前衛とクラシックの融合 ……

映画ファンにとっては「 007シリーズ 」のボンドカーとして特に有名なAston Martinさん ( Aston Martin Lagonda Limited : イギリス , 1913〜 )。

イギリス(ヨーロッパ)を代表する高級スポーツカー メーカーとして、自動車産業の歴史に輝かしい栄光を刻み続けておりますが、FERRARIさんやPORSCHEさんに比べると、あらゆる意味で“一味違う香り”の名車かと……………

 

 

『 Aston Martin DB5 & Mr. Sean Connery 』

『 Aston Martin DB5 & Mr. Daniel Craig 』

 

 

チョットだけAston Martinさんの“おさらい”をさせて頂きますと、生産量並びに企業規模に関しましては、LAMBORGHINIさんとFERRARIさんのちょうど中間に位置しており、極めて“ハンドメイドに近い工法”を得意とする高級スポーツカー メーカーで御座います。

しかしながら、ソノ知名度はスーパー スポーツカーの中ではマイナーの部類に属し、故に1970年代に大勃発した所謂“スーパーカー ブーム”の際にも、名前が登場する事は殆ど無かったと記憶しております。つまりAston Martinさんは、謂わば“軟派モーター ファンを排他するオーラ”を発散しており、ある種“別世界のブランド”として認識されている訳であります。

 

 

 

 

ところで……………

ファッション フォトグラフに興味をお持ちで、ブルース ウェーバーさんやマリオ テスティーノさんを御存知のお方でも、ニック ナイトさんは御存知ないのが現状かと思われます。

 

 

ニック ナイトさん ( 本名 Nicholas David Gordon Knight OBE : イギリス , 1958〜 )

 

 

1980年代、我が国が世界に誇るYohji Yamamoto ( 山本 耀司 ) さんのワールド キャンペーン フォトによって、一躍“スター フォトグラファー”に躍り出たニック ナイトさん。

 

 

『 Yohji Yamamoto / Nick Knight  1986 』

『 Yohji Yamamoto / Nick Knight  1988 』

 

 

今にして思えば、ファッション フォトグラフに於いて“CGリタッチ”が本格導入される以前でしたので、誰もが“初めて目にするヴィヴィッドな作品群”はおそらく、“ライティングとプリント テクニック”によって生み出されたのであろうと想像致します……………

 

 

『 Nick Knight  2018 』

 

 

 

1980年代、ファッション フォトグラフに大革命を起こし、最近では“イギリス王室 公式写真”を手掛ける等、多様なジャンルで“イギリス(ヨーロッパ)を代表するスーパー フォトグラファー”ニック ナイトさん。

2017年にはジャパンで個展が開催されたにも拘らず、一般知名度は乏しいままであり、未だに“日本語版ウィキペディア”すら存在しておりません。

 

そんな“Aston Martinライクなフォトグラファー”ニック ナイトさんが、コノ度「 Aston Martin DBS Superleggera 」プロモーション ビデオの“監督及び撮影”を担当。

只今“絶賛公開中”なので御座います。

 

 

 

『 Beautiful is Absolute ー The new DBS Superleggera / Nick Knight  2018 』

 

 

上記作品のポイント……………

❇ 1 ) ニック ナイトさんが自動車メーカーのプロモーション ビデオを撮るならば、メーカーはAston Martinさん以外には考えられない。

❇ 2 ) Aston Martinさんがプロモーション ビデオを制作するならば、監督はニック ナイトさん以外には考えられない。

正に“世界最強タッグ”に相応しい「 Nick Knight ✖ Aston Martin 」のコラボレーション!

 

 

因みに、某友人 ( 30代女性、国際A級ライセンス所有、自称“北川 景子さん似” ) の独り言……………

「私の夢は40歳〜60歳でFERRARIやPORSCHEを乗り継いで、60歳を過ぎたら“真っ赤なAston Martin”に乗る事です。」

 

 

『 Aston Martin DBS Superleggera  2018 』

 

 

変態オッサンは“あと4年で60歳”を迎えますが、どー頑張っても「 Aston Martin DBS Superleggera ( お値段“約3500万円” ) 」は買えそうにありません。

よって、当サイト プロデューサーの“秀津風親方さん”に是非とも御購入頂きたいと思います……………

 

 

 

 

 

( 画像1〜7はネットから拝借。画像8〜9はニック ナイトさんのインスタグラムより。画像10〜13はネットから拝借。)

狙われたら最期 ……

決してマスメディアのトップニュースにはなり得ませんが、TOYOTAさん、NISSANさん、HONDAさんetc.世界に誇る自動車メーカーが数多く存在する我が国では、自動車メーカーさんが“特別なパトカー”を都道府県の警察に寄贈する事があります。コレは謂わば“法執行機関による製品テスト”的側面を持ち合わせておりますが、自動車メーカーさんにとっては、重要なイメージング戦略の一つなので御座います。

記憶に新しいところでは、栃木県警察さんが先日「 NISSAN GT-R 」のパトカーを公開してカーマニアの間で話題となりました。しかも今回は“自動車メーカーさんからの寄贈”ではなく、“県民からの寄付”という点でも脚光を浴びました(以下引用)。

 

 

【 栃木県警察、R35型「GT-Rパトカー」を初公開 】( Car Watch )

栃木県警察は6月15日、日産自動車のスポーツモデル「GT-R」を警察車両として採用した「GT-Rパトカー」を初公開した。GT-Rパトカーは県民からの寄付により寄贈されたもので、同日、栃木県庁で福田富一栃木県知事が参加するセレモニーが行なわれた。栃木県警では、今回公開されたGT-Rパトカーは高速道路でのパトロールや交通安全イベントへの参加などに活用する考え。なお、6月16日の「県民の日記念イベント」で栃木県庁 昭和館前に展示される予定。( 2018年6月15日 )

 

 

御存知の様に、公道に於いてパトカーは“合法的最速車両”であります。詳細スペックは非公開ながら、市販車に比べてへヴィーなチューニングが施されているのは容易に想像出来ます。

加えて、一般人にとっては“乗車する機会が皆無の車両”でもあり、故にベールに包まれた“ミステリアスな雰囲気”が、王道と一線を画す“マニアックなクルマ好き”を刺激するのだと思います。

( お陰様で私は、過去に何度か“乗車させられた経験”があります。)

 

そこで本日は、“思わず乗りたくなる”魅力満載のパトカーを世界中から厳選して、極めて独断と偏見に基付いた「 ワールド ポリスカー ベスト10 」を御紹介致します。

例えば諸外国でレンタカーを運転中に、以下の車両がルームミラーに映った際には、素直に“投降”なさって弁護士さんを呼ぶのが宜しいかと……………

 

 

❇ 10位

『 PORSCHE 911カレラ S / ドイツ警察 』

やはり“ドイツ警察さん&PORSCHE ポリスカー”は、既に“ドイツ名物”として定着した感が御座います。

余りにも有名なアウトバーン ( Autobahn : ドイツ 〜 オーストリア 〜 スイスを結ぶ長距離高速道路 ) 用には、更に“超強力なPORSCHE ポリスカー”も御用意されております。

 

❇ 9位

『 BMW X5 / イギリス警察 』

以前からBMW ポリスカーでお馴染みの「 スコットランド ヤード ( ロンドン警視庁 ) 」さんで御座います。

現在は“多様なBMW ポリスカー ラインナップ”を誇りますが、昨今流行りの“SUV ポリスカー”が実にお洒落でポイントアップ。

 

❇ 8位

『 DODGE バイパー / アメリカ警察 』

アメリカン ポリスカーと云えば“大型セダン”のイメージが強力でありますが、こんな“超ファンキーなポリスカー”を採用している州も御座います……………さすがUSA。

 

❇ 7位

『 HONDA NSX / イギリス警察 』

“ジャパンが誇るスーパー スポーツカー”初代NSX(後期型)が、遠く離れたイギリスの地で“美し過ぎるポリスカー”に変身で御座います。

 

❇ 6位

『 FERRARI 348ts / コロンビア警察 』

失礼ながら“財政的 貧乏イメージ満載”のコロンビア警察さんが、FERRARI ポリスカー、しかも“オープンカー”とは誠に驚きで御座います……………

因みに、パトライトはタルガ バー部分に固定されておりますので、“頭に載せてゴムバンドで固定”する必要はありません。

 

❇ 5位

『 FERRARI 612スカリエッティ / イギリス警察 』

間違いなく“最も渋いFERRARI”で御座います……………

イギリス警察さんには「 高級スポーツカー 特殊選定部隊 」が稼働中であると確信した瞬間。

 

 

こーやって5位〜10位を振り返りますと、全くノーマークだったコロンビア警察さんの“意外性”と、イギリス警察さんの“強気”が印象的で御座いますが……………

 

 

❇ 4位

『 LAMBORGHINI ガヤルド / イタリア警察 』

イタリア在住知人によれば、LAMBORGHINI ポリスカーは当初“移植臓器運搬その他、特にスピードを要する任務用”に導入されたとか……………

何れにしても、担当ポリスマンさんは気分最高のクルージングで御座いまして、真面目に任務を遂行しているのか極めて疑問。

 

❇ 3位

『 McLaren MP-4-12Cスパイダー / イギリス警察 』

遂に“少量生産ハイパー スポーツカー”が登場。

McLarenさんではお買い得モデルに属する「 McLaren MP-4-12C 」とは云え、お値段は“約3000万円なり”で御座います。見たところルーフ上にパトライトが固定されており、電動ルーフがオープン可能なのか気になるところ……………主にハイウェイ パトロールで活躍中。

 

❇ 2位

『 BUGATTI ヴェイロン / ドバイ警察 』

御想像通りドバイ警察(金満)さんは、何と“オーバー2億円”のBUGATTI ヴェイロン他、アイキャッチ フォトに使用したLAMBORGHINI アヴァンタドールを含む“大量のハイパー ポリスカー”を所有。

しかもメーカーさんからの寄贈ではなく、殆どが“ドバイ警察 自腹購入”なので御座います……………“世界一太っ腹”なポリス カー事情。

 

しかしながら、世界には“コレよりも更に上”が……………

 

 

❇ 1位

『 CAPARO T1 / イギリス警察 』

上記車種に関しましては、殆どのお方が御存知ないかと思われますので、若干説明させて頂きます。

 

 

「 CAPARO ( キャパロ ) T1 」とは……………

イギリスの“独立系 ハンドメイド スポーツカー メーカー”CAPAROが生産するスーパー スポーツカー。

最高出力500馬力、最高速度322km/hは今更ぶったまげる程のスペックではありませんが、車体乾燥重量(ガソリン、オイル等の液体重量除く)は“驚異の470kg”により、0〜100km/h到達時間“僅か2.5秒”を実現。

 

 

つまり、ルックスもスペックも正に“まんまレーシング カー”なので御座います。

こんな“恐ろしい物体”をポリスカーに採用するなんて、イギリス警察さんの“度胸とセンス”には、ブラボー以外の言葉が見つかりませんが、“まんまレーシング カー”に乗って、一体何をどーやって取り締まるのでしょーか?……………

 

「 Brexit ( ブレグジット ) : イギリスのEU脱退 」に改めて納得した変態オッサンでありました!

 

 

「 CAPARO T1 ポリスカー 」

❇ ところで、北海道警察さんへ御提案させて頂きます。

“日本一長い直線道路”を有する北海道の特徴を考慮して、是非とも「 CAPARO T1 ポリスカー 」導入の御検討を御願い致します……………

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

空力の決死圏 ……

以前、“過去30年間に渡り『 F1 GRAND PRIX IN JAPAN 』皆勤賞”某友人のお話をさせて頂きました。

ソノ際は、レギュレーションの変更に伴って“如何にF1エンジン音が変化したか?”が争点でありましたが、某友人は又「昔に比べて“子供連れの観客”がめっきり減ったんだよね。やはり“今のF1デザイン”では子供が憧れないんだろーねぇ。」と危惧しておりました……………

レギュレーション自体は、業界全体の競争力を高めるべく改善(進化)しておりますが、世界中のあらゆる事例に関して“大人の事情”が存在致します。つまりレギュレーションの変化が、即ち“ファン フレンドリー”に繋がらないのが現実であります。

 

✳ 《 F1 GRAND PRIX 2018 》ポイント

1 ) 「 グリッド ガール 」の廃止。

_ 個人的には“大反対”で御座います。

2 ) 「 HALO ( ヘイロー : 頭部保護デバイス ) 」の導入。

_ 車体が反転した場合に“脱出し難い”との指摘あり。

3 )  「 レッドブル トロロッソ HONDA 」でHONDAさんの面目躍如なるか?

_ 誠に失礼ながら“予想外に速い”との情報あり。

4 ) 「 Alfa Romeo 」ブランドの復活。

_ 実際にはFERRARIさんによる“サブ ブランド”で御座います。

5 ) 「 エアロダイナミクス 」の新展開。

_ より“高次元かつ複雑怪奇”に。

 

 

先ずは極めて雑に説明させて頂きます。

近年のF1レギュレーションは、“環境への配慮”並びに“資金潤沢チームの独り勝ち回避”故に、パワーとスピードに対して“抑制傾向”にあります。にも拘らずコース レコードが毎年更新されるのは、空力特性を必死に研究して、主に“コーナリング スピード”を向上させているからで御座います。

ソレに必要不可欠なのが、フロント ウイングに代表される“ウイング類”でありますが、F1の空力哲学は航空機とは謂わば真逆理論によって、ボディーを“地面に押し付ける力(ダウンフォース)”を基本としております。しかしながら“地面に押し付ける力”が強ければ強い程、ボディーは安定走行致しますが、代償としてスピードが低下してしまいます。

したがって高速用、中速用、低速用と多種多様なウイングが必要となる訳でありまして……………

 

 

特に、サイド ポンツーン(側面の空気取り入れ口)周辺下部に至っては……………

 

 

まるで“深海魚のヒレ状態”で御座いまして、ディテール デザインが摩訶不思議過ぎて、もはや何が何だか“理解不能なディープ ワールド”の様相。他にも、あんな所やらこんな所やらに、プラモデルの如く小さな“穴”や“羽”のオンパレード。

 

 

コノ様にして空気を細かく取り入れたり、シャシー下を通る空気の流れを微妙に調整しなければ、現在のF1マシンは勝てないのでありますが、コレでは、デザイン云々以前の“空力ウォーズ”に突入した感満載。そしてマシンは全体像の美しさを失い続け、ますます“キッズが憧れないF1マシン”に成り果てるのでは?……………

 

因みに、“話題&問題満載”のF1 GRAND PRIX 2018 第1戦『 ROLEX AUSTRALLAN GRAND PRIX ( メルボルン グランプリ サーキット ) 』は、いよいよ明後日(現地時間16:10)決勝スタート。

 

 

 

本日のオマケ。

 

 

上記は、今シーズンから“F1セーフティカー”に選定された『 メルセデス AMG GT R 』で御座いますが、“超ド級パフォーマンス(最高出力585hp、最高速度318km/h)”に加えて、コックピット内は何と“Wi-Fiホット スポット環境(iPad2台完備etc.)”……………

“F1マシン”よりも“F1セーフティカー”がヒジョーに気になる変態オッサンでありました!

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)