iPhone等の端末に音楽を取り込む際は、“非圧縮インポート”を徹底している私は、必然的にネット配信ではなくCD購入の機会が増える訳でありますが、若い頃からチョット妙な“聴き方の法則”を持っております。
購入後数日間は、“電気信号が消えるのでは?”と心配になる程に聴き捲り、何故かソノ後数ヶ月間は“一切聴かない期間”に突入致します。そして再び聴き始め“1日当たりの再生回数が2回以上”となるアルバムが、私にとって“年間ベスト アルバム トップ3”にランクインする訳であります……………
そこで「 マイ ベスト アルバム 2017 」は、ダントツの差で『 FUNK WAV BOUNCE VOL. 1 / CALVIN HARRIS 』に決定で御座います!
先ずは“秀逸な完成度とユーモア”を併せ持った、誠にゴキゲンなCM(公式プロモーション ムービー)をどーぞ。
カルヴィン ハリス( CALVIN HARRIS : スコットランド, 1984〜 )さんと云えば、“DJ長者番付 世界第1位(2016年推定年俸 約70億円)”で余りにも有名なお方でありますが、テイラー スイフトさんの“元カレ”であったのは記憶に新しいところであります……………
そんなカルヴィン ハリスさん。
以下の“超豪邸”をLAに約8億円で購入したかと思えば、すぐさま約10億円で売却して、ガッツリ儲けた“優秀不動産投資家”でもあり。
己の“ルックス&肉体美”を生かして、何と「 エンポリオ アルマーニ 」さんのワールド キャンペーンを務める“有名モデル”でもあり。
実に多彩な才能を持ったお方であるのは、疑いようもない事実で御座います……………
カルヴィン ハリスさんを“DJ並びにプロデューサー”として捉えた場合、近代音楽シーンに於いて“EDM(エレクトロニック ダンス ミュージック)とR&Bの融合”を成し遂げた業績が多大であります。
同ジャンル先輩デヴィッド ゲッタ( David Pierr Guetta : フランス , 1967〜 )さんの“二番煎じ”と揶揄される事もありますが、カルヴィン ハリスさんのアプローチは更にキャッチーで、若い世代を中心としたミュージシャン(ジャンル問わず)に与える影響力は、デヴィッド ゲッタさんより強大な様に感じます。
因みに、我が国では“DJさん名義で発表されたアルバム”に対して、主に硬派な音楽ファンの方々から「DJは自らがキー プレイヤーではないので、単にゲスト ミュージシャンの力を集めたオムニバス アルバムだ。」と、“DJ並びにプロデューサー”を過小評価する傾向が御座います。
本作『 FUNK WAV BOUNCE VOL.1 』もフランク オーシャンさん、アリアナ グランデさん、ファレル ウィリアムスさんetc.今をときめく“超一流ミュージシャン”を豪華絢爛にフィーチュアしておりますが、それぞれの個性を最大限に引き出して、最終的には壮大な“カルヴィン ハリス ワールド”に昇華させた手腕は、正に現代を代表する“スーパー プロデューサー”に相応しく、あたかも70年〜80年代の“超大御所”クインシー ジョーンズ先生に匹敵する力量かと……………
少なくとも、向こう10年間の“EDM(クラブ ミュージック)シーン”に関しては、“カルヴィン ハリス ワールド”が圧倒的メインストリームになると断言させて頂きます。
ところで、“EDM”と聞いただけでオジサン達は敬遠しがちでしょーが、『 FUNK WAV BOUNCE VOL.1 』はR&Bをベースにした“80年代テイスト全開”の快作であり、むしろ変態オッサンと同世代(50代〜)にパワー プッシュしたいアルバムで御座います。
つまり、“オッサンに優しいEDM”という新ジャンルなのかも知れません……………
( 画像は全てネットから拝借。)