1年で変わった事、変わらなかった事 ……

私は旧ブログ時代から一貫して、“ヘンテコな髪型のオッサン”ドナルド トランプさん不支持を貫いております。

ドナルド トランプさんは“超一流の実業家”であり、“一流の悪役エンターテイナー”でありますが、アメリカ合衆国大統領としての“ライトスタッフ(正しい資質)”は全く持ち合わせておらず、御就任後の言動や行動から判断するに“頭もセンスも悪いオッサン”として、不快極まるニュース映像の連発で御座います……………

但し、当ブログ プロデューサー“秀津風親方さん”も御指摘でありますが、些細ながら着実に変化(進歩)した点もあります。よって本日は、御就任1年を機会に『 ドナルド トランプ アメリカ合衆国大統領 』を客観的に振り返ってみたいと思います。

 

『 ドナルド トランプ アメリカ合衆国大統領 』誕生の背景には、“既存システム変更の為ならば体制問わず”という世界的ムーブメントがありました(例 : イギリスのEU脱退)。そーやって誕生した「 トランプ政権 」は、期待と不安を同時に併せ持っていた訳であります。

 

✳️ 期待 / ウォール街とツーカーである(よって景気が良くなるに違いない)。

✳️ 不安 / 政治のド素人である(しかも周辺は敵だらけ)。

 

そして1年間、やたらと過激な発言並びに行動が際立った末に(以下引用)……………

 

 

【 トランプ大統領就任1周年で、女性たちが大規模デモ ⇒トランプ氏「デモ日和だ!」】( HUFFPOST )

ドナルド・トランプ氏の大統領就任1周年を迎えた1月20日、アメリカ各地でトランプ政権への反対を表明する大規模なデモ「Woman’s March(女性たちの行進)」が開かれた。ワシントンD.C、ニューヨーク、ロサンゼルスをはじめとするアメリカ全土で250以上のデモに、100万人以上が参加したと見られる。

2017年、ハリウッドの大物プロデューサーから受けたセクハラを有名女優らが告発したことに端を発する「#MeToo」ムーブメントなどに後押しされ、今年も大きな盛り上がりを見せた。ニューヨークでデモに参加した30歳の女性は、ハフポストUS版の取材に対し「今年のデモは去年のものとも違うように感じます。#MeTooのムーブメントでセクハラや性的暴行の被害者にも光が当たっている。だから去年よりもっと強い怒りがある」と話した。ロサンゼルスでデモに参加した女優のナタリー・ポートマンさんは、集まった人々にスピーチを行い「昨年は革命のはじまりだった。今年は、ここにいるあなたたちのおかげで大きなうねりになっている」と述べた。( 2018年1月22日 )

 

 

 

 

結果的に“ヘンテコな髪型のオッサン”は、全米の“女性とマスコミ”を敵に回してしまいました。“女性とマスコミ”を敵に回して成功した国際的リーダーは、近代史に於いて殆ど存在致しませんので、ドナルド トランプさんは既に“崖っ淵”に立たされており、加えて足元の側近スタッフさえ不安定で信頼度が低い現状。

相変わらず、任期満了を待たずに“罷免される可能性大”で御座います。

そもそも、“手紙&電話”をメイン ツールとしていた世代のドナルド トランプさんが、Twitterを駆使して国民にメッセージを送る手法は、就任直後の話題作りとしては巧みなパフォーマンスでありましたが、就任後1年を経過しても尚“暴言発信ツール”としてTwitterにハマっているオッサンに対して、“アメリカ合衆国大統領として、ホンマにダイジョーブかいな?”と心配する声が多くて当然かと……………

つまり今現在のドナルド トランプさんは、“今後も景気が良くなるに違いない”という一雫の望みだけで支持されているのであり、今後“起死回生のスマッシュ ヒット”が無ければ試合終了(反則負け)かと思われます。

 

 

 

 

因みに、昨年末ニューヨークを訪れた知人による「“街全体のフレンドリーさ(人懐っこさ)”が、以前に比べて減少した様に感じた。」との御言葉が、ヒジョーに気になる変態オッサンであります。

このままで大丈夫かニューヨーク?と云うか、このままで大丈夫かアメリカ合衆国?……………

 

ところでプロレスには、スター性のある“ヒール(悪役)”と“ベビーフェイス(善玉)”が必要であります。ドナルド トランプさんは“一流のヒール”でありますが、ファン(国民)から求められている要素が満たされなければ、タイトルマッチの挑戦権は永遠に得られません。

そこで、“我が国を代表するヒール”小池百合子さんと「 国境なきヒール軍団 」を結成して、是非とも国際政治フィールドで大暴れして頂きたいと思います!

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

デザイン新時代 ……

1970年代〜1980年代はピニンファリーナ ( Pininfarina : 1930〜 )、ベルトーネ ( Bertone : 1912〜 )、イタルデザイン ( Italdesign : 1968〜 )etc.所謂“イタリアン カロッツェリア全盛期”でありました。当時のカロッツェリア(イタリア語で「 高級馬車 」の意)は自動車のデザインを主として、場合によっては自らボディーを製造したり、他メーカーで製造されたシャーシにボディーを架装したりと、高級自動車生産に於ける最も重要なパートを担っておりました。

よってカロッツェリア エンブレムは、自動車メーカー エンブレム以上に誇らしげに輝き、“何処のカロッツェリアでデザインされたか?”が、車の極めて重要なステータスを決定していたので御座います。

 

 

時代は変わって、ピニンファリーナさんは2015年“インド大財閥”マヒンドラ グループに買収され、ベルトーネさんは2009年“イタリア最大手自動車メーカー”フィアット グループに買収され、イタルデザインさんは2010年“世界最大手自動車メーカー”フォルクスワーゲン グループに買収されてしまいました。

因みに、買収自体は別にネガティヴ ファクターではなく、むしろ進歩的(発展的)ファクターと捉える事も出来ますが、問題は“自動車業界に占めるデザインの役割”が、以前に比べて大きく変化した点にあるかと思われます……………

御存知の様に、自動車はエンジンを主軸に排気系、電気系、その他膨大なパーツで複雑に構成されております。特に高性能スポーツカーを設計する際には、エンジン レイアウトや空力特性のプライオリティー故に、デザインは事前にある程度決まってしまいます。つまり外部のデザイン専門機関に委託するよりも、“コンセプトを熟知した社内デザイン部門”でデザインするメリットが、1970年代〜1980年代に比べて大幅にアップしたのであります。

 

特に顕著な例として挙げられるのは、ランボルギーニさんとBMWさんのデザイン アプローチで御座います。

とりわけ2000年以降のBMWさんは、ヒジョーに“攻めたデザイン”が特徴であり、モーターショーで発表したプロトタイプ等を“殆ど変わらぬデザイン”で市販車として発売し、世界中の“ビマー ( Bimmer : BMW愛好家の総称 )”から圧倒的支持を受けております(以下引用)。

 

 

【 BMW i8ロードスターはLAで正式デビュー! 】( LE VOLANT CARSMEETweb )

BMWはロサンゼルス・オートショー2017において、プラグインハイブリッドスーパースポーツの新型「BMW i8ロードスター」をワールドプレミアするとともに、フェイスリフトを受けた「BMW i8」を発表した。市場導入は2018年5月からを予定している。

プラグインハイブリッドシステムは、1.5リッター直3ターボエンジン(231ps/320Nm)とモーター(143ps/250Nm)の組み合わせにより、システム出力374psを引き出す。0-100km/h加速4.6秒をマークするi8ロードスターは、15秒でルーフの開閉が完了するほか、50km/h以下であればルーフ開閉操作が可能だ。EV後続距離は53kmで、ハイブリッド燃費は47.6km/L。なおEV時の最高速は120km/hをマークする。( 2017年12月6日 )

https://youtu.be/wUeXdQXLEH4

『 BMW i8 オフィシャル プロモーション ムービー  2017 』

 

 

プラグイン ハイブリッド システムとエアロダイナミクスを最大限に活かして、かつインパクト強大のスタイリッシュ デザインに昇華するのは、外部のデザイン専門機関では実現不可能であり、正に“社内デザインの傑作”と呼びたい魅力的なプロポーション!

 

 

ところで、BMWさんの全車種が“重量配分(前後比) 50:50”を実現しており、自動車評論家の方々が「FRでもBMWだけは決してケツを振らない。BMWでケツを振るのは、“安いタイヤを履いている証拠”だ。」と仰いますが、ソレは飽くまでも“乾燥路面”でのお話……………

私は“1998年製 BMW Z3”を愛用しております(冬タイヤはBRIDGESTONE装着)。

例年よりも寒さがヒジョーに厳しい本年のHOKKAIDO。路面は常に“スケートリンク状態アイスバーン”であります。

 

したがって、毎日の様に“ケツを振りまくって走行中”の変態オッサンで御座いました……………

 

 

 

 

( 画像1〜9は全てネットから拝借。画像10は自身のインスタグラムより。)

本年度オススメ作品 第1弾 ……

突然ではありますが、皆さんは『 ファーゴ ( Fargo ) / 監督 : ジョエル コーエン ( Joel Coen )  1996 』を覚えておりますでしょーか?……………

 

 

“ジョエル&イーサン コーエンさん兄弟”脚本による本作品は、ノースダコタ州を舞台とした狂言誘拐サスペンス ストーリー。映画冒頭の「コレは実話である。」というワード自体が演出(実話ではありません)という、ある種“寒〜い”傑作フィクション ミステリー コメディーで御座いました。アカデミー主演女優賞、脚本賞の2部門を制覇して“コーエンさん兄弟代表作品”となりましたが、ソノ作品で女性署長を怪演されて、中毒性の高いマニアックな作品へと導いたのが、名優フランシス マクドーマンド( Frances McDormand : アメリカ , 1957〜 )さんでありました(因みにジョエル コーエンさんの奥様)。全く異論を唱える余地無しの、アカデミー主演女優賞受賞だったと記憶しております。

 

そんなフランシス マクドーマンドさん主演の最新作が、2/1(木曜日)から我が国でも公開されます(以下引用)。

 

 

【 GG賞6部門候補「スリー・ビルボード」予告編公開!娘を亡くした母と警官が対立 】( 映画.com )

第75回ゴールデングローブ賞で6部門にノミネートされたほか、第74回ベネチア国際映画祭(2017年)で脚本賞、同年のトロント国際映画祭でも最高賞にあたる観客賞を受賞した「スリー・ビルボード」の予告編が、公開された。舞台は、米ミズーリ州の片田舎。7カ月前に娘を殺された主婦のミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)が、犯人を逮捕できない警察に業を煮やし、抗議のために町はずれに巨大な広告看板を設置。それを快く思わない警察や住民とミルドレッドの間には溝が生まれ、いさかいが絶えなくなっていく。

「セブン・サイコパス」のマーティン・マクドナー監督がメガホンをとり、「ファーゴ」で知られるマクドーマンドのほか、「スウィート17モンスター」「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」のウッディ・ハレルソン、「月に囚われた男」のサム・ロックウェル、「ジオストーム」(1月19日公開)のアビー・コーニッシュ、「ゲット・アウト」のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」や「レディ・バード」(6月公開)のルーカス・ヘッジズら、豪華キャストが勢ぞろいした。( 2018年1月5日 )

 

『 スリー ビルボード ( Three Billboards Outside Ebbing , Missouri / 監督 : マーティン マクドナー ( Martin McDonagh )  2017 』 ( 2月1日から全国ロードショー。)

 

 

勉強不足の変態オッサンは、監督のマーティン マクドナー ( Martin McDonagh : イギリス , 1970〜)さんを存じ上げませんでしたが、劇作家(舞台劇脚本家)としてのデビュー作が、何とローレンス オリヴィエ賞にノミネートされた若き天才で、2005年に映画界に進出後も、脚本並びに監督作品が既にアカデミー賞ノミネート経験ありという、正に期待の“中堅本格派”で御座います。

 

 

映画に造詣が深いアメリカ人メル友によれば「マーティン マクドナー独特の暴力表現は、タケシ キタノから多大な影響を受けている。あらゆる意味で少なくとも“今後10年間は目が離せない監督の1人”だと思う。」との御言葉。

何れにしても要注意人物であるのは間違いなく、ひょっとしたら“2018年アカデミー賞主役”となり得る可能性さえも……………

 

 

有能な若手映画監督さんが着実にキャリアを重ね、やがてはメジャーな娯楽大作を手掛けてビッグネームとなり、ハリウッド メインストリームの一角を形成して数年毎にヒット作品を生み出す。映画監督としては“誠に素晴らしい薔薇色の人生”でありますが、低予算インディー系作品と大予算メジャー系作品とでは、そもそも“求められるモノ”や“表現出来るモノ”が大きく異なります……………

失礼を承知で申し上げるならば、私はスティーブン ソダーバーグさんや、ブライアン シンガーさん“デビュー当時の作品”が大好きであります。しかしながら、御二人がお撮りになった娯楽大作は余り好きにはなれません。ソレは言うまでもなく“個人的趣味”によるところ大でありますが、やはり己の芸風によって“インディー系向きの監督さん”と、“メジャー系向きの監督さん”が確実に存在するかと思われます。

そんな中で“超一流マイナー テイスト”を徹底しながら、娯楽大作とは距離を置いて独自の映像表現を追求し続ける、デビッド リンチさんの様なクリエイターは極めて少数なのが現実で御座います。

 

 

 

もしも、マーティン マクドナーさんが予想通り有能なお方なら、“私にとっての賞味期限”は今後10年以内かも知れません……………

個人的には、“デビッド リンチさん路線”を辿って頂きたいと切に願います!

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

2018年もROCKな年で ……

誠に“摩訶不思議で縁起の悪い(?)”2018年初夢。

《 旧友である当ブログ プロデューサーの“秀津風親方さん”、“札幌のジェフ ベックさん”etc.とバンドを組んで、地方のロック フェスに出演致しましたが、何とMCさんに我々の存在が伝わっておらず、ステージに登場したら全ての観客さんが既にお帰りでありました。仕方がないのでライブ レコーディングを敢行。“秀津風親方さん”が後処理で歓声&拍手音を合成して、数ヶ月後に「 ライブ イン ジャパン 」として発売する運びとなりました…………… 》

旧ブログ時代に“全ての夢には見るべき理由がある”と申し上げましたが、昔の飲み仲間だった某精神科医さんによる持論で御座います。

今回、そんな“奇妙キテレツな夢”を見た理由として思い当たりますのは、昨年末に【 伝説のライブパフォーマンスを伝える最も有名な24枚の写真 】( BuzzFeed News , 2017年12月22日 )という記事を拝見致しましたので、ソレによる潜在意識的な影響があったのかと思われます……………

 

何故ならば、最近は有名ミュージシャンのお方が一流ファッション誌カバーを飾る機会も多く、“カッコイイ(美しい)ミュージシャンが増えたなぁ”と感じておりましたが、BuzzFeed News記事で改めて“ミュージシャンはライブ フォトが最も神々しい”と再確認したからで御座います。

そこで本日は、初夢の原因“歴史に残る名作ライブ フォト”から数点を御紹介させて頂きます。

 

『 ステージ上で気絶するジム モリソンさん ( ドアーズ )  1968 』

ジム モリソンさんと云えば、ステージ上でマスターベーションして逮捕されちゃったりとか、“過激なステージングとメッセージ性の強い歌詞”がウリでありました。御大フランシス コッポラ先生とはUCLAの同級生。

 

『 ギターを破壊するピート タウンゼントさん ( ザ フー )  1967 』

ピート タウンゼントさんの他にも、アイキャッチ画像に使わせて頂いたジミ ヘンドリックスさん、ジェフ ベックさん、リッチー ブラックモアさん等、当時はとにかくライブ中にギターを破壊(又は焼却)するのが大流行。所謂“反体制を表現するパフォーマンスの一環”とも考えられますが、破壊する直前に、“MADE IN JAPAN コピー ギター”とすり替えるのがお約束。

 

『 ロバート プラントさん ( レッド ツェッペリン )  1977 』

ロバート プラントさんと云えば、私の中学校〜高校時代に於いて“最強アイドル”でありました。変態オッサンが初めてパーマをかけた際に、ロバート プラントさんの写真を持参して「こんな感じにして下さい。」と頼んだら、何故か“子門真人さんライクな髪型”に……………

 

『 ローリング ストーンズさん  1978 』

ローリング ストーンズさんは本年で“デビュー56周年”。老いてなおエネルギッシュで“完全無敵のジジイ軍団”でありますが、未だハツラツさが残る活動中期の勇姿を捉えた逸品。

 

『 パティ スミスさん  1976年 』

1970年代に“クイーン オブ パンク”と呼ばれ、正にニューヨーク パンクシーンの先駆者だったパティ スミスさん。どちらかと云えば“ユニセックス イメージ”が御座いましたが、ケッコー美しいお方だったんデスねぇ。

 

『 エルビス プレスリーさん  1956 』

説明不要な“キング オブ ロックンロール”エルビス プレスリーさん。実は“アメリカン ロックスターの愛車 = メルセデス ベンツ”だった時代に、BMWを有名にしたお方でもありました(1957年式「 BMW507 」を御愛用)。ボディー カラーを敢えてレッドにしたのは、ファンが“赤い口紅でメッセージを書き込むから”だとか。

 

 

ところで、私は2013年より“美術館も映画館も無い町”に移り住み、本年で早くも5年となりました。よってライブにはスッカリ無縁となってしまいましたが、スピリットだけでも“ROCKな2018年”であって欲しいと切に願います……………

そこで、“ROCKな2018年”のスタートに相応しい始動感(躍動感)炸裂のビデオ クリップを御覧頂きたいと思います。

ローリング ストーンズさん初のカヴァー アルバム『 ブルー&ロンサム ( Blue & Lonesome )  2016 』より、“低予算ながら激クールなビデオ クリップ”で御座います。因みに、街中あちらこちらに登場する“ストーンズ アイテム”にも御注目下され。

 

『 Ride ‘Em On Down / The Rolling Stones  2016 』

 

では、本年も宜しく御願い致します!

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)