先日、“我が国が世界に誇る”探査機「 はやぶさ 2 」が小惑星「 りゅうぐう 」の撮影に成功した際、ロックバンド Queenのギタリストであるブライアン メイさん ( 本名 Brian Harold May : イギリス , 1947〜 ) が、“お祝いコメント”を寄せて下さったのが話題となりました。ブライアン メイさんは高明な天文学者でもあり、1960年代には何と「 イギリス 宇宙ロケット 開発プロジェクト 」の中心メンバーだったお方です。
Queen ( クイーン : イギリス , 1971〜 ) は、天文学者ブライアン メイさんの他にも“豪華絢爛インテリ メンバー”を揃えた特異なバンドで御座いまして、生み出されるサウンドもインテリジェンス溢れる“複雑なロックンロール”でありました。特にデビュー当初〜中期の活動期間は、敢えて“シンセサイザー未使用”を前面に押し出し、恐ろしい回数の“オーバーダビング”によってなし得た“超ド級サウンド”を貫きました。
因みに「 人生に於ける 感動ライブ ベスト5 」では、未だに堂々1位をキープしております(以下参照)……………
❇ 1 ) Queen
❇ 2 ) U2
❇ 3 ) David Bowie
❇ 4 ) Girls‘ Generation ( 少女時代 )
❇ 5 ) Edgar Winter
ブライアン メイさん ( Guitar )
フレディー マーキュリーさん ( Vocal )
ロジャー テイラーさん ( Drums )
ジョン ディーコンさん ( Bass )
そこで本日は、秀作か否か不明の“要注意作品”を御紹介させて頂きます。
『 ユージュアル サスペクツ ( The Usual Suspects ) 1995 』で脚光を浴び、ソノ後は『 X-メン ( X-MEN ) 』シリーズ等の娯楽大作や、スキャンダルな話題作を数多く手掛けたブライアン シンガーさん ( Bryan Singer : アメリカ , 1965〜 ) が、ヴォーカルの故フレディー マーキュリーさんを中心にバンド ストーリーを描いた、“Queen 伝記映画”を監督すると発表したのは7〜8年前だったと記憶しております。
❇「 ブライアン シンガー ✖ Queen 」何とも魅力的なコラボレーション。
私は第一報を聞いて狂喜乱舞致しましたが、待てど暮らせど“クランクアップした”という話が全く聞こえません。
本来の芸風が“かなりアーティスティック”であるブライアン シンガーさん。『 X-メン 』シリーズや『 スーパーマン リターンズ ( Superman Returns ) 2006 』等の娯楽大作は極めて“ストレスの元”だったらしく、アイディアに行き詰まると“勝手に現場を離れる”とか、約束の時間に現れず連絡も取れないとか、次第にネガティブな噂まみれの“ブラック監督”に……………
誠にイヤ〜〜な雰囲気真っ只中、予想通りの結末が訪れたのは昨年で御座いました(以下引用)。
【 クイーンの伝記映画、シンガー監督の解任後新たな監督を発表。『キック・アス』出演のデクスター・フレッチャー 】( rockin’on.com )
『X-MEN』シリーズなどで知られるブライアン・シンガー監督が撮影現場放棄を理由に『Bohemian Rhapsody(原題)』の監督を解任されたことは先日報じた通りだが、解任の発表からわずか2日で新たな監督が決定したことが公表された。
「Variety」によると新しく監督を務めるのはデクスター・フレッチャーで、あと2週間ほど残っている『Bohemian Rhapsody(原題)』の撮影を引き継ぐとのことだ。デクスター・フレッチャーは俳優としても活動しており、『キック・アス』や『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』などへの出演で知られる。ブライアン・シンガー監督のように大作の監督経験はないものの、2014年の『ワイルド・ビル』で監督デビューを果たしたあと『サンシャイン 歌声が響く街』と『イーグル・ジャンプ』(日本未公開)の監督を務めている。( 2017年12月7日 )
ソノ様な紆余曲折を経て、やっと“完成のお知らせ”が届きました(以下引用)。
【 フレディ・マーキュリーの自伝映画『Bohemian Rhapsody』のトレーラーが解禁に 】( ARBAN )
クイーンのボーカル、故フレディ・マーキュリーの伝記映画『Bohemian Rhapsody』のトレーラー映像が、日本時間5月15日(水)午後10時にクイーンのオフィシャルYoutubeなどで解禁される。これに先駆け、クイーンの公式SNSでは約10秒のティザー映像と約1分の映像『Behind The Scene on Bohemian Rhapsody』、ポスター・ビジュアルが公開されている。
11月2日(金)に公開が予定されている同作は、1970年のクイーン結成から1985年の英ウェンブリー・スタジアムでの「ライブ・エイド」に至るまで、彼らがスターダムへと上り詰めるまでを描いた内容となっている。同作でフレディに扮するのは、映画『ナイトミュージアム』や『バトルシップ』などにも出演した俳優のラミ・マレック。そのほか、ブライアン・メイ(G)役にグウィリム・リー、ロジャー・テイラー(Dr)役にベン・ハーディ、ジョン・ディーコン(B)役にジョゼフ・マゼロが起用されている。( 2018年5月16日 )
つまり、ブライアン シンガーさんが“99%撮り終えて解雇”された作品を、デクスター フレッチャーさん ( Dexter Fletcher : イギリス , 1966〜 ) が仕上げた上に、「私はチョットしか関わっていないので、ブライアン シンガーさん名義で発表して下さい。」と申し出た事により、目出度く“ブライアン シンガー作品”として公開に至った訳で御座います。
過去にも“監督交代作品”は数多く存在致しましたが、正直なところ、殆どが“大ハズレ作品”でありました。
但し本作品は、若くして散ったフレディー マーキュリーさんという“不世出なヴォーカリスト”を知る意味でも、特に“Queen世代ではない若い方々”が是非とも観るべき作品かと思われます。
正にQueen世代の奇才監督による“珍作”……………
『 ボヘミアン ラプソディ ( Bohemian Rhapsody ) / 監督 : ブライアン シンガー 2018 』
2018年11月2日(金曜日)公開予定。
❇ 1991年11月、渋谷、某BAR カウンター席。
バーテンさん ( 30代男性 )「フレディー マーキュリーさんがAIDSで亡くなったの御存知ですか?」
隣のお客さん ( 20代女性 )「フレディー マーキュリーって誰ですか?」
変態オッサン ( 当時29歳 )「人生で観た(聴いた)中で、間違いなく“世界一のヴォーカリスト”ですよ!」
そそくさとBARを出て帰宅。
徹夜でQueenのレコードを聴きまくった変態オッサンでありました……………
『 Bohemian Rhapsody : The Movie – Official Teaser 2018 』
( 画像は全てネットから拝借。)
フレディー兄貴、大変若くして惜しくも亡くなられたのですなぁ…。
今秋公開予定の『ボヘミアン・ラプソディ』楽しみです。ティーザー予告だけで、ワクワクしてきます…。Queenの初来日の映像なども見られるのでしょうか…。
余りにも早く逝ってしまいましたねぇ……………
但しイギリス国内の報道を総合すると、御本人は1981年頃からHIV感染を知っていたらしいので、以降の音楽活動はかなりの精神的プレッシャーだったと予想されます。
フレディー マーキュリー兄貴亡き後、ヴォーカル スキルとカリスマ性で“最も近い”と感じていたのがジョージ マイケル兄貴デスが、残念ながらジョージ マイケル兄貴も若くして逝ってしまいました。「 Queen with George Michael 」でワールドツアーを敢行して頂きたかったのでヒジョーに悔やまれます……………
因みにフレディー マーキュリー兄貴の楽曲は難易度が高く、特に“アジア人 女性ヴォーカリスト”には向いていないと言われておりますが、テヨンちゃん(少女時代)だったらイケると思います!!