い程、ボディーは安定走行致しますが、代償としてスピードが低下してしまいます。

したがって高速用、中速用、低速用と多種多様なウイングが必要となる訳でありまして……………

 

 

特に、サイド ポンツーン(側面の空気取り入れ口)周辺下部に至っては……………

 

 

まるで“深海魚のヒレ状態”で御座いまして、ディテール デザインが摩訶不思議過ぎて、もはや何が何だか“理解不能なディープ ワールド”の様相。他にも、あんな所やらこんな所やらに、プラモデルの如く小さな“穴”や“羽”のオンパレード。

 

 

コノ様にして空気を細かく取り入れたり、シャシー下を通る空気の流れを微妙に調整しなければ、現在のF1マシンは勝てないのでありますが、コレでは、デザイン云々以前の“空力ウォーズ”に突入した感満載。そしてマシンは全体像の美しさを失い続け、ますます“キッズが憧れないF1マシン”に成り果てるのでは?……………

 

因みに、“話題&問題満載”のF1 GRAND PRIX 2018 第1戦『 ROLEX AUSTRALLAN GRAND PRIX ( メルボルン グランプリ サーキット ) 』は、いよいよ明後日(現地時間16:10)決勝スタート。

 

 

 

本日のオマケ。

 

 

上記は、今シーズンから“F1セーフティカー”に選定された『 メルセデス AMG GT R 』で御座いますが、“超ド級パフォーマンス(最高出力585hp、最高速度318km/h)”に加えて、コックピット内は何と“Wi-Fiホット スポット環境(iPad2台完備etc.)”……………

“F1マシン”よりも“F1セーフティカー”がヒジョーに気になる変態オッサンでありました!

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

絶賛迷走中 ……

今年も「 秋冬 パリコレクション 」のシーズンとなりました。

世界中からファッション関係者がパリに大集合して、“花の都”は更なる華やかさと熱気に包まれます。但し、人気レストランやBARがヒジョーに混雑致しますので、プライベートではチョット憂鬱になる時期でもありました。

そんな「 2018 – 2019 秋冬 パリコレクション 」に先立って開催された「 2018 – 2019 秋冬 ミラノコレクション 」で御座いますが、話題の中心はやはり“アノGUCCIさん”でありましたが(以下引用)……………

 

 

【 グッチ 2018-19年秋冬メンズコレクション – サイボーグ・ボーイはアブノーマルが基本 】( FASHION PRESS )

グッチ(GUCCI)の2018-19年秋冬メンズコレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク2日目の2018年2月21日(水)に発表された。今季もウィメンズとの合同ショーである。テーマは「サイボーグ」。

毎シーズンアミューズメントパークさながらの大胆な演出を見せてくれる、アレッサンドロ・ミケーレ率いるグッチ。今季のインビテーションはショー開始までの時を刻むカウントダウンタイマーだ。受け取った瞬間からショー開始直前までワクワクさせてくれるハッピーな演出とは裏腹に、会場で待ち受けていたのはちょっぴり怖い手術室のセット。ランウェイにはオペ台が設置され、ショー開始の合図は心拍を計る医療装置の音色だった。( 2018年2月22日 )

 

 

以前も当ブログで取り上げさせて頂きましたが、GUCCIさんと云えば、トム フォードさん時代(1994年〜2004年)の“セクシー&ラグジュアリー路線”にスッカリ馴染んでしまった私は、2015年からクリエイティブ ディレクターを務める、アレッサンドロ ミケーレ( ALESSANDRO MICHELE )さんの“キワモノ路線(?)”には、正直なところ“キョーレツな違和感”を感じます!

 

飽くまでも個人的見解で御座いますが……………

“ファッション”とは今現在(一時的)の流行であり、対してもっと長いスパンで捉えたのが“モード”だと勝手に解釈しております。つまり、“ファッション”は世界中で毎日生み出されては消えて行くムーブメントであり、“モード”は後世に足跡を残し、数十年後も何らかの形で語られるべきシークエンスだと考えます。

“ファッション”最大の魅力は、ストリートや身近なコミュニティーでも発生可能な点でありまして、故に世間に対しても影響力が甚大で御座いますが、GUCCIさんの様な所謂“トップモード”は、凡人には購入不可能なお値段であり、よって世間に対する直接的影響力が小さい代わりに、“モード界の重鎮”として、後世に引き継がれる“遺産の一部”だと言っても過言ではありません。

 

私が不思議でならないのは……………

はたして世界中の“GUCCIフリークさん(実際に購入されている方々)”は、素直に“アレッサンドロ ミケーレ ワールド”を歓迎しているのでしょーか?

 

 

自動車のFERRARIさん、時計のPATEK PHILIPPEさん、カメラのLEICAさんetc.世界中のあらゆる一流品(高級品)には、何にも変え難い特有の“香り”が存在致します。ソレは謂わば“崇高で神々しい香り”であって、ソノ“崇高で神々しい香り”が、人々を魅了して止まないのだと思います。

 

確かに“先進性と斬新さ”が、ファッション(モード)の重要ファクターであるのは間違いありませんが、現在のGUCCIさんから漂うのは“何とも言えない異臭”で御座います。

 

 

✳ 『 独断と偏見による総括 』

例えどんなに高名な批評家さんが高評価しようとも、例えどんなにお金があろうとも、誠に失礼ながら“現在のGUCCIさんだけは着たくない”。

と、心に強く刻まれてしまった変態オッサンでありました……………

 

 

 

 

( 写真は全てネットから拝借。)