Canonさんは我が国を代表する“商売が巧みな企業”で御座います。 したがって、「 EOS R 」も「 α9 」や「 Z7 」に比べて“お手頃価格(ボディーのみ約19万円)”を一番のウリとしており、おそらく数年を掛けて“買い易いエントリー機”から“数百万円のハイエンド機”で構成された、Canonさんらしい“超充実フルサイズ ミラーレス商品群”を完成させるかと思われます。
しかしながら、iPadのニュー モデル発表は“マスト ルーティーン”だとしても、サプライズ的な謂わば“隠し球”がMac Book Airのニュー モデルだった点には、正直なところ“期待外れ”だと感じたApple ユーザーも多かったのではないでしょーか?……………
新型 Mac Book Air ( ゴールド )
本来ならば“最廉価版”であるべきエントリー クラスのMac Bookですら、高価格帯(¥142,800〜税別)になってしまった今、真の“最廉価版”はMac Book Air(¥98,800〜税別)でありますので、より若いユーザーを取り込んだり、教育現場での普及を拡大したいAppleさんにとっては、確かにMac Book Airは極めて重要な商品には違いありません。
❇️ 1 ) フランス版「 Marie Claire 」や「 ELLE 」等の“超一流ファッション誌”カヴァー フォトを手掛ける某有名フォトグラファーさんが、何とNikonさんのセカンドライン(廉価ブランド)であるNikomatを使用しておりました。驚いた私は、失礼を承知の上で「そのカメラ(ブランド)、ジャパンではアマチュア フォトグラファーしか使いませんよ。」と言いましたら「Nikonは下級機でも“プロ クォリティー”だから全く問題ない。Nikomatは軽くてコンパクトだから、むしろロケにはコッチの方が向いているかも知れない。何れにしても“MADE IN JAPAN”だからね。」
❇️ 2 ) パリコレ等の音楽を手掛ける某有名DJ兼プロデューサーさんが「先日TOKYOで楽器店廻りをしたんだけど、4000フラン(当時のレートで約10万円)以下のギター(アコースティック&エレキ)でも、充分に“プロ クォリティー”なのは驚いた。フランスのギタリストはFenderやGibsonには拘らないので、皆んなに話したら興味津々だったよ。さすが“MADE IN JAPAN”だって。」……………
ロック史上に残るライブ レコーディング名盤『 Made in Japan / Deep Purple ( 1972 ) 』。
『 Made in Japan ( 日本盤は“Live in Japan” ) / Deep Purple ( 1972 ) 』
“Deep Purple元リーダー”ジョン ロードさんが晩年、イギリス音楽誌のインタビューで「何故、アルバム タイトルを“LIVE IN JAPAN”じゃなくて“MADE IN JAPAN”にしたのか?と何度も訊かれたけれど、私には“MADE IN JAPAN”ってワードが近い将来、世界中で“ブランドとして流行する予感”があった。だから敢えて“MADE IN JAPAN”にしたんだよ。」……………
ジョン ロードさん ( Jon Lord : イギリス , 1941〜2012 )
結局のところ、ジョン ロードさんの予感は見事に的中。
1970年代〜1990年代の工業製品に於いて、“MADE IN JAPAN”のプレステージと破壊力は誠に凄まじく、特に電気製品とカメラに関しては「ヨーロッパ製品もイイけど“MADE IN JAPAN”じゃないと意味がない。」的なムーブメントが世界中に浸透しておりました。
『 SONY Radio ( 1981 ) 』
『 SONY Walkman ( 2代目 : 1981 ) 』
『 Nikon F ( 1959 ) 』
『 Nikon F3 ( 1980 ) 』
時が過ぎて2018年、残念ながら“MADE IN JAPAN”は「 詐称と不信の象徴 」に成り下がってしまったのであります(以下引用X2)……………
1970年代〜1990年代、我が国が工業製品で世界を席巻出来た理由は、ライバル(中国や韓国)を気にせず、時間と資金を投入した“モノ造り”が可能だったからであります。ところがソノ後、中国や韓国に対抗して“生産性並びに低コスト”を最優先した結果、諸々のシステムが破綻して、もはや“MADE IN JAPAN”のアドバンテージが完全消滅……………