“世界に1台しか存在しない激レアFerrari”が、何と我が国の“納屋”で発見されたという信じ難いニュースが、全世界でケッコーな話題となっております(以下引用)……………
【 予想最高落札価格は驚異の200万ドル。 日本円で2億超えとなる“眠れる森(納屋)の美女”! 】( MEN’S➕ )
今回発見された「デイトナ」は1969年に販売され、そのあと同年にエンツォ・フェラーリの友人であり『Autosprint』誌の創業者&発行人であるLuciano Conti氏へと転売されたもの。その後も転売が繰り返され、いつしか日本の岐阜県の田舎へ…という物語をもっています(ちなみに最後の所有者は、タカイマコトさんという方)。しかもこの1台は、特別なボディをもった1台だったのです…。
「デイトナ」の製造は、わずか1200~1300台と言われる非常に希少なもの。生産期間は1969年から1973年で、“デイトナ24時間”で華麗な優勝を飾ったことからこの愛称で呼ばれるようになった人気モデルです。今回その「デイトナ」が日本は岐阜県の納屋から発見され、RMサザビーズから競売されることに。しかも驚くなかれ、今回は発見された「デイトナ」のボディは、アルミニウムでつくられた世界にたった1台しか存在しない公道仕様の「デイトナ」ということなのです。もちろん、スカリエッティ工場にて製造されもの。( 2017年9月7日 )
通称「 フェラーリ デイトナ ( 正式名称 : フェラーリ 365GTB/4 , 1968〜1973 )と云えば、変態オッサン世代にとってはアメリカTVシリーズ『 MIAMI VICE ( 特捜刑事 マイアミバイス ) / 製作総指揮 マイケル マン , 1984〜1989 』に於いて、ドン ジョンソンさん演じるソニー クロケット刑事の愛車「 フェラーリ デイトナ スパイダー 」を思い出すお方も多いかと思われます。
但しコレ、実は「 シボレー コルベット 」をベースとしたレプリカ(マクバーニー社製)で御座いまして、良〜〜く見るとシルエットのディテールが全く違いますし、劇中ではアッサリとスティンガー ミサイルで爆破されてしまいます……………
ソノ後、ソニー クロケット刑事の愛車は「 フェラーリ テスタロッサ 」へと変更されますが、激しいカー チェイス シーンにはコレ又“バレバレのレプリカ”が使用されました。つまり結果的には脚本、演出、音楽、ファッションの総合力で“世界的大ヒット”となった『 MIAMI VICE 』も、当初は極めて低予算のマイナー作品だった事が想像出来ます。
スポーツカーの運動性能を考えた場合、MR(ミッドシップ エンジン リヤドライブ)レイアウトが最も理想的であるのは、多くのレーシング カーがMRレイアウトを採用している点で証明されております。しかしながら、60年代に確立された“ロングノーズ&ショートデッキ”プロポーションが、“黄金比的魅力”に満ち溢れているのは間違いありません。
そんな“絶世の美女”「 フェラーリ デイトナ 」の、しかも“世界で唯一のアルミ ボディー市販車”が、ジャパン地方都市の“納屋”で発見されたとなれば……………
世界中のFerrariファンが狂喜乱舞するのも、加えて“オーバー2億円”という予想価格も正に納得で御座います。
ところで私も、4年前に父親介護で32年振りに実家に戻った際に、物置きで1969年製「 DAX HONDA ( 70cc ミニバイク ) 」を発見致しました。走行不能状態ではありましたが、ボディーは無傷でヒジョーに美しく、父親の愛情が感じられる1台でありましたので、父親他界後は始末に困っておりました(私の免許では運転不可)……………
札幌在住の親戚(メカ達人)が、“もし無料で戴けるのであれば、完璧にレストアして大切に乗らせて頂きます”と引き取って下さり、今は新しいオーナーさんの元で幸せな“第2の人生”を全う中で御座います。
今回の「 フェラーリ デイトナ 」も、新しいオーナーさんの元で素晴らしい“第2の人生”を開花して頂きたいと思います!
✳️ 追記(オークション結果報告、以下引用)。
【 岐阜の納屋で見つかった土まみれのフェラーリ、2億3490万円で落札 】( MEN’S➕ )
ロードゴーイング(一般販売用)デイトナとしては、いまやただ1台の軽合金ボディというこの車両。はたして落札価格は180万7000ユーロだった。1ユーロ130円で換算すると約2億3490万円だ。( 2017年9月14日 )
因みに落札されたお方は、当ブログ プロデューサーの“秀津風親方さん”との噂も……………
( 画像は全てネットから拝借。)
なかなかばっちりのイイ、タイトルです!!
スヨンちゃんの写真ともマッチしていて、実に素晴らしいと感じました…。
先日、「デイトナ」が納屋で発見されたことはちらっと聞いておりましたが、てっきり海外のお話かと思っておりました。それにしても、適正な落札価格かと思われますが、持ち主は全く気にしていなかったのでしょうかねぇ。羨ましい限りでございます…。
私もソコが気になるんデス……………
パリ時代、某貴族さんのカー コレクションを拝見致しましたが、複数のガレージにフェラーリ、マセラッティ、ランボルギーニを数十台所有して、若手レーサーを囲って全ての車を調整させておりました!
ソノお方は「仮に2〜3台無くなっても、ワシは気付かんよ。」と仰っておりましたが、今回のオーナーさんは状況が異なります。
何故、長年デイトナの存在に気付かなかったのでしょーか?……………
それにしても、“泥だらけ走行不能状態”でオークションに出品されて、それでも“オーバー2億円”ってスゴ過ぎますねぇ!!
レストア代に2000〜3000万円掛かるのでは?……………