小さな声が大きなアイディアに ……

【 現代を代表する2大プロダクト デザイナー 】

 

Appleという企業が大成功したのは、“カリスマ経営者”故スティーブ ジョブズさん ( 本名 Steven Paul Jobs : アメリカ , 1955〜2011 ) の力による部分が余りにも大きく、よってスティーブ ジョブズさん亡き後は、次第に“形態を変えながら収縮して行く”のだと思っておりました。

ところが実際には着実に“増収増益”を続け、未だ圧倒的な利益率を誇って“株式時価総額 世界一”に君臨中……………

ソノ原動力になっているのが、Apple“デザイン担当 上級副社長”であるジョナサン アイブさんで御座います。

 

 

ジョナサン アイブさん ( 本名 Jonathan Paul Ive : イギリス , 1967〜 )

❇ 2006年に「 大英帝国勲章 」を授与されておりますので、正確には“Sir Jonathan Paul Ive , KBE”とお呼びするべき。

 

 

1992年、Appleに入社したジョナサン アイブさんは「 iMac 」で頭角を現し、以降「 iPod 」〜「 iPhone 」〜「 iPad 」と大ヒットを連続して、機能性に秀でた“Appleデザイン”を確立致しました。

 

 

『 iMac ( 1998 ) / Designed by Jonathan Ive 』

『 iPod ( 第5世代 , 2005 ) / Designed by Jonathan Ive 』

 

 

「 Appleデザイン by ジョナサン アイブ 」の特筆すべき点は、直感操作可能な“機能的カリフォルニア デザイン”に加えて、アルミ無垢加工による“ユニボディー技法”を用いた質感の素晴らしさ。“求める質感”実現の為に某高級時計メーカーに通い続けて、自ら技術を習得したのは有名なお話で、正にデザイン並びに質感に関する“徹底したプロフェッショナル”であります。

かつてApple Watchに関するインタビューで「何故Apple Watchはスクエア フェイスなのか?」と聞かれた際に、「リストウォッチをラウンド フェイスにする必要性が無いから。」と答えたジョナサン アイブさん。

“己のデザイン哲学”を明確に表現した言葉だと思います……………

 

 

『 Apple Watch ( 第3世代 , 2017 ) / Designed by Jonathan Ive 』

 

 

因みに今現在、ジョナサン アイブさんに匹敵するプロダクト デザイナーと云えば、あらゆる意味でマーク ニューソンさんしか居ないかと……………

 

 

マーク ニューソンさん ( 本名 Marc Andrew Newson : オーストラリア , 1963〜 )

❇ 2012年に「 大英帝国勲章 」を授与されておりますので、正確には“Marc Andrew Newson , CBE”とお呼びするべき。

 

 

マーク ニューソンさんは、1991年に御自身のデザイン スタジオをパリに設立。主に家具のデザインで大ブレイク致しましたが、ソレ以前の4年間は東京在住の“知日家”でもあります。

故に“ジャパン プロダクト”とは縁のあるお方で御座います。

 

 

『 au Talby ( 2004 ) / Designed by Marc Newson 』

『 味の素®️ ( 2009 ) / Designed by Marc Newson 』

 

 

「 マーク ニューソン デザイン 」は、豊かな色彩表現に注目が集まりがちでありますが、何と言っても“曲線の美しさ”が真骨頂。

 

 

『 Jaeger-LeCoulte Atmos561 ( 2008 ) / Designed by Marc Newson 』

『 Jaeger-LeCoulte Atmos568 ( 2017 ) / Designed by Marc Newson 』

❇ 「 アトモス シリーズ 」

高級腕時計メーカーJaeger-LeCoulteさん ( 我が国では「 ジャガー ルクルト 」と表記 ) が手掛ける置き時計シリーズ。“気圧差”を利用して半永久的に動き続ける“摩訶不思議な逸品”。

 

 

そんな“ジョナサン アイブさん&マーク ニューソンさん”のお二人。

実は公私に渡って仲が良い友人でありまして、過去にはこんな“コラボレーション プロダクト”を発表(チャリティー オークション用、ワンオフ製品)。

 

 

『 Leica M ( 2013 ) / Designed by Jonathan Ive & Marc Newsom 』

 

 

ただでさえ“究極のミニマル デザイン”LEICAさんカメラ。

“誰がデザインしても同じやろ?”と思いきや……………

なるほど、LEICAさん通常ラインとは“明らかに異なる香り”で御座います。

 

 

❇ 2014年、世界騒然のビッグニュース到来。

「“あのマーク ニューソン”が、デザイン担当 上級副社長としてAppleに入社。」と各メディアで大騒ぎになりましたが、結局のところAppleさんからの公式発表は一切無し。

( 2018年7月現在、公開されている「 Apple 役員リスト 」にマーク ニューソンさんのお名前は存在致しません。)

しかしながら、ココ数年のAppleさん製品を見る限り……………

 

確実に“マーク ニューソンさんの気配”を感じる変態オッサンでありました!

 

 

https://youtu.be/-n-0BdRG7gU

『 Apple ー Designed by Apple in California  2016 』

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

 

秀作か迷作か ……

先日、“我が国が世界に誇る”探査機「 はやぶさ 2 」が小惑星「 りゅうぐう 」の撮影に成功した際、ロックバンド Queenのギタリストであるブライアン メイさん ( 本名 Brian Harold May : イギリス , 1947〜 ) が、“お祝いコメント”を寄せて下さったのが話題となりました。ブライアン メイさんは高明な天文学者でもあり、1960年代には何と「 イギリス 宇宙ロケット 開発プロジェクト 」の中心メンバーだったお方です。

Queen ( クイーン : イギリス , 1971〜 ) は、天文学者ブライアン メイさんの他にも“豪華絢爛インテリ メンバー”を揃えた特異なバンドで御座いまして、生み出されるサウンドもインテリジェンス溢れる“複雑なロックンロール”でありました。特にデビュー当初〜中期の活動期間は、敢えて“シンセサイザー未使用”を前面に押し出し、恐ろしい回数の“オーバーダビング”によってなし得た“超ド級サウンド”を貫きました。

 

因みに「 人生に於ける 感動ライブ ベスト5 」では、未だに堂々1位をキープしております(以下参照)……………

 

❇ 1 ) Queen

❇ 2 ) U2

❇ 3 ) David Bowie

❇ 4 ) Girls‘ Generation ( 少女時代 )

❇ 5 ) Edgar Winter

 

 

ブライアン メイさん ( Guitar )

フレディー マーキュリーさん ( Vocal )

ロジャー テイラーさん ( Drums )

ジョン ディーコンさん ( Bass )

 

 

そこで本日は、秀作か否か不明の“要注意作品”を御紹介させて頂きます。

 

『 ユージュアル サスペクツ ( The Usual Suspects )  1995 』で脚光を浴び、ソノ後は『 X-メン ( X-MEN ) 』シリーズ等の娯楽大作や、スキャンダルな話題作を数多く手掛けたブライアン シンガーさん ( Bryan Singer : アメリカ , 1965〜 ) が、ヴォーカルの故フレディー マーキュリーさんを中心にバンド ストーリーを描いた、“Queen 伝記映画”を監督すると発表したのは7〜8年前だったと記憶しております。

 

 

 

 

❇「 ブライアン シンガー ✖ Queen 」何とも魅力的なコラボレーション。

私は第一報を聞いて狂喜乱舞致しましたが、待てど暮らせど“クランクアップした”という話が全く聞こえません。

本来の芸風が“かなりアーティスティック”であるブライアン シンガーさん。『 X-メン 』シリーズや『 スーパーマン リターンズ ( Superman Returns )  2006 』等の娯楽大作は極めて“ストレスの元”だったらしく、アイディアに行き詰まると“勝手に現場を離れる”とか、約束の時間に現れず連絡も取れないとか、次第にネガティブな噂まみれの“ブラック監督”に……………

 

誠にイヤ〜〜な雰囲気真っ只中、予想通りの結末が訪れたのは昨年で御座いました(以下引用)。

 

 

【 クイーンの伝記映画、シンガー監督の解任後新たな監督を発表。『キック・アス』出演のデクスター・フレッチャー 】( rockin’on.com )

『X-MEN』シリーズなどで知られるブライアン・シンガー監督が撮影現場放棄を理由に『Bohemian Rhapsody(原題)』の監督を解任されたことは先日報じた通りだが、解任の発表からわずか2日で新たな監督が決定したことが公表された。

「Variety」によると新しく監督を務めるのはデクスター・フレッチャーで、あと2週間ほど残っている『Bohemian Rhapsody(原題)』の撮影を引き継ぐとのことだ。デクスター・フレッチャーは俳優としても活動しており、『キック・アス』や『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』などへの出演で知られる。ブライアン・シンガー監督のように大作の監督経験はないものの、2014年の『ワイルド・ビル』で監督デビューを果たしたあと『サンシャイン 歌声が響く街』と『イーグル・ジャンプ』(日本未公開)の監督を務めている。( 2017年12月7日 )

 

 

ソノ様な紆余曲折を経て、やっと“完成のお知らせ”が届きました(以下引用)。

 

 

【 フレディ・マーキュリーの自伝映画『Bohemian Rhapsody』のトレーラーが解禁に 】( ARBAN )

クイーンのボーカル、故フレディ・マーキュリーの伝記映画『Bohemian Rhapsody』のトレーラー映像が、日本時間5月15日(水)午後10時にクイーンのオフィシャルYoutubeなどで解禁される。これに先駆け、クイーンの公式SNSでは約10秒のティザー映像と約1分の映像『Behind The Scene on Bohemian Rhapsody』、ポスター・ビジュアルが公開されている。

11月2日(金)に公開が予定されている同作は、1970年のクイーン結成から1985年の英ウェンブリー・スタジアムでの「ライブ・エイド」に至るまで、彼らがスターダムへと上り詰めるまでを描いた内容となっている。同作でフレディに扮するのは、映画『ナイトミュージアム』や『バトルシップ』などにも出演した俳優のラミ・マレック。そのほか、ブライアン・メイ(G)役にグウィリム・リー、ロジャー・テイラー(Dr)役にベン・ハーディ、ジョン・ディーコン(B)役にジョゼフ・マゼロが起用されている。( 2018年5月16日 )

 

 

つまり、ブライアン シンガーさんが“99%撮り終えて解雇”された作品を、デクスター フレッチャーさん ( Dexter Fletcher : イギリス , 1966〜 ) が仕上げた上に、「私はチョットしか関わっていないので、ブライアン シンガーさん名義で発表して下さい。」と申し出た事により、目出度く“ブライアン シンガー作品”として公開に至った訳で御座います。

過去にも“監督交代作品”は数多く存在致しましたが、正直なところ、殆どが“大ハズレ作品”でありました。

但し本作品は、若くして散ったフレディー マーキュリーさんという“不世出なヴォーカリスト”を知る意味でも、特に“Queen世代ではない若い方々”が是非とも観るべき作品かと思われます。

 

正にQueen世代の奇才監督による“珍作”……………

 

 

『 ボヘミアン ラプソディ ( Bohemian Rhapsody ) / 監督 : ブライアン シンガー  2018 』

2018年11月2日(金曜日)公開予定。

 

 

 

❇ 1991年11月、渋谷、某BAR カウンター席。

 

バーテンさん ( 30代男性 )「フレディー マーキュリーさんがAIDSで亡くなったの御存知ですか?」

隣のお客さん ( 20代女性 )「フレディー マーキュリーって誰ですか?」

変態オッサン ( 当時29歳 )「人生で観た(聴いた)中で、間違いなく“世界一のヴォーカリスト”ですよ!」

 

そそくさとBARを出て帰宅。

徹夜でQueenのレコードを聴きまくった変態オッサンでありました……………

 

 

 

『 Bohemian Rhapsody : The Movie – Official Teaser  2018 』

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

 

 

 

孤高の雄 ……

本日は冒頭から引用で失礼致します(以下引用)。

 

 

【 米大統領、ハーレーに「高い税金課す」と警告 生産の国外移転で 】( Reuters )

トランプ氏はツイッターへの投稿で「ハーレー・ダビッドソンのバイクは絶対に米国外で製造すべきではない!社員や顧客はすでに怒り心頭だ。生産を米国外に移転するのであれば、見ているがよい。終焉の始まりとなり、ハーレーは降伏し、終わりを迎える!オーラを失い、かつてない重税を課されることになる!」とし、「高額の税金を払うことなく、米国で販売することはできなくなることをよく覚えておくべきだ!」と攻撃した。

ハーレーは米国内での生産を維持する方針も示していることから、トランプ氏が言及する税金が何を意味しているかは明確ではない。( 2018年6月27日 )

 

 

“ヘンテコな髪型のオッサン アメリカ代表”のドナルド トランプさん。

最近では「 ロシアゲート問題 」に対する“追求逃れ”北朝鮮対策と、数少ない味方マス メディアをフル活用した“中間選挙対策”で、ヒジョーにお忙しそうで御座いますが、相変わらず“下品な恫喝アピール”も絶好調のご様子であります。

ドナルド トランプさんに言われるまでもなく、世界中のHarley-Davidson信者が“MADE IN AMERICA”のHarley-Davidsonオートバイを渇望し、世界中のApple信者が“MADE IN AMERICA”のiPhoneを渇望しているのは当然であります。つまり、ドナルド トランプさんが掲げている“AMERICA ファースト”は、極めて健康的で素晴らしいスローガンなのでありますが、時代が1990年代初頭ならまだしも、“経済途上国で安く生産する”のが常識化している時代に、“将来ヴィジョンを持たない”アメリカ大統領が外国生産を批判するとは……………

そもそもドナルド トランプさん最大の特徴は、実業家として“超一流”であり、政治家としては“三流”という事実で御座います。

どのジャンルであれ“違う人が違うやり方”で取り組んで、斬新な結果が生み出された実例は数多くあります。但し、実業家のセンスを政治に持ち込んで“良い場合”と“悪い場合”がある点を、ドナルド トランプさんは未だに理解しておりません。よって今後も同盟国(特にジャパン)は、“トランプ流 ダークサイド”に巻き込まれて行くと予想されます……………

 

ところで、本日お伝えしたいのは“恫喝の被害者”Harley-Davidsonさん ( ハーレー ダヴィッドソン : アメリカ , 1903〜 ) の方で御座います。

 

 

 

 

Harley-Davidsonさんは、設立当初こそ所謂“レーサー タイプ”のオートバイを発売しておりましたが、ソノ後は一貫して、アメリカン スタイルの“イージー ゴーイング クルーザー ”を生産し続けております。

 

因みにHarley-Davidsonさんと云えば、映画『 イージー ライダー 』のイメージが強烈かと……………

 

 

『 イージー ライダー ( Easy Rider ) / 監督 : デニス ホッパー  1969 』

 

 

公開当時は“社会現象”にもなった同作品。

小学生の私は“自由奔放なライフスタイル”に魅了されましたが、主人公2人は“髪が長い”という理由だけで“反社会分子”と見なされ、アッサリと射殺されてしまうエンディングは、余りにも不条理で思わず涙が出ました。

( 今にして思えば“子供が観る様な映画じゃない”と思われます。)

Harley-Davidsonさんのイメージは、同作品によって確立されたと云っても過言ではなく、以降は“世界のオートバイ トレンド”に著しく反した、孤高の“イージーゴーイング クルーザー”として、正にオンリーワンの魅力と圧倒的カリスマ性を放ち続けております。

 

そんなHarley-Davidsonさんから、本年度“耳を疑うニュース”が(以下引用)……………

 

 

【 初の電動バイクを19年に販売へ、米ハーレーダビッドソン 】( CNN )

米国の大型オートバイ製造メーカー、「ハーレーダビッドソン」は3日までに、今後1年半内に初の電動バイクを市場に投入する計画を明らかにした。年次の財務報告の発表に合わせて打ち出した。同社の電動バイクは、従来の製品に独特な弾けるような大きいエンジン音は消え、より静かなうなりに似たような音になる見通し。

同社の報道担当者によると開発が依然進んでおり、価格や商品名には言及しなかった。同社は2014年に電動バイクの試作品を公表していたが、販売開始の時期には触れてこなかった。ハーレーダビッドソン社の昨年の業績は低迷し、世界的な販売実績は6.7%、米国では8.5%落ち込んでいた。( 2018年2月3日 )

 

 

大型電動オートバイの量産化第1号は、“ジャパニーズ メーカーさん”もしくは“BMWさん”だと信じて疑いませんでしたので、先陣を切ったのがHarley-Davidsonさんとは誠に驚きで御座います。

 

 

 

 

「 LIVE WIRE ( ライヴ ワイアー ) 」とネーミングされた上記プロジェクト、製品名は「 Revelation 」になるとの噂もあります。

( 当然ながら、ジェフ ベック先生の名作『 ライヴ・ワイアー ( Jeff Beck with  The Jan Hammer Group Live )  1977 』とは無関係。)

 

“電動”と名が付くツールには無機質な製品が多い中で、ディテールにも男臭さを感じさせる“アナログ テイスト”の演出は、さすがHarley-Davidsonさんと納得の“レトロ ビューティー”な逸品。

 

 

 

 

Harley-Davidsonさんは昨年、“超名門オートバイ メーカー”DUCATIさん ( ドゥカティ : イタリア , 1946〜 ) を買収するのでは?とケッコーな話題になりましたので、経営状態が極めて良好だと思っておりましたが、実は窮状に陥っていたのには驚きました。

しかも“起死回生の一発”が、本来の王道ラインではなく“ニュー カマー”であるのが更に驚きであります。

 

 

『 Project Live Wire / Harley-Davidson  2018 』

 

 

しかしながら、変態オッサンがHarley-Davidsonさんよりも遥かに心配なのは……………

 

 

 

 

“ヘンテコな髪型のオッサン アメリカ代表”の罠にまんまとハマり、日毎に“NO”と言えなくなって行く“我が国の首相さん”で御座います!

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

狙われたら最期 ……

決してマスメディアのトップニュースにはなり得ませんが、TOYOTAさん、NISSANさん、HONDAさんetc.世界に誇る自動車メーカーが数多く存在する我が国では、自動車メーカーさんが“特別なパトカー”を都道府県の警察に寄贈する事があります。コレは謂わば“法執行機関による製品テスト”的側面を持ち合わせておりますが、自動車メーカーさんにとっては、重要なイメージング戦略の一つなので御座います。

記憶に新しいところでは、栃木県警察さんが先日「 NISSAN GT-R 」のパトカーを公開してカーマニアの間で話題となりました。しかも今回は“自動車メーカーさんからの寄贈”ではなく、“県民からの寄付”という点でも脚光を浴びました(以下引用)。

 

 

【 栃木県警察、R35型「GT-Rパトカー」を初公開 】( Car Watch )

栃木県警察は6月15日、日産自動車のスポーツモデル「GT-R」を警察車両として採用した「GT-Rパトカー」を初公開した。GT-Rパトカーは県民からの寄付により寄贈されたもので、同日、栃木県庁で福田富一栃木県知事が参加するセレモニーが行なわれた。栃木県警では、今回公開されたGT-Rパトカーは高速道路でのパトロールや交通安全イベントへの参加などに活用する考え。なお、6月16日の「県民の日記念イベント」で栃木県庁 昭和館前に展示される予定。( 2018年6月15日 )

 

 

御存知の様に、公道に於いてパトカーは“合法的最速車両”であります。詳細スペックは非公開ながら、市販車に比べてへヴィーなチューニングが施されているのは容易に想像出来ます。

加えて、一般人にとっては“乗車する機会が皆無の車両”でもあり、故にベールに包まれた“ミステリアスな雰囲気”が、王道と一線を画す“マニアックなクルマ好き”を刺激するのだと思います。

( お陰様で私は、過去に何度か“乗車させられた経験”があります。)

 

そこで本日は、“思わず乗りたくなる”魅力満載のパトカーを世界中から厳選して、極めて独断と偏見に基付いた「 ワールド ポリスカー ベスト10 」を御紹介致します。

例えば諸外国でレンタカーを運転中に、以下の車両がルームミラーに映った際には、素直に“投降”なさって弁護士さんを呼ぶのが宜しいかと……………

 

 

❇ 10位

『 PORSCHE 911カレラ S / ドイツ警察 』

やはり“ドイツ警察さん&PORSCHE ポリスカー”は、既に“ドイツ名物”として定着した感が御座います。

余りにも有名なアウトバーン ( Autobahn : ドイツ 〜 オーストリア 〜 スイスを結ぶ長距離高速道路 ) 用には、更に“超強力なPORSCHE ポリスカー”も御用意されております。

 

❇ 9位

『 BMW X5 / イギリス警察 』

以前からBMW ポリスカーでお馴染みの「 スコットランド ヤード ( ロンドン警視庁 ) 」さんで御座います。

現在は“多様なBMW ポリスカー ラインナップ”を誇りますが、昨今流行りの“SUV ポリスカー”が実にお洒落でポイントアップ。

 

❇ 8位

『 DODGE バイパー / アメリカ警察 』

アメリカン ポリスカーと云えば“大型セダン”のイメージが強力でありますが、こんな“超ファンキーなポリスカー”を採用している州も御座います……………さすがUSA。

 

❇ 7位

『 HONDA NSX / イギリス警察 』

“ジャパンが誇るスーパー スポーツカー”初代NSX(後期型)が、遠く離れたイギリスの地で“美し過ぎるポリスカー”に変身で御座います。

 

❇ 6位

『 FERRARI 348ts / コロンビア警察 』

失礼ながら“財政的 貧乏イメージ満載”のコロンビア警察さんが、FERRARI ポリスカー、しかも“オープンカー”とは誠に驚きで御座います……………

因みに、パトライトはタルガ バー部分に固定されておりますので、“頭に載せてゴムバンドで固定”する必要はありません。

 

❇ 5位

『 FERRARI 612スカリエッティ / イギリス警察 』

間違いなく“最も渋いFERRARI”で御座います……………

イギリス警察さんには「 高級スポーツカー 特殊選定部隊 」が稼働中であると確信した瞬間。

 

 

こーやって5位〜10位を振り返りますと、全くノーマークだったコロンビア警察さんの“意外性”と、イギリス警察さんの“強気”が印象的で御座いますが……………

 

 

❇ 4位

『 LAMBORGHINI ガヤルド / イタリア警察 』

イタリア在住知人によれば、LAMBORGHINI ポリスカーは当初“移植臓器運搬その他、特にスピードを要する任務用”に導入されたとか……………

何れにしても、担当ポリスマンさんは気分最高のクルージングで御座いまして、真面目に任務を遂行しているのか極めて疑問。

 

❇ 3位

『 McLaren MP-4-12Cスパイダー / イギリス警察 』

遂に“少量生産ハイパー スポーツカー”が登場。

McLarenさんではお買い得モデルに属する「 McLaren MP-4-12C 」とは云え、お値段は“約3000万円なり”で御座います。見たところルーフ上にパトライトが固定されており、電動ルーフがオープン可能なのか気になるところ……………主にハイウェイ パトロールで活躍中。

 

❇ 2位

『 BUGATTI ヴェイロン / ドバイ警察 』

御想像通りドバイ警察(金満)さんは、何と“オーバー2億円”のBUGATTI ヴェイロン他、アイキャッチ フォトに使用したLAMBORGHINI アヴァンタドールを含む“大量のハイパー ポリスカー”を所有。

しかもメーカーさんからの寄贈ではなく、殆どが“ドバイ警察 自腹購入”なので御座います……………“世界一太っ腹”なポリス カー事情。

 

しかしながら、世界には“コレよりも更に上”が……………

 

 

❇ 1位

『 CAPARO T1 / イギリス警察 』

上記車種に関しましては、殆どのお方が御存知ないかと思われますので、若干説明させて頂きます。

 

 

「 CAPARO ( キャパロ ) T1 」とは……………

イギリスの“独立系 ハンドメイド スポーツカー メーカー”CAPAROが生産するスーパー スポーツカー。

最高出力500馬力、最高速度322km/hは今更ぶったまげる程のスペックではありませんが、車体乾燥重量(ガソリン、オイル等の液体重量除く)は“驚異の470kg”により、0〜100km/h到達時間“僅か2.5秒”を実現。

 

 

つまり、ルックスもスペックも正に“まんまレーシング カー”なので御座います。

こんな“恐ろしい物体”をポリスカーに採用するなんて、イギリス警察さんの“度胸とセンス”には、ブラボー以外の言葉が見つかりませんが、“まんまレーシング カー”に乗って、一体何をどーやって取り締まるのでしょーか?……………

 

「 Brexit ( ブレグジット ) : イギリスのEU脱退 」に改めて納得した変態オッサンでありました!

 

 

「 CAPARO T1 ポリスカー 」

❇ ところで、北海道警察さんへ御提案させて頂きます。

“日本一長い直線道路”を有する北海道の特徴を考慮して、是非とも「 CAPARO T1 ポリスカー 」導入の御検討を御願い致します……………

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

風物詩的娯楽大作 ……

欧米の人気TVシリーズで映画化された作品は数多く存在致しますが、オリジナル テイストを残しつつも“新解釈による再構築”を施した秀作で、かつセールス的にも大成功した作品は極少数であります。

そんな作品の中でも、一貫した芸術性とエンターテイメント性に於いて“決して期待を裏切らない”のが、トム クルーズさん ( Tom Cruise : アメリカ , 1962〜 ) 主演並びに製作総指揮による『 ミッション : インポッシブル  』シリーズで御座います。

ソノ最新作『 ミッション : インポッシブル / フォールアウト 』が、いよいよ8月3日(金曜日)より我が国でも公開されます。

 

 

 

 

本作品の監督は『 ユージュアル サスペクツ  1995 』の脚本で一躍有名となったクリストファー マッカリーさん ( Christopher McQuarrie : アメリカ , 1968〜 ) であります。

大好きな“脚本家”であったクリストファー マッカリーさんが、2000年に『 誘拐犯 ( The Way of the Gun ) 』で監督デビューした際には、正直なところ“監督には不向きなのでは?”と余計な心配を致しました。しかしながら、典型的な“文学寄りクリエイター”かと思っておりましたら、意外と“ヴィジュアル寄りクリエイター”でもありまして、たちまち“一流監督”の仲間入りを果たしたクリストファー マッカリーさん。

前作『 ミッション : インポッシブル / ローグ・ネイション  2015 』に引き続き、目出度く2回目の“監督ミッション”となりました。

 

 

 

 

そもそもオリジナルの『 スパイ大作戦 ( Mission : Impossible )  1966〜1973 』は、本国で「 エミー賞 」「 ゴールデングローブ賞 」etc.を受賞した傑作TVドラマ シリーズで、ジャパンでも1967年からほぼ全編が放送されました。

ラロ シフリンさん作曲のメイン テーマが余りにも有名で御座いますが、IMF ( インポッシブル ミッション フォース ) 所属エージェントが無理難題に挑戦するストーリーながら、“ブリーフケースから取り出した部品のみ”でそそくさとヘリコプターを作ってしまったりと、今にして思えば著しくリアリティーに欠けた“とんでもない破壊力の珍作”でもありました。

そこで『 スパイ大作戦 』の“新解釈による再構築”に挑んだのが、以前からプロデューサー業に前向きだった俳優のトム クルーズさん率いる 「 クルーズ / ワグナー プロダクションズ 」で御座います。因みに、トム クルーズさんは私と同じ年齢なので、同様な『 スパイ大作戦 』熱中子供時代を過ごしたと思われます。

 

そーやって生まれた第1弾『 ミッション : インポッシブル  1996 』は、未だに“艶やかさと高級感”で特出しておりますので、最新作を御覧になるお方は是非とも“予習拝観”して頂きたい逸品かと……………

 

 

『 ミッション : インポッシブル  / ブライアン デ パルマ監督  1996 』

“おフランスの名花”エマニュエル べアールさんビューティー劇場。もはや“下手な英語のセリフまわし”が、どっかに飛んで行ってしまうレベルの凄まじさ。)

 

 

エマニュエル べアールさん ( Emmanuelle Béart : フランス , 1963〜 )

 

 

ところで、変態オッサンが考える「 スパイ映画 5大要素 」は……………

❇ 1 ) 美しいヨーロッパの街並み。

❇ 2 ) 美しい女性。

❇ 3 ) 美しい銃撃戦。

❇ 4 ) 美しいカー チェイス。

❇ 5 ) 美しい騙し合い相関図。

 

 

『 ミッション : インポッシブル 』シリーズは上記全てを兼ね備えておりますが、最大の魅力は“超一流スタッフによる娯楽大作にも拘らず、そこはかとなく漂うB級の香り”……………

コレに尽きるかと思います!

 

 

 

『 Mission : Impossible ー Fallout ( 2018 ) ー Official Trailer 』

本作品もBMWさんタイアップにつき、BMW嫌いの方は御覧にならない方が宜しいかも知れません。)

 

 

『 MISSION : IMPOSSIBLE ー FALLOUT / クリストファー マッカリー監督  2018 』

❇ 2018年8月3日(金曜日)、全国一斉ロードショー予定。

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

罪と罰 ……

2017年度末から本年度に掛けて発生した事件で、“進展”もしくは“終息”を待って御紹介したいと考えていた“ある案件”がありましたが、マス メディア並びに在米メル友からも新情報が提供されませんので、本日ココに取り上げさせて頂きます。

2017年、ハリウッドの超大物プロデューサー、ハーヴェイ ワインスタインさんが“セクハラ問題”で失脚。余波は世界中のあらゆるジャンルへと飛び火して、現在“世界的 #MeTooムーブメント真っ只中”なのは御存知の通りでありますが、今回の案件は“バイ セクシャル問題”も含んでおり、事態はチョット複雑であります(以下引用)……………

 

 

【 今度の性被害者は男性モデル!ヴォーグ誌が著名写真家を「クビ」に 】( Newsweek )

米ヴォーグ誌が、セクハラ疑惑の渦中にある著名なファッション写真家2人を「クビ」にした。13日にニューヨーク・タイムズ紙は、写真家のマリオ・テスティーノ(63)とブルース・ウェバー(71)のセクハラを告発する多くの男性モデルの声を伝えた。これを受けてヴォーグのカリスマ編集長アナ・ウィンターは、テスティーノとウェバーには「当面の間」仕事を依頼しないと発表した。

テスティーノに対しては13人の男性モデルおよび元アシスタントがセクハラ被害を訴えているほか、ウェバーに対しては15人の男性モデルから、性的な行為を強制されたほか、撮影の最中に必要もないのに裸にさせられたとの声が上がっている。ウェバーは、カルバン・クラインのセクシーなCMを撮影したことでも知られる。「セクハラは絶え間なく続いた」と、テスティーノと90年代に一緒に仕事をした元アシスタントは述べている。( 2018年1月15日 )

 

 

当ブログではスッカリお馴染みのブルース ウェーバーさん。

今現在“存命している写真家”の中で、ファッション フォトグラフに於いては間違いなく“世界の頂点に君臨する写真家”で御座います。

 

 

左からブルース ウェーバーさん、アナ ウィンターさん ( ヴォーグUSA 編集長 ) 、ラルフ ローレンさん ( デザイナー ) 、何とも豪華な“モード界 大御所3ショット”。

 

そんなブルース ウェーバーさんと“双璧を成す存在”のマリオ テスティーノさん。

[ Mario Testino : ペルー ( 現在はイギリス国籍 ) , 1954〜 ]

 

 

ブルース ウェーバーさんの芸風が“グラマラス”や“スキャンダル”という表現に象徴され、“緊張感”と“説得力”を強烈にアピールした写真であるのに対して、マリオ テスティーノさんの世界観は、“ブルース ウェーバーさんを若干ソフトにした感じ”と云えば分かり易いかと思います。故に“2大ファッション フォトグラファー”と称されるお二人でありますが、マリオ テスティーノさんに関しましては、故 ダイアナさんのポートレイトが特に有名かと……………

 

 

『 DIANA / MARIO TESTINO  1997 』

 

 

因みに、ヘアメイク時代の私にとってマリオ テスティーノさんは、ブルース ウェーバーさん同様に“憧れのスーパー フォトグラファー”として、極めて特別な存在でありました。

 

 

『 GUCCI / MARIO TESTINO  1996 』

 

『 MICHAEL KORS / MARIO TESTINO  2015 』

 

 

現時点では“アメリカ版のみ”でありますが、ブルース ウェーバーさんとマリオ テスティーノさんが“天下のVOGUE誌”から締め出されたという事実は……………

 

❇ メジャー リーグ ベースボールに例えた場合。

「 ニューヨーク ヤンキース 」さんと「 ロサンゼルス ドジャース 」さんの2球団が、ペナントレース中に“協会を不可逆的脱退”に相当。

❇ F1 グランプリに例えた場合。

「 フェラーリ 」さんと「 メルセデス AMG 」さんの2チームが、シーズン中に“連盟を不可逆的脱退”に相当。

 

つまり、モード界の歴史に残る大事件であると同時に、ファッション エディトリアル界にとって“前代未聞の大損失”なので御座います!

 

 

『 British Vogue / MARIO TESTINO  2016 』

 

『 French Vogue / MARIO TESTINO  2016 』

 

『 American Vogue / MARIO TESTINO  2015 』

 

 

確かに“セクハラ”は許し難い重大犯罪でありますので、ペナルティーとしてソノ後一定期間の活動禁止は妥当な処分かと思われます。

しかしながら、一部マスコミ報道で炎上している様に“数十年前の行為をほじくり返して、当該人物の全功績を否定する”のが、はたして妥当な“罪と罰”でしょーか?……………

 

 

『 British GQ / MARIO TESTINO  2015 』

 

『 VANITY FAIR / MARIO TESTINO  2014 』

 

 

マリオ テスティーノさんによる作品群は、例えどんな事があろうとも“翠玉の如く輝き続ける”と、信じて疑わない変態オッサンでありました。

 

 

『 MICK JAGGER and KEITH RICHARDS / MARIO TESTINO  2014 』

 

 

 

 

 

( 写真2〜5はネットから拝借。写真1、6〜14はマリオ テスティーノさんのTwitterから拝借。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隣人は静かに笑う ……

❇ 子供時代(1970年代)のお話。

稚内に住んでいる父親の友人が我が家に来て、稚内について色々と話して下さいました。私にとって特に印象的だったのは「晴れた日には、ソ連のTVやラジオがフツーに受信出来るんですよ。だから、ソ連という国が本当に身近に感じられます。」との御言葉でした。

1970年代は我が国に於ける“アイス ホッケー全盛期”でありまして、北海道には複数の実業団チームが存在しておりましたが、旧ソ連の有名選手がレンタル移籍で所属している場合が多く、それらの選手達は“地元ローカルTVのスター”でもありました。よって、北海道民にとって旧ソ連はある種“身近な国”だったのであります……………

 

❇ 上京後(1980年代)のお話。

ヘアメイクとしてパリ〜東京を往復する生活になりましたが、当時は未だ“パリ直行便”が運航しておらず、アンカレッジ又はモスクワで“一度給油する必要”がありました。給油中は空港内をブラブラして売店で買い物をしたり、カフェでコーヒーを飲んで過ごすのでありますが、アエロフロート航空さんの「 パリ〜東京便 」は、料金も安くて“急な訪パリ”の際には大変重宝致しました。但し“社会主義体制下”の空港内施設はサービス精神が著しく欠如しており、例えば売店で“アレ下さい”と言っても、店員さんが“コッチの方がイイよ”と別商品を売り付けられたりとか、今にして思えば“ツッコミどころ満載”で御座いました。

当然ながら空港外には一歩も出られませんので、つまり“モスクワには何度も行きましたが、モスクワの地を踏んだ経験はありません”という、誠に摩訶不思議な状況に……………

 

❇ ソビエト連邦崩壊後(1990年代)のお話。

“20世紀最大の実験”「 ソビエト連邦 社会主義共和国 」が1991年にアッサリ終了。74年振りに“ロシア”が世界の表舞台に復活して、ロシア人モデルがパリ、ニューヨーク、ロンドン、東京市場に大量投入されました。

各航空会社CMをやらせて頂いた私は、某航空会社さんに「ロシア人有名モデルを起用して、大々的にロシア便キャンペーンをやられては如何でしょーか?“一番近いヨーロッパ”ってキャッチコピーなんか、ケッコー受けると思いますよ。」と御提案しましたところ、広報担当のお方曰く「ロシア政府を筆頭にあらゆる機関が、社会主義体制から抜け切れておりませんので、イマイチ観光事業にノリ気ではないんデスわ。」と嘆いておられました……………

 

 

 

 

1900年代初頭には、天下のフランスと並んで“2大芸術大国”だったロシア。

ジャパンにとっては常に“近くて遠い国”であり続けたロシア。

しかもソノ距離は、最近になって更に遠くなってしまった感が(以下引用)……………

 

 

【 プーチン政権批判のロシア人記者射殺──ウクライナ首都キエフで2人目 】( Newsweek )

5月29日、ウクライナの首都キエフでロシア出身のジャーナリストが射殺された。殺害されたアルカディ・バブチェンコ(41)は、プーチン政権を激しく批判する反政府派として有名な存在だった。

地元紙の報道によれば、バブチェンコはキエフの自宅アパートで背中から銃撃を受けた。浴室にいた彼の妻が床に倒れて血を流している夫を発見し、警察に通報。救急チームによって病院に搬送されたが、到着前に死亡した。ウクライナ警察はまだ容疑者を特定していないが、殺害の原因は「被害者の仕事」ではないかとみる。バブチェンコは戦場ジャーナリストとして名を上げ、ロシアと対立するウクライナ政府を公然と支持していた。2017年2月に命の危険を感じてロシアを出国して亡命先のウクライナに住んでいた。( 2018年5月30日 )

 

 

先日もイギリスで、ロシアの元諜報部員と家族に対する“殺人未遂事件”が大きな問題となりましたが、こんな“B級スパイ映画ライクな事件”が未だに多発する現実。

加えて“小説よりも奇なるオチ”が(以下引用)……………

 

 

【 “反プーチン”記者生きていた 捜査協力で死を偽装 】( テレ朝news )

ウクライナで射殺されたと発表されていたプーチン政権への厳しい批判で知られるジャーナリストが30日、元気な姿で記者団の前に現われました。
ロシア人ジャーナリストのアルカジー・バブチェンコ氏(41)は29日、ウクライナの首都キエフの自宅アパートで射殺されたと現地の警察が発表していました。しかし、30日になってバブチェンコ氏は警察の会見に元気な姿を見せ、捜査に協力するために自らの死を偽ったことを謝罪しました。警察は、この捜査によってバブチェンコ氏を殺害しようとした容疑者1人を逮捕したとしています。「容疑者はロシアの治安機関に日本円で約327万円で雇われ、殺害を計画した」ということです。( 2018日5月31日 )

 

 

何と、ウクライナの警察当局が仕組んだ“ヤラセ事件”でありました。

しかも、ストーリーはコレで完結した訳ではなく、更なる“オチ第2弾”まで(以下引用)……………

 

 

【「殺害偽装で新たな標的47人のリスト発見」 ウクライナ検事総長 】( AFPBB News )

ウクライナ当局は1日、ロシア人ジャーナリスト、アルカディ・バブチェンコ(Arkady Babchenko)氏の殺害偽装を伴うおとり捜査で、今後襲撃され得る47人のリストが見つかったと明らかにした。( 2018年6月2日 )

 

 

御存知の様に、ウクライナとロシアはかなり深刻な緊張状態にありますので、双方の見解を充分に吟味しなければ、どちらが本当に悪いのか判断しかねます。

しかしながら、コノ2ヶ国が互いに“異常な政治環境”にあるのは間違いありません。

 

 

世界一の“肉体派国家元首”ウラジーミル プーチン ( Vladimir Vladimirovich Putin , 1952〜 ) さん。現ロシア連邦大統領、国際柔道連盟 名誉会長、ヨーロッパ柔道連盟 名誉会長、元KGB諜報部員。

因みに上記の女性は、プーチンさんの“歴代ガール フレンド中最も有名人”アリーナ カバエヴァ議員 ( 2015年頃のお付き合い ) 。決して「 007 」の女性スパイではありませんので悪しからず。

 

 

現アメリカ大統領が“ヘンテコな髪型のオッサン”であり、政治手法に極めて問題が多い昨今、本来ならばロシア大統領が“的確な王道外交”を徹底すれば、世界のパワー バランスを変更可能なグッド タイミングなのでありますが、どーやらプーチンさんは、そんなお考えなど全く持ち合わせていない御様子。

ジャパンと致しましては、ロシアとの間には重大な“北方領土問題”を抱えております。

確かに“厄介な隣人”ではありますが、“地域連携防衛”の観点からも、ジャパン&ロシアの“良好で有意義な相互関係”を切に願う次第で御座います!

 

 

 

ところでロシアと云えば、間もなく開催されるサッカー ワールド カップも気になりますが……………

 

 

 

 

ザギトワさんに贈呈された“マサルちゃんの将来”が、ヒジョーに気になる変態オッサンでありました。

 

 

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

手の届く世界一 ……

ソノ昔、“一度でイイから北海道へ行ってみたい”が口癖だった友人を誘って、札幌への“弾丸ウイーク エンド ツアー”を敢行致しました。大阪在住だった友人は、羽田空港近くのホテルに前日宿泊して“気合い充分”。羽田空港内の某カフェでAM7:00頃お会いした時には、既にビール大ジョッキを空けておりました。“飛行機マニア”でもあった彼は、機内に乗り込んで着席するなり、窓から見えるエンジンを指差して「アノ派手なロールス ロイスのエンジン、お値段“一基2億円”でっせ。エンジン一基分で都内に豪華マンション買えますわ。」と、熱く語っていたのを覚えております。

当ブログには、“ン億円のスポーツカー”とか“ン億円の腕時計”が度々登場致しますが、日常生活で何気なく目にしているツールの“お値段世界一”が、思わず気になってしまう瞬間ってありますよね?……………

 

例えば、お車の場合は“公道用一般市販車(但し限定生産)”でさえ、世界トップクラスは軽〜〜く“オーバー1億円”でありますので、正に当方が一切関知しない別世界のお話で御座います。

 

 

『 BUGATTI CHIRON ( ブガッティ シロン )  2016〜 』約3億5000万円

 

 

しかしながら、もっと生活に密着した“食べ物”だけに限定した場合、“お値段世界一”は随分とリーズナブルになりまして、チョット無理すれば実現可能(?)なお話となります。

そこで本日は、“世界一高価なカジュアル フード”を御紹介致しますが、誠に恐縮ながら、手持ちの資料が「 2016年度版 」である点を御了承頂きたいと思います……………

 

 

『 世界一高価なサンドイッチ 』約1万1200円 ( セルフリッジ百貨店 , ロンドン )

セルフリッジ百貨店所属シェフ、スコット マクドナルドさん作。見るからに旨そーな具材は和牛ビーフ、フォアグラ、黒トリュフetc.

 

❇ 『 世界一高価なホットドッグ 』約1万6900円 ( トーキョー ドッグ , シアトル )

所在地がシアトルにも拘わらず“トーキョー ドッグ ”というファンキーな店名。一抹の“胡散臭さ”を感じてしまいますが、作品名が「 Juni Ban ( 12番 ) 」と更に意味不明な珍品。一見“フツーのソーセージ”にしか見えませんが、和牛ビーフ、トリュフ、キャビア、フォアグラを原料とした“超プレミアム ソーセージ”使用。

 

❇ 『 世界一高価なピザ 』約1万3200円 ( ゴードン ラムゼイ , ロンドン )

ゴードン ラムゼイさんは、ミシュランの3つ星を獲得しているロンドンの有名店。具材はパンチェッタ、オニオン、チーズ、白トリュフetc.

 

 

ウワサによれば上記3点は、当ブログ プロデューサーの“秀津風親方さん”が食した経験があるとかないとか……………

 

 

❇ 『 世界一高価なカレー 』約25万円 ( ボンベイ ブラッセリー , ロンドン )

ボンベイ ブラッセリー総シェフ、プララッド へグデさん作。具材はキャビア、ロブスター、デボンガニ、白トリュフ、アワビ、ウズラの卵に“大量の金箔”をトッピング。

因みに、私が1980年代にロンドンを訪れた際、地元の御婦人が「ココは“ヨーロッパで最も食べ物が不味い街”だから、インド料理と中華料理以外はオススメしないわ。」との御言葉。よって“インド料理&中華料理へヴィー ローテーション”に突入の経験アリ。昔は“ロンドンと云えばカレー”のイメージがありましたが、今現在はあらゆるジャンルの“ミシュラン星付き店”が存在。

 

❇ 『 世界一高価なカクテル 』約130万円 ( クラブ23 , メルボルン )

「 ウインストン 」と呼ばれる当作品。何と私のボンドカー ( BMW Z3 ) よりも高価なカクテル……………「 Mercedes – Benz SLK 」の中古が買えます。

 

❇ 『 世界一高価なパンケーキ 』約10万6000円 ( ラディソンブル エドワーディアン ホテル , マンチェスター )

具材はロブスター、トリュフ、キャビアetc.となっておりますが、“パンケーキにしない方が絶対に旨い”と断言させて頂きます。

 

 

 

以上、如何でしたか?……………

正直なところ、“コレ食う位なら◯◯買うわ”感満載でありますが、一度しかない人生に於いて、手が届く“お値段世界一”には是非とも挑戦して頂きたいと思います!

 

 

❇ ところで『変態オッサンの妄想劇場 』

TOM FORDさんのタキシード(約60万円)を着用して……………

 

 

ASTON MARTINさんのOne-77(約1億6000万円)を運転して……………

 

 

セルフリッジ百貨店さんのサンドイッチ(約1万2000円)を2つ購入して……………

 

 

朝比奈 彩さん(プライスレス)とロンドン郊外へドライブして……………

 

 

只今“絶賛妄想中”……………

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

職人的音楽写真家 ……

1900年代前半のファッション フォトグラフに於いて、革新的技法を用いて偉大な足跡を残した写真家セシル ビートンさん ( 本名 : Cecil Walter Hardy Beaton , イギリス , 1904〜1980 ) は、同時にイギリス王室お抱えの「 宮廷写真家 」としても有名であり(後に“大英帝国勲章”受章)、写真に興味をお持ちの方なら「 宮廷写真家 」と云えば、即ちセシル ビートンさんを思い浮かべるかと思われます。

本来、肩書きやキャッチフレーズは“特定ジャンルに長けたスペシャリスト”を意味致します。つまり肩書きで呼ばれるクリエイターには、どこか職人的で特別な魅力を兼ね備えた方が多く、肩書きは、クリエイターを知る得る重要なツールの一つだと考えます……………

 

鋤田 正義さんは、正に“我が国が世界に誇る”「 音楽写真家 」で御座います。

 

 

鋤田 正義さん ( スキタ マサヨシ : 福岡県直方市出身 , 1938〜 )

 

 

鋤田 正義さんは1970年〜80年代に掛けて、主にイギリス ロックスターのジャケット写真に代表される“ポートレート フォト”で、御自身のスタイルと評価を確立されました。何気ない表情ながらもヒューマニズム溢れる独特の作風は、世界中のトップ ミュージシャンから圧倒的に支持されましたが、故 デヴィッド ボウイさんとの交友は特に有名であり、デヴィッド ボウイさんを被写体とした作品は、ロック ファンにとっての“マスターピース”となっております。

 

因みに、変態オッサンにとってデヴィッド ボウイさんは、「 シリアス ムーンライト ツアー 1983 」横浜公演で一度拝観しただけでありますが、1993年に再婚されたイマン アブドゥルマンドさん(スーパー モデル)には、私がヘアメイク時代、パリコレで色々と教えて頂いた経験があります……………

よって身勝手に“縁”を感じておりますので、本日は鋤田 正義さん作品群の中から、デヴィッド ボウイさん関連作品の一部を紹介させて頂きます。

 

 

『 DAVID BOWIE , HEATHEN , 2002 』

『 DAVID BOWIE , A DAY IN KYOTO 4 ー TELEPHONE BOX , 1980 』

『 DAVID BOWIE , JUST FOR ONE DAY , 1977 』

『 DAVID BOWIE , A DAY IN KYOTO 2 ー HANKYU TRAIN , 1980 』

『 DAVID BOWIE , JUST WATCH ME NOW , 1978 』

『 DAVID BOWIE , HANG ON YOUR SELF , 1973 』

 

 

上記作品の特徴として、単なる肖像写真ではなく“信頼関係が確立されたフォト セッション”である点が挙げられます。

暖かいポートレート フォトや臨場感まで伝わって来るドキュメント フォトは、まるでデヴィッド ボウイさんのお宅にて、“プライベート フォト アルバム”を拝見している気分になりますし、お二人が極めて強い信頼関係で結ばれていたのは、これらの作品からも容易に想像出来ます。

 

更には、お二人の強い信頼関係を証明する誠にユーモラスな実例も……………

 

 

『 The Next Day / DAVID BOWIE  2013 』

 

 

デヴィッド ボウイさんが実に10年のブランクを経て、2013年1月8日(デヴィッド ボウイさん66歳の誕生日)に突如リリースが発表された本アルバムは、レコーディング スタッフ、スタジオに出入りしていたフード サービスまでもが、“他言無用誓約書”にサインさせられた事が話題となりました。

そんな“極秘プロジェクト”のジャケットに採用されたのが、本日のアイキャッチ画像でも使わせて頂いたデヴィッド ボウイさん代表作品、『 HEROES / DAVID BOWIE  1977 』by 鋤田 正義さんの何と“セルフ パロディ”で御座いました!

但し、肝心のサウンドは“ライブ的でヒジョーに軽い音”なので、正直なところガッカリでありました。しかしながら、ジャケット写真を含めての“プロモーション戦略”には改めて脱帽……………

 

ところで、“鋤田 正義さんワールド”を覗けるドキュメンタリー映画が、ジャパンで現在公開中であります。

 

 

『 SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬 / 監督 : 相原裕美  2018 』

( C ) 「 SUKITA 」パートナーズ 2018

【 新宿武蔵野館(新宿)、YEBISU GARDEN CINEMA(恵比寿)にて、2018年5月28日(月曜日)迄公開中 】

 

 

鋤田 正義さんのオリジナル プリントは、当然ながら立派なお値段で御座いますので(特にニューヨーク、ロンドンで高騰中)、せめて映画なんぞ如何でしょーか?……………

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

摩天楼の聖夜 ……

例えファッションに興味のないお方であっても、「 メットガラ ( MET GALA ) 」という言葉は御存知かと思われます。

ニューヨーク メトロポリタン美術館に於いて、毎年5月の第1月曜日に開催されている“地球上で最もファッショナブルなパーティー”でありますが、ソノ注目度と影響力は凄まじく、「 メットガラ 」に招待される事が“世界一流セレブの証”となっております。そんな大注目ファッション イベントに成長したのは、映画『 プラダを着た悪魔 ( The Devil Wears Prada ) / 監督 : デヴィッド フランケル  2006 』のモデルとなった“VOGUE USA編集長”アナ ウインターさん ( Anna Wintour : イギリス , 1949〜 )が、1995年に「 メットガラ 」の主催者に就任したのがキッカケであります。

因みに、アナ ウインターさんは“大英帝国勲章”を授与されておりますので、“Dame Anna Wintour DBE”とお呼びするのが正解で御座います。

( 余談ですが変態オッサンは、ヘアメイク時代の1996年にニューヨークでエージェンシー廻りをした際、アナ ウインターさんに「ブック(作品ポートフォリオ)を見て頂けませんか?」とお電話したら、数分間待たされた挙句「3〜4ヶ月後に又電話してちょーだい。」と極めてアッサリ断られた経験があります。)

 

先日「 メットガラ 2018 」が開催されましたが、今回のテーマは何と“キリスト教がファッションに与えた影響”……………

 

 

ケイティ ペリーさん ( ドレス : VERSACE )

❇ “大きな羽”のお陰でリムジンに乗れず、御自分でオープンカーを運転して会場入り。

リアーナさん ( ドレス : MAISON MARGIELA )

❇ 帽子は“ティモシー ドーラン枢機卿からお借りしたホンモノ”。

スカーレット ヨハンソンさん ( ドレス : MARCHESA )

❇  MARCHESAデザイナーのジョージナ チャップマンさんは、セクハラ事件で有名になった“ハーヴェイ ワインスタインさんの奥様(離婚調停中)”。

ゼンデイヤさん ( ドレス : VERSACE )

ブレイク ライブリーさん ( ドレス : VERSACE )

❇  “裾の長さ”故に大型バスで会場入り。

 

 

私は、1996年に一度だけニューヨーク メトロポリタン美術館を訪れましたが、ヨーロッパの美術館を見慣れていた私は、チョットした違和感を覚えました。

失礼を承知で言わせて頂ければ、メトロポリタン美術館の第一印象は“巨大なアンティーク ショップ”でありました。つまり、金にモノを言わせて“世界中から買い漁った臭”が余りにもキョーレツで、ヨーロッパの美術館に蔓延する“歴史的重厚臭”を全く感じなかったからであります。加えて、素晴らしい文化財が多過ぎる事が災いして、結局のところ“美術館なのか博物館なのかよー分からん”という消化不良感。

ところが、巨大な館内を一通り見終わって外に出た瞬間、不思議と印象が好転しているのに気付きました。何故なら、昔のアメリカ人(ニューヨーカー)が、如何に本気で“ルーブル美術館(パリ)を追い越せ”と奮闘したのかが伝わって来て、ヨーロッパの美術館とは違う魅力を感じたからであります。

もしかしたらメトロポリタン美術館は、何事も“世界一を目指し続けたアメリカ人”にとって、誇らしい“記念碑”なのかも知れません。

 

“アメリカン スピリット溢れるメトロポリタン美術館”で開催される、豪華絢爛な「 メットガラ 」……………

 

 

リリー コリンズさん ( ドレス : GIVENCHY )

❇ “御大ロック ミュージシャン”フィル コリンズさん(ジェネシス)のお嬢様。

アン ハサウェイさん ( ドレス : VALENTINO )

 

 

モード、ファッションに関しまして、パリが“本家”である点は永久に不変であります。

しかしながら、ニューヨークにメトロポリタン美術館がある限り、メトロポリタン美術館で「 メットガラ 」が開催される限り、モード、ファッションの“本場”は今後もニューヨークであり続けると思います!

 

 

『 The Metropolitan Museum of Art : 1000 5th Ave , New York , NY 10028 , USA 』

 

 

ところで、私の大好きなスティーブン ソダーバーグさん監督で大ヒットした『 オーシャンズ 』シリーズ最新作、『 オーシャンズ 8 ( Ocean‘s Eight ) 』が我が国でも8月10日に公開されますが、誠に残念ながら監督はスティーブン ソダーバーグさんではなく、ゲイリー ロスさん ( Gary Ross : アメリカ , 1956〜 )で御座います。

 

但し、今回の舞台は「 メットガラ 」でありますので(上記登場のリアーナさん&アン ハサウェイさんも出演)、「 メットガラ 」の入門教材としては最適かと……………

 

 

『 OCEAN‘S 8 / 監督 : Gary Ross  2018 』

2018年8月10日(金曜日) 全国一斉ロードショー。

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)