一石を投じられるのか? ……

誠に失礼ながら、Appleさんの「 iPhone 」並びに「 iPad 」は“倦怠期真っ只中”に突入した感があり、Appleさんに於かれましては、もはや新製品発表に関して“何ら期待が持てない”今日この頃……………

そんなデジタル業界(スマートフォン、タブレット部門)に、もしかしたら“チョットだけ波風が立つ予感”の新製品が、来月SAMSUNGさんからいよいよ発売されます(以下引用)。

【 サムスンが折り畳みスマホ 22万円、5G対応 】( 産経新聞 )

韓国サムスン電子は20日、折り畳めるスマートフォン「ギャラクシーフォールド」を4月26日から世界で順次発売すると発表した。2画面あり開ければ7・3インチ、閉じれば背面の4・6インチが使える。価格は1980ドル(約22万円)から。日本での発売は未定。 「第5世代(5G)」と呼ばれる高速大容量通信ネットワークに対応した新機種を欧州で今夏発売することも発表した。世界スマホ市場首位のサムスンは、華為技術(ファーウェイ)など中国勢に激しく追い上げられており、斬新なデザインや高機能の製品投入で、巻き返しを図る。( 2019年2月21日 )


先ずは若干のオサライを……………

昔からSONYさん、NECさんetc.による“折り畳みディスプレイ 携帯電話(及びタブレット)”は存在致しましたが、言ってみればソレらは“ディスプレイを2枚繋げただけ”のシロモノでありました。

対して、数年前より各国の“デジタル製品 見本市”等で何かと話題になりながらも一向に実現されず、今回やっとSAMSUNGさんから発売されるシロモノは、“1枚ディスプレイ”を使用した正真正銘の“フォルダブル(折り畳み式) スマートフォン”で御座います。

上記の写真からも「 Galaxy Fold 」が“デザイン、質感共に素晴らしい出来栄え”であるのが推測出来ますが、私が大変気になる問題点も……………

❇️ 1 ) 高価な価格帯。

私が現在使用中の「 iPhone X ( 2017 ) 」が“オーバー10万円”であった事からも、新たなテクノロジーとギミックを採用した「 Galaxy Fold 」が、“オーバー20万円”になってしまうのは当然なのかも知れませんが、“スマートフォン 世界シェアNo.1”SAMSUNGさんのメイン ユーザーは、20代〜30代が最も多いと言われておりますので、“予価約22万円〜”という価格設定は極めて高価だと言わざるを得ません。特に欧米諸国では、我が国の様な“携帯キャリア主導ローン”がポピュラーではありませんので、購入には“ケッコーな勇気”が必要かと。

❇️ 2 ) 中途半端な本体サイズ。

私は「 iPad Pro 10.5インチ 」のヘヴィー ユーザーでもありますが、開いた状態で7.3インチの「 Galaxy Fold 」は、10.5インチから乗り換えるには小さ過ぎます。おそらく「 Galaxy Fold 」を購入したとしても「 iPad Pro 10.5インチ 」は平行して使用せねばならず、つまり、“スマートフォンとタブレットが1台で済む恩恵”が受けられません。

以上の2点を総合致しますと、一体どんな人が「 Galaxy Fold 」を購入して、一体どんなシチュエーションで重宝するのか?が、正直なところ、私には全くイメージ出来ないので御座いますが……………

『 Galaxy Fold / SAMSUNG 2019 』

“演出、映像、選曲”全てが秀逸なCMからは、“SAMSUNGさんの本気度”が伝わって来ます。

確かに「 Galaxy Fold 」が、2019年前半“台風の目”であるのは間違いありませんが、“折り畳み式スマートフォン”が今後如何に受け入れられ、そして“如何に発展を遂げるのか”は、現時点では未知数だらけの気が致します。

因みに、“情報漏洩疑惑”でスッカリ有名になってしまったHuawei ( ファーウェイ ) さんが、今秋発売予定の“折り畳み式スマートフォン”「 Mate X 」は、SAMSUNGさんの「 Galaxy Fold 」よりも更に高価なお値段(予価29万円〜)であります。

しかも、何とディスプレイを“外側に折り畳む”のが基本的な閉じ方……………

❇️ いっその事、クルクルと丸めて持ち歩ける“Roll Up スマートフォン”の開発&発売を、是非ともSONYさんに御願いしたい変態オッサンで御座いました!

( 画像は全てネットから拝借。)