本日は冒頭から引用で失礼致します(以下引用)。
【 フランス大統領選は親EUマクロンが勝利 仏史上最年少の指導者誕生 】(Newsweek)
フランスで7日に行われた大統領選の決選投票は、超党派の市民運動「前進」を率いる親欧州連合(EU)の中道系候補エマニュエル・マクロン前経済相(39)が、EU離脱や反移民を掲げる極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首を破り勝利した。英国のEU離脱の選択をもたらしたポピュリズム(大衆迎合主義)のうねりに動揺していた欧州各国からは結果を歓迎する声があがっている。マクロン氏は、ナポレオン以降、フランスで最年少の指導者となる。また、カナダのトルドー首相に代わり、主要7カ国(G7)で最年少の首脳となる。(2017年5月8日)
当ブログのプロデューサーである“秀津風親方さん”が、事前に分析した通りの選挙結果だったのはサスガでありますが、何よりも“ヨーロッパで最も気に入らないオバサン”が落選なさった事により、最大の懸念事項であった「 国際政治、最悪のシナリオ 」が、取り敢えず“御蔵入り”になったのは誠にお目出度い限りであります。
ところで、コノ度『 第25代フランス共和国大統領 ( 並びにアンドラ公国共同大公 ) 』に御就任なさったエマニュエル マクロン(本名 : Emmanuel Jean-Michel Frédéric Macron,1977〜)さんは、ナポレオン 3世(ナポレオン ボナパルトの甥,1808〜1873)閣下よりも若い39歳で御座います。
しかも何と、今回の選挙がエマニュエル マクロンさんにとっては初選挙。正に“シンデレラ ボーイ”と呼ぶに相応しいフレンチ ニュー ヒーローの誕生であります。
しかしながら、このニュー ヒーローさん。政治経験ゼロというハンディキャップに加えて、過去の言動及び行動から判断するならば極めて“中途半端な政治家”とも云えます。例えば、自らは“中道左派”であると強調しながら、同時に熱狂的な「 毛 沢東 思想主義者 」でもあり、ソノ延長として現代中国の経済や政治姿勢を大絶賛しており、過去には「フランスの盟友(同盟)国として、イギリスよりも中国の方が遥かに重要だ。」との御発言で、ケッコーな物議を醸し出した経験をお持ちで御座います。
但しエマニュエル マクロンさんは、オランド政権下で『 経済、産業、デジタル大臣 』をなさっていた2015年に、通称「 マクロン法 」と呼ばれる“偉大な業績”を成し遂げたのですが、皆様は御存知でしょーか?偉大かつ斬新な「 マクロン法 」のヘッドライナーは……………
“デパート日曜日営業”の全面許可であります。
欧米諸国のデパートは本来“土曜日、日曜日は休業”がセオリーであります。フランスの場合は“日曜日営業は年間5日間のみ”と長年に渡って定められておりました。
ところが今現在、パリでは“フランス版東急ハンズ”の「 ベー アッシュ ヴェー ( Le BHV ) 」さんや……………
“フランス映画で御馴染み”の「 ギャラリー ラファイエット ( Galeries Lafayette ) 」さんや……………
かつてジャパンでも“銀座その他に存在”した「 プランタン ( Au Printemps ) 」さんや……………
私が在籍した“某ヘアサロン本店”向かいの「 ボン マルシェ ( Au Bon Marche ) 」さんも……………
“日曜日、絶賛営業中”でありまして、まるでジャパンのデパート並み“おもてなしサービス提供中”なので御座います。
因みに、奥様のブリジットさんは24歳年上。しかも昨今流行り(?)の“略奪愛〜離婚〜再婚”であり、エマニュエル マクロンさんは39歳の若さにも拘わらず、義理のお孫さんが7人もいらっしゃるそーデス。我が国では政治家にとって大ダメージとなる“略奪愛〜離婚〜再婚”さえ、フランスではむしろ“愛に一途な情熱家”としてイメージアップに繋がり、予想外の女性票を数多く獲得したのには驚きました。
考えてみれば歴代フランス大統領さんは、“隠し子問題”や“愛人問題”が発覚する度に、何故か女性からの支持率が上昇したという事実があります。
✳️ つまり“愛”さえ満ちていれば、何もかもが許されてしまうという「 ラテン民族 」特有の美学……………
今度生まれ変わるならば、是非とも「 ラテン民族 」に生まれたいと願う変態オッサンでありました!
『 パリ市庁舎前のキス / 撮影 ロベール ドアノー ( Robert Doisneau ) 1950 』
『 日曜日の恋人たち / 監督 ディディエ ル ぺシェール ( Didier Le Pecheur ) 1998 』
( 写真は全てネットから拝借。)