それでも写真は真実を写し続ける ……

“超有名報道(ドキュメント)写真家”のロバート キャパ (  本名 : Friedmann Endre Erno / ハンガリー , 1913〜1954 )さんによる、余りにも有名な出世作品『 崩れ落ちる兵士 ( Falling Soldier ) 1936 』……………

 

 

“銃弾を受けた瞬間の兵士”を捉えた誠にショッキングな本作品は、絵画の『 ゲルニカ / ピカソ 1937 』と並んで、長年に渡って“反ファシズム シンボル”として輝き続けました。正に“歴史に残るアイコン フォト”と呼んでも差し支えのない逸品で御座いましたが……………

コレが何と“コケそーになっただけの訓練兵士”を撮影したモノであり、撮影者も実はロバート キャパさんではなく、同行したゲルダ タローさん(当時の恋人)が撮影した作品だったという“真事実”が最近になって発覚。

かと言って、ロバート キャパさん全ての作品がコノ様な“捏造作品”ではありません。他にも素晴らしい作品を数多く残していらっしゃいますので、本件が即ち、ロバート キャパさん自体の評価を著しく下げるファクターとはなり得ないと思われます。但し、約70年間も写真ファンのみならず世界中の報道関係者を騙し続けたのは、はたして“クリエイター”として如何なものかと……………

 

因みに私がヘアメイク時代、大変お世話になった某有名写真家さんは、かつて「オレは元々“報道写真家”だったが、報道写真やドキュメント写真でさえ“ある種の演出”が加えられている場合がある。写真は“真実を写す”と書くけれども、実際には“いつも真実を写しているとは限らない”という前提で鑑賞するべし。」と教えて下さいました。

ヘアメイク時代は主にファッション フォトやアドバタイジング(広告) フォトに携わった私は、廃業して“早19年”も経過致しましたが、ファッション フォト並びにアドバタイジング フォトを、未だに客観視して純粋に楽しむのが苦手であります。故に報道写真、ドキュメント写真、静物写真etc.を注視する機会が増えました。

 

ハリー ベンソン ( 本名 : Harry James Benson / スコットランド , 1929〜 )さんはニューヨーク在住の“超ベテラン報道(ドキュメント)写真家”でありますが、有名ミュージシャン、スポーツ選手、俳優等所謂セレブの方々を被写体とした作品もケッコー有名であり、謂わば“報道(ドキュメント)を主軸としたオールラウンダー フォトグラファー”で御座います(以下引用)。

 

 

【 20世紀から21世紀まで、時代をとらえた16の写真 】( Buzz Feed NEWS )
ビートルズから歴代米大統領まで、88歳の写真家ハリー・ベンソンがとらえた世界

1950年代以降、写真家ハリー・ベンソンは、近代史における数々の歴史的瞬間と多くの重要人物を写真に収めてきた。ビートルズからエイミー・ワインハウス、アイゼンハワー以後歴代のアメリカ大統領まで、ベンソンの写真は被写体を間近でとらえ、その素顔に迫ることで知られる。

そんな姿勢を象徴するのが、1968年6月5日、ロバート・F・ケネディが撃たれた瞬間、そのすぐ横に立っていたという有名な話だ。恐怖を覚えながらも、目の前で起きた衝撃的なできごとを精細かつ確実にカメラでとらえた仕事は、彼の代名詞にもなっている。ベンソンが生涯をかけて手がけてきた仕事をまとめた近刊『Harry Benson: Persons of Interest』では、スコットランド時代の若き写真家だった初期の写真から、最近のアメリカ大統領選をとらえた写真までを通じ、その歩みを振り返っている。( 2018年1月28日 )

『 PERSONS OF INTEREST / HARRY BENSON  2017 』

 

『 モハメド・アリ。メイン州ルイストンで。1965年5月25日 』

『 2001年9月11日のニューヨーク 』

『 クリントン夫妻。アーカンソー州リトルロックの州知事公邸で。1992年 』

『 ロナルド・レーガン大統領とナンシー・レーガン大統領夫人。ホワイトハウスで。1986年 』

 

 

上記作品中『 2001年9月11日のニューヨーク 』は、正直なところ“ヒジョーに痛みを伴う極めて特別な作品”でありますが、ハリー ベンソンさん作品から漂うイメージには内面の優しさ、意志、覚悟と云った“ヒューマニズム満載”で御座いまして、他の“報道(ドキュメント)写真家”さんとはある種異なる“独特の香り”が感じられます。そしてソノ香りは何故か、“常に真実を写しているのでは?”と思わせてくれる気が致します。

例えるならば、私の様な変態オッサンであっても“文学的気分で向き合える見事な作品群”なのでありまして、ソレこそが“ハリー ベンソン テイスト”なのかも知れません。

 

 

ところで、等サイト ブログ部門の超有名人である“ヘンテコな髪型のオッサン”で御座いますが、もし“ハリー ベンソン テイスト”に従うのであれば……………

失礼ながら下記作品は、ドナルド トランプさんが“昔から頭とセンスの悪いお方”であったのを裏付ける証拠かと思われます!

 

『 ドナルド・トランプ。ニュージャージー州アトランティック・シティで。1990年 』

 

 

 

( 写真は全てネットから拝借。)

 

 

 

1年で変わった事、変わらなかった事 ……

私は旧ブログ時代から一貫して、“ヘンテコな髪型のオッサン”ドナルド トランプさん不支持を貫いております。

ドナルド トランプさんは“超一流の実業家”であり、“一流の悪役エンターテイナー”でありますが、アメリカ合衆国大統領としての“ライトスタッフ(正しい資質)”は全く持ち合わせておらず、御就任後の言動や行動から判断するに“頭もセンスも悪いオッサン”として、不快極まるニュース映像の連発で御座います……………

但し、当ブログ プロデューサー“秀津風親方さん”も御指摘でありますが、些細ながら着実に変化(進歩)した点もあります。よって本日は、御就任1年を機会に『 ドナルド トランプ アメリカ合衆国大統領 』を客観的に振り返ってみたいと思います。

 

『 ドナルド トランプ アメリカ合衆国大統領 』誕生の背景には、“既存システム変更の為ならば体制問わず”という世界的ムーブメントがありました(例 : イギリスのEU脱退)。そーやって誕生した「 トランプ政権 」は、期待と不安を同時に併せ持っていた訳であります。

 

✳️ 期待 / ウォール街とツーカーである(よって景気が良くなるに違いない)。

✳️ 不安 / 政治のド素人である(しかも周辺は敵だらけ)。

 

そして1年間、やたらと過激な発言並びに行動が際立った末に(以下引用)……………

 

 

【 トランプ大統領就任1周年で、女性たちが大規模デモ ⇒トランプ氏「デモ日和だ!」】( HUFFPOST )

ドナルド・トランプ氏の大統領就任1周年を迎えた1月20日、アメリカ各地でトランプ政権への反対を表明する大規模なデモ「Woman’s March(女性たちの行進)」が開かれた。ワシントンD.C、ニューヨーク、ロサンゼルスをはじめとするアメリカ全土で250以上のデモに、100万人以上が参加したと見られる。

2017年、ハリウッドの大物プロデューサーから受けたセクハラを有名女優らが告発したことに端を発する「#MeToo」ムーブメントなどに後押しされ、今年も大きな盛り上がりを見せた。ニューヨークでデモに参加した30歳の女性は、ハフポストUS版の取材に対し「今年のデモは去年のものとも違うように感じます。#MeTooのムーブメントでセクハラや性的暴行の被害者にも光が当たっている。だから去年よりもっと強い怒りがある」と話した。ロサンゼルスでデモに参加した女優のナタリー・ポートマンさんは、集まった人々にスピーチを行い「昨年は革命のはじまりだった。今年は、ここにいるあなたたちのおかげで大きなうねりになっている」と述べた。( 2018年1月22日 )

 

 

 

 

結果的に“ヘンテコな髪型のオッサン”は、全米の“女性とマスコミ”を敵に回してしまいました。“女性とマスコミ”を敵に回して成功した国際的リーダーは、近代史に於いて殆ど存在致しませんので、ドナルド トランプさんは既に“崖っ淵”に立たされており、加えて足元の側近スタッフさえ不安定で信頼度が低い現状。

相変わらず、任期満了を待たずに“罷免される可能性大”で御座います。

そもそも、“手紙&電話”をメイン ツールとしていた世代のドナルド トランプさんが、Twitterを駆使して国民にメッセージを送る手法は、就任直後の話題作りとしては巧みなパフォーマンスでありましたが、就任後1年を経過しても尚“暴言発信ツール”としてTwitterにハマっているオッサンに対して、“アメリカ合衆国大統領として、ホンマにダイジョーブかいな?”と心配する声が多くて当然かと……………

つまり今現在のドナルド トランプさんは、“今後も景気が良くなるに違いない”という一雫の望みだけで支持されているのであり、今後“起死回生のスマッシュ ヒット”が無ければ試合終了(反則負け)かと思われます。

 

 

 

 

因みに、昨年末ニューヨークを訪れた知人による「“街全体のフレンドリーさ(人懐っこさ)”が、以前に比べて減少した様に感じた。」との御言葉が、ヒジョーに気になる変態オッサンであります。

このままで大丈夫かニューヨーク?と云うか、このままで大丈夫かアメリカ合衆国?……………

 

ところでプロレスには、スター性のある“ヒール(悪役)”と“ベビーフェイス(善玉)”が必要であります。ドナルド トランプさんは“一流のヒール”でありますが、ファン(国民)から求められている要素が満たされなければ、タイトルマッチの挑戦権は永遠に得られません。

そこで、“我が国を代表するヒール”小池百合子さんと「 国境なきヒール軍団 」を結成して、是非とも国際政治フィールドで大暴れして頂きたいと思います!

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

永遠のタブー ……

ヘアメイク時代の想い出(1995年頃)。

撮影で意気投合したアメリカ人モデルさんと、撮影後に“六本木へ繰り出そ〜ゼェ〜”となりました。彼は初来日でありましたので、ジャパン撮影業界のしきたりや特徴etc.を一通り説明した後に、彼のプロフィール的お話をお聞きしましたところ、御出身は“ニューメキシコ州 ロズウェル”との事……………

“ニューメキシコ州 ロズウェル”と云えば、『 ロズウェル事件 』で余りにも有名な場所で御座いますので、ソノ件に関して質問致しましたら「世界中何処へ行っても、オレが“ロズウェル出身”と言った途端に、皆んなUFOの質問しかしねぇ〜んだよなぁ。」と若干嫌がりながらも、地元の興味深いお話を色々と話して下さいました。

 

『 ロズウェル デイリー レコード紙  ( 1947年7月8日 ) 』

 

先ず『 ロズウェル事件 』を雑にオサライさせて頂きますと、ロズウェル陸軍飛行場の公式プレス リリース(1947年7月8日)に於いて「第509爆撃航空群職員が、ロズウェル近郊の牧場から“破損した空飛ぶ円盤(Flying Saucer)”を回収した。」と正式発表。世界中が正におったまげましたら、直後に「第509爆撃航空群職員が先日回収したのは、“破損した空飛ぶ円盤(Flying Saucer)”ではなく、“破損した気象観測用気球”だった。」と再発表致しました。

ソノ後数十年に渡って、多くの関係者による証言や様々な画像が提供され、全世界的にケッコーな話題となりました。1997年6月24日、アメリカ空軍総司令部が「1947年にロズウェル近郊の牧場から回収された物体は、“極秘の調査気球”であった為に大きな誤解を招いた。」との公式報告書を発表して、事件は一応“公の終了”となりました。

因みに、一部の関連公式書類は情報開示請求によって公表されましたが、殆どの部分が“誤字&脱字多し”との理由で黒塗りブラインド状態であり、全くの“意味不明ドッチラケ書類”で御座いました。はたして、そんなに誤字&脱字が多いアタマの悪いお方が、“天下のアメリカ国防機関”に御就職可能なものでしょーか?……………

 

 

 

ところで私は、過去に3回“UFOらしき物体”を肉眼でハッキリと確認した経験が御座います。1970年代〜1980年代のお話でありまして、当時は“カメラ付携帯電話”出現以前故に、証拠写真不在なのが残念でなりませんが、それぞれの“UFOらしき物体”に限りなく類似した画像を、やっとこさネット検索で発見致しました……………

 

『 1975年頃、中学校の帰り道に学校付近で目撃した“UFOらしき物体”に限りなく類似した飛行物体 』

『 1980年頃、散歩中に自宅近所で目撃した“UFOらしき物体”に限りなく類似した飛行物体 』

『 1985年頃、ロケ帰りにパリ郊外で目撃した“UFOらしき物体”に限りなく類似した飛行物体。所謂“アダムスキー タイプ” 』

 

 

南米チリ政府はUFOの存在を公式に認めておりますが、主な先進主要国では以下の理由によって、UFO並びにエイリアンの存在を永遠に認めないのでは?と思われます。

✳️ 1 ) カトリック及びプロテスタント信者多数の国家が、UFO並びにエイリアンの存在を認めてしまうと、あらゆる側面で“宗教観の変更”を余儀なくされてしまう。

✳️ 2 ) 税金を高額軍事費に費やしている国家が、UFO並びにエイリアンの存在を認めてしまうと、“高額軍事費を注ぎ込んでも敵わない強敵”を認めた事になってしまう。

唯一の望みは、ヒラリー クリントンさんが「もしアメリカ大統領になったら、UFO並びにエイリアンの情報を全て公開します。」とマニフェストで仰っておりましたが、御存知の様に“ヘンテコな髪型のオッサン”にアッサリと負けてしまい、遂に唯一の望みも完全消滅してしまいました。

 

ところがコノ度、2017年を締め括るに相応しい“ビッグ ニュース”が、先日アメリカから到着(以下引用)……………

 

【 米国防総省の極秘調査から出てきたUFO映像 】( Newsweek )

<UFOやエイリアンの脅威を信じた米上院議員らの提案で発足したプロジェクト>

米国防総省に、未確認飛行物体(UFO)と地球外生命を調査する極秘のプログラムが存在したことがわかった。米軍兵士の目撃情報も明らかになった。国防総省によれば、この「先端航空宇宙脅威特定計画」は発足から5年後の2012年に終了したという。ニューヨーク・タイムズ紙が12月16日に明らかにしたこの計画は予算の打ち切りと共に終了したと国防総省は主張するが、支持者たちはまだプログラムは存在すると言う。以下は、今回明らかになった資料に含まれていた奇怪な目撃情報の一部だ。

UFOの目撃情報を調べるため、ラスベガスのビルを改築し、UFO由来とみられるあらゆる物質を保管できるようにした。報道によれば、合金やプラスチックが含まれているという。またこのビルの一画には、これらの物質に接触することで肉体的精神的な変化を体験したという人々を調べる場所もあった。この施設では、見たところ推進装置も揚力もないのに空中に浮いている飛行物体も目撃されている。( 2017年12月18日 )

 

『 アメリカ海軍機による撮影映像 ( 撮影日時その他詳細不明 ) 』

 

 

2017年も残り僅かとなってしまいましたが、2018年コソはUFO並びにエイリアンの情報公開が、例え僅かでも進展する事を切に願う変態オッサンでありました……………

当サイト プロデューサーの“秀津風親方さん”、当ブログの数少ない読者さん、そして世界中のメル友さん、本年も誠に有難う御座いました。

では皆様、良いお年をお迎え下さいませ!

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

 

結論なき論争 ……

過去に訪れた都市の中で、ニューヨークは特に好きな街でありましたが、あの“ヘンテコな髪型のオッサン”がアメリカ大統領になってからは、チョットだけ嫌いな街になってしまいました。

過去に訪れた美術館の中で、「 メトロポリタン美術館 ( ニューヨーク ) 」は特に好きな美術館でありましたが、コノ度チョットだけ嫌いになる事件が発生致しました(以下引用)。

 

【 少女を描いた絵画が「性的」? フランス人画家の作品撤去を求める署名、1万人が賛同 】( Buzz Feed NEWS )
メトロポリタン美術館にあるバルテュスの「夢見るテレーズ」をめぐって。

少女を描いた絵画作品が、子どもを性的対象することを美化しているーー。そうした理由から、作品を撤去するよう美術館に求めるネット署名が、アメリカで1万人の賛同を得ている。撤去が求められているのは、ニューヨークのメトロポリタン美術館に展示されている、フランスの画家・バルテュス(1908〜2001年)の作品「夢見るテレーズ」(1938年)だ。

バルテュスは、少女をモチーフにした作品を多く残していることで知られている。ここで描かれているのも、やはり少女だ。椅子に座った彼女はリラックスした表情で机の上に片足をあげており、スカートがめくれて下着が見えている。その横では、猫がミルクをなめている様子も。( 2017年12月9日 )

 

 

主に絵画や写真に関して、“猥褻(エロ)か芸術か?”の論争は昔から現代に至るまで世界中で交わされております。多くの場合はソノ作家さんキャリア全体を通して、過去に“反社会的”とみなされる表現活動があった場合は“猥褻(エロ)”と判断し、違う場合は“芸術”と判断する事で決着している様に感じます。

そもそも明らかに低俗な猥褻作品は、世論によって淘汰されて“アートシーン”に存在している可能性も少なく、所謂“芸術作品”と称される創造物に対して“猥褻(エロ)か芸術か?”の判断はヒジョーに難しい上に、ソノ論争自体に重要な意味があるとは思えません。ましてや「 メトロポリタン美術館 」の様な“超一流美術館”展示作品に対して、そんな論争が勃発して“1万人”もの署名が集まるとは、誠に信じ難い事件で御座います。

例えば1960年代〜80年代、“ヘアヌード”は我が国だけではなく多くの国々で公開が認められておりませんでしたが、今現在は芸術表現の一つとして立派に市民権を得ております。何もかもOKにしてしまうのが良いとは決して思いませんが、芸術やファッション分野に於ける表現方法は、時代と共に“進歩&オープン化”するべきであり、よって今回の事件が、“時代錯誤甚だしい愚行”に思えるのは私だけでしょーか?……………

 

『 ダンス / アンリ マティス  1910 』

『 ヌード、観葉植物と胸像 / パブロ ピカソ  1932 』

『 アビニヨンの娘たち / パブロ ピカソ  1907 』

 

古今東西、歴史に名を残す画家さんや写真家さんにとって“ヌード”は極めて重要なモチーフでありました。

ソレは文字通り“裸”という人間のミニマム状態が、五感に訴えるインパクト大だからで御座います……………

 

『 撮影 : ハーブ リッツ ( Herb Ritts )  1989 』

『 撮影 : ヘルムート ニュートン ( Helmut Newton )  1992 』

『 撮影 : ジャンルー シーフ ( Jeanloup Sieff )  1982 』

 

上記、バルテュスさんの古典絵画からジャンルー シーフさんの現代写真に共通しておりますのは、“溜息が出るほどの美しさと存在感”であります。

“何を感じるか?”は、人間が100人集まれば“100通りの解釈”があって然るべきで、ソレこそが芸術の魅力(多様性)で御座います。もしも、「 メトロポリタン美術館 」に展示されているバルテュスさんの絵画『 夢見るテレーズ 』が嫌いならば、2度と「 メトロポリタン美術館 」に行かなければ良いだけの話であり、“性的”だとか“卑猥”だとか仰って署名運動を行うのは、“先進資本主義国”として如何なものかと……………

 

『 撮影 : ニコ ( Nico )  2012 』

 

✳️ 「芸術に求められるのは“潤いとエロス”である。」by 変態オッサン!

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

ポルノ王 VS 変な髪型王 ……

本日は冒頭から引用にて失礼致します(以下引用)。

 

【 ポルノ王がトランプの首に11億円の懸賞金!】( Newsweek 日本版 )

米アダルト雑誌「ハスラー」の発行人でポルノ業界の重鎮のラリー・フリントが、10月15日付けのワシントン・ポストに驚きの広告を出稿したのだ。

「 トランプを弾劾に追い込むタレこみに1000万ドル!」

同紙の日曜版に掲載された全面広告には「ドナルド・トランプの弾劾と罷免につながる情報の提供者に、最大1000万ドル(約11億円)を与える」という文言が謳われている。広告を掲載したワシントン・ポストは記事としてもこのニュースを取り上げている。

民主党支持者のフリントがこのようなアクションを起こすのは今回が初めてではない。フォーチュン誌によると、フリントは1970年代から「議員の不倫関係の証拠提供者に最大100万ドルを支払う」と掲げていた。カリフォルニア州知事選に出馬したこともある。2012年の大統領選で共和党の候補者だったミット・ロムニーの納税申告の不正を暴くなど、右派政治家の私利私欲に走った政権運営を暴露するムーブメントを先導してきた。そのため、保守派からは疎まれる存在として知られる。( 2017年10月16日 )

 

ラリー フリントさん( 本名 : Larry Claxton Flynt , Jr.  1942〜 )は、成人向け男性誌『 Hustler ( ハスラー ) 』の創刊者として誠に有名なお方で御座いますが、『 Hustler 』はライバル誌であります『 PLAYBOY 』や『 PENTHOUSE 』に比べて“露骨な性表現”をウリとしており、故にラリー フリントさんは世界中で“ポルノの帝王”と呼ばれ、御自身の半生が映画となった程のパワー セレブであります。

 

『 THE PEOPLE VS. LARRY FRYNT / 監督 : ミロシュ フォアマン , 主演 : ウディ ハレルソン  1996 』

 

ジャーナリズムの中心に居る人間が、自分の足でネタを探すのではなく、上記の様に“ゴシップ情報を金銭で募集する”のが妥当か否か?……………は別として、ラリー フリントさんは自らが被告である“猥褻事件裁判 ( 1978 )”に出廷の際、反対派の銃撃を受けて下半身麻痺の後遺症を負いましたが、ソノ後も自らのポリシーを貫く謂わば“骨太ジャーナリスト”でもあり、大物議員の不正を暴いた実績も複数回御座います。よって今回の暴挙も、“ラリー フリントさん流メッセージ”として注目に値すると思います。

と言いますのは、「トランプなんかが大統領になったら、オレはさっさとカナダに移住するよ。」と仰っていたニューヨーク在住アメリカ人メル友が、最新メールによれば「おそらくトランプは罷免されるので、オレはもう少し様子を見る事にしたよ。」との御言葉。

 

つまり可能性としては極めて低くとも、“トランプ大統領は任期途中で罷免される”と信じているアメリカ国民が、相当数存在するのは事実であります……………

 

 

当ブログ(旧ブログ時代も含む)は、徹底して“反トランプ主義”を貫いております。何故ならばドナルド トランプさんは“実業家としては超一流”、“悪役レスラーとしては一流”でありますが、“大統領としての資質は皆無”であると考えるからで御座います。

例えば、我が国にとって最大の“防衛懸念事項”である「 北朝鮮問題 」に関しましても、本来は“ジャパンと北朝鮮の問題”なのでありますが、ドナルド トランプさんのお陰で、現実的には“アメリカと北朝鮮の問題(但しジャパンに影響大)”にすり替わってしまいました。

 

つい先日、ドナルド トランプさんが被災地を訪問した映像を拝見致しましたが、改めて“ホントーに頭もセンスも悪いオッサンだなぁ”と呆れてしまいました。やはり“絶対にアメリカ大統領になってはいけなかった人”であり、アノ様なお方がアメリカ大統領になり得たのは、「 イギリスのEU脱退問題 」に端を発した特有の“世界的ムーブメント”が根底にあったからだと考えます。

つまり“何を求めるのか”ではなく、“現状と真逆の環境ならば良い”という(主に若者を中心とした)“新しいイデオロギー”で御座います……………

 

 

ところで元々争点が曖昧な上に、更に“何でもアリ”の様相が加わった感があるジャパンの「 衆議院議員総選挙 2017 」。各政党代表さんの主張を聞けば聞く程に、何故か“興味が削がれる”のが最大の特徴かと思われます。

そんな「 衆議院議員総選挙 2017 」で何かと話題の小池百合子さん。実は小池百合子さんとドナルド トランプさんには、興味深い共通点があるのを御存知でしょーか?……………

 

✳️ 御二人共に“他人にケンカを売るのが大好き”でありまして、しかも残念ながら“ケンカを売る相手”及び“ケンカを売るタイミング”が、殆どの場合に於いて“間違っている”点で御座います。

 

 

確かに小池百合子さんはスター性があり、かつ“己の演出がヒジョーに巧みな政治家”ではありますが、選挙運動の大舞台で「 排除 」というワードを発した瞬間に、小池百合子さんは“全ての有権者にケンカを売ってしまった”と感じた変態オッサンであります……………

 

因みにドナルド トランプさんが、もし「 駐日アメリカ大使 」に長女イヴァンカさんを任命して下さるのならば、私は“元ヘア ドレッサー”として、ドナルド トランプさんの変な髪型に関する“あらゆる相談”に応じる所存で御座います!

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

変な髪型のオッサンが世界を振り回す悪夢 ……

旧ブログでは何度か申し上げましたが「 イギリスのEU離脱 」と「 トランプ大統領誕生 」には幾つかの共通点が御座います。例えば、どちらも後日になって“大規模な反対デモ”が開催されたり、投票自体に異議を唱えたりと反対運動が“未だに根強く進行中”という点であります。

コレは“現状を打破してくれるなら何でも(誰でも)良かった”事を強く意味しており、よって「EU離脱賛成側が勝ったと云うよりも、EU離脱反対側が負けた。」並びに「ドナルド トランプさんが勝ったと云うよりも、ヒラリー クリントンさんが負けた。」と言った方が正しいかと思われます。

残念ながら“もはや過半数が民主主義(民意)とは限らない”のが最新グローバル スタンダードであり、折しもヨーロッパとアメリカでほぼ同時に証明されてしまったので御座います!

そんな渦中の“超一流悪役レスラー”ドナルド トランプさんの近況は(以下引用)……………

 

【 トランプ米大統領、支持率37% 就任以来最低の水準に 】(CNN)

米国のドナルド・トランプ大統領の支持率が37%と1月下旬の就任以来最低の水準となったことが21日までに分かった。不支持の割合は58%だった。調査会社ギャラップが明らかにした。トランプ大統領の支持率はこれまで40%台の半ばあたりを上下していた。
支持率の下落は、医療保険制度改革(オバマケア)の撤廃に向けて共和党が提示した法案や、裁判所からの反対に直面している入国禁止令などに対する国民の不満を表しているといえそうだ。トランプ氏はまた、オバマ前大統領が大統領選時にトランプタワーに盗聴を行ったと主張しているが、これまでのところ具体的な証拠は提示していない。
ギャラップは、トランプ大統領の仕事ぶりについての支持・不支持を日々追跡している。全米の成人約1500人に電話インタビューを行っており、誤差はプラスマイナス3パーセントポイント。(2017年3月21日)

 

上記の記事を読んで誤解して頂きたくないのは、ドナルド トランプさんが“ニュー バージョン入国禁止令”を発動して、またしても連邦地裁の一時差し止めを命じられたり、オバマ前 大統領さんに盗聴されたと“被害妄想劇場”の座長を務めて失笑されたり、はたまた各国首脳との会談に於いて“反則技の連発”によりノーコンテスト試合が続いたりしても、“ウォール街の株価は一貫して上昇傾向”にあるという事が重要なのであります。

結局のところ、ドナルド トランプさんは公約を粛々と遂行中で御座いまして、多少の支持率低下はあっても全ての作戦は極めて順調、そして予定通りに“国民の支持を得ている”訳であります。しかし、そんな“計算高いドナルド トランプさん”にも予想外のウイークポイントがあるとしたら、私はソレが他ならぬ「 Twitter 」ではないかと思っております……………

 

ドナルド トランプさんは1946年6月14日のお生れですから、今現在は70歳でありまして私より16歳もお年上で御座います。つまり、コミュニケーション手段として主に“電話&手紙”を使用してのマンツーマン コミュニケーションを主流としていた世代であり、故に「 Twitter 」を使用してのマス コミュニケーションに対しては違和感を持つのが当たり前かと思われます。

因みに私の場合、マスに向けて発信したいメッセージはブログやSNS等の手段を使用致しますが、一度ブログやSNSで発信したメッセージであっても、アフター フォローは出来る限りメールや電話を使用してマンツーマン コミュニケーションで行います。ところがドナルド トランプさんの場合は、御自身が「 第45代 アメリカ合衆国大統領 」という“超特別なお立場”で、しかも“電話&手紙”世代であるにも拘らず「 Twitter 」を最も身近なメッセージ ツールとして使用し、今のところは「 発信 〜 炎上 〜 受信 〜 再炎上 」と巧みに操作していらっしゃいますが、いつの日かソノ「 Twitter 」に“足元を掬われる”様な気が致します。

 

何れにしてもドナルド トランプさんは“超一流悪役レスラー”でありますから、芸風がヒジョーに分かり易い上にスター性が飛び抜けております。ですから“三流ベビーフェイス レスラー”である我が国の首相さんに比べると、先進国のフロントマンとして世界に与える影響は強大で御座いますが……………

コノ調子でウォール街の株価が上昇し続ければ、来年の今頃は“ドナルド トランプさんの髪型が全米大ヒット(?)”かと思うと、今夜も怖くて眠れない変態オッサンでありました。

 

( 画像は全てネットから拝借。)