本日は冒頭から引用で失礼致します(以下引用)。
【「007」最新作からダニー・ボイル監督が降板 】( 映画.com )
ダニエル・クレイグが主演する「007」シリーズ最新作「ボンド25(仮題)」から、ダニー・ボイル監督が降板したことが明らかになった。Twitterの「007」公式アカウントで、プロデューサーのマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリ、クレイグが連名で発表した。降板はボイル監督の決断で、クリエイティブ上の意見の相違が原因だという。
「ボンド25」は今年12月に英パインウッド・スタジオでクランクイン、全英公開が2019年10月25日、全米公開が19年11月8日の予定だったが、今回の降板が撮影・公開スケジュールにどう影響するか、まだ明らかになっていない。( 2018年8月23日 )
「 ロンドン オリンピック 2012 」開会式の演出でも話題となったダニー ボイルさん ( Danny Boyle : イギリス , 1956〜 ) が監督に決定した際に、個人的には“アレ?”と違和感満載でありましたので、降板したと聞いて“ヤッパリ”というのが率直な感想では御座いますが、余りにもタイミングが“悪過ぎ(遅過ぎ)”ます。
現時点で“新監督並びに新方針”が決定していない以上、“2019年10月25日イギリス公開”は絶望的かと……………
『 BOND25 / 主演 : ダニエル クレイグ , 監督 : 未定 2019年公開予定 』
ここで、改めて『 007 』シリーズ若干のオサライをするに当たり、先ずは以下の3作品を“独断と偏見”によって、現代に於ける「 世界3大スパイ映画 」とさせて頂きます。
❇️ 『 007 』シリーズ ( 1962〜 )
原作 : イアン フレミング , 監督 : テレンス ヤング他 , 主演 : ショーン コネリー他……………
『 SPECTRE / 監督 : サム メンデス 2015 』
❇️ 『 ミッション : インポッシブル 』シリーズ ( 1996 〜 )
原作 : ブルース ゲラー , 監督 : ブライアン デ パルマ他 , 主演 : トム クルーズ……………
『 Mission : Impossible ー Fallout / 監督 : クリストファー マッカリー 2018 』
❇️ 『 ボーン 』シリーズ ( 2002 〜 )
原作 : ロバート ラドラム , 監督 : ダグ リーマン他 , 主演 : マット デイモン他……………
『 ボーン アルティメイタム / 監督 : ポール グリーングラス 2007 』
上記「 世界3大スパイ映画 」の内、トム クルーズさんプロデュース兼主演の『 ミッション : インポッシブル 』シリーズは、スタントマンを一切起用せず“トム クルーズさん自身”による危険極まりないアクションがウリであり、作品毎にエスカレートする“アクション難易度”は、もはや“全盛期のジャッキー チェンさん状態”……………
思わず“トム クルーズさんのお身体”が心配になってしまいますが、良い意味でも悪い意味でも、トム クルーズさんの“身体が続く限り”は魅力が担保されている作品シリーズであります。
主にマット デイモンさん出演の『 ボーン 』シリーズは、諜報組織に裏切られて記憶を失った“元スパイ”が主人公。“ミステリー色”が強いストーリーに加えて、ドキュメンタリー ライクでストイックな“アクション美”をウリとしています。
謂わば『 ミッション : インポッシブル 』シリーズの様な“お約束”が無い点が、『 ボーン 』シリーズ最大の特徴とも云えます。
対して“老舗”『 007 』シリーズは、長い伝統故に観客が求めるハードルも極めて高く、他2シリーズに比べて制作上の自由度も制限されてしまうデメリットが……………
即ち“監督にとってのウマ味”に欠け、例え“大御所”又は“超売れっ子”の監督さんであっても躊躇してしまうのが正直なところ。
つまり『 007 』シリーズは“岐路”に立たされており、何らかの“刷新”が早急に必要なのであります。よって今回の“ダニー ボイルさんドタバタ降板劇”も、『 007 』シリーズが“過渡期”にあるのを象徴した出来事だと感じます。
そんな『 007 』シリーズの“背景事情”に関連した、誠に興味深い報道を発見(以下引用)。
【 イドリス・エルバ、世界は“黒人ジェームズ・ボンド”を受け入れる準備ができていない 】( シネマトゥデイ )
6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグの後を継ぎ、7代目に就任するのではとのウワサが浮上しているイドリス・エルバだが、『007』シリーズに興味はあるものの、世界の映画ファンは黒人のボンドを観たくないのではと思っているそう。
ボンド役を継ぐのではという話を「ただのウワサだ」と一蹴したエルバだが、オファーが来れば検討するという。「素晴らしい役だから、検討しないだなんて言うはずがない」「だが(オファーを受けるかは)その時の状況による。理由があるんだ。ダニエル・クレイグはボンドを完璧に演じているし、彼にあともう1作あるって考えると、後継者を探す時には正直僕では年齢が合わないと思うんだ。だけど誰もが欲しがる役だよね」と述べていた。( 2018年8月25日 )
過去“次期ジェームズ ボンド候補”にラインナップされた俳優は数多く存在致しますが、“信憑性の高い噂話”に登場した黒人俳優は、おそらくイドリス エルバさんが最初かと思われます。
イドリス エルバさん ( Idris Elba : イギリス , 1972〜 )
❇️ ところで、私が勝手に考える“ジェームズ ボンドの条件”。
ー “ユーモアセンス”と“プレイボーイ資質”を併せ持った40代男性 ー
現行のダニエル クレイグさんは、ジェームズ ボンドに“新たなアクション イメージを取り込んだ俳優”として高く評価されますが、残念ながら“ユーモアセンスに著しく欠けた感”があり、ジェームズ ボンド役の“ライトスタッフ”とは言い難いのも現実。
ジェームズ ボンドを“リニューアルする必要性”に迫られている『 007 』制作陣としては、ダニエル クレイグさんの後任に関して“サプライズ”を用意しているのかも知れません……………
( イドリス エルバさんは2017年にアジア各国で修行し、キック ボクサーとしてもデビュー。)
❇️ 因みに、“ジェームズ ボンド俳優の非公式規定”。
ー “イギリス”もしくは“イギリス連邦加盟国”の国籍所有者に限る ー
いつの日か“日系イギリス人ジェームズ ボンド誕生”を切に願う、2018年の変態オッサンでありました!
( 画像は全てネットから拝借。)
スパイ映画と言えば、007シリーズの初代ジェームズ ボンド役のショーン コネリーさん、誠に良かったですなぁ。何しろ初代ですから、彼が仰る様な“ユーモアセンス”と“プレイボーイ資質”を併せ持ったという、正にそのイメージをクリエイトしたということかと思いますが、日本では若山 弦蔵さんの吹替えがジェームズ ボンドの個性と実にマッチしていたと思います。
そうですか、もう7代目ですか。1代が約8年として56年という訳ですなぁ。イドリス エルバさん、日本人としては、次のジェームズ ボンドとして相応しい様にも思いますが、そうですか、世界的には映画ファンからは冷たい視線ですか…。
大改革の時期……………
私も同様にショーン コネリーさんが“No.1”だと思います!
因みに次は、ピアース ブロスナンさん。アノ方は、御自分が“古いタイプの2枚目俳優”だと熟知していたのが良かったデス。
ところで、もし私が「 007 」シリーズのプロデューサーならば……………
“ジェームズ ボンド役を女性”にして、補佐役のエージェントを“黒人男性”にします!!
ソレ位の刷新がなければ“老舗名門”は変わりませんし、“変える意味”がありません。