「 Galaxy シリーズ 」で圧倒的な売り上げを誇るSAMSUNGさん。
ココ数年は“折り畳み式ディスプレイ スマートフォン発売か?”と注目を集めながらも、発売は来年以降に先送りされ、最近は“スマートフォン戦線の表舞台”から遠ざかっている感があります。
「 XPERIA シリーズ 」で熱心なファンを抱えるSONYさん。
昔から“ハイスペックと独自性に拘り過ぎる”社風があり、故にライバルとは“真っ向勝負”を避けた独自路線を歩んでおります。
対する“King Of スマートフォン”Appleさんは昨日、“新型iPhone並びにApple Watch”についての発表を行いましたが、“100%予想通りの内容”でサプライズ無し、よって“株価も下降気味”という残念な結果に。
実は今、スマートフォン業界に“一石を投じるかも知れない企業”がある事を、皆さんは御存知でしょーか?……………
但しソノ企業。“生い立ち”から説明する必要が御座います。
❇️ 1975年、ジム ジャナードさん ( 本名 James Jannard : アメリカ , 1949〜 ) がカリフォルニア州、オレンジ郡に「 Oakley ( オークリー ) 」社を設立致します。
Oakleyさんを一躍有名にしたのは、デザインと機能性に秀でた“スポーツ サングラス”なのでありますが、特徴的なデザインによってスポーツ フィールドのみならず、“映画の小道具”としても大活躍したのは御存知の通り(以下参照)。
『 Mission : Impossible 2 / 監督 : ジョン ウー ( 2000 ) 』
『 Mission : Impossible ー Ghost Protocol / 監督 : ブラッド バード ( 2011 ) 』
❇️ そんなジム ジャナードさんは1999年、飽くまでも“趣味の延長”として「 Red Digital Cinema Company ( レッド デジタル シネマ カンパニー ) 」社を設立(以下REDと呼称)。
2007年に「 Oakley 」社をイタリアの眼鏡メーカー「 Luxottica ( ルクソティカ ) 」社に“約2,000億円”で売却後は、「余生の全てをデジタル ムービー カメラに捧げる。」と正に“本気モード”に突入。
当時、“プロフェッショナル用デジタル ムービー カメラ”はSONYさんの独壇場であり、もしREDさんにサクセス チャンスがあるとすれば、“商品価格で下回るメリット”を活かしたライトユースのみだと考えられました。
ところが、独自の商品哲学に基づいて、確実に製品クオリティーを向上させ続けた結果……………
我が国の某TV局さんが、“4K並びに8Kカメラ システム”を全てREDさん製機材で構築したりetc.“プロフェッショナル用デジタル ムービー カメラ”のシェアでは、何とSONYさんに肉薄しつつある“世界第2位”に君臨。
ソノREDさんから間もなく、“ヒジョーに興味深いスマートフォン”が発売されます(以下引用)。
【 これがホログラフィックスマホHydrogen One――REDが公式画像を公開 】( Engadget 日本版 )
REDの新型スマートフォン「Hydrogen One」は期待通りの最先端端末となるのか、それとも過大広告なのでしょうか。
同端末は印象的なホログラフィックディスプレイを搭載し、モジュラー構造によって必要なアクセサリを増設することもできます。さらにそのデザインも流行とは一線を画しており、凸凹と波打った本体にはカーボンファイバーで囲まれた巨大カメラが鎮座しています。
Hydrogen Oneは8月に発売される予定でしたが、認証関連の問題でリリース時期が11月2日(仮予約分は10月9日)に延期されました。端末はAT&Tとベライゾン、Telcelから1295ドル(約14万円)にて、ブラックとシャドーのカラーバリエーションが発売されます。また最初に登場するのはアルミニウムバージョンのみで、チタンモデルは2019年に登場予定です。( 2018年8月26日 )
最大のウリである“ホログラフィック ディスプレイ(立体表示)”に関しましては、ド素人の私には理解不能でありますので、当ブログのプロデューサーである“秀津風親方さん”にお訊ね頂きたいと思いますが、“ホログラフィック ディスプレイ”は当面の間、主に“ゲーム ツールとしての表現能力”しか持ち得なく、熟成には更に数年は必要かと思われます。
むしろ注目すべきは“デザイン、質感、コンセプト”にあると私は考えます。
同社のメイン商品である“プロフェッショナル用デジタル ムービー カメラ”と見事に統一されたデザイン。そして“スペック云々”ではなく“オンリーワン”のコンセプトで勝負する心意気……………
“全面ディスプレイ化”によって各社のデザイン特性が消滅し、“ハイスペック化”によってテクノロジー特性も消滅しつつある現在。真の意味でiPhoneに対抗し得る条件は、もはやデザインやスペックではなく“商品自体が持つイメージ&ストーリー”なのかも知れません……………
加えて、AppleさんがiPodやiPhoneで大成功を収めた背景には、Appleさんがオーディオ メーカー(家電メーカー)ではなく、全く“畑違いの企業”であった点が大きかった気が致します。
つまりREDさんには、スマートフォン分野で“Appleさんに対抗出来るエッセンス”が既に存在するので御座います!
『 RED Hydrogen Trailer 2018 』
( 画像は全てネットから拝借。)
いやぁ、さっぱりわかりませんなぁ…。
“ホログラフィック ディスプレイ”はZ軸方向に一定の物理的ディメンションが必要なのですが、REDさんのHydrogen OneはX、Y軸の二次元でどうやって三次元を表現するのか、全く以て謎でございます…。
ところで、REDさんの中心が文字通り赤いロゴ、誠に印象的ですが、意外にもRABEカメラは、Appleさんの公式サイトでも販売されているとは何ともオドロキです。勝手な想像ですが、既にAppleさん傘下だったりして…。
そーなんデス、“200万円なり”で販売中……………
AppleさんとREDさんの関係が不明なので、今回の記事では敢えて触れませんでしたが、「 beats ヘッドフォン 」もAppleサイトで扱った後に買収が発表されました。
但し、AppleサイトやAppleストアで扱っている企業で、Appleさんとは“資本関係無し”の企業も多いので、現時点では何とも分かりませんなぁ……………
ところでREDスマートフォン、価格がネックと考えておりましたが(最上機種で約20万円)、新型iPhoneの高価格を見る限り“競争力アリ”かも知れません。
しかしながら親方が仰る様に、“立体表示”に関しては余り期待が持てない気が致します。