SONYさんが1999年〜2006年に製造販売しておりました『 AIBO ( 人工知能搭載、犬型ロボット ) 』は、斬新な“商品ポリシー”と“ハイ テクノロジー”並びに“愛くるしいデザイン”によって、世界的大ヒットを記録し“SONY社員さんですら並んでも購入不可能”という、ケッコーな社会現象に発展致しました。
私が良〜〜く覚えておりますのは、某友人所有の『 AIBO 』が故障して銀座SONYビル リペアセンターに持ち込んだ際、女性店員さんが「“治療”には2〜3週間掛かりますが、重大トラブルではないので御心配なく。」と仰った事でした。つまり、ユーザーにとってはもはや“電気製品”ではなく“立派なペット”でありまして、ソノ心情を察した店員さんが敢えて“修理”ではなく“治療”と答えた誠にブラボーな御対応には、“さすがSONYさん”とエラく感心した記憶があります……………
初代『 AIBO ( ERS-7 ) 1999 』
そんな『 AIBO 』の最新型が、先日SONYさんより発表されました(以下引用)。
【 新型aiboをソニーが発表。自ら好奇心を持った、生活のパートナーとなる犬型ロボット 】( engadget 日本版 )
2017年11月1日、ソニーが新製品発表会を開催。噂通り、新型のaibo(シリーズ名や発音も、前と同じ『あいぼ』です)を発表しました。形状も、前シリーズを継承した犬型です(ただし「犬型」と明言するのは今回が初めてとのこと)。モデル名は『ERS-1000』。プレフィックスのERSも、前シリーズを継承。本体カラーはソニー流の洒落か『アイボリーホワイト』。
発売日2018年1月11日、価格は19万8000円(税別)。ただし使用には別途「aiboベーシックプラン」への加入が必要。こちらは3年契約で、一括では9万円、分割では1月あたり2980円となります。( 2017年11月1日 )
https://youtu.be/sJciRIZQTg4
『 aibo オフィシャル プロモーション ビデオ / SONY 2017 』
『 aibo 』の商品的詳細や性能解説に関しましては、当ブログのプロデューサーであるデジタル マスター“秀津風親方さん”等にお任せするとして、本日はチョットだけ異なる視点からお話しさせて頂きます。
かつて私が“父親の介護”をやっておりました頃……………
高齢者の所謂“ボケ対策”として、“ペット(特に犬)”を飼うのが有効である事は世界的に知られておりますし、私の父親は元来犬好きでありましたので、父親が「 アルツハイマー ( しかも要介護 3 ) 」と診断された時点で私は“犬を飼ったら良いかも?”と思い付きました。しかも昨今“捨て犬問題”が社会に於ける重要課題となっておりますので、公共機関から無料で貰い受ければ捨て犬の“里親探し”にも貢献出来て、私にとって“一石二鳥なのでは?”と考えたので御座います。
ところが、既に父親は両足が不自由でありまして、もし私が犬の散歩に出掛けている間に父親が家で転んだら、自力で立ち上がれないばかりか重症を負う可能性さえも考えられます。よって、私の様に“1人で介護している場合”は基本的に犬なんぞ飼えない訳であります……………
そんな状況下の介護家族にとって、散歩不要のコノ『 aibo 』は正にピッタリな存在だと思います。
但し初代『 AIBO 』シリーズは、SONYさん商品ラインナップの中でも特殊な謂わば“ハイパー商品”であり、何度かモデル チェンジを敢行致しましたが、終始一貫して“極めて豪華なお値段”で御座いました。
残念ながら、ソレは今回の新型『 aibo 』も同様であります……………
✳️ そこで、変態オッサンから御提案申し上げます。
例えば“75歳以上の高齢者”がいらっしゃる家庭に限り、かつての「 ハイブリッド カー助成金 」の様な「 日常的AI助成金 ( 仮称 ) 」を適用して、『 aibo 』を“大幅割引き価格”で購入可能にしてみては如何でしょーか?
と云っても、我が国の“アノ首相さん”に対して“社会的粋な計らい”を期待しても全く無駄で御座います……………
✳️ ココはひとつ、SONY(平井一夫社長)さんに「 高齢者 aibo助成金 ( 仮称 ) 」を是非とも御検討頂きたいと思います!
( 画像は全てネットから拝借。)
確かに仰る通りなのですが…
散歩の必要がないのもそうですが、人間の様に(?)キレて危害を加えない点もaiboの大きな利点かと思います。
但し現実的には、故障することもありますから、長期的にどうやってサポートするか、という点で難題が発生しますなぁ…。
ソレが大問題かと……………
本体“約20万円”+3年間のランニング コスト“約10万円”もする上に、結局のところサポート終了と同時に“死亡(?)”であります。
SONYさんが「単なる電気製品ではない。」とアピールするからには、チョット大袈裟に云えば“ユーザーを看取って、ソノ後は形見として受け継がれる”位のロングライフ サポートを御検討願いたいデスなぁ。