「 潮時 」という言葉は一般的に“物事を始める(又は終える)のに最も相応しい時期”として使われております。しかしながら本来は“潮が満ちる(又は引く)瞬間”という意味でありますから、ソレが“良い時期”という定義は若干希薄だとも云えます。
私自身の勝手な解釈による「 潮時 」は、後で己を振り返ってみて“今考えればアノ時、アノ瞬間(アノ言葉)に気付くべきだった”という極めて重大な“後悔事項”であります。ソレに関して誠に鈍感だった私は「 20代でチョットだけ成功 〜 30代で離婚、破産並びに廃業 〜 バイト人生 」となった事で身を以て経験した訳で御座います……………
要約致しますと、「 潮時 」とは人生に於ける“最重要 ターニングポイントの一つ”であり、しかも“後悔役に立たず”ライクな要素が強い瞬間でありますので、例え同じ言葉であっても特別なお方が仰った場合は、“天の声”として真摯に受け止めて「 潮時 」を決断する必要があります。
例えば(以下引用✖️2)……………
【 ホンダエンジンはストレートで死んでいるような音に聞こえる・・・ 】(TopNews)
「ホンダエンジンはストレートで死んでいるような音に聞こえる」これは9日(木)、今シーズン2回目のF1プレシーズンテスト(バルセロナ・サーキット)3日目午前中の走行時に、コースサイドで見ていたジャーナリストのジェームズ・アレンがSNSでつぶやいた言葉だ。(2017年3月9日)
【 アロンソ「勝てない理由はひとつ。それはホンダだ」】(TopNews)
フェルナンド・アロンソが、マクラーレンが抱える唯一の問題は「ホンダ」だと発言した。「ホンダはパワーも信頼性もない」(2017年3月9日)
因みに、『 F1 WORLD GRANDPRIX IN JAPAN 』を長年に渡って観戦している知人も「80年代はHONDAのエンジン サウンドが世界一美しかった。NA(自然吸気)、ターボ、ハイブリッド ターボの違いはあるにしても、ココ数年のHONDAサウンドは“ブタの鳴き声”みたいで酷いもんだよ。」と言っておりましたが、ジェームズ アレンさんは高明なモーター ジャーナリストであり、特にHONDAさん含めジャパニーズ自動車業界にも詳しいお方と解釈しております。
そしてフェルナンド アロンソさんは、何と御自身の地元に「 McLaren Honda ミュージアム 」を自費開設なさる程の“HONDAさんフリーク”としてヒジョーに有名なお方で御座います。
そこで誠に失礼ながら、変態オッサンからHONDAさんにお願いさせて頂きます……………
フェルナンド アロンソさん並びにジェームズ アレンさんより、シーズン直前の最も重要なコノ時期にコノ様な御言葉を戴いたからには、残念ながらHONDAさんは正にF1「 潮時 」かと思われますので、今シーズン限りで“勇気ある撤退”を御検討下さいます様、どーか宜しくお願い致します!
[ 実際にはスポンサーさんとの契約や、マクラーレンさんに対しての違約金問題もありますから、直ぐに撤退出来ないのは当然であります。但し、インディカー シリーズ( Indy Car Series : アメリカ )では、実質上エンジン ワンメイク レースに近いとは云え、HONDAさんは“絶賛大爆走中”であります。つまり、世界トップ カテゴリーのモータースポーツは何もF1だけでは御座いません。]
HONDAさんという企業は、伝統的に“実験的現場の最前線”に若いスタッフを配置する事によって、HONDAさん独自の人材育成を行なっております。しかしながら、今回のF1プロジェクトに関してはスタッフの経験不足が露呈した形となり、ディフェンディング チャンピオンである「 メルセデス AMG 」さんが、ベテランのトト ヴォルフさんをヘッドとして“チーム一丸”となっているのとは雲泥の差が感じられます。
もしかしたら、HONDAさんに代表される“我が国のモダン ビジネス モデル”自体が「 潮時 」なのかも知れません……………
( 画像は全てネットから拝借。)