HONDAさんと云う企業には、我が国の他自動車(バイク)メーカーさんとはチョット違うイメージと香りが存在致します。
ヘアメイク時代、何度かHONDAさんCMや広告をやらせてもらった縁で、HONDAさんスタッフの方々とお酒を御一緒した際に、“エンジン論”や“デザイン論”を熱く語るソノ姿は、プロフェッショナルながらも“車好きアマチュア スピリット”を持ち続けている、謂わば“マニアックな技術屋集団”を感じさせました。
ソレはHONDAさんの正式名称である「 本田技研工業株式会社 ( Honda Motor Co., Ltd. ) 」にも現れていると思います。
ところで、お馴染みのHONDAさんロゴ マークを見て、何故“自動車(バイク)メーカーなのに翼マークなのか?”と、違和感を感じるお方もいらっしゃるのでは……………
答えは、創業者である本田宗一郎さんが、航空機産業に参入するのを渇望されていたからであります。
そんな本田宗一郎さんの夢であった“HONDA JET”が、極めて順調な滑り出しで御座います(以下引用)。
【 ホンダジェット、セスナ主力機抜き首位 17年納入機数
20機増の43機 】( 日本経済新聞 )
ホンダのビジネスジェット機「ホンダジェット」の2017年の世界での納入機数が前年比20機増の43機となり、米セスナの主力機「サイテーションM2」を抜いて初めて首位となった。ビジネスジェット市場は世界的に成長が鈍化しているが、ホンダジェットが含まれる「超小型機部門」は前年と比べ需要が5割増。ホンダにとっては苦戦が続くF1に代わるブランド戦略の柱となる。将来は自動車などに続く収益源に育てる考えだ。( 2018年3月4日 )
そもそもRolls-Royceさん、SAABさん、富士重工業(現SUBARU)さんetc.“航空機メーカーさんが作った自動車”は数多く存在すれども、“自動車(バイク)メーカーさんが作った航空機”は、私が知る限りHONDAさんが“世界初”だと思われます。しかもGE(アメリカ)さんと共同開発ではありますが、ちゃ〜〜んとエンジンも“自前で製造”しておりますので、時計に例えるならば、PATEK PHILIPPEさん同様の正に“マニュファクチュール(自社一貫製造)”で御座いまして、しかも、お値段がライバル機に比べてお得な“約5億円”……………
当サイトのプロデューサーである“秀津風親方さん”が、“購入を前向きに検討していらっしゃるとの噂”も頷けます。
御存知の様にHONDAさんは、今現在(2017年シーズン終了時点)F1ビジネスでケッコー苦戦しており、かつての企業イメージであった“F1のHONDA”は脆くも崩れ去ってしまいました。
代わり(?)としてHONDAさんが、“HONDA JET”を次期イメージ アイコンとしてパワー プッシュしておりますのは、CMからも充分に伝わって来る気が致します。
https://youtu.be/F2q9OevZh6Q
『 Go, Vantage Point. / Honda Jet 2018 』
まるで“80年代SONYさんCMを彷彿とさせる”上記作品は、映像、演出、音楽全てが誠に秀逸でありまして、HONDAさんらしい“勢い”が前面に出ており、最近のジャパニーズCMではトップクラスの仕上がりで御座います。
加えてデザインのスタイリッシュさや、主翼上面に搭載されたエンジン レイアウトの巧みさによって、“飛行機自体が極めて魅力的”であるのが容易に理解出来ます。
因みに設計者の藤野道格さんによれば、フロントノーズからテールエンドに繋がるシャープなラインは、何と“サルヴァトーレ フェラガモのハイヒール”をモチーフにしたとの事であり、機能美とファッション性を融合させた“HONDA デザイン”の誕生であります!
全くの余談ですが、女優(モデル)の本田 翼さんは御本名で、お父様がHONDAファンだったので“翼”と名付けたのは有名なお話。
“HONDA JET”同様に、“本田 翼さん”がヒジョーに気になる変態オッサンで御座いました……………
( 画像は全てネットから拝借。)
なるほど、HONDAさん頑張っているのですなぁ…
ホンダジェット、主翼の上にエンジンを配置という独自のスタイル、なかなかカッコいいですよねぇ。正しく空飛ぶスポーツカーというところですが、室内もライバル機に比較して広いとのことで目方がある我々に持ってこい(?)のプライベートジッェトですなぁ。
ところで、本田 翼さんで思い出しましたが(!?)、中学校の合唱コンクールといえば、「翼をください」でしたなぁ!!..。
ソレに比べて……………
MITSUBISHIさんの「 MRJ 」は7年も納期が遅れた上にメドも立たず、今現在“約500機”のキャンセルがあったと聞きました。
飽くまでも個人的な予想デスが、残念ながら、このまま発売中止になって航空機部門は倒産かと思われます……………
本社の“ドタバタ劇”と開発時期が重なってしまったのは、確かに気の毒でありますが、過去の色々な側面から想像するにMITSUBISHIさんと云う企業は、失礼ながらHONDAさんに比べて、“綿密な計画”とか“行動力”に関しては得点が低い企業に感じられます。
ところで昔は、「 翼をください 」が全国的な“ド定番合唱曲”でありましたが、今はどんな曲なんスかねぇ?……………
“我が国が世界に誇る”BOOM BOOM SATELLITESさんの「 STAY 」なんか宜しいと思います!!