世界公認 ……

昔の飲み仲間で、ロンドンと東京を往復していたイギリス人のお方がおりました。

20年近く前のお話でありますが、彼と六本木で飲んでおりましたら……………

「ジャパニーズは外国の情報に長けているけれども、肝心な“自国の偉人”を知らない場合が多い。例えば今、ロンドンやパリのファッショナブルなBARで“好きなジャパニーズ ミュージシャンは?”と訊ねたら、おそらく殆どの人が、BOOM BOOM SATELLITESもしくはBONNIE PINKと答えるに違いない。ところが先週、六本木で周りのジャパニーズにソノ話をしたら、何と彼等はBOOM BOOM SATELLITESもBONNIE PINKも知らなかった。コレって、オカシイと思わないかい?だって、自国の有名ミュージシャンだぜ。」との御言葉。

BOOM BOOM SATELLITESのヴォーカリスト、川島 道行さん(残念ながら2016年に他界)は、英語のネイティブ スピーカーではありませんでしたが、全ての楽曲を英語で作詞し、欧米人ネイティブ スピーカーから「スンナリと耳に入って来るクールな歌詞。」と評価されました。加えて、メロディー並びにリズムもオリジナリティーが高かったBOOM BOOM SATELLITESさんは、言ってみれば充分な“世界品質”を持っていた訳であります。対するBONNIE PINKさんの世界観と音楽性も又、誰にも似ていない“オンリーワンの魅力”に溢れていた様に思います。

 

時代は変わりまして……………

記憶に新しいところでは、BABY METALさん(ガールズ ダンス&ヴォーカル ユニット)が、楽曲に英語歌詞を用いなくとも、ジャパニーズ ポップ カルチャーを前面に押し出したパフォーマンスと確かなスキルによって、欧米の音楽ファンのみならず、多くの“大御所ロック スター”さえも虜にしてしまい、ココ数年“欧米で最も有名なジャパニーズ ミュージシャン”として定着した感があります。

 

そこで本日は、某アメリカ人メル友が今ハマっている“ジャパニーズ ガールズ バンド”を御紹介致します。

先ずは、先入観なしに以下のビデオ クリップを御覧頂きたいと思います。

 

 

『 Choose Me / BAND-MAID  2017 』

 

 

“コンセプト一目瞭然”のBAND-MAIDさん。

過去に秋葉原「 メイド喫茶 」で働いていた中心メンバーのMIKU ( 小鳩 ミク ) さんが、“メイド ファッションとロックを組み合わせたら面白い”との発想で結成して、2013年にメジャー デビューした5人組ガールズ ロック バンドであります。

 

 

 

 

注目すべき点は、“コンセプト先行のプロジェクト バンド”かと思いきや、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムが極めて高レベルで融合されており、デビュー5年で既に“円熟期”の貫禄さえ感じられます。2016年にはイギリス、フランス、イタリア、ドイツ、スペインetc.ワールド ツアーを敢行して、ヨーロッパ 音楽専門チャンネル等で大きく取り上げられました。

 

 

SAIKIさん ( ヴォーカル )

MIKUさん ( ギター、ヴォーカル )

KANAMIさん ( ギター )

MISAさん ( ベース )

AKANEさん ( ドラムス )

 

 

SAIKIさんの力強いヴォーカルは、“テヨンさん(少女時代)”を彷彿とさせる本格派でありますし、ツイン ギターの厚みと小気味良いドラムス、的確なベース ラインは、“70年代アメリカン ロック”を彷彿とさせる存在感で御座います。

しかも、そんな真面目で上質なサウンドにも拘らず、ライブ活動を「 お給仕 」と呼び、ファンを「 御主人様 」と呼ぶ“ジャパニーズ コンテンポラリー”な演出……………

 

某アメリカ人メル友が、スッカリ“骨抜き状態”にされてしまったのも頷けます。

 

 

 

 

かつて我が国のミュージシャンが、世界を目指して言語、文化、技術、感覚、環境の違いによって挫折した時代が御座いました。

インターネットの普及は情報の時間差を解消し、“アジア人のデメリット”が昔に比べて激減した事も重要なアドバンテージではありますが、世界に認められるには、やはり“誰にも似ていない独自性”が必須条件かと……………

よって、昨今のヤング ジャパニーズ ミュージシャン、とりわけガールズ グループの大躍進には、心から“アッパレ”と叫びたくなります!

 

“長生きして良かった”と改めて実感した変態オッサンでありました。

 

 

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

明暗を分けた盟友 ……

例えば自動車のFERRARIさん、時計のPATEK PHILIPPEさん、カメラのLEICAさんetc.所謂“老舗名門ブランド(メーカー)”は、紆余曲折を乗り越えて現在に至っている訳でありますが、最も重要なファクターは“時代に合わせて変化(進化)する事”で御座いまして、ソレ無くして、次の時代に存続させ“伝統”を死守するのは不可能かと思われます。

エレキ ギターで有名なFenderさんが、高級オーディオやアパレル分野に進出し、徹底したクオリティー コントロール並びにイメージングによって、順調な進化を遂げておりますのは以前お伝え致しました。

ところが、エレキ ギターの盟友Gibsonさんの状況は、Fenderさんと余りにも異なっておりました(以下引用)……………

 

 

【 米楽器メーカー ギブソンが倒産する可能性は? ギターを取り巻く音楽業界の“今”を読み解く 】( Real Sound )

2018年2月、アメリカの楽器メーカーであるギブソンが、倒産する可能性に直面しているという報道は、ギターファンのみならず多くの音楽ファンを驚かせた。2月19日付の「ナッシュビルポスト」によれば、今年8月はじめに3億7500万ドル(約400億円)にのぼる負債の返済期日を迎え、さらに状況によっては7月末までに銀行借入金が1億4500万ドル(約155億円)増えることもあるという。(参考記事:Gibson brings back ex-CFO | Nashville Post)

ギタリストのレス・ポールと共同で設計したレスポールモデル(Les Paul Model)をはじめ、フェンダー社(Fender Musical Instruments Corporation)と並んで多くのギタリストに愛されるギターを生み出し、音楽シーンの側にいたことは説明するまでもないだろう。1902年に創業した伝統あるこの偉大なる楽器メーカーの不振は、「若者のロック離れ、ギター離れ」といった近年の音楽シーンの時流を象徴しているというマスメディアの声も少なくはない。反面で、フェンダーの業績は好調であるというし、日本のヤマハ株式会社は先日、アメリカを起点としたギター事業の拡大を発表したばかりだ。ギターを取り巻く楽器業界の今は、一体何が起こっているのか? ユーザーは何を求めているのだろうか? ( 2018年4月18日 )

 

 

Gibsonさんに於かれましては、我が国のONKYOさんとTEACさんを事実上買収した件(2012年〜2013年)が記憶に新しいところであります。よってFenderさん同様に、経営状態が順調であり次のフェイズに移行中である。と、勝手に思っておりましたが、実情はヒジョーに厳しい経営難に追い込まれており、某アメリカ人メル友によれば「残念ながらGibsonというメーカーは、夏には既に存在していないかも知れない。」との御言葉。

 

 

「 Gibson  Les Paul 」

「 Gibson  SG 」

「 Gibson  Flying V 」

「 Gibson  Explorer 」

 

 

ロックに興味がないお方であっても、誰もが御存知であろう上記商品群は正に“エレキ ギターのマスター ピース”とも呼べる逸品で、当然ながら超一流ギタリストさん御用達で御座います。

 

 

かのジミー ペイジさん ( 元 Led Zeppelin ) や……………

プレイスタイル&ファッションが個性的なスラッシュさん ( Guns N’ Roses ) や……………

スティーブン タイラーさんとの不仲説が囁かれるジョー ペリーさん ( Aerosmith ) や……………

羽生結弦さんで御馴染み「 パリの散歩道 ( Parisienne Walkways ) 」の故 ゲイリー ムーアさんや……………

 

 

代表モデル“レスポール”だけに限っても、コレ程のスーパー ギタリストさんから圧倒的に支持されております。

つまりGibsonさんは、ピアノ メーカーで云えばスタインウェイ ( Steinway & Sons : アメリカ , 1853〜 )さんやベヒシュタイン ( Bechstein : ドイツ , 1853〜 )さんライクな“グレイト メーカー”と言っても差し支えない存在。

 

 

 

 

カルヴィン ハリスさんの様な“DJ兼プロデューサー”が、トップスターとして君臨する現代のミュージック シーン。

“ギター ヒーロー”で思い浮かぶのは、スラッシュさんが最後ではないかと感じます。確かに記事でも指摘されている通り、若者の“ロック離れ&ギター離れ”は時代の象徴であります。しかしながら、ライバル ギター メーカーのセールスが好調な点を考慮するならば、やはりGibsonさんの戦略が、時代のニーズに対してベクトルがズレていたと言わざるを得ません……………

但しGibsonさんが消滅してしまうのは、ロック界のみならず音楽業界にとって“極めて重大な損失”で御座いますので、誠に僭越ながら、変態オッサンからひとつ提案させて頂きます。

 

✳ Gibsonユーザーである有名ミュージシャンの方々出資による「 ( 株 ) スーパー ギタリスト オールスターズ ( 仮称 ) 」を設立して、Gibsonさんの筆頭株主となって実効支配し、今後も経営継続するのが宜しいかと思います!

 

 

 

では最後に、“代表取締役就任予定(?)”のスラッシュさんが、Gibson レスポールを低く構えてカッコ良〜〜く登場する「 Dream On 」を御堪能下さい ( スティーブン タイラーさんのYAMAHA グランド ピアノにも御注目 )。

 

 

『 Dream On / STEVEN TYLER feat SLASH  2014 』

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

今でも風はイギリスから ……

2011年のお話で御座います。

友人の女性(20代)と目黒HMVさんへ行った際『 GREATEST HITS / QUEEN  ( 1981 ) 』のリマスター盤(最新技術による音質補正を施した再販盤)が、“今週のパワー プッシュ”として試聴機にセットされておりました。

「QUEENはオジサンが中学〜高校時代に、学校をサボって聴きまくったバンドの代表格だゼぇ。」と説明しましたところ、彼女は“約30分掛けてジックリ試聴”の末に御購入。ソノ後一年間に渡って、“お気に入り”としてヘヴィーローテーションとなったそーデス。

今にして思えば、打ち込み音楽の“ギター風シンセ音”で育った彼女にとって、本物のギター音はエラく新鮮だったに違いありません。彼女曰く「“ささくれ立ったギター音の感じ”が何ともカッコイイ。」との御言葉でありました……………

 

 

QUEENのギタリスト、ブライアン メイ( 本名 : Brian Harold May , 1947〜 )さんは、エンジニアだったお父様が“古い暖炉の木”を用いて製作した「 レッド スペシャル 」と呼ばれる不思議なギターを駆使して、まるで“フレンチホルンの如く艶やかなサウンド”を奏でる事で有名な、“世界トップクラスの偉大なギタリストさん”で御座います。

しかも、ギター ピックの代わりに“6ペンス コイン”を使用するので、コイン側面を擦る“シュルシュル”という独特のノイズも相まって、ライブでは正にオンリーワンの“ブライアン メイ サウンド”に魅了されるのでありますが、技術的なお話に関しましては、“札幌のジェフ ベックさん”にお任せするとして……………

 

 

 

1990年代以降に登場したギタリストさん(特にアメリカン&ジャパニーズ)は、“音をブーストする傾向”が顕著過ぎる様に思います。よって、“ピックによる引っ掻き音”が殆ど感じられません。ジミ ヘンドリックスさん、ジミー ペイジさん、リッチー ブラックモアさんetc.の所謂「 ブリティッシュ ロック 」を聴いて育った私には、“ピックによる引っ掻き音”を感じさせないギター音が、何故か無機質に聴こえて心に響きません。

もしかしたら、彼女が表現した“ささくれ立ったギター音の感じ”というのは、コノ辺りのテクニックに由来するモノであり、謂わば1990年代以前のギタリスト特有フィーリングなのかも知れません。

 

ところが最近、何処か懐かしく心に響く“1990年代以前ライクなサウンド”に遭遇。YouTubeで偶然拝観した瞬間から、私の脳内ではオートリピート状態続行中で御座います……………

 

 

✳ Sundara Karma ( サンダラ カルマ )

ー UKから放たれた“クール過ぎる4人組” ー

 

『 Flame ( Official Video ) / Sundara Karma  2017 』

 

 

因みにバンド名は、サンスクリット語で“美しき業”を意味するとの事。

「 Summer Sonic  2017 」にも出場を果たしましたので、生で実際に観た(聴いた)お方もいらっしゃるかと思われます……………

 

 

 

「 Summer Sonic  2017 」では、当ブログでもお馴染みの“DJ 長者番付世界一”カルヴィン ハリスさんがヘッドライナーを務めたステージで、見事なパフォーマンスを披露して絶賛されましたが、改めてプロフィールを御紹介致します(以下引用)。

 

 

【 UK出身4ピース・バンド、サンダラ・カルマのデビュー作 】( TOWER RECORD ONLINE )

イギリスのレディング出身、オスカー(Vo & G)、ヘイデン(Dr)、ドム(B)、アリー(G)による4ピース・バンド、サンダラ・カルマ。4人の出会いは中学生時代にさかのぼり、メンバーそれぞれが14歳の時に結成された。結成当時はアークティック・モンキーズのカバーに夢中になったが、次第にスタジアム・ロックのような壮大なアンセムを志すようになり、オリジナルに取り組むようになった。メンバーそれぞれが様々な仕事をしていたものの、2015年頃から「今、見るべきバンド」として注目されるようになり、全員が20歳を迎えた2017年に、遂にデビュー・アルバム『Youth Is Only Ever Fun In Retrospect』をリリースする。ドリーミーでサイケなガレージっぽさもありながら、キャッチーでアンセミックなメロディにバンドの個性が光る一枚。( 2017年7月10日 )

 

『 Youth Is Only Ever Fun In Retrospect / Sundara Karma  2017 』

 

 

“色っぽくてメランコリックなメロディー”、“憂いを秘めたヴォーカル”、“デビュー当時のU2を彷彿とさせる疾走感”に加えて、メンバー全員が若干20歳(2017年デビュー時)にも拘らず、既に醸し出す“スケールの大きさと存在感”。

極めてキョーレツな中毒性を伴う、“モダン ブリティッシュ ロックの超新星”登場で御座います!

 

 

✳ やはり、いつの時代にも“ロックの風はイギリスから”……………

ノスタルジックな気分が蘇る変態オッサンでありました。

 

 

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

老舗名門 次の一手 ……

音楽好き(特にロック)なら誰もが御存知の楽器メーカー「 フェンダー ( Fender Musical Instruments Corporation / アメリカ , 1945〜 ) 」は、エレクトリック ギター メーカーとして特に有名であり、ジェフ ベック ( 本名 : Geoffery Arnold Beck / イングランド , 1944〜 )先生を始めとして、“世界有名ギタリスト御用達”の銘品で御座います。

 

 

そんな由緒ある名門楽器メーカーさんが、“高級イヤフォン分野”に参入するというニュースを聞いたのは2016年(以下引用)。

 

 

【 Fender、ヘッドホン市場への参入は上々の滑り出し 】( TechCrunch Japan )

Fenderがヘッドホン業界に参入するという計画を発表した際に、疑問を抱いたのは私だけではないことはわかっている。これまでいくつかの有名ブランドが、OEM生産されたハードウェアに自社のロゴを貼り付けただけのものを使って、既存製品群外への進出を狙う前例を見てきたからだ。

先週の電話インタビューにて、FenderのCMOであるEvan Jones氏は、そのようなつもりは全く無いと私を安心させてくれた。Fenderは、ヘッドホンを単にプロ向け製品の次の妥当なステップとしてだけでなく、これまでのアンプ開発で培ってきた音声技術の延長線上にあるものとして捉えている。( 2016年5月16日 )

 

 

失礼ながら私はてっきり、“完全丸投げOEM生産品”に「 Fender 」と刻印しただけの商品展開だと思っておりましたが、商品開発に当たっては音響機器メーカーAurisonics(アメリカ)さんを買収しており、コレが予想外の“本気度”でありました。

以前、SONYさんの“オートクチュール イヤフォン”「 Just Ear 」を御紹介致しましたが、耳型採取から始まる“完全受注生産”に加えて、“オーバー30万円”と豪華絢爛なお値段にも拘らず、今現在“約6ヶ月待ち”とも言われております。更に今後“ハイレゾ音源”の普及に伴って、ハイエンド イヤフォンの重要は確実に増えると思われますが、Fenderさんのイヤフォン ラインナップは、お値段も約1万円〜16万円と豊富な価格帯を揃えており、今流行りの“3Dプリンター成型”を採用した点でもFenderさんの“ヤル気”が伺えます。

 

『 Fender Pro Series 公式プロモーション ムービー 』

 

そして昨年、改めて“最上位機種”が仲間入り致しました(以下引用)。

 

 

【 フェンダーのプロ向けイヤホンに最上位「FXA11」登場。5ドライバー仕様で16万円 】( Stereo Sound ONLINE )

フェンダーから、プロフェッショナル向けのユニバーサルIEM「FXA」シリーズの最上位モデルとなる「FXA11」が発表された。発売は11月下旬より。価格はオープンで、想定市場価格は¥158,000前後。FXA11は、ドライバーに、ダイナミック型(低域用)1基とバランスド・アーマチュアー(BA)型(中高域用)4基を搭載したハイブリッドイヤホン。プロフェッショナルの現場でも使える仕様となっているのが特長だ。( 2017年11月6日 )

 

『 Fender FXA-11 』

 

 

因みに私自身は、未だにFenderさんのイヤフォンを聴いた経験が御座いませんが、ルックスを見る限りは高音質を予感させますし、信頼性の高いネット レビューでも既にかなりの高得点を獲得しております。Fenderさんはギター アンプも生産しておりますので、イヤフォン製造に転用可能な“スキル&ノウハウ”は既にお持ちだったと想像出来ますが、加えて一流音響機器メーカーを買収した事で、新規分野参入への万全な体制が整ったのだと思われます。

 

しかもFenderさんは、イヤフォン以外にもTシャツ、キャップ、サングラスetc.のファッション アイテムにも精力的に取り組んでおり、もはやビジネス展開に関しては“異種格闘技状態”で御座います。

 

 

こーやって拝見致しますと、「 Fender 」さんと云うブランドが単に“一流の香り”を持っているだけではなく、ブランド ロゴがあらゆる商品に不思議とマッチしてしまうのが分かります。おそらくソレが“多様な商品展開”をする場合の必須条件かも知れません……………

 

 

今後も“一流有名メーカー(ブランド)”による、他ジャンルへの新規参入が加速すると予想されますが、我が国にもあらゆるジャンルの“老舗名門メーカー(ブランド)”が存在致しますので、是非とも“所有欲を刺激してくれる異種格闘技商品”を期待したい変態オッサンで御座います。

 

ところでSONYさんは、お得意のセンサー技術で肌診断を行う“基礎化粧品ブランド”「 CP COSMETICS ( シーピー化粧品 ) 」を運営されておりますが、個人的にはもっと“SONY感を前面に押し出して”アイシャドウ、チーク、口紅等の、所謂“色物化粧品”を発売した方が良いのでは?と考えております。

例えば(以下妄想)……………

 

ー BRAVIAで蓄積した色彩感覚を、独自の技術によって余す事なく転用 。新感覚ヴィヴィッド カラーのコスメティック コレクション ー

『 FLOVIA ( フラビア ) by SONY 』

 

SONYさん代表商品である「 BRAVIA 」と、花(FLOWER)を引っ掛けた“誠にドイヒーなネーミング”はさて置き、もし、SONYさんらしくハリウッド スターを起用したド派手なCMで、化粧品業界に“本気”で打って出たらヒジョーに面白いと思います!

当サイトのプロデューサーであるデジタル マスター“秀津風親方さん”、如何でしょーか?……………

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

2018年もROCKな年で ……

誠に“摩訶不思議で縁起の悪い(?)”2018年初夢。

《 旧友である当ブログ プロデューサーの“秀津風親方さん”、“札幌のジェフ ベックさん”etc.とバンドを組んで、地方のロック フェスに出演致しましたが、何とMCさんに我々の存在が伝わっておらず、ステージに登場したら全ての観客さんが既にお帰りでありました。仕方がないのでライブ レコーディングを敢行。“秀津風親方さん”が後処理で歓声&拍手音を合成して、数ヶ月後に「 ライブ イン ジャパン 」として発売する運びとなりました…………… 》

旧ブログ時代に“全ての夢には見るべき理由がある”と申し上げましたが、昔の飲み仲間だった某精神科医さんによる持論で御座います。

今回、そんな“奇妙キテレツな夢”を見た理由として思い当たりますのは、昨年末に【 伝説のライブパフォーマンスを伝える最も有名な24枚の写真 】( BuzzFeed News , 2017年12月22日 )という記事を拝見致しましたので、ソレによる潜在意識的な影響があったのかと思われます……………

 

何故ならば、最近は有名ミュージシャンのお方が一流ファッション誌カバーを飾る機会も多く、“カッコイイ(美しい)ミュージシャンが増えたなぁ”と感じておりましたが、BuzzFeed News記事で改めて“ミュージシャンはライブ フォトが最も神々しい”と再確認したからで御座います。

そこで本日は、初夢の原因“歴史に残る名作ライブ フォト”から数点を御紹介させて頂きます。

 

『 ステージ上で気絶するジム モリソンさん ( ドアーズ )  1968 』

ジム モリソンさんと云えば、ステージ上でマスターベーションして逮捕されちゃったりとか、“過激なステージングとメッセージ性の強い歌詞”がウリでありました。御大フランシス コッポラ先生とはUCLAの同級生。

 

『 ギターを破壊するピート タウンゼントさん ( ザ フー )  1967 』

ピート タウンゼントさんの他にも、アイキャッチ画像に使わせて頂いたジミ ヘンドリックスさん、ジェフ ベックさん、リッチー ブラックモアさん等、当時はとにかくライブ中にギターを破壊(又は焼却)するのが大流行。所謂“反体制を表現するパフォーマンスの一環”とも考えられますが、破壊する直前に、“MADE IN JAPAN コピー ギター”とすり替えるのがお約束。

 

『 ロバート プラントさん ( レッド ツェッペリン )  1977 』

ロバート プラントさんと云えば、私の中学校〜高校時代に於いて“最強アイドル”でありました。変態オッサンが初めてパーマをかけた際に、ロバート プラントさんの写真を持参して「こんな感じにして下さい。」と頼んだら、何故か“子門真人さんライクな髪型”に……………

 

『 ローリング ストーンズさん  1978 』

ローリング ストーンズさんは本年で“デビュー56周年”。老いてなおエネルギッシュで“完全無敵のジジイ軍団”でありますが、未だハツラツさが残る活動中期の勇姿を捉えた逸品。

 

『 パティ スミスさん  1976年 』

1970年代に“クイーン オブ パンク”と呼ばれ、正にニューヨーク パンクシーンの先駆者だったパティ スミスさん。どちらかと云えば“ユニセックス イメージ”が御座いましたが、ケッコー美しいお方だったんデスねぇ。

 

『 エルビス プレスリーさん  1956 』

説明不要な“キング オブ ロックンロール”エルビス プレスリーさん。実は“アメリカン ロックスターの愛車 = メルセデス ベンツ”だった時代に、BMWを有名にしたお方でもありました(1957年式「 BMW507 」を御愛用)。ボディー カラーを敢えてレッドにしたのは、ファンが“赤い口紅でメッセージを書き込むから”だとか。

 

 

ところで、私は2013年より“美術館も映画館も無い町”に移り住み、本年で早くも5年となりました。よってライブにはスッカリ無縁となってしまいましたが、スピリットだけでも“ROCKな2018年”であって欲しいと切に願います……………

そこで、“ROCKな2018年”のスタートに相応しい始動感(躍動感)炸裂のビデオ クリップを御覧頂きたいと思います。

ローリング ストーンズさん初のカヴァー アルバム『 ブルー&ロンサム ( Blue & Lonesome )  2016 』より、“低予算ながら激クールなビデオ クリップ”で御座います。因みに、街中あちらこちらに登場する“ストーンズ アイテム”にも御注目下され。

 

『 Ride ‘Em On Down / The Rolling Stones  2016 』

 

では、本年も宜しく御願い致します!

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

EDMの枠を超えた新世界 ……

iPhone等の端末に音楽を取り込む際は、“非圧縮インポート”を徹底している私は、必然的にネット配信ではなくCD購入の機会が増える訳でありますが、若い頃からチョット妙な“聴き方の法則”を持っております。

購入後数日間は、“電気信号が消えるのでは?”と心配になる程に聴き捲り、何故かソノ後数ヶ月間は“一切聴かない期間”に突入致します。そして再び聴き始め“1日当たりの再生回数が2回以上”となるアルバムが、私にとって“年間ベスト アルバム トップ3”にランクインする訳であります……………

 

そこで「 マイ ベスト アルバム 2017 」は、ダントツの差で『 FUNK WAV BOUNCE VOL. 1 / CALVIN HARRIS 』に決定で御座います!

 

先ずは“秀逸な完成度とユーモア”を併せ持った、誠にゴキゲンなCM(公式プロモーション ムービー)をどーぞ。

 

 

カルヴィン ハリス( CALVIN HARRIS : スコットランド, 1984〜 )さんと云えば、“DJ長者番付 世界第1位(2016年推定年俸 約70億円)”で余りにも有名なお方でありますが、テイラー スイフトさんの“元カレ”であったのは記憶に新しいところであります……………

 

 

そんなカルヴィン  ハリスさん。

以下の“超豪邸”をLAに約8億円で購入したかと思えば、すぐさま約10億円で売却して、ガッツリ儲けた“優秀不動産投資家”でもあり。

 

 

己の“ルックス&肉体美”を生かして、何と「 エンポリオ アルマーニ 」さんのワールド キャンペーンを務める“有名モデル”でもあり。

 

 

実に多彩な才能を持ったお方であるのは、疑いようもない事実で御座います……………

 

カルヴィン  ハリスさんを“DJ並びにプロデューサー”として捉えた場合、近代音楽シーンに於いて“EDM(エレクトロニック ダンス ミュージック)とR&Bの融合”を成し遂げた業績が多大であります。

同ジャンル先輩デヴィッド ゲッタ( David Pierr Guetta : フランス , 1967〜 )さんの“二番煎じ”と揶揄される事もありますが、カルヴィン ハリスさんのアプローチは更にキャッチーで、若い世代を中心としたミュージシャン(ジャンル問わず)に与える影響力は、デヴィッド ゲッタさんより強大な様に感じます。

因みに、我が国では“DJさん名義で発表されたアルバム”に対して、主に硬派な音楽ファンの方々から「DJは自らがキー プレイヤーではないので、単にゲスト ミュージシャンの力を集めたオムニバス アルバムだ。」と、“DJ並びにプロデューサー”を過小評価する傾向が御座います。

本作『 FUNK WAV BOUNCE VOL.1 』もフランク オーシャンさん、アリアナ グランデさん、ファレル ウィリアムスさんetc.今をときめく“超一流ミュージシャン”を豪華絢爛にフィーチュアしておりますが、それぞれの個性を最大限に引き出して、最終的には壮大な“カルヴィン ハリス ワールド”に昇華させた手腕は、正に現代を代表する“スーパー プロデューサー”に相応しく、あたかも70年〜80年代の“超大御所”クインシー ジョーンズ先生に匹敵する力量かと……………

 

少なくとも、向こう10年間の“EDM(クラブ ミュージック)シーン”に関しては、“カルヴィン ハリス ワールド”が圧倒的メインストリームになると断言させて頂きます。

 

 

ところで、“EDM”と聞いただけでオジサン達は敬遠しがちでしょーが、『 FUNK WAV BOUNCE VOL.1 』はR&Bをベースにした“80年代テイスト全開”の快作であり、むしろ変態オッサンと同世代(50代〜)にパワー プッシュしたいアルバムで御座います。

 

つまり、“オッサンに優しいEDM”という新ジャンルなのかも知れません……………

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

次世代 QUEEN OF POP ……

最近は殆ど使われなくなったフレーズで御座いますが、1970年代〜1990年代迄は「 世界3大◯◯ 」とか「 KING ( QUEEN ) OF ◯◯ 」という表現が極めて一般的に使用されておりました(特に音楽業界)。強く印象に残る最後の使用例としては「 KING OF POP 」と呼ばれたマイケル ジャクソンさん。「 QUEEN OF POP 」と呼ばれたマドンナさんの御二人が双璧かと思われます。

 

2006年にアルバム『 Taylor Swift 』でデビューしたテイラー スイフトさん ( 本名 Taylor Alison Swift  : アメリカ , 1989〜 )。

 

 

私にとってテイラー スイフトさんは、かつて渋谷に存在した「 HMVビル 」で初めてポスターを拝見した時から、ヒジョーに気になっておりますヴォーカリストながら、未だにアルバムは1枚も所有しておりません(正確に言えば過去に1度購入して、未開封のまま友人に譲渡した経験アリ)。加えて、iPhoneその他端末に1曲も取り込んでおりません……………

何故ならば、彼女のミュージック フィールドが“カントリー ミュージック”だったからで御座います。

 

20代前半に所謂“飲み仲間”であったアメリカ人男性が、酒を飲むと毎度「何であんなモノ(カントリー ミュージック)がアメリカにあるのかねぇ?アレさえ無ければイイ国なんだけどねぇ。」と仰っておりました。ジャパン事情にも精通したソノお方によれば、アメリカに於けるカントリー ミュージックのポジションは「ジャパンで云えば演歌みたいなもんだよ。凄くポピュラーだけど“大嫌い”ってジャパニーズもケッコー多いだろ?」との御言葉。

私は中学生で洋楽にのめり込んで以来、ロック〜ジャズ〜クラシックを主軸としながらも“EDM系”、“アンビエント系”etc.とケッコー浮気を致しましたが、カントリー ミュージックだけはどーしても馴染めませんでした。

 

そんな“カントリー ミュージック期待の新星”としてデビューしたテイラー スイフトさん。失礼ながらデビュー当時は“ダサいネェちゃんテイスト炸裂”でありましたが、数年後“歴史的大化け”を敢行されてソフィスティケートされたスタイリッシュな女性に変貌……………

今ではスッカリ“アメリカを代表するファッション アイコン”となり、多種多様に渡った音楽性も相まって、名実共に“クイーン オブ ポップ”となりました。

 

 

“実生活のストレスをストレートにぶつけた歌詞(?)”には若干の違和感が御座いますが、世間に対するメッセージ インパクトの強さ並びにヴィジュアルを通して受ける印象は、決して“カントリー ミュージック”ではなく“ロック”そのものであります。

加えて、インスタグラムを利用して新曲の“ティーザー広告(チラ見せ広告)”を公開する手法は、若い世代のポップス ファンに幅広くアピールするには効果絶大で御座います(以下はオフィシャル フル バージョン)。

 

リードシングル第2弾『 …Ready For It? / Taylor Swift  2017 』

 

フックが強く中毒性が高いヒップホップ調の曲に、SF的ヴィジュアルを組み合わせた上記の新曲ミュージック ビデオは、我が国の“通常映画1本分の制作費”を軽〜〜く超えている誠に“豪華絢爛”な作品でありまして、ミュージック ビデオの“ハイエンド ファン”をも、充分に魅了する素晴らしい出来栄えであります。

 

ところで、かのローリング ストーンズさんは、デビュー50年以上を経過して、自らのサウンド ルーツである“ブルース”に回帰するアルバム『 Blue & Lonesome  2016 』を発表し、全世界で大きな話題となりました。ソレは謂わば“ニュー ブルース ミュージック by ローリング ストーンズ”と言っても過言ではありません……………

 

いつの日か“原点回帰”したテイラー スイフトさんが、“ニュー カントリー ミュージック by テイラー スイフト”を構築された際には、是非とも聴かせて頂きたいと願う変態オッサンで御座いました!

 

ニュー アルバム『 reputation / Taylor Swift  2017 』( 11月10日発売 )

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

WILLよりもDONE ……

ジャスティン ビーバーさんのお名前を聞いて、多くの方々が思い浮かべるイメージと云えば……………

✳️ 1 ) “刺青だらけ”のファンキーなお身体。

✳️ 2 ) ドラッグやバイオレンス絡みの“ゴシップ”。

✳️ 3 ) SNS上で炎上する“暴言&失言”。

所謂“スキャンダラスなイメージ”が強いのではないでしょーか?……………

 

 

ジャスティン ビーバーさん(本名 : Justin Drew Bieber , 1994〜)はカナダ出身のポップ シンガーであり、若干13歳にしてアメリカ メジャー レーベルからデビュー。間も無くして欧米各国で“プラチナ ディスク”もしくは“ダブル プラチナ ディスク”を何度も獲得、正に現代を代表する若手実力派シンガーで御座います。因みに私は、ジャスティン ビーバーさんのアルバムは1枚も所有しておりませんが、知人に熱心なファンのお方がいらっしゃり、過去に何曲か拝聴した経験があります。ソノ結果“アコースティック ギターでしっとり聴かせる”、そんなスキルもお持ちのテクニシャンであるという事実が判明致しました。

私にとって特に印象的だったのは、2011年に発生したアノ「 東日本大震災 」であります。当時まだ17歳だったジャスティン ビーバーさんは、個人出費にアルバムやコンサート収益を合わせて、何と“約6億円”の義援金を寄付して下さったとの報道。因みに金額は、正式開示された訳ではないので推定でありますが、何れにせよ、我が国に愛の手を差し伸べて下さったのは間違いありません。加えて、ジャスティン ビーバーさんは「 熊本地震 ( 2016 ) 」に於いても、ほぼ同額の義援金を寄付して下さったとのお話です。

ココでお断りしておきますが、私が感動したのは決して高額な義援金ではありません。むしろ「 東日本大震災 」直後のジャパン ツアーに於いて、“ジャパンに行きたくない”と申し出たスタッフを解雇して、予定通りジャパン ツアーを敢行。多忙なスケジュールにも拘らず、被災者の方々を見舞って下さった事etc.であります。

 

 

つまり、例え奇行や迷言が多くとも、若いのに高尚な実行力を持ったお方を私は心の底から尊敬致します。何故なら、本当に重要なのは“WILL(意志)”よりも“DONE(実行)”だと思うからであります(以下引用)。

 

【 アリアナに大歓声、マンチェスターで慈善コンサート 】(日刊スポーツ)

事件現場からさほど離れていないオールド・トランフォード・クリケット競技場で行われたコンサートは、3日夜にロンドンで起きたテロ事件を受けて武装した警察官らによる厳戒態勢が敷かれる中、5万人のファンが集まり、「テロに屈しない」姿勢を示した。ケイティ・ペリー、マイリー・サイラス、コールドプレイ、ジャスティン・ビーバー、アッシャーら豪華アーティストもサポートに駆けつけ、ステージに登場。グランデは地元高校生をステージに上げてヒット曲「マイ・エブリシング」を合唱したほか、コールドプレイのクリス・マーティンとオアシスのヒット曲「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」も披露するなどし、会場は大きな歓声に包まれた。(2017年6月5日)

 

 

かのレッド ツェッペリンさんは初来日(1971年)の際に、大阪某有名ホテルの部屋を木っ端微塵にして、“数百万円の損害賠償金”を支払ったり、東京某有名ホテルでは“永久出入り禁止”になったりと、様々な“反社会的行為”の武勇伝が余りにも有名で御座います。

しかし、メンバー全員が当時20代前半でありながら「広島への原爆投下は、同じ人間が犯した許されざる行為である。音楽は人々に平和と楽しさを与えるべき物であり、よって音楽家である我々が、広島市民の為に何か出来るならば誠に光栄。」的な公式メッセージと共に、広島公演の収益“700万円”を寄付して下さいました。

それが“真のロックンローラー”だと変態オッサンは考えますし、ジャスティン ビーバーさん&アリアナ グランデさんの“志”も又、“ロック”そのものであります!

 

ところで私は、御二人程の“ロックンローラー”ではありませんので、志も実行力もお金も持ち合わせておりません。

せめて私に出来る事と云えば……………

マンチェスター及びロンドン テロ事件で亡くなった方達の為に祈る事で御座います。

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

ロック界にも忍び寄る高齢化問題 ……

私にとって中学〜高校時代のアイドルはレッド ツェッペリンさんやクイーンさん等、誠に煌びやかなロックスターの方々で御座いました。それらの方々は当時20代〜30代でありまして、子供だった私は「ロックスターって、ジャパニーズ アイドル同様に“若くてカッコいい期間限定の職業”なんだろーなぁ。」と勝手に思っておりましたが、実際にはヴォーカル スタイル、プレイ スタイル、音楽性やメッセージはお歳(キャリア)を重ねる毎に円熟味と多様性が増すコンテンツであります。

よって、頂点を極めたロックスターのお方は例え60歳〜70歳を迎えようとも、ソノ素晴らしい“パフォーマンスとサウンド”によって我々の目と耳を愉しませて下さいますが(以下引用)……………

 

【 ロックの神々の黄昏、その先にあるものは
膨大な売り上げを誇った創生期の「メガスター」たちが相次いで死去、業界の未来は 】(The Wall Street Journal)

デビッド・ボウイ、グレン・フライ、プリンス、レナード・コーエン、ジョージ・マイケル、そしてチャック・ベリー。音楽界のスーパースターたちが短い期間に相次いで死去したことは、ファンに驚きを持って迎えられた。だがロックンロールの創生期を支えたミュージシャンたちが70代に突入する今、ロックそのものが終わりの始まりを迎えているとも言える。代表的なアーティストがこの世を去れば、ファンは嘆く。ロック音楽が持つ影響力は計り知れず、偉大なミュージシャンが亡くなればポップカルチャーや音楽業界の売り上げにも影響を与えることになる。

米調査会社ニールセンによれば、1991年から現在まで最も多くアルバムを売った上位25組のうち、現在40歳以下なのはブリトニー・スピアーズただ1人だ。一方で25組中19組が50歳以上だという。高齢化がもたらすロック業界の危機は、以前から認識されていた問題だ。だが過去18カ月の間に大物アーティストたちの死去が相次いだことは、新たな観客開拓や若手アーティストの育成など、今後の展望を描くため業界に残された時間がそう多くないことを示している。(2017年3月28日)

 

上記の問題は重要ポイントを複数含んでおりますが、本日は“何故80’s以前の様なビッグスターがソノ後誕生しないのか?”にターゲットを絞って、独断並びに偏見によるヒジョーに中身の薄いお話をさせて頂きたいと思います……………

今現在、私は“ソコソコの僻地”に住んでおりますので地元に大型CDストアは存在せず、楽曲購入に関しましてはネット通販を利用してCDアルバムを購入し、音源をiPhone、iPadに非圧縮コーデックで取り込んで、ヘッドフォン又はイヤフォンを使用して“爆音拝聴”致します。ライブ コンサートに関しましては、近隣エリアでは有名ミュージシャンのライブ コンサートが全く開催されませんが、東京に住んでおりました頃は“ソコソコの頻度”でお気に入りミュージシャンの単独ライブに参戦しておりました。

ところが、周りの友人(特に若い世代の方々)は楽曲購入に関しましては、ネット配信を利用してアルバム単位ではなく数曲のみ購入してスマートフォンに取り込みます。そしてライブ コンサートに関しましてはお気に入りミュージシャンの単独ライブではなく、大勢のミュージシャンが一同に会した所謂“ロック フェス”を主戦場としておりました。つまり昨今の若いロック ファンの方々は、私の世代に比べるとお気に入りミュージシャンに対して高額消費を致しません。(根底には若い世代の“低収入化問題”が影響しておりますが、ソノ点については後日改めて取り上げさせて頂きます)

故に昨今のレコード会社(又はレーベル)は、1980年代以前の様な多額の“先行プロモーション投資”を行なった場合、現実的には回収不可能なので御座います。

結局のところ、ネット配信の普及に端を発したレコード会社(又はレーベル)の売り上げ低下etc.がメガスター不在へと繋がっており、現在御存命の御高齢ロックスターの方々がもし他界されましたならば、極めて深刻で恐ろしい「 ロックスター ビッグネーム不在時代 」が到来してしまうのであります。

The Rolling Stones ( ザ ローリング ストーンズ / イギリス 1962 〜 )

U2 ( ユートゥー / アイルランド 1976 〜 )

 

そこで、東京在住ロック ファンの方々に御願い致します。

今週末は渋谷の某有名CDストアに行って、お気に入りミュージシャンのCDアルバムを購入し、それからライブ インフォメーション ボードをチェックして、出来れば“ロック フェスではなく単独ライブ”のチケットを予約しましょー!

あなた様のそんな行為が“未来のメガスター”を育て、加えて“我が国の景気回復”を促す起爆剤になるかも知れません……………

 

因みに「 Rock Star = 暴れん坊 」という図式は既にデッドストックかと思われますので、ベテラン ロックスターの方々に於かれましては、くれぐれも御健康に留意なさり出来る限りの“末永い現役活動”を切に願う変態オッサンでありました。

Aerosmith ( エアロスミス / アメリカ 1970 〜 )

 

( 写真は全てネットから拝借。)