語られるべき偉業 ……

ソノ昔、イギリス人のお方並びにアメリカ人のお方と3人で六本木に飲みに行きました。

イギリス人のお方に“何故イギリスでは野球が不人気なのか?”と尋ねたら……………

「仲間が必死に攻撃しているのに、ベンチに座ってガムを噛みながら見ている。そんな“非紳士的スポーツ”は嫌いだ。」と仰いました。

アメリカ人のお方に“何故アメリカではサッカーが不人気なのか?”と尋ねたら……………

「45分間のんべんだらりんと進行するので、CMを入れるタイミングが難しい。そんな“非TV向けスポーツ”は嫌いだ。」と仰いました。

再びアメリカ人のお方に“何故アメリカではF1が不人気なのか?”と尋ねたら……………

「自分の席からコース全体が見渡せず、お金を取るプロスポーツとしてはアンフェア。コース全体が見渡せるオーバル コースが望ましい。」との御言葉。但し、今現在はアメリカでもF1がケッコーな人気でありますし、 インディカー シリーズにも市街地コースや複合コースが含まれておりますが、基本的に“人気スポーツ”というのは文化や国民性、加えて商業事情etc.によってお国ごとに異なるので御座います。

本来ならば、車絡みのネタが続くのでスルーしようと思っておりましたが、ジャパニーズによる“歴史的大偉業”にも拘らず、我が国のマスコミはイマイチ無関心であり、私の知る限りNHKさんしか地上波ニュースで取り上げておりません……………

“調布のベリーさん”も御指摘の通り、もしかしたらジャパニーズでは今後実現不可能かも知れませんので、本日はココに取り上げさせて頂きます(以下引用✖️2)。

 

【 インディ500:日本人初優勝の佐藤琢磨、賞金約2億7000万円をゲット 】(オートスポーツweb)

インディアナポリス・モータースピードウェイは、5月28日に開催された第101回インディアナポリス500マイルレース(インディ500)で日本人初の優勝を飾った佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)の賞金獲得総額が、245万8129ドル(約2億7267万円)となると発表した。(2017年5月30日)

 

【「日本人が勝ったのは不快」佐藤琢磨のインディ500優勝を罵倒した記者、解雇される 】(HuffPost Japan)

世界三大レースの一つ「インディ500」で佐藤琢磨が日本人として初優勝したことに、アメリカのデンバー・ポスト紙の記者が「とても不快だ」とTwitterに投稿し、「人種差別だ」と批判が集まったことで、5月29日までに解雇された。ハフポストUS版などが報じた。(2017年5月30日)

 

『 ル マン 24時間耐久レース 』『 F1 モナコ グランプリ 』と並び“世界三大自動車レース”と称される『 インディ 500 』でありますが、歴史的には最も古く(1911年〜)“約2億7000万円”という優勝奨金と、ソノ勝者を非難した大手新聞記者が“即刻解雇される”という2点だけを考えても、『 インディ 500 』というレースが如何に“スペシャル”であるかは容易に想像出来るかと思います。

 

 

実際のところ、 インディカー シリーズには引退した“元F1 レーサー”の方々が数多く参戦しており、F1に比べてコースが単調な事から「 引退したF1 レーサーのペンション リーグ 」と揶揄するお方もいらっしゃいますが、かつてヒロ 松下さん(1990年〜1998年インディカー シリーズに参戦。現スウィフト エンジニアリング会長兼CEO)にお会いした際、ヒロ 松下さんが「トップ スピードはF1を遥かに超えているし、コース外はフェンスでエスケープ ゾーンがほとんど無い。恐怖心と緊張感に於いてはF1よりもハイ レベルですよ。つまり、どっちが上とか下とかではなく“全くの別物”ですわ。」と話して下さいました。

因みに今回、F1レーサーの御大フェルナンド アロンソさん(マクラーレン ホンダ)が、『 F1 モナコ グランプリ 』を欠場してまで参戦「6位以内は狙える。」と豪語されておりましたが、残念ながら結果は24位で御座いました……………

 

 

誠に失礼ながら、佐藤 琢磨さんと云えばF1時代にフェラーリ、マクラーレン等“一流チームに追突するレーサー(?)”のイメージがありましたが、今回の偉業達成は同じジャパニーズとして心から祝福させて頂きます!

 

ところで『 インディ  500 』には、優勝者がシャンパンではなく“牛乳を飲み干す”という、何ともユニークな慣習があります(しかも牛乳の“脂肪分”は事前に指定)……………

よって、是非とも“MILK LAND 北海道”での「 インディカー シリーズ IN JAPAN 」開催を渇望する変態オッサンでありました。

 

 

( 写真は全てネットから拝借。)