ティム クック船長の行く末 ……

Appleさんは10月30日、ニューヨーク、ブルックリンに於いてスペシャル イベントを開催致しました。

華々しく発表されたのはMacBook Air、Mac mini、iPad Proのニュー モデルでしたが、世界中の“Apple信者”からは相変わらず熱狂的に迎えられ、既に発売済み製品に関する評判は、我が国に於いても“おおむね良好”で御座います……………

 

 

新型 iPad Pro

 

新型 Mac mini

 

 

しかしながら、iPadのニュー モデル発表は“マスト ルーティーン”だとしても、サプライズ的な謂わば“隠し球”がMac Book Airのニュー モデルだった点には、正直なところ“期待外れ”だと感じたApple ユーザーも多かったのではないでしょーか?……………

 

 

新型 Mac Book Air ( ゴールド )

 

 

本来ならば“最廉価版”であるべきエントリー クラスのMac Bookですら、高価格帯(¥142,800〜税別)になってしまった今、真の“最廉価版”はMac Book Air(¥98,800〜税別)でありますので、より若いユーザーを取り込んだり、教育現場での普及を拡大したいAppleさんにとっては、確かにMac Book Airは極めて重要な商品には違いありません。

 

 

新型 Mac Book Air ( シルバー )

 

 

しかしながら、超一流プロデューサーであるティム クックさん ( CEO )や、天才デザイナーであるジョナサン アイブさん ( チーフ デザイン オフィサー ) を擁する“史上最強企業”が、大手PCメーカー ライクにマイナー チェンジを繰り返し、エントリー モデルを延命し続けるとは考え難い上に、世界中の“Apple信者”がソレを許すとは思えませんので、最近のAppleさんには“何かの暗示”すら感じます……………

 

 

因みに当ブログでは、旧ブログ時代も含めて過去に“以下の3点”を指摘させて頂きました。

❇️ 1 ) Appleさんが“倦怠期真っ只中”である事。

✳️ 2 ) スティーブ ジョブズさん時代のAppleは、あくまでも“株式会社スティーブ ジョブズ”であり、“株式会社ティム クック”への会社変更には“大きな軌道修正”が必要である事。

✳️ 3 ) 1970年代〜1990年代と違って、“イノヴェーティヴな企業”が生き残るのは困難な時代であり、“IKEAさん(低価格帯)路線”か“エルメスさん(高価格帯)路線”が企業安泰のセオリーである事。

 

 

Appleさん“最大のジレンマ”は、声高らかに「 PCが必要ない時代の到来 」を謳っておきながら、自らがPCをメイン アイテムの一つに据えている現実だと思われますが、ソノ構図はかつてSONYさんが“世界最大手のレコード会社”を抱えるが故に、著作権問題etc.で“デジタル ミュージック プレイヤー”ジャンルへの参入に躊躇して、AppleさんのiPodに大敗を喫してしまったのと似ている様な気が致します。

 

はたして、Appleさんの“選択肢”は如何に(以下引用)……………

 

 

【 アップルは「マス市場」を捨て、高級ブランドになろうとしている 】( WIRED )

天文学的な額の手元資金を保有し、高級ブランドとしての地位を固めようとするアップルは、テック界の風雲児というよりは小売業界の大物だ。両者の境界は曖昧かもしれないし、究極的にはどちらであってもたいした意味はないのだろう。

しかし、アップルの変化は、米国のテック産業の変遷を象徴している。テック業界はもはやイノヴェイターたちが集まるところではなく、限られた数の巨大企業が、自分たちだけに意味のあるお題目を唱えている場所になってしまった。世界はいまや、変えるためのものではなく、そこから利益を絞り取るためのものなのだ。( 2018年11月7日 )

 

イタリア、ミラノに出現した「 iPhone Xs 巨大広告 」

 

 

✳️ 変態オッサンの総括(妄想)。

Appleさんは、3年以内に“ゴールドやプラチナ ケース製”iPhone並びにApple Watchを専門に扱う「 Apple プレステージ ストア ( 仮称 ) 」を、世界主要都市に出店する。

つまり、“HERMESさん(高価格帯)路線”を突き進むので御座います!

 

最後に、そんなAppleさんの“高級フェロモン大放出CM”をどーぞ御覧下さい……………

 

『 iPhone Xs / iPhone Xs Max CM  ( 2018 ) 』

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)