写真散歩 ……

心臓弁膜症という病気になってから、PM8:00には寝てしまう習慣が身に付き、以前の様なブログ記事が書き難くなってしまった変態オッサン。

東京に住んでいた頃から写真が趣味だった私は、30年以上に渡り“熱心なNikonユーザー”でありましたが、北海道ド田舎のスナップ フォトを撮るに当たり「デジカメの命はイメージセンサーなので、“イメージセンサー世界一”のSONY製カメラが世界一なんじゃねーの?」と思った訳でありまして、2年前に無理して「α7II」を購入してみたら、コレが小型軽量でLEICAに迫るミニマル デザイン。加えて“超高性能”で凄いの何のって……………

個人的な感想としてNikonは天然色、Canonは理想色、対してSONYは独自の“SONY色”。赤と青の表現力は間違いなく“世界一美しい”と感じますが、ソノ代わりに肌色の表現力がイマイチ。但し、極めて“中毒性の強い色調”故に熱心なファンが多いのも肯けます。スッカリ“SONY菌”に感染してしまった私は、サブ機として「RX100」まで購入してしまいましたら、1型センサーにも拘らず「君ってAPS-Cだっけ?」とツッコミたくなる程の、謂わば“手のひらサイズ超高性能”。

通勤バッグに入れて毎日持ち歩き、バイト帰りに夕陽撮ってますわ。

そんなこんなで、本日は最近撮影したスナップ フォトの一部を御紹介したいと思います。

そんでもって、RX100で撮った“夕陽シリーズ”がコレ。

「写真散歩」……………

健康にも良いので是非ともオススメ致します!

( 写真1〜6は「α7II+Carl Zeiss Sonnar FE2,8/35」、写真7〜9は「RX100」で撮影。 )

限界が見えた“Apple型モデルケース” ……

❇️ その1 「 デザイン 」

今春、“Apple チーフ デザイン オフィサー”であるジョナサン アイブさん( Jonathan Paul Ive : イギリス , 1967〜 )と、“影のチーフ デザイナー(?)”マーク ニューソンさん( Marc Andrew Newson : オーストラリア , 1963〜 )が「共に2019年限りでAppleを退社する。」と正式発表されました。

御二人は正に“現代を代表する工業デザイナー”であり、しかも「 大英勲章 」まで授与されている文化人。そんなビッグネームが“時価総額世界一の企業”を揃って辞めるにも拘らず、後任人事その他が全く話題にならないのは誠に予想外であります……………

“全面タッチ スクリーン”が主流になった現在のスマートフォン。正直なところ“誰がデザインしても同じでは?”という本音が、Apple社内にあるのかも知れません。

( 因みにジョナサン アイブさんとマーク ニューソンさんは、デザイン会社「 LoveFrom 」を設立する事が既に発表されております。おそらく今後は“スマートフォンやタブレット以外の工業デザイン”で、斬新な作品を発表してくれるでしょう。)

❇️ その2 「 機能 」

確かにAndroid OSを採用している他社製品に比べて、“自社製専用iOS”を搭載したiPhone並びにiPadは、依然としてセキュリティーと作動の両面で安定感があり、ソレがApple製品“最大の魅力”である点は今も変わりありません。しかしながら、相変わらずAndroid OSに比べてカスタマイズの自由度は低く、Appleさんが主張する“直感的な操作性”に於いても、Android勢に追従されつつある現実。

❇️ その3 「 Appleの未来 」

“最先端ガジェット開発及び販売会社”としてのAppleさん。

実際にはSAMSUNGさんetc.に部品の製造、アッセンブリーを丸投げしており、ソレによって様々なリスク軽減に成功致しましたが、昨今の国際事情を考えた場合、特に“アジア諸国の企業”に丸投げするのは、むしろリスクが拡大するのは承知の事実。よって今後のAppleさんは、所謂“ネットビジネス企業”にシフトチェンジするのが妥当と考えられます。

そんなAppleさん。

先日“恒例の新製品発表イベント”が開催され、「 iPhone 」「 iPad 」「Apple Watch 」の新型が発表されましたが……………

去る9月10日、「 スティーブ ジョブズ シアター 」でド派手に開催された発表イベント。

相変わらず大盛況で“Apple人気健在”を印象付けましたが、発表された新製品を改めて拝見すると、何ら“驚きや発見”が無い余りにも“無難な製品”で御座いました。

私は決して“熱心なApple信者”ではありませんが、iPhoneとiPadに関しては初代モデルから2年毎に買い換えて来ました。但し今回(今年)は買い替えを控え、来年以降に再検討する事と致しました。

何故なら現在のAppleさんは、昔の様に“所有欲を刺激する特別な製品”を生み出す企業ではなく、Apple製品も又“持つべき特別な製品”ではなくなってしまったからであります。

スマートフォン、タブレットがデザインと機能面で“倦怠期”に突入した今だからこそ、“野心的なスタートアップ企業”がクラウドファウンディングで資金を調達して、スマートフォン業界に新規参入してくれれば、業界が活性化されて俄然面白くなりますが、利益優先で“世間のニーズ”を気にし過ぎる最近のビジネス傾向では、“心に訴える面白いツール”は永遠に生まれないのでは?……………

❇️ ー “客が欲しい物ではなく自分が欲しい物を造る” ー

“かつてのSONYさんライクな企業”の出現を切に願う変態オッサンでありました!

『 Breaking Convention With The First WALKMAN / SONY 2019 』

( 画像1、6、7はネットから拝借。画像2〜5はAppleさんのウェブサイトから拝借。)

至高の前菜 ……

当ブログではスッカリ御馴染み“カメラのロールスロイス”LEICA(ライカ)さんでありますが、改めて若干のオサライをさせて頂きますと……………

❇️ 1 ) 1950年代〜60年代に於いて、我が国では「 LEICA1台 = 家一軒 」というワードが定着した時代あり(“超高級品”の例え)。

2 ) “約10万円〜20万円”の価格帯製品に関してはPanasonicさん製である(最下級機は中国製)。

3 ) “中級機〜上級機”に関しては“MADE IN GERMANY”、もしくは他ヨーロッパ諸国製である(主にポルトガル)。

4 ) 「 LEICA SL ( レンズキット価格 : 約160万円 ) 」は価格、デザイン、性能etc.に於いて、“世界最強 フルサイズ ミラーレス一眼”と呼ばれている。

「 LEICA SL ( 2015 ) 」

私の知人であるリッチマン“なにわのデ ニーロさん ( 仮名 : 60代男性 )”は、幸運にも「 LEICA SL 」を所有されており、特に“愛犬のポートレート”を得意としております。

“世間との繋がり”を著しく嫌う彼は、SNS等で作品を発表する事は一切なく、よって、皆さんが彼の作品を目にする機会はありませんが、“ほのぼのとしたスナップ ショット”には特有の味がありまして、私は昔から彼の写真が大好きです。

❇️ 昨年末のお話。

“なにわのデ ニーロさん”から、誠に“ショッキング(?)なメール”が届きました……………

「LEICA SLは手にした感触や操作性が“全てスーパー”であり、間違いなく“世界一のフルサイズ ミラーレス機”だと断言出来る。但し、単純に“画質性能云々”だけで語るならば、SONY α9の方が優れているのかも知れない。正直なところ、“SONYのカメラ”がこんなに優れているとは思わなかった。やはり、現代カメラのキモは“イメージ センサー”だと実感。」

「 SONY α9 ( 2017 ) 」

“なにわのデ ニーロさん”は某有名カメラ店さんから「 SONY α9 」のモニターを約6ヶ月間依頼されて、ソノ率直な感想が上記の報告でありました。

( 本来、「 LEICA SL 」と「 SONY α9 」を単純に比較するのは、例えば「 PORSCHE 911 」と「 HONDA NSX 」を比較するのと同様に無意味だと考えます。何故ならば、双方の“哲学と文化”が余りにも違い過ぎますし、“双方共に素晴らしい車”であるのは間違いなく、それぞれに異なる魅力を備えた、謂わば“全くの別物”と解釈するのが妥当で御座います。)

本日は、そんな“KING OF CAMERA”であるLEICAさんファミリーの中から、チョット面白い“異端児”を御御紹介させて頂きます。

『 The new Leica Q2 ( 2019 ) 』

まるで“金属の塊から削り出した様な質感”と、一切の無駄を廃した美しい“ミニマル デザイン”。そして“ウォータープルーフ”の実用性……………

何とも“強烈な存在感”に満ち溢れた新製品「 LEICA Q2 」。

「 LEICA Q2 ( 2019年3月23日発売 ) 」

ところで、上記プロモーション ムービー&写真を見て、“おや?”と何か感じた方はいらっしゃいませんか?……………

実は“レンズ固定式”なのであります。つまり「 LEICA Q2 」は“フルサイズ ミラーレスのコンパクトカメラ”で御座いまして、LEICAさんの“豪華絢爛な商品ラインナップ”をフルコースだとすれば、「 LEICA Q2 」は“ほんの前菜”に過ぎない訳であります。

遂に“フルサイズ ミラーレス コンパクトカメラ”という、“極めてニッチな領域”に踏み込んでしまったLEICAさん。ソノ意味で「 LEICA Q2 」は、正に“至高の前菜”と言っても大袈裟ではないかと思われます。

❇️ 「 唯一にして最大の問題 」……………

ソレは、“約70万円のお値段”であると痛感した変態オッサンでありました!

( 是非とも“秀津風親方さん”に御購入頂き、年に数回お借りしたいと思います。)

( 画像は全てネットから拝借。)

一石を投じられるのか? ……

誠に失礼ながら、Appleさんの「 iPhone 」並びに「 iPad 」は“倦怠期真っ只中”に突入した感があり、Appleさんに於かれましては、もはや新製品発表に関して“何ら期待が持てない”今日この頃……………

そんなデジタル業界(スマートフォン、タブレット部門)に、もしかしたら“チョットだけ波風が立つ予感”の新製品が、来月SAMSUNGさんからいよいよ発売されます(以下引用)。

【 サムスンが折り畳みスマホ 22万円、5G対応 】( 産経新聞 )

韓国サムスン電子は20日、折り畳めるスマートフォン「ギャラクシーフォールド」を4月26日から世界で順次発売すると発表した。2画面あり開ければ7・3インチ、閉じれば背面の4・6インチが使える。価格は1980ドル(約22万円)から。日本での発売は未定。 「第5世代(5G)」と呼ばれる高速大容量通信ネットワークに対応した新機種を欧州で今夏発売することも発表した。世界スマホ市場首位のサムスンは、華為技術(ファーウェイ)など中国勢に激しく追い上げられており、斬新なデザインや高機能の製品投入で、巻き返しを図る。( 2019年2月21日 )


先ずは若干のオサライを……………

昔からSONYさん、NECさんetc.による“折り畳みディスプレイ 携帯電話(及びタブレット)”は存在致しましたが、言ってみればソレらは“ディスプレイを2枚繋げただけ”のシロモノでありました。

対して、数年前より各国の“デジタル製品 見本市”等で何かと話題になりながらも一向に実現されず、今回やっとSAMSUNGさんから発売されるシロモノは、“1枚ディスプレイ”を使用した正真正銘の“フォルダブル(折り畳み式) スマートフォン”で御座います。

上記の写真からも「 Galaxy Fold 」が“デザイン、質感共に素晴らしい出来栄え”であるのが推測出来ますが、私が大変気になる問題点も……………

❇️ 1 ) 高価な価格帯。

私が現在使用中の「 iPhone X ( 2017 ) 」が“オーバー10万円”であった事からも、新たなテクノロジーとギミックを採用した「 Galaxy Fold 」が、“オーバー20万円”になってしまうのは当然なのかも知れませんが、“スマートフォン 世界シェアNo.1”SAMSUNGさんのメイン ユーザーは、20代〜30代が最も多いと言われておりますので、“予価約22万円〜”という価格設定は極めて高価だと言わざるを得ません。特に欧米諸国では、我が国の様な“携帯キャリア主導ローン”がポピュラーではありませんので、購入には“ケッコーな勇気”が必要かと。

❇️ 2 ) 中途半端な本体サイズ。

私は「 iPad Pro 10.5インチ 」のヘヴィー ユーザーでもありますが、開いた状態で7.3インチの「 Galaxy Fold 」は、10.5インチから乗り換えるには小さ過ぎます。おそらく「 Galaxy Fold 」を購入したとしても「 iPad Pro 10.5インチ 」は平行して使用せねばならず、つまり、“スマートフォンとタブレットが1台で済む恩恵”が受けられません。

以上の2点を総合致しますと、一体どんな人が「 Galaxy Fold 」を購入して、一体どんなシチュエーションで重宝するのか?が、正直なところ、私には全くイメージ出来ないので御座いますが……………

https://youtu.be/7r_UgNcJtzQ

『 Galaxy Fold / SAMSUNG 2019 』

“演出、映像、選曲”全てが秀逸なCMからは、“SAMSUNGさんの本気度”が伝わって来ます。

確かに「 Galaxy Fold 」が、2019年前半“台風の目”であるのは間違いありませんが、“折り畳み式スマートフォン”が今後如何に受け入れられ、そして“如何に発展を遂げるのか”は、現時点では未知数だらけの気が致します。

因みに、“情報漏洩疑惑”でスッカリ有名になってしまったHuawei ( ファーウェイ ) さんが、今秋発売予定の“折り畳み式スマートフォン”「 Mate X 」は、SAMSUNGさんの「 Galaxy Fold 」よりも更に高価なお値段(予価29万円〜)であります。

しかも、何とディスプレイを“外側に折り畳む”のが基本的な閉じ方……………

❇️ いっその事、クルクルと丸めて持ち歩ける“Roll Up スマートフォン”の開発&発売を、是非ともSONYさんに御願いしたい変態オッサンで御座いました!

( 画像は全てネットから拝借。)


フルサイズ ミラーレス三つ巴時代 ……

2018年後半にNikonさんから「 Z7(及びZ6) 」、Canonさんから「 EOS R 」という“フルサイズ ミラーレス”が発売され、先行していたSONYさんの「 α9(及び7シリーズ) 」と謂わば“三つ巴真っ向勝負”に突入致しました。

NikonさんとCanonさんの参戦から数ヶ月しか経過しておりませんので、コノ時点で“シェア云々”を比較するのは意味がありません。加えて、コノ3機種に関しましてはプロ カメラマンがスペック、画質etc.を比較したレポートがネット上に氾濫しております。

よって本日は、私が約3ヶ月間「 SONY α7II 」を使用した感想や「 Z7 」、「 EOS R 」を購入したメル友の御意見を中心に、独断と偏見に満ちた“ド素人なりの解析”をさせて頂きいと思います。


「 SONY α9 」

❇️ SONYさんの場合。

フィルムカメラの“フィルム”に相当する部分が、デジタルカメラに於いてのイメージ センサーでありますが、SONYさんはソノ分野で現在“世界を圧倒”しております。つまり、“中判カメラの超名門”ハッセルブラッドさん ( Hasselblad : スウェーデン , 1841〜 ) 中判ミラーレス カメラから、各社コンパクト デジタルカメラに至るまで、“世界中の一流メーカー”がSONYさん製イメージ センサーを採用している訳であります。

しかしながら、旧KONIKA MINOLTAさんを吸収合併したとは云え、SONYさんは飽くまでも“カメラが得意なエレクトロメーカー”に過ぎません。よってNikonさんやCanonさんが持つ“プロフェッショナル ツールとしての信頼性”や、“カメラメーカーとしてのカリスマ性”には遠く及ばず、故にデジタル一眼レフでの“直接対決”を避けて、“フルサイズ ミラーレス”に活路を見出したのが賢明な選択で御座いました。


「 Nikon Z7 」

❇️ Nikonさんの場合。

Nikonさんは“職人気質”が強い企業であり、米軍、NASA、ロシア科学アカデミー等の“ハイレベル 特殊クライアント”を顧客ラインナップに連ねる“硬派専門集団”でありますが、“キング オブ 一眼レフ”のプライドが災いして、“フィルムカメラからデジタルカメラへの移行”に躊躇し、Canonさんに追い越された苦い経験があります。

世界中のNikonフリークが“Nikon初 フルサイズ ミラーレス”に期待したのは、Nikonさんらしい“無骨で強固なボディー”と“恐ろしく表現力に優れたレンズ”だったのではないでしょーか?……………

ー「Nikon Z7は何の不満も無い素晴らしいカメラだけど、ソノ代わりに何の驚きも無い。」by “某イギリス人メル友” ー

もしも「 Z7 」が、動画機能や手ブレ補正その他を一切取っ払った“スパルタンなカメラ”だったら、SONYさんとNikonさんの勝負が一層興味深い展開になったのでは?と思いますが、実際の「 Z7 」は、“SONYさんから遅れた5年間”を取り戻しただけの機種、そんな印象が致します。


「 Canon EOS R 」

❇️ Canonさんの場合。

Canonさんは我が国を代表する“商売が巧みな企業”で御座います。 したがって、「 EOS R 」も「 α9 」や「 Z7 」に比べて“お手頃価格(ボディーのみ約19万円)”を一番のウリとしており、おそらく数年を掛けて“買い易いエントリー機”から“数百万円のハイエンド機”で構成された、Canonさんらしい“超充実フルサイズ ミラーレス商品群”を完成させるかと思われます。

特に“マーケティング”に長けたCanonさんですから、アジア諸国から地道にシェアを広げる作戦に違いありません。

❇️ と、ココで若干の総括。

今回発売されたNikonさんとCanonさんのフルサイズ ミラーレス機は、結果的にSONYさんをキャッチ アップする“プロローグ”であり、両社が“本気の反撃”に出るには今暫く時間が必要かと……………

対するSONYさんは、既に9種類のボディー並びに豊富なレンズ バリエーションを網羅しており、多少の売り上げ低下はあったとしても、“フルサイズ ミラーレスのSONY”は今後も継続すると考えるのが妥当と判断致します。

❇️ ところで、SONYさんの問題点。

当ブログで以前もお伝えした様に、Nikonユーザーだった私が、SONYユーザーに転身するのにはチョットした不安がありました。そもそもNikonさんとSONYさんでは、“レンズのねじ込み方向”や“ズームリング、フォーカスリングの回転方向”が逆で御座いますし、他にも色々と勝手が違います。

「 α7II 」を約3ヶ月間使用した感想は、先ず“イメージセンサーの高精細”に感心。そして、昔は“画像が柔らか過ぎる”と毛嫌いしていたCanonさんオールド レンズとの“グッド マッチング”に驚き、父親の遺品「 Canon FD 50mm 1:1.4 」が大活躍するという“誠に予想外の嬉しい事態”に発展。

但し、“ド素人の私”ですら理解不能の単純な欠点も幾つか御座います。

例えば、アイピース接合部分が“ペラペラのプラスチック製”であり、上部に“極めて細いバー”が存在致します。サードパーティ製のアイピースは、サイズ的にタイトな製品が多いので、脱着の際に“ぶっ壊れる可能性大”。

こんな事は“写真を撮る人間”なら気付くハズ……………

“カスタムキー機能”はいかにもSONYさんらしくて便利かと思いきや、どー考えても他のボタン位置やランプ位置が不適切。

こんな事も“写真を撮る人間”なら気付くハズ……………

❇️ 再び総括。

SONYさんのフルサイズ ミラーレス“唯一にして最大の欠点”は、巷で“アンチSONYの方々”が盛んにアピールしている、“マウント径が小さい事”ではありません。

【 左はNikonさん“Z-マウント”55mm、右はSONYさん“E-マウント”46mm。確かに“E-マウント”は口径が小さく、解放F値が明るいレンズの開発は困難。】

失礼を承知で敢えて申し上げますと……………

「 α9(及び7シリーズ) 」は、“デジタル機器のプロフェッショナルが造ったカメラ”であり、決して“写真家が造ったカメラではない”という事実こそ、SONYさん“唯一にして最大の欠点”なので御座います。

❇️ PS : 今後のSONYさんに望む点。

SONYさんが“真の名門カメラメーカー”になれるか否かは、如何に“プロフェッショナル フォトグラファーの本音”を吸い上げて、如何に“素早く商品に反映させるか”に掛かっている。と言っても過言ではありません!

以上、“現在SONYユーザー”の変態オッサンによる“役に立たないレポート”でした……………

【 愛機「 SONY α7II 」: テーマは「 カメラ女子受けするフルサイズ ミラーレス 」……………只今“絶賛迷走中”。 】

( 写真1〜4、7はネットから拝借。写真5〜6、8は自身のInstagramより。)



ティム クック船長の行く末 ……

Appleさんは10月30日、ニューヨーク、ブルックリンに於いてスペシャル イベントを開催致しました。

華々しく発表されたのはMacBook Air、Mac mini、iPad Proのニュー モデルでしたが、世界中の“Apple信者”からは相変わらず熱狂的に迎えられ、既に発売済み製品に関する評判は、我が国に於いても“おおむね良好”で御座います……………

 

 

新型 iPad Pro

 

新型 Mac mini

 

 

しかしながら、iPadのニュー モデル発表は“マスト ルーティーン”だとしても、サプライズ的な謂わば“隠し球”がMac Book Airのニュー モデルだった点には、正直なところ“期待外れ”だと感じたApple ユーザーも多かったのではないでしょーか?……………

 

 

新型 Mac Book Air ( ゴールド )

 

 

本来ならば“最廉価版”であるべきエントリー クラスのMac Bookですら、高価格帯(¥142,800〜税別)になってしまった今、真の“最廉価版”はMac Book Air(¥98,800〜税別)でありますので、より若いユーザーを取り込んだり、教育現場での普及を拡大したいAppleさんにとっては、確かにMac Book Airは極めて重要な商品には違いありません。

 

 

新型 Mac Book Air ( シルバー )

 

 

しかしながら、超一流プロデューサーであるティム クックさん ( CEO )や、天才デザイナーであるジョナサン アイブさん ( チーフ デザイン オフィサー ) を擁する“史上最強企業”が、大手PCメーカー ライクにマイナー チェンジを繰り返し、エントリー モデルを延命し続けるとは考え難い上に、世界中の“Apple信者”がソレを許すとは思えませんので、最近のAppleさんには“何かの暗示”すら感じます……………

 

 

因みに当ブログでは、旧ブログ時代も含めて過去に“以下の3点”を指摘させて頂きました。

❇️ 1 ) Appleさんが“倦怠期真っ只中”である事。

✳️ 2 ) スティーブ ジョブズさん時代のAppleは、あくまでも“株式会社スティーブ ジョブズ”であり、“株式会社ティム クック”への会社変更には“大きな軌道修正”が必要である事。

✳️ 3 ) 1970年代〜1990年代と違って、“イノヴェーティヴな企業”が生き残るのは困難な時代であり、“IKEAさん(低価格帯)路線”か“エルメスさん(高価格帯)路線”が企業安泰のセオリーである事。

 

 

Appleさん“最大のジレンマ”は、声高らかに「 PCが必要ない時代の到来 」を謳っておきながら、自らがPCをメイン アイテムの一つに据えている現実だと思われますが、ソノ構図はかつてSONYさんが“世界最大手のレコード会社”を抱えるが故に、著作権問題etc.で“デジタル ミュージック プレイヤー”ジャンルへの参入に躊躇して、AppleさんのiPodに大敗を喫してしまったのと似ている様な気が致します。

 

はたして、Appleさんの“選択肢”は如何に(以下引用)……………

 

 

【 アップルは「マス市場」を捨て、高級ブランドになろうとしている 】( WIRED )

天文学的な額の手元資金を保有し、高級ブランドとしての地位を固めようとするアップルは、テック界の風雲児というよりは小売業界の大物だ。両者の境界は曖昧かもしれないし、究極的にはどちらであってもたいした意味はないのだろう。

しかし、アップルの変化は、米国のテック産業の変遷を象徴している。テック業界はもはやイノヴェイターたちが集まるところではなく、限られた数の巨大企業が、自分たちだけに意味のあるお題目を唱えている場所になってしまった。世界はいまや、変えるためのものではなく、そこから利益を絞り取るためのものなのだ。( 2018年11月7日 )

 

イタリア、ミラノに出現した「 iPhone Xs 巨大広告 」

 

 

✳️ 変態オッサンの総括(妄想)。

Appleさんは、3年以内に“ゴールドやプラチナ ケース製”iPhone並びにApple Watchを専門に扱う「 Apple プレステージ ストア ( 仮称 ) 」を、世界主要都市に出店する。

つまり、“HERMESさん(高価格帯)路線”を突き進むので御座います!

 

最後に、そんなAppleさんの“高級フェロモン大放出CM”をどーぞ御覧下さい……………

 

『 iPhone Xs / iPhone Xs Max CM  ( 2018 ) 』

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MADE IN JAPAN ……

個人的に“MADE IN JAPAN”の偉大さを実感した瞬間(1980年代のお話)。

 

❇️ 1 ) フランス版「 Marie Claire 」や「 ELLE 」等の“超一流ファッション誌”カヴァー フォトを手掛ける某有名フォトグラファーさんが、何とNikonさんのセカンドライン(廉価ブランド)であるNikomatを使用しておりました。驚いた私は、失礼を承知の上で「そのカメラ(ブランド)、ジャパンではアマチュア フォトグラファーしか使いませんよ。」と言いましたら「Nikonは下級機でも“プロ クォリティー”だから全く問題ない。Nikomatは軽くてコンパクトだから、むしろロケにはコッチの方が向いているかも知れない。何れにしても“MADE IN JAPAN”だからね。」

❇️ 2 ) パリコレ等の音楽を手掛ける某有名DJ兼プロデューサーさんが「先日TOKYOで楽器店廻りをしたんだけど、4000フラン(当時のレートで約10万円)以下のギター(アコースティック&エレキ)でも、充分に“プロ クォリティー”なのは驚いた。フランスのギタリストはFenderやGibsonには拘らないので、皆んなに話したら興味津々だったよ。さすが“MADE IN JAPAN”だって。」……………

 

ロック史上に残るライブ レコーディング名盤『 Made in Japan / Deep Purple  ( 1972 ) 』。

 

 

『 Made in Japan ( 日本盤は“Live in Japan” ) / Deep Purple  ( 1972 ) 』

 

 

“Deep Purple元リーダー”ジョン ロードさんが晩年、イギリス音楽誌のインタビューで「何故、アルバム タイトルを“LIVE IN JAPAN”じゃなくて“MADE IN JAPAN”にしたのか?と何度も訊かれたけれど、私には“MADE IN JAPAN”ってワードが近い将来、世界中で“ブランドとして流行する予感”があった。だから敢えて“MADE IN JAPAN”にしたんだよ。」……………

 

 

ジョン ロードさん ( Jon Lord : イギリス , 1941〜2012 )

 

 

結局のところ、ジョン ロードさんの予感は見事に的中。

1970年代〜1990年代の工業製品に於いて、“MADE IN JAPAN”のプレステージと破壊力は誠に凄まじく、特に電気製品とカメラに関しては「ヨーロッパ製品もイイけど“MADE IN JAPAN”じゃないと意味がない。」的なムーブメントが世界中に浸透しておりました。

 

 

『 SONY Radio  ( 1981 ) 』

 

『 SONY Walkman  ( 2代目 : 1981 ) 』

 

『 Nikon F  ( 1959 ) 』

 

『 Nikon F3  ( 1980 ) 』

 

 

時が過ぎて2018年、残念ながら“MADE IN JAPAN”は「 詐称と不信の象徴 」に成り下がってしまったのであります(以下引用X2)……………

 

 

【 日産・スバル「完成検査不祥事」と「カビ型不正」の“恐ろしさ” 】( YAHOO!JAPAN ニュース )

昨年秋以降、日産自動車の無資格完成検査、神戸製鋼のデータ改ざん問題を契機に、大企業をめぐる不祥事が多発している。データ改ざん等の問題は、三菱マテリアル、東レ等にも波及し、多くの素材・部品メーカーで、同様の不祥事が表面化する一方、自動車メーカーの完成検査をめぐる問題は、日産、スバルでの、燃費・排ガス検査をめぐる不適切な検査が明らかになるなど、引き続き社会の注目を集めている。

私は、かねてから、組織の問題行為を、個人の利益のために個人の意思で行われる単発的な問題行為としての「ムシ型」と、組織の利益のために、組織の中で長期間にわたって恒常的に行われる「カビ型」の二つがあることを指摘してきた。( 2018年9月30日 )

 

【 KYB免震改ざん  原発や観光施設も使用 全国に動揺拡大 】( 毎日新聞 )

油圧機器メーカーKYB(東京都港区)とその子会社による免震・制振装置(オイルダンパー)のデータ改ざん問題を受け、両社のダンパーを使った施設を抱える役所や企業は17日、慌ただしく確認作業に追われた。より高い安全性が求められる原子力発電所の関連施設や外国人などでにぎわう観光施設も含まれ、関係者には動揺が広がった。( 2018年10月17日 )

 

 

因みにKYBさんは、第二次世界大戦中の「 零式艦上戦闘機 ( 通称“ゼロ戦” ) 」油圧ダンパーを独占供給していたメーカー。現在は“自動車用ショックアブソーバー”で世界第2位のシェアを誇り、旧車の存続率が不明ながらも、一説によれば“地球上の自動車3.5台に1台”がKYBさん製ショックアブソーバーを装着しているとの試算もあります。

つまり、世界中に甚大な影響を与え得る“MADE IN JAPAN”大失態なので御座います。

 

 

 

 

そこで変態オッサンは考えました。

1970年代〜1990年代、我が国が工業製品で世界を席巻出来た理由は、ライバル(中国や韓国)を気にせず、時間と資金を投入した“モノ造り”が可能だったからであります。ところがソノ後、中国や韓国に対抗して“生産性並びに低コスト”を最優先した結果、諸々のシステムが破綻して、もはや“MADE IN JAPAN”のアドバンテージが完全消滅……………

もし本当に“ジャパン アズ No.1”に返り咲きたいのであれば、“生産性並びに低コスト”で中国や韓国に対抗するのを諦めて、“高技術並びに高級路線”に徹底するしか“生き残る道”は無いと思われます。

 

よって今こそ、“MADE IN JAPAN”を考え直す時期なのは間違いありません!

 

 

『 SONY Xperia Z  ( 2013 ) 』

 

 

❇️⬆️ 「 “MADE IN JAPAN”の先進性と素晴らしさ 」を凝縮したCM。

“モノ造り”に関わる全ての方々に観て頂きたい秀逸な作品。デヴィッド ボウイさんのヴォーカルが泣かせます。

 

こんなCMをジャパンでも放送する様になったら、SONYさんも“完全復活”なんですがねぇ……………

 

 

『 MADE IN JAPAN ー AKIO MORITA and SONY ー / Edwin M.Reingold その他著  ( 1986 ) 』

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

iPhoneの牙城を崩せるか ……

「 Galaxy シリーズ 」で圧倒的な売り上げを誇るSAMSUNGさん。

ココ数年は“折り畳み式ディスプレイ スマートフォン発売か?”と注目を集めながらも、発売は来年以降に先送りされ、最近は“スマートフォン戦線の表舞台”から遠ざかっている感があります。

「 XPERIA シリーズ 」で熱心なファンを抱えるSONYさん。

昔から“ハイスペックと独自性に拘り過ぎる”社風があり、故にライバルとは“真っ向勝負”を避けた独自路線を歩んでおります。

対する“King Of スマートフォン”Appleさんは昨日、“新型iPhone並びにApple Watch”についての発表を行いましたが、“100%予想通りの内容”でサプライズ無し、よって“株価も下降気味”という残念な結果に。

 

実は今、スマートフォン業界に“一石を投じるかも知れない企業”がある事を、皆さんは御存知でしょーか?……………

但しソノ企業。“生い立ち”から説明する必要が御座います。

 

❇️ 1975年、ジム ジャナードさん ( 本名 James Jannard : アメリカ , 1949〜 ) がカリフォルニア州、オレンジ郡に「 Oakley ( オークリー ) 」社を設立致します。

 

 

Oakleyさんを一躍有名にしたのは、デザインと機能性に秀でた“スポーツ サングラス”なのでありますが、特徴的なデザインによってスポーツ フィールドのみならず、“映画の小道具”としても大活躍したのは御存知の通り(以下参照)。

 

 

『 Mission : Impossible 2 / 監督 : ジョン ウー ( 2000 ) 』

 

『 Mission : Impossible ー Ghost Protocol / 監督 : ブラッド バード ( 2011 ) 』

 

 

❇️ そんなジム ジャナードさんは1999年、飽くまでも“趣味の延長”として「 Red Digital Cinema Company ( レッド デジタル シネマ カンパニー ) 」社を設立(以下REDと呼称)。

2007年に「 Oakley 」社をイタリアの眼鏡メーカー「 Luxottica ( ルクソティカ ) 」社に“約2,000億円”で売却後は、「余生の全てをデジタル ムービー  カメラに捧げる。」と正に“本気モード”に突入。

 

 

 

 

当時、“プロフェッショナル用デジタル ムービー カメラ”はSONYさんの独壇場であり、もしREDさんにサクセス チャンスがあるとすれば、“商品価格で下回るメリット”を活かしたライトユースのみだと考えられました。

ところが、独自の商品哲学に基づいて、確実に製品クオリティーを向上させ続けた結果……………

我が国の某TV局さんが、“4K並びに8Kカメラ システム”を全てREDさん製機材で構築したりetc.“プロフェッショナル用デジタル ムービー カメラ”のシェアでは、何とSONYさんに肉薄しつつある“世界第2位”に君臨。

 

 

 

 

ソノREDさんから間もなく、“ヒジョーに興味深いスマートフォン”が発売されます(以下引用)。

 

 

【 これがホログラフィックスマホHydrogen One――REDが公式画像を公開 】( Engadget 日本版 )

REDの新型スマートフォン「Hydrogen One」は期待通りの最先端端末となるのか、それとも過大広告なのでしょうか。
同端末は印象的なホログラフィックディスプレイを搭載し、モジュラー構造によって必要なアクセサリを増設することもできます。さらにそのデザインも流行とは一線を画しており、凸凹と波打った本体にはカーボンファイバーで囲まれた巨大カメラが鎮座しています。

Hydrogen Oneは8月に発売される予定でしたが、認証関連の問題でリリース時期が11月2日(仮予約分は10月9日)に延期されました。端末はAT&Tとベライゾン、Telcelから1295ドル(約14万円)にて、ブラックとシャドーのカラーバリエーションが発売されます。また最初に登場するのはアルミニウムバージョンのみで、チタンモデルは2019年に登場予定です。( 2018年8月26日 )

 

 

 

 

最大のウリである“ホログラフィック ディスプレイ(立体表示)”に関しましては、ド素人の私には理解不能でありますので、当ブログのプロデューサーである“秀津風親方さん”にお訊ね頂きたいと思いますが、“ホログラフィック ディスプレイ”は当面の間、主に“ゲーム ツールとしての表現能力”しか持ち得なく、熟成には更に数年は必要かと思われます。

むしろ注目すべきは“デザイン、質感、コンセプト”にあると私は考えます。

同社のメイン商品である“プロフェッショナル用デジタル ムービー カメラ”と見事に統一されたデザイン。そして“スペック云々”ではなく“オンリーワン”のコンセプトで勝負する心意気……………

 

 

 

 

“全面ディスプレイ化”によって各社のデザイン特性が消滅し、“ハイスペック化”によってテクノロジー特性も消滅しつつある現在。真の意味でiPhoneに対抗し得る条件は、もはやデザインやスペックではなく“商品自体が持つイメージ&ストーリー”なのかも知れません……………

加えて、AppleさんがiPodやiPhoneで大成功を収めた背景には、Appleさんがオーディオ メーカー(家電メーカー)ではなく、全く“畑違いの企業”であった点が大きかった気が致します。

 

つまりREDさんには、スマートフォン分野で“Appleさんに対抗出来るエッセンス”が既に存在するので御座います!

 

 

『 RED Hydrogen Trailer  2018 』

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

 

 

ミラーレスはボーダーレス ……

「 α ( アルファ ) シリーズ 」はMINOLTAさんが開発した一眼レフカメラ シリーズであり、ソノ後KONICA MINOLTA時代を経て、2006年に“権利及び製造インフラ”がSONYさんへと売却されました。

「 SONY 一眼レフカメラ 」誕生の瞬間であります。

プロ カメラマンの方は多種多様なレンズを所有しておりますが、基本的にソレらのレンズは同一メーカー ボディーにしか装着出来ません。つまり“KONICA MINOLTAユーザー”だったプロ カメラマンの方が、そのまま“SONYユーザー”へと転身した訳で御座います。

しかしながら、我が国のプロフェッショナル ユースに於いてCanonさんとNikonさんのシェアは断トツであり、SONYさんが“トップシェアの一角”に入り込む余地はありませんでした……………

 

そんなSONYさんが“一筋の光”を見い出したのは2017年。

“僅か673g”のライト ボディーに、何と“2420万画素”のイメージ センサーを備えた“フルサイズ ミラーレス一眼”「 α 9 」を発売。約50万円(ボディーのみ)と御立派なプライスにも拘らず、欧米では主にプロ カメラマン並びにハイ アマチュア層の取り込みに成功致しました。

 

 

『 SONY α 9 』

 

 

本来、撮影時にミラーの上下運動を伴わないミラーレス一眼は、故にシャッター作動時の振動が少なく、“次期プロフェッショナル ツール”との呼び声が高かったのですが、やはり“ミラー越しに実像を結ぶ一眼レフ”に信頼を寄せるプロ カメラマンは予想外に多く、世界中で売り上げが伸び悩んでおりました。

そこでSONYさんは得意技を活かし、“フルサイズの優位性”と特出したハイ スペック、そして“LEICAさんライクなミニマル デザイン”によって、全てのデメリットを払拭した完成形「 α 9 」に到達したので御座います。

 

因みにNikonさんは、フィルム時代の“余りにも大きな栄光”によるプライドと拘りが災いして、“デジタル対応”に著しく遅れたトラウマがありましたので、「 SONY α 9 」の大成功は“Nikonにフルサイズ ミラーレス一眼を諦めさせたのでは?”との声さえ聞こえましたが(以下引用)……………

 

 

【 ニコン、”新マウント採用のフルサイズミラーレスカメラ”を開発発表 】( デジカメWatch )

株式会社ニコンは7月25日、ニコンFXフォーマット(いわゆる35mmフルサイズ相当)を採用するミラーレスカメラおよびNIKKORレンズの開発を進めていると発表した。発売時期や発売価格などは未定。レンズマウントは「新たな次元の光学性能を追求するため」として新規のものを採用。マウントアダプターを介してFマウントNIKKORレンズも使用可能としている。

なお同じタイミングで、ユーザー向けイベント「Nikon Fan Meeting 2018」の開催も発表されている。9月1日から全国7都市を巡回するスケジュールになっているため、ミラーレスカメラは8月中の正式発表も期待できる。( 2018年7月25日 )

 

 

 

 

プロジェクト自体が未だ“ティーザー(チラ見せ)段階”であり、商品実態は何とも判断しかねますが、上記写真を見ただけでも“トンデモない傑作”を予感させます……………

同時に、「 2001年宇宙の旅 」を彷彿とさせるプロモーション ムービーも公開されました。

 

 

『 Travel of Light / Nikon  2018 』

 

 

正に“これぞティーザー広告”と呼びたい程のイメージ戦略。

タイトルである「 Travel of Light 」も、昔の“絶対王者Nikon”が甦った様な力強さを感じさせます。

Nikonさんの本格参戦により、今後はファッション、報道etc.あらゆるプロフェッショナル フォト ジャンルで、“フルサイズ ミラーレス一眼”が確実に普及するかと思われます。

 

残念ながら昨年、記念すべき“創立100周年”を大赤字計上で飾ってしまったNikonさん……………

“フルサイズ ミラーレス一眼”でのリベンジに“乞うご期待”であります!

 

 

 

 

❇ ところで昔、何度かお世話になった“ファッション フォトグラファーの巨匠”ピーター リンドバーグさんは、“Nikonユーザー”としてもヒジョーに有名なお方。

おそらく“Nikon フルサイズ ミラーレス一眼 予約第1号”は、ピーター リンドバーグさんだと予測する変態オッサンで御座いました……………

 

 

ピーター リンドバーグさん ( Peter Lindbergh : ドイツ , 1944〜 )

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

伝統の守り方 ……

世界中の憧れであり、我が国でも圧倒的な人気を誇る“スーパー ブランド(メーカー)”ルイ ヴィトンさん ( Louis Vuitton Malletier : フランス , 1854〜 )。

正式名称に“Malletier(マルティエール)”とある事からもお分かりの様に、当初は“スーツケース専門”でありましたが、長年に渡って“超一流バッグ ブランド(メーカー)”として君臨後、1998年にアメリカ人デザイナーのマーク ジェイコブスさんをアーティスティック ディレクターに迎え、アパレルのレディース コレクションをスタート。2000年にはメンズ コレクションもスタートして、トータル ファッション ブランドへと躍進。謂わば、“GUCCIさんに於けるトム フォードさん”をマーク ジェイコブスさんが見事に演じ、GUCCIさん同様の“大変身”を成し遂げた訳で御座います。

 

トム フォードさん&マーク ジェイコブスさん。

お2人共にアメリカ人であったのは、“ファッション ビジネス最大のマーケット”が、言うまでもなくアメリカである事実と密接な関係があったのかも知れません。但し“ヨーロッパ老舗名門”が大変身を遂げる為に、最も相応しいデザイナーがアメリカ人だった点は、正に“時代の要求”だった気が致します。

ソノ後数回のデザイナー交代を経て、“トップモード ブランド”としてのルイ ヴィトンさんは、誠にキョーレツな存在感を醸し出しております。

 

 

 

 

そんなルイ ヴィトンさん。

昨年は“人気スケートボーダー ブランド”Supremeさん( アメリカ , 1994〜 )との“期間限定コラボ商品”が、世界中で社会現象を巻き起こし話題となりました。

以下に極一部を御紹介致しますが、是非とも“お値段”に御注目を……………

 

 

『 Louis Vuitton/Supreme Leather Baseball Jacket 615,600円 』

『 Louis Vuitton/Supreme Jacquard Denim N-3B Parka 561,600円 』

『 Louis Vuitton/Supreme Christopher Backpack 436,320円 』

『 Louis Vuitton/Supreme Malle Courrier 90 Trunk 7,743,600円 』

『 Louis Vuitton/Supreme Boite Skateboard Trunk 6,188,400円 』

『 Louis Vuitton/Supreme Eye-Trunk for iPhone 7 143,640円 』

 

 

“カジュアル感満載ブランド”とのコラボ商品にも拘わらず、思わず“2桁間違っているのでは?”と疑いたくなる価格設定……………

しかも今現在、リユース サイトのオークション等で“更に数倍のプライス”で取り引きされております。

リユース商品が定価数倍で取引きされた場合、ソレで“潤う”のは一度購入して手放したお方でありまして、生産者さんや正規発売(輸入)元さんに一切の見返りは御座いません。つまり“健全な消費”とは言い難い面もあって、消費サイクル上ケッコーな問題を含んでおりますが、ソノ点に関しては敢えて触れない事とさせて頂きます。

 

私が特に注目致しますのは、ルイ ヴィトンさんみたいな“伝統を重んじる名門”が、大きなリスクを伴う斬新なコラボにも果敢に挑戦するという、何とも潔い“攻めの姿勢”で御座います。

 

因みにルイ ヴィトンさんは、通常商品として昨年より「 スマートウオッチ 」を発売しておりますが、飽くまでも本体機能はベーシックに留めて、“ルイ ヴィトンらしさ”を徹底した“ルイ ヴィトン流攻撃型商品”となっております。

 

https://youtu.be/4AjdAObqC74

『 Louis Vuitton Tambour Horizon  2017 』

 

 

上記プロモーション ムービーを御覧になれば、同じ「 スマートウオッチ 」であっても、本職のAppleさんやSONYさんと比べてルイ ヴィトンさんは、“全く違うアプローチ”で攻めているのがお分かりかと思います。

 

 

 

継続しなければ“伝統”は途絶えてしまいます。

しかしながら継続する為には、常に“変化する(攻める)事”が重要なので御座います……………

 

ルイ ヴィトンさんを通して、“攻撃こそ最大の防御なり”と改めて実感した変態オッサンでありました!

 

 

『 Luis Vuitton ( パリ本店 ) : 101 Av. des Champs-Élysées, 75008 Paris, France 』

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)