一流を育てる環境 ……

私がフランスに住んでおりました1980年代のお話。

当時フランスで“大統領よりも偉い”と言われていた職業が、“F1レーサー&サッカー選手”でありました。ソノ2職種に限っては、我が国で云う“確定申告”に関しても、何と“提出書類無し(口頭申告)でOK”とモッパラの噂で御座いました……………

結局のところ、ヨーロッパ人にとって“F1レーサー&サッカー選手”は“神に選ばれし特別な存在”であり、故に人々から特に尊敬されて羨望の的だった訳で御座います。ソノ“神に選ばれし特別な存在”になるのには、「 国際 スーパーA級ライセンス 」という運転免許証が必要であります。

 

因みに、1980年代の「 国際 スーパーA級ライセンス 」発給条件は確か……………

✳️ 1 ) 1ランク下カテゴリーで“前シーズン3分の2以上の完走率”がある場合。

✳️ 2 ) 2ランク下カテゴリーの“前シーズン国別チャンピオン”である場合。

✳️ 3 ) “メインスポンサー持ち込み”を条件として、特別にチーム代表者が申請した場合。

 

ヨーロッパの方々にとって3は、“地位をお金で買った”と揶揄されて評判が悪く、所謂“ペイドライバーさん”の人気度はイマイチで御座いましたが、時代が変わって状況も随分と変化致しました(以下引用)。

 

 

【 マッサ「来季ウイリアムズが新たに起用するのは”ペイドライバー”」】( motorsport.com )

今シーズン末でF1を引退したフェリペ・マッサは、ウイリアムズは”金銭面”を見て2018年のドライバーを選出していると語った。

ウイリアムズはランス・ストロールの同僚となる来季のドライバーの選定を行なっており、その候補者としてロバート・クビサやセルゲイ・シロトキンらの名が上がっていた。アブダビで開催されたピレリテストの結果、ウイリアムズの中ではクビサよりもルノーのリザーブドライバーであるシロトキンが最有力候補者となっているようだ。マッサはクビサが最有力候補から外れたことに対し次のように語った。「クビサも含め、チームが見ているのはドライバーが持つ資金力なのだから、僕は(クビサが候補から外れたことに対し)驚かないよ」( 2017年12月16日 )

 

 

F1ビジネスは、謂わば純粋スポーツとエンターテインメントを掛け合わせた“プロフェッショナル スポーツ”であり、チームの運営には年間“数百億円もの資金”が必要とも言われております。よってチーム オーナーさんにとって、“メインスポンサーを持ち込めるドライバーさん”は極めて魅力的でしょーし、例えば“大富豪の御子息ドライバーさん”や“ビッグ スポンサーを持つドライバーさん”を、そんな理由で過小評価するのもフェアじゃないと思います。

ソレよりも、現在ジャパンに於いて危惧するべきなのは、むしろモータースポーツを取り巻く“若手レーサー育成環境”かと……………

 

 

ジャパン独自のカテゴリーであるスーパー フォーミュラ( Super Formula : 2013〜 )は、コーナリングスピードがF1よりも速く、おそらくF1以下カテゴリーの中では“世界最高レベル”かと思われます。

ところが“国際ポイントが低い”為に、せっかく年間チャンピオンになったとしても「 国際 スーパーA級ライセンス 」が所得出来ません。つまり“世界最高レベルのステージ”が、決して“F1を目指す若手ドライバーさん登竜門”ではなく、失礼を承知で申し上げるならば、“F1から降格したドライバーさんの受け皿”となっている感が御座います……………

 

では、“国際ポイント”をアップする方法は?

年間スケジュールに、“外国開催レース”を数試合加えれば良いのであります。

 

但し、スーパー フォーミュラ主催者さんにしてみれば、外国開催はリスクと共に出費が大きく伴うので、ビジネスとして“ウマ味が少ない”のが現実かも知れません。ところが隣国の韓国並びに中国は、立派な国際サーキットを所有しながら国際レース開催には恵まれておらず、ヒジョーに困っているのが現状で御座います。ですから韓国と中国にとっても、スーパー フォーミュラの開催はきっとオイシイ話に違いありません。

 

 

ところでイギリスの工業大学では、学校側がF1チーム エンジニアのアルバイトを斡旋してくれて、授業単位としてもカウントしてくれるシステムがあり、“世界最高レベルのステージ”で働きながら学べる制度が、ポピュラーになりつつあると聞いた事が御座います!

 

昨今は卓球、バドミントンetc.若手ジャパニーズ アスリートが世界の頂点に立つ機会が増えて、同じジャパニーズとして誠に嬉しい限りで御座いますが、背景には選手層底辺である“ジュニア アスリート育成方法の充実”があるのでは?……………

対して“ジャパニーズ モータースポーツ”は、1980年代に比べて先細りする一方に感じて、明るい未来が見出せない変態オッサンでありました。

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

結論なき論争 ……

過去に訪れた都市の中で、ニューヨークは特に好きな街でありましたが、あの“ヘンテコな髪型のオッサン”がアメリカ大統領になってからは、チョットだけ嫌いな街になってしまいました。

過去に訪れた美術館の中で、「 メトロポリタン美術館 ( ニューヨーク ) 」は特に好きな美術館でありましたが、コノ度チョットだけ嫌いになる事件が発生致しました(以下引用)。

 

【 少女を描いた絵画が「性的」? フランス人画家の作品撤去を求める署名、1万人が賛同 】( Buzz Feed NEWS )
メトロポリタン美術館にあるバルテュスの「夢見るテレーズ」をめぐって。

少女を描いた絵画作品が、子どもを性的対象することを美化しているーー。そうした理由から、作品を撤去するよう美術館に求めるネット署名が、アメリカで1万人の賛同を得ている。撤去が求められているのは、ニューヨークのメトロポリタン美術館に展示されている、フランスの画家・バルテュス(1908〜2001年)の作品「夢見るテレーズ」(1938年)だ。

バルテュスは、少女をモチーフにした作品を多く残していることで知られている。ここで描かれているのも、やはり少女だ。椅子に座った彼女はリラックスした表情で机の上に片足をあげており、スカートがめくれて下着が見えている。その横では、猫がミルクをなめている様子も。( 2017年12月9日 )

 

 

主に絵画や写真に関して、“猥褻(エロ)か芸術か?”の論争は昔から現代に至るまで世界中で交わされております。多くの場合はソノ作家さんキャリア全体を通して、過去に“反社会的”とみなされる表現活動があった場合は“猥褻(エロ)”と判断し、違う場合は“芸術”と判断する事で決着している様に感じます。

そもそも明らかに低俗な猥褻作品は、世論によって淘汰されて“アートシーン”に存在している可能性も少なく、所謂“芸術作品”と称される創造物に対して“猥褻(エロ)か芸術か?”の判断はヒジョーに難しい上に、ソノ論争自体に重要な意味があるとは思えません。ましてや「 メトロポリタン美術館 」の様な“超一流美術館”展示作品に対して、そんな論争が勃発して“1万人”もの署名が集まるとは、誠に信じ難い事件で御座います。

例えば1960年代〜80年代、“ヘアヌード”は我が国だけではなく多くの国々で公開が認められておりませんでしたが、今現在は芸術表現の一つとして立派に市民権を得ております。何もかもOKにしてしまうのが良いとは決して思いませんが、芸術やファッション分野に於ける表現方法は、時代と共に“進歩&オープン化”するべきであり、よって今回の事件が、“時代錯誤甚だしい愚行”に思えるのは私だけでしょーか?……………

 

『 ダンス / アンリ マティス  1910 』

『 ヌード、観葉植物と胸像 / パブロ ピカソ  1932 』

『 アビニヨンの娘たち / パブロ ピカソ  1907 』

 

古今東西、歴史に名を残す画家さんや写真家さんにとって“ヌード”は極めて重要なモチーフでありました。

ソレは文字通り“裸”という人間のミニマム状態が、五感に訴えるインパクト大だからで御座います……………

 

『 撮影 : ハーブ リッツ ( Herb Ritts )  1989 』

『 撮影 : ヘルムート ニュートン ( Helmut Newton )  1992 』

『 撮影 : ジャンルー シーフ ( Jeanloup Sieff )  1982 』

 

上記、バルテュスさんの古典絵画からジャンルー シーフさんの現代写真に共通しておりますのは、“溜息が出るほどの美しさと存在感”であります。

“何を感じるか?”は、人間が100人集まれば“100通りの解釈”があって然るべきで、ソレこそが芸術の魅力(多様性)で御座います。もしも、「 メトロポリタン美術館 」に展示されているバルテュスさんの絵画『 夢見るテレーズ 』が嫌いならば、2度と「 メトロポリタン美術館 」に行かなければ良いだけの話であり、“性的”だとか“卑猥”だとか仰って署名運動を行うのは、“先進資本主義国”として如何なものかと……………

 

『 撮影 : ニコ ( Nico )  2012 』

 

✳️ 「芸術に求められるのは“潤いとエロス”である。」by 変態オッサン!

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

EDMの枠を超えた新世界 ……

iPhone等の端末に音楽を取り込む際は、“非圧縮インポート”を徹底している私は、必然的にネット配信ではなくCD購入の機会が増える訳でありますが、若い頃からチョット妙な“聴き方の法則”を持っております。

購入後数日間は、“電気信号が消えるのでは?”と心配になる程に聴き捲り、何故かソノ後数ヶ月間は“一切聴かない期間”に突入致します。そして再び聴き始め“1日当たりの再生回数が2回以上”となるアルバムが、私にとって“年間ベスト アルバム トップ3”にランクインする訳であります……………

 

そこで「 マイ ベスト アルバム 2017 」は、ダントツの差で『 FUNK WAV BOUNCE VOL. 1 / CALVIN HARRIS 』に決定で御座います!

 

先ずは“秀逸な完成度とユーモア”を併せ持った、誠にゴキゲンなCM(公式プロモーション ムービー)をどーぞ。

 

 

カルヴィン ハリス( CALVIN HARRIS : スコットランド, 1984〜 )さんと云えば、“DJ長者番付 世界第1位(2016年推定年俸 約70億円)”で余りにも有名なお方でありますが、テイラー スイフトさんの“元カレ”であったのは記憶に新しいところであります……………

 

 

そんなカルヴィン  ハリスさん。

以下の“超豪邸”をLAに約8億円で購入したかと思えば、すぐさま約10億円で売却して、ガッツリ儲けた“優秀不動産投資家”でもあり。

 

 

己の“ルックス&肉体美”を生かして、何と「 エンポリオ アルマーニ 」さんのワールド キャンペーンを務める“有名モデル”でもあり。

 

 

実に多彩な才能を持ったお方であるのは、疑いようもない事実で御座います……………

 

カルヴィン  ハリスさんを“DJ並びにプロデューサー”として捉えた場合、近代音楽シーンに於いて“EDM(エレクトロニック ダンス ミュージック)とR&Bの融合”を成し遂げた業績が多大であります。

同ジャンル先輩デヴィッド ゲッタ( David Pierr Guetta : フランス , 1967〜 )さんの“二番煎じ”と揶揄される事もありますが、カルヴィン ハリスさんのアプローチは更にキャッチーで、若い世代を中心としたミュージシャン(ジャンル問わず)に与える影響力は、デヴィッド ゲッタさんより強大な様に感じます。

因みに、我が国では“DJさん名義で発表されたアルバム”に対して、主に硬派な音楽ファンの方々から「DJは自らがキー プレイヤーではないので、単にゲスト ミュージシャンの力を集めたオムニバス アルバムだ。」と、“DJ並びにプロデューサー”を過小評価する傾向が御座います。

本作『 FUNK WAV BOUNCE VOL.1 』もフランク オーシャンさん、アリアナ グランデさん、ファレル ウィリアムスさんetc.今をときめく“超一流ミュージシャン”を豪華絢爛にフィーチュアしておりますが、それぞれの個性を最大限に引き出して、最終的には壮大な“カルヴィン ハリス ワールド”に昇華させた手腕は、正に現代を代表する“スーパー プロデューサー”に相応しく、あたかも70年〜80年代の“超大御所”クインシー ジョーンズ先生に匹敵する力量かと……………

 

少なくとも、向こう10年間の“EDM(クラブ ミュージック)シーン”に関しては、“カルヴィン ハリス ワールド”が圧倒的メインストリームになると断言させて頂きます。

 

 

ところで、“EDM”と聞いただけでオジサン達は敬遠しがちでしょーが、『 FUNK WAV BOUNCE VOL.1 』はR&Bをベースにした“80年代テイスト全開”の快作であり、むしろ変態オッサンと同世代(50代〜)にパワー プッシュしたいアルバムで御座います。

 

つまり、“オッサンに優しいEDM”という新ジャンルなのかも知れません……………

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

日常的AI ( Artificial Intelligence ) ……

SONYさんが1999年〜2006年に製造販売しておりました『 AIBO ( 人工知能搭載、犬型ロボット ) 』は、斬新な“商品ポリシー”と“ハイ テクノロジー”並びに“愛くるしいデザイン”によって、世界的大ヒットを記録し“SONY社員さんですら並んでも購入不可能”という、ケッコーな社会現象に発展致しました。

私が良〜〜く覚えておりますのは、某友人所有の『 AIBO 』が故障して銀座SONYビル リペアセンターに持ち込んだ際、女性店員さんが「“治療”には2〜3週間掛かりますが、重大トラブルではないので御心配なく。」と仰った事でした。つまり、ユーザーにとってはもはや“電気製品”ではなく“立派なペット”でありまして、ソノ心情を察した店員さんが敢えて“修理”ではなく“治療”と答えた誠にブラボーな御対応には、“さすがSONYさん”とエラく感心した記憶があります……………

 

初代『 AIBO ( ERS-7 )  1999 』

 

そんな『  AIBO 』の最新型が、先日SONYさんより発表されました(以下引用)。

 

【 新型aiboをソニーが発表。自ら好奇心を持った、生活のパートナーとなる犬型ロボット 】( engadget 日本版 )

2017年11月1日、ソニーが新製品発表会を開催。噂通り、新型のaibo(シリーズ名や発音も、前と同じ『あいぼ』です)を発表しました。形状も、前シリーズを継承した犬型です(ただし「犬型」と明言するのは今回が初めてとのこと)。モデル名は『ERS-1000』。プレフィックスのERSも、前シリーズを継承。本体カラーはソニー流の洒落か『アイボリーホワイト』。

発売日2018年1月11日、価格は19万8000円(税別)。ただし使用には別途「aiboベーシックプラン」への加入が必要。こちらは3年契約で、一括では9万円、分割では1月あたり2980円となります。( 2017年11月1日 )

 

https://youtu.be/sJciRIZQTg4

『 aibo オフィシャル プロモーション ビデオ / SONY  2017 』

 

『 aibo 』の商品的詳細や性能解説に関しましては、当ブログのプロデューサーであるデジタル マスター“秀津風親方さん”等にお任せするとして、本日はチョットだけ異なる視点からお話しさせて頂きます。

 

 

かつて私が“父親の介護”をやっておりました頃……………

高齢者の所謂“ボケ対策”として、“ペット(特に犬)”を飼うのが有効である事は世界的に知られておりますし、私の父親は元来犬好きでありましたので、父親が「 アルツハイマー ( しかも要介護 3 ) 」と診断された時点で私は“犬を飼ったら良いかも?”と思い付きました。しかも昨今“捨て犬問題”が社会に於ける重要課題となっておりますので、公共機関から無料で貰い受ければ捨て犬の“里親探し”にも貢献出来て、私にとって“一石二鳥なのでは?”と考えたので御座います。

ところが、既に父親は両足が不自由でありまして、もし私が犬の散歩に出掛けている間に父親が家で転んだら、自力で立ち上がれないばかりか重症を負う可能性さえも考えられます。よって、私の様に“1人で介護している場合”は基本的に犬なんぞ飼えない訳であります……………

 

そんな状況下の介護家族にとって、散歩不要のコノ『 aibo 』は正にピッタリな存在だと思います。

 

 

但し初代『 AIBO 』シリーズは、SONYさん商品ラインナップの中でも特殊な謂わば“ハイパー商品”であり、何度かモデル チェンジを敢行致しましたが、終始一貫して“極めて豪華なお値段”で御座いました。

残念ながら、ソレは今回の新型『 aibo 』も同様であります……………

 

✳️ そこで、変態オッサンから御提案申し上げます。

例えば“75歳以上の高齢者”がいらっしゃる家庭に限り、かつての「 ハイブリッド カー助成金 」の様な「 日常的AI助成金 ( 仮称 ) 」を適用して、『 aibo 』を“大幅割引き価格”で購入可能にしてみては如何でしょーか?

と云っても、我が国の“アノ首相さん”に対して“社会的粋な計らい”を期待しても全く無駄で御座います……………

 

✳️ ココはひとつ、SONY(平井一夫社長)さんに「 高齢者 aibo助成金 ( 仮称 ) 」を是非とも御検討頂きたいと思います!

 

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

Appleさんの優越と恍惚 ……

当ブログでは先月、私が“次期主力スマートフォン候補”としてAppleさんの「 iPhone X ( アイフォーン テン ) 」と、SAMSUNGさんから2018年に発売されるであろう「 Galaxy X ( ギャラクシー エックス ) 」のどちらを選択するかで悩んでいる旨をお伝え致しましたら、ソウル在住メル友から“例の「 Galaxy X 」発売は来年秋頃になるかも?”とか、地元在住知人から“某携帯キャリア ショップで美人店員さん発見”とか、東京在住友人から“「 iPhone X 」のFace IDは正に快適”etc.情報を多数戴き、誠に有難う御座いました。

戴いた情報をマジメに精査致しましたところ、今回は“僅差の判定”によって「 iPhone X 」の勝利となりまして数日前に入手、現在使用中であります……………

製品の詳細インプレッション並びに機能解説に関しましては、“デジタル系パワー ブロガーの方々”等が、既にネット上で多くの御意見を披露されておりますので、是非ともそちらを御覧頂きたいと思います。

 

そこで本日は“祝「 iPhone 」発売10年周年”を、極めて雑に総括させて頂きますが、先ずは初代「 iPhone ( 2G、ジャパン未発売 ) 」CMと最新「 iPhone X 」CM比較を……………

 

『 iPhone  2007 』

https://youtu.be/mW6hFttt_KE

『 iPhone X  2017 』

 

初代「 iPhone 」CMでは、“如何に直感的な操作が可能か”という点をアピールしており、ソレこそが現在にも続く“Appleさん最大のウリ”でありますが、対して最新「 iPhone X 」CMでは、“如何に多機能で便利か”という点をパワー プッシュしております。しかしながら、良〜〜く見ると何か違和感を感じませんか?……………

実は「 iPhone X 」CMでパワー プッシュされている機能自体は、ソノ殆どが、SAMSUNGさん他ライバル メーカーさんも採用している“既存の技術”でありまして、さして目新しいモノでは御座いません。Appleさんと云えば“先進”とか“斬新”というイメージが強烈ですが、実際には“既存の技術”を練りに練り上げ、“技術的完熟状態”で一気に発表する事によって、謂わば“後出しジャンケン”で相手を木っ端微塵に粉砕し、結果的に“絶対王者”となる戦法に長けているので御座います。

因みに我が国のSONYさん、SHARPさんは過去に“先勝”を継続した経験が災いして、コノ“後出しジャンケン”を若干苦手としている様に感じます……………

 

 

「 iPhone X 」は私にとって5台目のiPhoneとなりますが、デザインと質感、操作性その他諸々に於いて、間違いなく“歴代最高のiPhone”であると確信致します。

但し、余計なお世話でAppleさん事情を垣間見た場合、「 iPhone X 」はメイン パーツがSAMSUNGさん製で構成されており、フラッグシップ モデルの割には利益率が圧倒的に低いと聞いております。加えて、Appleさんが確立した“デザインと技術開発だけ自社で行ない、生産は別メーカーに丸投げする”というビジネス モデルが、今後数十年間も通用する保証は何処にも御座いません。

現に“ヘンテコな髪型の大統領”は、“アメリカの一流メーカーはアメリカ国内で生産するべし”をスローガンに掲げており、万が一そんな事態にでも発展したならば、Appleさん製品の価格は数倍に跳ね上がり、そして株価は数分の1に下落してしまうと思われます。

 

つまり、Appleさんが今回「 iPhone X 」で高級路線にシフトした作戦が、Appleさんの将来を大きく左右してしまうかも知れません……………

 

『 Apple Park ( アップル本社 : カリフォルニア州 クパチーノ ) 』

 

ところで「 iPhone X 」御購入予定の皆様に、変態オッサンから一つだけ御忠告申し上げます。

御購入後に、携帯キャリア ショップや公共施設の“高速Wi-Fi”を利用して初期設定を行うお方も多いでしょーが、最大のウリであるFace ID(顔認証機能)を設定する際には、ディスプレイに向かって“何度も顔を上下左右に振り回す行為”が必要となります……………

 

✳️ よって、周辺のお客様から見れば“ヒジョーに危ない人”そのものであり、場合によっては“110番通報”される可能性も御座います。くれぐれも御注意下さい!

 

 

 

( 画像1〜6はネットから拝借。画像7〜8は自身のスクリーン ショットより。)

コラボレーション新時代 ……

本日は冒頭から引用で失礼致します(以下引用)。

 

【 ランボルギーニ、自己回復する電動スーパーカー披露-MITと協力 】( Bloomberg )

アウトモービリ・ランボルギーニは6日、米マサチューセッツ州ケンブリッジで開催された会議でコンセプトカー「テルツォ・ミッレニオ」を披露した。イタリア語で「第3千年紀」と名付けられたこの車はマサチューセッツ工科大学(MIT)との3年間のパートナーシップにおける1年目の成果だ。ランボルギーニは車体の成型に使われるカーボンファイバーのパネルでスーパーキャパシターを製造する方針であるため、テルツォ・ミッレニオは自らの車体からエネルギーを引き出すことになる。つまり、車そのものがバッテリーになるということだ。

この車はさらに自らの構造の状態を継続的にモニターし、摩耗や損傷を検出できる。カーボンファイバー製の車体にある「回復作用を持つ化学物質」を含むマイクロチャンネルは、小さな亀裂を自動的に修復する。
同社はその上、インホイールモーターも開発する。これにより大型エンジンの必要性がなくなる。テルツォ・ミッレニオについては、想定価格もタイムラインも示されていない。生産モデルが入手可能になるまでは何年もかかるだろう。しかし、「値ごろ感」はランボルギーニが目指すコンセプトではないはずだ。( 2017年11月13日 )

 

 

私の記憶が正しければ、我が国が世界に誇る「 東京大学 」さんが、F1チームとアクティブ サスペンションを共同開発した経緯があったと思いますが(1990年頃)、“超画期的なコラボレーション”であったにも拘らず、ソノ後レギュレーション変更によって廃止されてしまい、残念ながらワールド トピックとはならなかった様な気が致します……………

 

ランボルギーニさんの親会社は“世界最大手 自動車メーカー”フォルクスワーゲンさんであります。よって、コノ手のプロジェクト最重要課題である“潤沢な資金”が担保されている訳で御座いますが、御存知の様にランボルギーニさんは“少量生産 高級スポーツカー メーカー”として、ソノ生産体制とイメージングを徹底している“極めて小さな企業”であります。そんなランボルギーニさんが、自動車関連企業ではなく、かの“世界最高知能”の一角「 MIT ( マサチューセッツ工科大学 )  」さんとタッグを組んだ事自体がエポックメイキングであり、故に、自動車メーカーとして将来を見据えた“ランボルギーニさんの本気度”が感じられます。

因みに『 Lamborghini Terzo Millennio 』に関しましては、上記以外にも2〜3点の欧米ネット記事を拝見致しましたが、私のつたない英語力ではイマイチ内容が把握出来ません……………

しかしながら、間違いなく以下の2点が“最大のキモ”かと思われます。

 

✳️ 1 ) 特殊なカーボン ファイバー製ボディーを“巨大な蓄電池”として使用する事により、大量の電力蓄積を可能とする。

✳️ 2 ) 特殊なカーボン ファイバー製ボディーは“自己治癒機能”を持ち、多少のキズやヘコミは“自然治癒”する。

 

変態オッサンが特に注目したのは、何と言っても“自己治癒機能”で御座います。私は工学的知識が全くありませんが、カーボン ファイバーが通電するという特性は知っております。但し、通電中のカーボン ファイバーが“自己治癒機能”を持つのは初耳でありまして、ましてや「 回復作用を持つ化学物質 」なんて、コレじゃ“まるでSTAP細胞”じゃー御座いませんか?……………

一部報道によれば『 Lamborghini Terzo Millennio 』は、“オーバー4億円”の予価で“5年以内の発売”を目指しているとも言われておりますが、仮に“オーバー4億円”のお値段であっても“自宅充電可能”に加えて、“キズ&ヘコミ生涯無縁”となりましたら、例えば、当ブログ プロデューサーである“秀津風親方さん”みたいなリッチなお方にとっては、むしろ“誠にお買い得なランボルギーニ”なのかも知れません。

 

 

改めて良〜〜く観察致しますと、やや“ガンダムっぽいデザイン”は確かに“秀津風親方さん”のお好みではありますが、正直なところコノ“激低”地上高は、ジャパンの道路事情ではチョット走行不可能かと……………

 

 

 

ところでランボルギーニさんは、「 ランボルギーニ トラットリーチ 」というトラクター製造メーカーもお持ちで御座います。

 

そこで近い将来、ジャパン“北の叡智”「 北海道大学 」さんと共同開発を行なって頂き、艶やかでファッショナブルな“Eトラクター”『 Lamborghini Hokkai Millennio ( 仮称 )  』なんぞを、是非とも発表して頂きたいと思います!

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

上等でスリリングな日常 ……

当ブログに於いては、“イタリア老舗ブランドを大改革したアメリカ人”としてヒジョーに有名なトム フォードさん( 本名 : Thomas Carlyle Ford  , 1961〜 )。

改めて雑にオサライをさせて頂きますと……………

1988年「 ペリー エリス ( Perry Ellis ) 」でファッション デザイナー としてデビューしたトム フォードさんは、1990年にニューヨークからミラノへ移って「 GUCCI 」に入社し、1994年「 GUCCI 」のクリエイティブ ディレクター(総監督)に就任。“オバサン向け老舗バッグ ブランド”だった同社を、世界有数の“トップ モード企業”に昇華させるという偉業を達成。

加えて、ソノ後10年間で“売り上げ約15倍アップ”を達成し、クリエイティブとマネージメントの両面で大成功を収めた、真の“ファッション ビジネス界レジェンド”で御座います。しかも2000年以降は、イブ サンローランを含むグッチ グループの“トータル クリエイティブ ディレクター”に就任。

2004年「 GUCCI 」CEOだったドメニコ デソーレさんと仲良く辞任。翌2005年にシグネチャー ブランド及び株式会社「 トム フォード 」を設立……………

と、ここまでは“単なるスーパー デザイナー”のサクセス ストーリーでありますが、トム フォードさんが“単なるスーパー デザイナー”と違うのは、シグネチャー ブランド設立と同時に何と“映画制作会社”「 フェイド トゥ ブラック 」も設立。監督デビュー作品『 シングルマン ( A Single Man )  / 原作 : クリストファー イシャーウッド  2009 』は、ヴェネツィア国際映画祭etc.で数多くの賞を受賞致しました。

 

 

 

そんな“宇宙No.1スーパー クリエイター”トム フォードさんが、監督並びに脚本を手掛けた第2弾作品『 ノクターナル アニマルズ ( Nocturnal Animals ) / 原作 : オースティン ライト  2016 』が現在我が国で公開中で御座います(以下引用)。

 

【 世界トップデザイナーによる監督最新作『ノクターナル・アニマルズ』、その着こなしを最速チェック! 】( dmenu映画 )

観客のイメージを左右しない“無印”の着こなし

グッチグループのクリエイティブ・ディレクターとして活躍し、ファッションデザイナーから映画監督へ華麗な転身を遂げたトム・フォードが、7年ぶりに発表した監督第2作『ノクターナル・アニマルズ』は、昨年のヴェネチア映画祭審査員グランプリを筆頭に多くの映画賞を受賞。現実の世界で暮らすヒロインが、小説に描かれた虚構の物語に没頭していくスリリングな構成もさることながら、映画の見どころは、ずばりファッション。今回は、コリン・ファース演じる大学教授のために自ら得意のブラックスーツをカスタマイズした前作『シングルマン』とは違い、トム・フォード・ブランドを一切封印しているのが注目点だ。( 2017年10月31日 )

 

 

“ファッションありきのヴィジュアル作品”ではなく、飽くまでも“日常のドラマ”として描く事に重点を置きながらも、かつスタイリッシュでスリリングな作品に仕上げるなんて荒技は、コノ地球上でトム フォードさん以外の誰にも決して真似出来ないのでは?つまり、一番の得意技である“自らデザインした衣装”を封印したばかりか、他の有名ブランドも殆ど使用せず、それでいて“ファッションが見どころ”の逸品に仕上げた手腕は、正に“トム フォード流”の一言に尽きると思います。

 

『ノクターナル・アニマルズ』 TOHOシネマズ シャンテ他、全国ロードショー上映中(C)Universal Pictures

 

 

ところで、変態オッサンがヘアメイクだった1996年のお話。

ブック(自身の作品ポートフォリオ)を持ってニューヨークのエージェントを廻りましたが、ソノ際にブッカーさんから「トム フォードを知っているかい?」と何度も聞かれた経験がありました。

今にして思えば、丁度トム フォードさんが「GUCCI 」のクリエイティブ ディレクターとして話題になっていた時期であり、“イタリアで奮闘中のアメリカ人を応援しよーゼ”的な、誠にハートウォーミングな雰囲気に包まれていた気が致します。

 

⬆️ ディレクター ビュー ファインダーを覗いて、熱心にフレーミング(構図) チェックをする“トム フォード監督”。

う〜〜ん、カッコ良過ぎ……………

 

因みに“テキサス出身のお方”は、やはり“テンガロンハット好き”の様で御座います!

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

次世代 QUEEN OF POP ……

最近は殆ど使われなくなったフレーズで御座いますが、1970年代〜1990年代迄は「 世界3大◯◯ 」とか「 KING ( QUEEN ) OF ◯◯ 」という表現が極めて一般的に使用されておりました(特に音楽業界)。強く印象に残る最後の使用例としては「 KING OF POP 」と呼ばれたマイケル ジャクソンさん。「 QUEEN OF POP 」と呼ばれたマドンナさんの御二人が双璧かと思われます。

 

2006年にアルバム『 Taylor Swift 』でデビューしたテイラー スイフトさん ( 本名 Taylor Alison Swift  : アメリカ , 1989〜 )。

 

 

私にとってテイラー スイフトさんは、かつて渋谷に存在した「 HMVビル 」で初めてポスターを拝見した時から、ヒジョーに気になっておりますヴォーカリストながら、未だにアルバムは1枚も所有しておりません(正確に言えば過去に1度購入して、未開封のまま友人に譲渡した経験アリ)。加えて、iPhoneその他端末に1曲も取り込んでおりません……………

何故ならば、彼女のミュージック フィールドが“カントリー ミュージック”だったからで御座います。

 

20代前半に所謂“飲み仲間”であったアメリカ人男性が、酒を飲むと毎度「何であんなモノ(カントリー ミュージック)がアメリカにあるのかねぇ?アレさえ無ければイイ国なんだけどねぇ。」と仰っておりました。ジャパン事情にも精通したソノお方によれば、アメリカに於けるカントリー ミュージックのポジションは「ジャパンで云えば演歌みたいなもんだよ。凄くポピュラーだけど“大嫌い”ってジャパニーズもケッコー多いだろ?」との御言葉。

私は中学生で洋楽にのめり込んで以来、ロック〜ジャズ〜クラシックを主軸としながらも“EDM系”、“アンビエント系”etc.とケッコー浮気を致しましたが、カントリー ミュージックだけはどーしても馴染めませんでした。

 

そんな“カントリー ミュージック期待の新星”としてデビューしたテイラー スイフトさん。失礼ながらデビュー当時は“ダサいネェちゃんテイスト炸裂”でありましたが、数年後“歴史的大化け”を敢行されてソフィスティケートされたスタイリッシュな女性に変貌……………

今ではスッカリ“アメリカを代表するファッション アイコン”となり、多種多様に渡った音楽性も相まって、名実共に“クイーン オブ ポップ”となりました。

 

 

“実生活のストレスをストレートにぶつけた歌詞(?)”には若干の違和感が御座いますが、世間に対するメッセージ インパクトの強さ並びにヴィジュアルを通して受ける印象は、決して“カントリー ミュージック”ではなく“ロック”そのものであります。

加えて、インスタグラムを利用して新曲の“ティーザー広告(チラ見せ広告)”を公開する手法は、若い世代のポップス ファンに幅広くアピールするには効果絶大で御座います(以下はオフィシャル フル バージョン)。

 

リードシングル第2弾『 …Ready For It? / Taylor Swift  2017 』

 

フックが強く中毒性が高いヒップホップ調の曲に、SF的ヴィジュアルを組み合わせた上記の新曲ミュージック ビデオは、我が国の“通常映画1本分の制作費”を軽〜〜く超えている誠に“豪華絢爛”な作品でありまして、ミュージック ビデオの“ハイエンド ファン”をも、充分に魅了する素晴らしい出来栄えであります。

 

ところで、かのローリング ストーンズさんは、デビュー50年以上を経過して、自らのサウンド ルーツである“ブルース”に回帰するアルバム『 Blue & Lonesome  2016 』を発表し、全世界で大きな話題となりました。ソレは謂わば“ニュー ブルース ミュージック by ローリング ストーンズ”と言っても過言ではありません……………

 

いつの日か“原点回帰”したテイラー スイフトさんが、“ニュー カントリー ミュージック by テイラー スイフト”を構築された際には、是非とも聴かせて頂きたいと願う変態オッサンで御座いました!

 

ニュー アルバム『 reputation / Taylor Swift  2017 』( 11月10日発売 )

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

広告写真の行く末 ……

旧ブログで以前、ヨーロッパ(特にフランス)で過敏になりつつある“CGリタッチによる広告規制”について取り上げましたら、男女それぞれの立場から様々な御意見を頂き誠に有難う御座いました。

 

ソノ際に問題となっておりましたのは……………

✳ 1 ) 「CGリタッチによって肌を美化した化粧品広告は、消費者に“使用すると誰もが美しい肌になる”との誤解を与えるもので、詐欺的要素が強く望ましくない。」

✳ 2 ) 「CGリタッチによって体型を補正したファッション広告は、消費者に無理なダイエットを促し、“健康被害に繋がる懸念がある”ので望ましくない。」

ソノ時点ではフランスを中心とした風潮でありましたが、つい先日“風潮ではなく法律として制定”されてしまい、話は更に複雑な様相に突入致しました(以下引用)。

 

 

【 商業写真でモデルの体型を加工したら…フランスで新法律が施行 】( HUFFPOST )

商業写真のモデルの体型を、フォトショップなどの写真加工ソフトを用いて修正した場合に、「photographie retouchée(修正写真)」というマークをつけることを義務付ける法律が、フランスで施行された。体型を細くしたり、肉付けしたりといった加工に適用される。「France24」など複数のメディアが報じた。

法案自体は2016年1月に議会で可決されていたが、10月1日から施行されることになった。違反した場合には、最大3万7500ユーロ(日本円で約500万円)の罰金が課されるという。フランス政府は、子どもたちや若者が晒されている”現実離れしたボディイメージ”を少しでも減らすための法律施行だとしている。( 2017年10月2日 )

 

 

私は、1982年〜1999年迄の17年間ヘアメイクを仕事としておりましたが、晩年は主にCMや広告が中心でありまして、化粧品会社さんのビューティー ショットも数多くやらせて頂きました。素人見には“一切手を加えていない写真”に見えても、実際には“眼球の白目をより白くする”とか、“肌をより滑らかにきめ細かくする”etc.の修正技術(CGリタッチ)は、1990年代既にポピュラーなテクニックとして採用されておりました。私の記憶によればアドバタイジング フォトの約80%、エディトリアル フォトの約40%がCGリタッチされていた様に思います。

そーやって創造された画像は、物理的には確かに“実態と違う付加価値”を伴って世間に露出する訳でありますが、「◯社の広告はいつも極端に写真が修正されているので、◯社の商品は信用出来ない。」と決めるべきは消費者側でありますので、はたして法律で規制するべき事案でしょーか?……………

 

例えば、ある画家が風景画を描いていると致します。

“電柱と電線が気になったので省略して描いた”としても、ソレこそが“画家としての個人センス”であり、クリエイターとして極めて真っ当な芸術表現だと考えます。ですから上記フランス案件に関しましては、商品がもし“医薬品(又は医薬部外品)の類い”であるならば理解出来ますが、ファッション性の高い商品に該当する今回の規制は、“クリエイティビティー”や“イマジネーション”といった広告の“最重要要素”を著しく削いでしまい、広告(並びに芸術表現)に大きな“足枷”を掛けてしまうのは間違いありません。

 

 

『 CHANEL No.5 / Photo : Baz Luhrmann , Model : Nicole Kidman  2005 』

『 CHANEL No.5 L’EAU / Photo : Karim Sadlit , Model : Lily-Rose Depp 2016 』

『 Dior DIORSHOW MASCARA / Photo : Craig McDean , Model : Ondria Hardin 』

『 LANCOME / Photo : Charles Helleu , Model : Emma Watson  2013 』

 

 

特筆すべきはコレが、“モードの本家フランス”主導で行われている規制である点。つまりフランスは、もはや“広告表現に於いて先進国から脱落”したも同然であり、よってフランス広告の魅力は、今後一気に急降下するかと思われます。

因みに、私のパリ在住経験から言わせて頂けば、フランスという国は“決定事項がエスカレートするお国柄”であります。ですからCGリタッチに始まった規制が、いつの間にか“商業モデルの美容整形禁止”に発展して、そして挙げ句の果てには「 整形インターポール 」的な組織が誕生し、“整形疑惑”のあるモデルさんや女優さんの情報管理を行うのでは?と、ヒジョーに心配になってしまった変態オッサンで御座います!

但しフランスは、“決定事項が長続きしないお国柄”でもありますが……………

 

 

『 SAINT LAURENT / Photo : Hedi Sliman , Model : Freja Beha Erichsen  2013 』

『 Calvin Klein underwear / Photo : Mario Sorrenti , Model : Christy Tarlington  2013 』

 

 

ところで、『 CHANEL No.5 L’EAU 』モデルのLily-Rose Depp(リリー ローズ デップ)さんは、かのジョニー デップさんとバネッサ パラディさん“元御夫婦”のお嬢様であり、何と“親子二代で天下のCHANELミューズ就任”という偉業を成し遂げました。

“親に迷惑をかける二世タレントさんが多い”我が国に比べると、“何かが決定的に違う”のかも知れません……………

 

 

✳ 今回使用させて頂いた写真は、飽くまでも“美しい広告写真の一例”として御紹介したものであり、決して“修正写真の一例”では御座いません。

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)

 

 

 

 

 

ポルノ王 VS 変な髪型王 ……

本日は冒頭から引用にて失礼致します(以下引用)。

 

【 ポルノ王がトランプの首に11億円の懸賞金!】( Newsweek 日本版 )

米アダルト雑誌「ハスラー」の発行人でポルノ業界の重鎮のラリー・フリントが、10月15日付けのワシントン・ポストに驚きの広告を出稿したのだ。

「 トランプを弾劾に追い込むタレこみに1000万ドル!」

同紙の日曜版に掲載された全面広告には「ドナルド・トランプの弾劾と罷免につながる情報の提供者に、最大1000万ドル(約11億円)を与える」という文言が謳われている。広告を掲載したワシントン・ポストは記事としてもこのニュースを取り上げている。

民主党支持者のフリントがこのようなアクションを起こすのは今回が初めてではない。フォーチュン誌によると、フリントは1970年代から「議員の不倫関係の証拠提供者に最大100万ドルを支払う」と掲げていた。カリフォルニア州知事選に出馬したこともある。2012年の大統領選で共和党の候補者だったミット・ロムニーの納税申告の不正を暴くなど、右派政治家の私利私欲に走った政権運営を暴露するムーブメントを先導してきた。そのため、保守派からは疎まれる存在として知られる。( 2017年10月16日 )

 

ラリー フリントさん( 本名 : Larry Claxton Flynt , Jr.  1942〜 )は、成人向け男性誌『 Hustler ( ハスラー ) 』の創刊者として誠に有名なお方で御座いますが、『 Hustler 』はライバル誌であります『 PLAYBOY 』や『 PENTHOUSE 』に比べて“露骨な性表現”をウリとしており、故にラリー フリントさんは世界中で“ポルノの帝王”と呼ばれ、御自身の半生が映画となった程のパワー セレブであります。

 

『 THE PEOPLE VS. LARRY FRYNT / 監督 : ミロシュ フォアマン , 主演 : ウディ ハレルソン  1996 』

 

ジャーナリズムの中心に居る人間が、自分の足でネタを探すのではなく、上記の様に“ゴシップ情報を金銭で募集する”のが妥当か否か?……………は別として、ラリー フリントさんは自らが被告である“猥褻事件裁判 ( 1978 )”に出廷の際、反対派の銃撃を受けて下半身麻痺の後遺症を負いましたが、ソノ後も自らのポリシーを貫く謂わば“骨太ジャーナリスト”でもあり、大物議員の不正を暴いた実績も複数回御座います。よって今回の暴挙も、“ラリー フリントさん流メッセージ”として注目に値すると思います。

と言いますのは、「トランプなんかが大統領になったら、オレはさっさとカナダに移住するよ。」と仰っていたニューヨーク在住アメリカ人メル友が、最新メールによれば「おそらくトランプは罷免されるので、オレはもう少し様子を見る事にしたよ。」との御言葉。

 

つまり可能性としては極めて低くとも、“トランプ大統領は任期途中で罷免される”と信じているアメリカ国民が、相当数存在するのは事実であります……………

 

 

当ブログ(旧ブログ時代も含む)は、徹底して“反トランプ主義”を貫いております。何故ならばドナルド トランプさんは“実業家としては超一流”、“悪役レスラーとしては一流”でありますが、“大統領としての資質は皆無”であると考えるからで御座います。

例えば、我が国にとって最大の“防衛懸念事項”である「 北朝鮮問題 」に関しましても、本来は“ジャパンと北朝鮮の問題”なのでありますが、ドナルド トランプさんのお陰で、現実的には“アメリカと北朝鮮の問題(但しジャパンに影響大)”にすり替わってしまいました。

 

つい先日、ドナルド トランプさんが被災地を訪問した映像を拝見致しましたが、改めて“ホントーに頭もセンスも悪いオッサンだなぁ”と呆れてしまいました。やはり“絶対にアメリカ大統領になってはいけなかった人”であり、アノ様なお方がアメリカ大統領になり得たのは、「 イギリスのEU脱退問題 」に端を発した特有の“世界的ムーブメント”が根底にあったからだと考えます。

つまり“何を求めるのか”ではなく、“現状と真逆の環境ならば良い”という(主に若者を中心とした)“新しいイデオロギー”で御座います……………

 

 

ところで元々争点が曖昧な上に、更に“何でもアリ”の様相が加わった感があるジャパンの「 衆議院議員総選挙 2017 」。各政党代表さんの主張を聞けば聞く程に、何故か“興味が削がれる”のが最大の特徴かと思われます。

そんな「 衆議院議員総選挙 2017 」で何かと話題の小池百合子さん。実は小池百合子さんとドナルド トランプさんには、興味深い共通点があるのを御存知でしょーか?……………

 

✳️ 御二人共に“他人にケンカを売るのが大好き”でありまして、しかも残念ながら“ケンカを売る相手”及び“ケンカを売るタイミング”が、殆どの場合に於いて“間違っている”点で御座います。

 

 

確かに小池百合子さんはスター性があり、かつ“己の演出がヒジョーに巧みな政治家”ではありますが、選挙運動の大舞台で「 排除 」というワードを発した瞬間に、小池百合子さんは“全ての有権者にケンカを売ってしまった”と感じた変態オッサンであります……………

 

因みにドナルド トランプさんが、もし「 駐日アメリカ大使 」に長女イヴァンカさんを任命して下さるのならば、私は“元ヘア ドレッサー”として、ドナルド トランプさんの変な髪型に関する“あらゆる相談”に応じる所存で御座います!

 

 

 

( 画像は全てネットから拝借。)